2021年02月01日 月曜日
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『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』04.「緊急家族会議」
2話。
もうとにかく、現世で引きこもりだった主人公が、勇気を持って、いや酷く恐れながらも外の世界へと一歩踏み出す、このシーンがもう泣けるほど感動的。
作品全体のクライマックスでも良かったぐらい(ファンタジー要素がない現実引きこもりからの復帰物であれば、本当にそれで終わっていい)。
現実での主人公の姿を、ぼかしたり、まずまずの外見にしたりせず、かなり容赦のない表現にしているのが凄い。
ショタ好きのお姉さんたち離脱已む無し……いや、歴戦の勇士たる彼女たちはこのぐらいで挫けない?
3話。
弱い者いじめを行う悪ガキ共に、敢然と立ち向かうルディ。
現実では自身がいじめられる側であり、それに立ち向かう強い意志があったとは思えないので、これは異世界で強力な魔法力を得たことを後ろ盾に、初めて取れた行動なのか。
彼の話をまるで聞こうとせず、自身の「正義」を押し付ける父・パウロ。
それは確かに酷い態度なんだけど、対して真相をイヤミ混じりにゴリゴリ当てこするルディの態度もまた、褒められたものではない。
父親がまだバランスの取れた人格を持っていたから収まったものの、「恥をかかされた」という怒りにつながってしまえば、関係修復が難しくなったかも知れない。
主人公は、現実でもこういうトコロがあったんじゃなかろうか。
イジメをするロクデナシに理など認めないが、発端はそのイヤーな「正義」の物言いだったかも。
4話。
父・パウロ、叱り方に問題があったとしても、子供に道理を教えるのは親の義務……というところがあるから、楽しくて怒った訳じゃないのだろう、とか同情的に見ていたが、家庭内でメイドと浮気して子供作っちゃうのは論外(笑)。
まあ、現実とは違うファンタジー世界の話であり、子供の死亡率が高かったかも、だから、裕福であれば正妻以外との関係でも子孫を残すことはあったのかな。
それにしても、異世界転生物で、親が長く出てくることだけで珍しいが、そこにこんな生臭いエピソードを入れてくるってスゲエ。
崩壊しかかる家族の間を、無邪気さを装って繋ぐルディ。
ここには、引きこもっていたとはいえ現実で年齢相応に培われた知見が伺える。
根性の悪いところがあり、パンツ窃盗犯でさえあるが、イジメに立ち向かい、シルフィと誠実に向き合う主人公の心根は、真っ直ぐ。
現実でもっとそれを発揮できていれば……いや、その気持が正しく報われるとは限らないのが現実か。
「一生懸命に生きていきたいと思える、努力や勇気に応えてくれる異世界に転生した」のが、この作品で主人公が得た最大の転生ボーナスなのかな。
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2021年01月26日 火曜日
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『おそ松さん 第3期』16.「SANECOP/ナンマイダー襲来」
前半、久々登場の実松による『ロボコップ』パロディーは、なるほど、というぐらいだったけど、後半の『ゼイリブ』に驚く。
だいぶマイナーでしょ、この映画!
『遊星からの物体X』『ニューヨーク1997』のジョン・カーペンター作品とはいえ。
松野父とイヤミによる突然の殴り合いとか、そのまんま(ただ本物はシーンとしてずっと長く、それを今回父が「長い!」と突っ込んでて可笑しい)。
元の映画はラストがボンヤリしており、「ダメ人間のイヤミが洗脳装置を乗っ取ることで、地球人ばかりでなく侵略エイリアンまでダメダメにしてしまう」オチの方が、ずっと面白い。
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2021年01月20日 水曜日
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『ワンダーエッグ・プライオリティ』02.「友達の条件」
『101回目のプロポーズ』『高校教師』『ひとつ屋根の下』など、大ヒットドラマをいくつも生み出した野島伸司が、初めてアニメの原案・脚本を手掛ける。
そうなると、SFやファンタジーではない人間ドラマか?アニメに向いた内容になるのか?と思ったけれど、見てみれば不条理であり女子高生決死の戦いもあって、『まどか☆マギカ』や幾原邦彦作品に似た感触。
何故?どうして?という疑問を置いてきぼりに物語は進むが、ワケワカランで興味を失わせてしまわないのは、とにかく画面クオリティが高いから。
引きこもりヒロイン・アイの手足の細さ、いかにも運動を苦手としている動き方。
他のキャラ達と、体の作りまで描き分けられていて、非常に巧み。
少女達を追い詰める(抑圧する)バケモノの気持ち悪さ。
刃物を持ち飛び跳ねて追いかけて来る小型個体は、抑圧者から放たれ命さえ奪うほど少女達を傷つける、「言葉」「SNSの書き込み」など「悪意」ということなのか。
見慣れた学校が、危険に満ちた異空間になっている、この演出も上手い。
何となく見ていても面白いが、本来、作品内描写に対し能動的に意味を取りに行かないと理解しきれないのかも。
というか、つい「これはこういうことかな?」を考えてしまいがち。
アイは必要なだけ卵のミッションをこなし、友達を生き返らせることが出来るのか。
……普通ムリなんだけど、「死を受け入れる」のがゴールなのかな?
同じく喪った妹のため戦う少女と、新しく友達になって乗り越える?
いや、実は自殺したのはアイの方で……といった意表の突き方は、あんまりしないタイプの脚本家。
先が気になり、文句なく視聴継続。
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2021年01月19日 火曜日
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『回復術士のやり直し』01.「回復術士は、やり直す!」
原作小説未読。
失敗のあった人生をやり直す、リスタート物。
タイトルから主人公は回復術師なので、ダメージを受けた仲間たちに素早く施術し、何度でも戦いへと向かわせる能力がすごいのか……と思ったけど、回復相手の記憶や能力を自分のものに出来る特殊性があり、自分の体力的パワーアップも可能なようで、かなりチート。
酷い結末になった魔王との戦いをリセットしたい、のではなく、最悪の味方パーティーメンバーに復讐するのね。
『盾の勇者』もそうだったが、敵よりか本来味方なはずの面々が憎たらしいというの、一ジャンルをなす勢い。
割と直接的にエロなシーンがあり、驚く。
薬物使用もあるし、まあ深夜枠にふさわしい内容。
作画的には少々物足りないところもあるけれど、どういう形で復讐が行われていくのか興味あり、しばらく視聴継続。
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2021年01月18日 月曜日
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『ワールドウィッチーズ発進しますっ!』01.「宮藤、映画撮影しちゃいます?」
数えるのも大変な本数展開している『ストライクウィッチーズ』の、最新関連作品。
スピンオフ漫画を元にした、15分のギャグ。
OPで芳佳とひかりが顔を合わせるのは嬉しい、本編中でも見たいなあ。
キャラクターの描き方に違和感なく、行動言動ありそうで可笑しい。
基本的にファン向けのサービス内容なため、一見さんお断りの出来。
『文豪ストレイドッグス わん!』01.「文豪ストレイドッグスREAL」他
アニメが三期まで放送、映画化もされている人気漫画のスピンオフ作品を、アニメ化したもの……なのかな。
見る前から分かっていたことだけど、本編さえマトモに見てない自分に楽しめる訳などなく。
犬キャラになり、オス同士で仲間のお尻をクンクン嗅ぎ、ハアハアしつつ「危険な匂いがします」と言うシーンには、喜ぶ本編ファンの姿が浮かんでちょっと笑った。
『WAVE!!〜サーフィンやっぺ!!〜』01.「サーフィンやっぺ!!」
映画版が既に三章まで公開されている、メディアミックス作品。
そういえば映画のCMやってたっけ、ぐらいで印象に薄いが。
アニメ。
第一話では、泳げない主人公が、転校生男子との出会いを経てサーフィンを始めるまでが描かれた。
肝心の「サーフィンやっぺ!」と思うに至った切っ掛けは曖昧。
転校生が波に乗る姿を見て、自分もやってみたいと思った……のだろうけど、転校生を見つめる主人公の様子などからは、一目惚れした恋愛感情故としか。
波とサーフィン中のキャラクターをCGで処理してあり、手描きでは難しいところに効果を上げている。
作画も安定して良く、男性陣がキレイ。
男子同士の関係を楽しめる人向け、かな。
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2021年01月17日 日曜日
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『アズールレーン びそくぜんしんっ!』01.「両舷、びそくぜんしんっ!」
スマホゲームアプリを元に作られた、コミカルなスピンオフのTVアニメ。
以前のTVシリーズを最初しか見ておらず、キャラの見分けも全くつかない自分に、ファン向けの今作が理解できるはずなく。
作画を頑張っており、キャラが可愛いと思いつつ、ここまで。
『のんのんびより のんすとっぷ』01.「カエルの歌を吹いた」
前期から5年以上経過して始まった第三期……えっもうそんなに?
間に、Amazonで『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』を発見したので鑑賞。
沖縄旅行という大きなイベントを設けながら、基本的に普段と変わらぬキャラクターたちの行動が可笑しくて、なごむ。
風景も美しく、名所観光タイアップの押し付けがましさはないのに、沖縄いいなあと感じさせてくれる。
宿屋の娘とも、そんなにガッチリ友情感動エピソードを語らず、しかしお別れではほろほろ泣けてしまう。
幸せな気分になる、見て良かった映画。
テレビ。
れんげの朝から始まって、嬉しい。
登校途中、笛の練習をするが上手く吹けない彼女が、新しい出会いを通じて吹けるようになるまでを30分で構成してあり、巧み。
物怖じせず相手との距離を詰めてくるれんげの個性が爆発し、対人関係を苦手とする少女の心をコジ開けてしまう、ここは笑いながらも感動的。
ああ、れんげ、ウチの子にならないかなあ(通報案件)。
今期も最後まで楽しみたい。
『EX-ARMエクスアーム』01.「無職転生」
原作漫画は、単行本で二巻まで既読。
アニメ、手描き作画もあるけれど、ほぼ3DCGをアニメ調処理している。
最近はCGのレベルが上がり、ピクサー並み、とまでいかずとも、TVシリーズとしては不満が出ないくらいの画面を各社作れていたため、油断していたが……
こりゃイカン。
CGソフトを使い始めたばかりで披露したyoutube動画クラス、いや、それよりレベルが低いかも。
オープニング、全く感情を乗せてないデフォルト顔のまま、登場キャラクターを次々ぐるぐる回すセンスに驚く。
安っぽく見せてしまうばかりで視聴者に違和感しか与えない。
有り体に言って全部ダメなんだけど、特にアクション時さえポカンと開けたままの目や口が酷い。
CGなんだから、表情を変えて作り直せば良いのに。
とにかく早く・安く上げたい事情があったのか。
画面の脱力加減がすごすぎて、内容なんか入ってこない。
原作は一切手抜きなく描き込んだ、非常に上手い絵の漫画なのに、アニメはどうしてこうなった?
見続けるのはキツい。
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2021年01月16日 土曜日
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『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』01.「無職転生」
原作ライトノベル未読。
異世界へ行くの、今期何本目か。
無職……といっても、他作品で転生するキャラクターは多く学生であり、引きこもり・ニート・ゲームオタクなど「どうしても現実世界に帰るべき理由を持たない」事例がほとんどで、目新しさはない。
いつもどおり、気楽に見られる、というよりも気楽に作られたアニメだろうな、と思いながらの鑑賞。
冒頭から一気に引き込まれる、驚くぐらい気合の入った画面。
この手の作品ではテキトーに略してしまうことの多い生前の生活、そこから一転して異世界に生まれ変わる様子を、割合感じ取れるよう描いている。
ここはテーマに直結していて、「無為に暮らしていた前世の自分」を記憶しているが故、今度は何かしら意味のある人生を送りたいという気持ちに説得力が生まれるので、重要。
新生児に転生しているからゆっくり時間がある、とはいえ、ひたすら独学で魔法の練習をして、少しずつ能力を伸ばしていくのは好感持てる。
ボーナスでもらったチート能力により、問題をチョチョイと解決するものが多いため。
まあ、魔法に詠唱を必要としないとか、強大な魔力を秘めている様子とか、やっぱりボーナスは付与されているようだけど。
主人公は転生して、魔法の才能をもらって、やり直したが、もしかしたら失意の現実人生でも、何歳から・何を切っ掛けにしてでも、どこかに向かって懸命な努力を続けていけば、より良い人生は手に入るのかも知れない。
そんなことを少ーし描く作品になってくれたなら、ダメダメな自分にも有り難い。
これは文句なく視聴継続。
『IDOLY PRIDE』01.「この一歩から」
アニメ・漫画・ゲームなど多岐にわたるメディアミックス・プロジェクト。
まさか第一話で中心になって描かれるアイドル少女・麻奈が、今回だけで死亡し、しかも幽霊になって復活?するという急激過ぎる展開を迎えるとは思わず、ビックリ。
30分でそこまで進めるため、相当なダイジェストになっており、芸能事務所から強く見込まれるだけのオーラが麻奈のドコにあったのか、「学校で席が隣
だった男子」をマネージャーにして欲しいなんて無茶な要望を聞けるものか(どう考えても恋愛感情が介在しててアイドルには致命的)、「麻奈が直面する芸能
活動の苦労」「何も知らない高校生男子がマネージャ業をこなせるまでの経緯」なんかはまるごと略。
とにかく大人気アイドルに成長させ、事故死させたい物語の都合ばっかりで、うーん。
本筋が集団アイドル物なら、ここは無しで良かったような。
伝説的アイドルの死を前提としてグループメンバーは集まり、まだまだな彼女たちを育てるのに麻奈のアドバイスは有用なのだろうが。
作画は良好。
ステージのダンスは、エンディングでの3DCG利用場面を除き、本編中だとほぼ動かない。
その弱さを、神田沙也加による歌の表現力がかなり補っている……今更だけど歌上手いなあ。
マネージャーである主人公が、新人アイドルたちと信頼(恋愛?)関係を築きつつ共に成長していく、という作品では、確かに新味がない。
無理してまでも入れた独自要素「死と幽霊」をどこまで有効に使いこなせるか、そこが成否の分かれ目。
しばらく視聴継続。
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2021年01月15日 金曜日
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『スケートリーディング☆スターズ』01.「盟約」
オリジナルアニメ。
監督・谷口悟朗、今期、『バック・アロウ』に続けて二本目。
フィギュアスケートを題材とするアニメでは、『ユーリ!!! on ICE』という恐ろしい作画水準を誇る先達があり、超えるのは困難と思われた。
どころか、今作冒頭のスケートシーンはかなり作画枚数の省力化が行われており(TVアニメとして普通の表現だけども)、比較して厳しいのは明らか。
画面的にはとても勝てないなあ、と思ったけれど、この作品は「傷ついた者達の復讐」がテーマに据えられていると考えられ、スケートに戻れなくなってしまった主人公と、彼よりも更に歪んだ策士?男子の、出会いと無茶な行動は、先行きへの興味を喚起してくれた。
彼らがターゲットにする天才スケーターは、本当に酷いやつ……なのか、意外な内面を持っているのか。
彼の存在が、スケート選手としての成長を目指す「正しい」物語を他と違える大きな要因になっているので、厚みのあるキャラクターだといいな。
しばらく様子見。
『怪物事変』01.「夏羽」
原作は単行本で一巻を既読……だけど、刊行時に読んだため忘れてる部分も。
作者・藍本松は、『保健室の死神』がとても良くて、上手くアニメ化されていれば次世代の『地獄先生ぬ〜べ〜』になり得たのではないかと。
アニメ。
とにかく巧い原作者の絵を動かすのは大変だと思うが、一話目はクオリティ高く、雰囲気をよく再現している。
少年の前でイキナリお尻を出してみせるオジサンって、十分に通報案件。
しかし、田舎町とはいえ、少年を一人射殺した上、遺体を始末、というのはなかなかの事件だと思うのに、サラッと処理。
周囲には「遠縁の親戚が引き取っていった」とでも話せば、追求してくる人も居ないのか。
作画が力尽きないことを祈りつつ、視聴継続。
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2021年01月14日 木曜日
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『魔道祖師 前塵(ぜんじん)編』01.「禁断の召喚」
小説を原作とする、テンセント・ピクチャーズ(『ワンダーウーマン』『ターミネーター:ニュー・フェイト』にも参加)制作の中国製アニメ。
画面としては相当に気合が入っており、日本製アニメと比較しても上の部類。
特に冒頭、夜のシーンは水墨画のような背景と相まって美しく、見惚れる。
が……会話形式で設定の説明を始めると、もう完全に置いてきぼり。
中国風の名前や地名が連続し、内容の理解が困難。
せめて画面にテロップとか出すべきじゃなかったかなあ。
本編内容はさして難しくなく、分かった……と思うけど、前提となる情報をかなり欠いたまま物語られるため、面白いと感じることは出来ない。
後半アクションも、キャラのうち誰を応援するでも憎むでもないため、ただ眺めるだけ。
ゴチャゴチャっとしてしまっているので、一話目は「召喚され、体を譲られた男の依頼に基づく復讐ストーリー」か「異変解決のため呼ばれた男達の魔物退治」どちらかに絞った方が。
この画面で、分かりやすいラノベでもアニメ化してくれれば、もっと日本人視聴者に「中国スゲー」が伝わったと思う。
本国では第二シーズンが放送されるぐらい人気あるみたいだから、そんなこと気にする必要はないのか。
視聴継続意欲は低め。
『アイカツプラネット!』01.「アイドルは突然に」
シリーズ通算五作目。
娘が大好きなシリーズだった。
だった、というのは、もう「卒業」してしまったから。
『プリキュア』と同じく、大好きになる時期があって、ある年齢になると興味は薄れ、他に関心対象が移る、そういうタイプの作品なのだろう。
まあ、自分のようにジジイになってもアニメや特撮を見続けている「留年数十年目」だって居る訳だけど。
今期『アイカツ』は、実写ドラマとアニメを切り替えて進む構成になっているのが特徴。
学園・生活部分は実写、ステージでのアイドル活動はアニメ。
ドラマパート。
年若い女の子たちを使っているにしては頑張った演技、セットや撮影もひどく安っぽくはない。
元AKBの秋元才加も出てるのね、最初、少女たち誰かのお母さん役かと思った……32歳だからまだ早い?いやでも17、8歳で母親になったとすれば。
アニメパート。
実写ではそんなにヘタだと思わなかったけれど、「声優」として聞くと、ヒロインらの演技はちょっと厳しい。
声優ってやっぱり、相当な特殊技能を要する仕事なんだなあ。
3DCGを用いたステージは、シリーズを重ねるごとにクオリティが上がっていると感じられる。
全体に、うーん、実写・アニメの切り替えが良い効果を上げているとは感じられず、これまで通り全編アニメのほうが良かったような。
明らかに手を抜いていると分かるほど低レベルな実写の撮り方を「してない」から、余計にそう思う。
タカラトミー『ガールズ×戦士シリーズ』は四作目に達しており、実在少女の活躍が女児にアピールする、という読みから?
『SK∞ エスケーエイト』01.「熱い夜に雪が降る」
ボンズ制作のオリジナルアニメ。
タイトルから内容は想像できなかったけど、「スケエイト」で、題材のスケートボードを表したものか。
若者たちが、変則コースで妨害工作オッケーのアングラ・スケートボード競技に熱中する世界の話。
公道レース『頭文字D』的な見せ方。
最初に登場したレキが、悔しい敗戦を経て勝利するまでが一話目かと……スケボー初心者のランガが中心になっており、主人公は彼?
レキも弱い訳ではなく、二人が影響しあって成長するストーリーかな。
肝心のスケートボード・レース、よく動いて迫力があり、引き込むに十分な出来。
このまま地下スケボーで強敵と戦っていくのか、オリンピックなど目指し駆け上るストーリーなのか。
期待しつつ、視聴継続。
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2021年01月13日 水曜日
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『怪病医ラムネ』01.「調味料の涙」
原作漫画未読。
怪異が起こす奇病を、怪病医であるラムネが治療・原因解決する。
第一話は、目からマヨネーズが出てしまうタレント少女を治療。
どうしてそんなことが?への説明は、うーん……だけど、現実にある病気じゃなし、「そういうもんだ」と言われればその通り。
娘の体より自分の贅沢にばかり興味がある母親は、もうちょっと酷い目に遭っていいかも。
この程度だと、娘が回復したらまた非道に落ちそうな気が。
一話目としては物足りない作画。
今回キモとなる「目から調味料」の描写についても、実にアッサリしており、そんなに大変だと思えないくらい。
もっと早い時間帯の放送でも、と思ったが、次回「陰茎がちくわに」ってネタは、お上品と言えないか(笑)。
こういうパターンの物語に触れたことが少ない、若い視聴者に向けた作品かな。
『ワールドトリガー 2ndシーズン』01.「襲来」
原作漫画は『少年ジャンプ』掲載分まで既読。
前期から結構な期間を開けての第二シーズン開幕。
その前期を最初の方しか見ておらず、原作もキャラの見分けがつかないぐらいの不真面目な読者だったため、第一話がどういう状況から始まっているのか、しっかり把握できず。
自分のような脳が弱った視聴者のため、「これまでのあらすじ」的なものを入れて良かったような。
特に「ジャンプ」作品は、やたらキャラクターを増やしたがるところがあって覚えきれず、しかもバトル物だと主人公が登場すらしない戦況を延々描く局面もあり、長期連載になるほどジジイ読者にはキツい。
いや、「だからそういう作りは改めるべきだ」というのではなく、「自分がもう『ジャンプ』に適応できなくなってるんだろうな」と。
キャラクター過多になる前にスパッと終わらせた『鬼滅の刃』は、年寄に優しい、把握しやすい作品だった。
あれもまだ続けさせられていたら「鬼舞辻より上位の敵と配下衆の登場」「奇跡的に助かった柱が復帰、死亡柱の親兄弟姉妹が参入」「アメリカから拳銃使いの
柱が多数増援」「全く別種の武闘法を使い私闘を取り締まる政府役人達」「儲かればそれで良い財閥による戦いへの関与」なんてヤヤコシイ内容にして、キャラ
が百人ぐらい増えていたかも。
原作漫画では、もう選抜を終えて遠征に出かけたのかな?
そこは気になるけれど、「これじゃ分かりづらいよ」なんて言い出す薄いファンに向けた第二期ではないと思われ、視聴終了。
『Levius レビウス』01.「肘にかかる負荷が半端ねぇんだよ!」
2019年末、Netflixで既に配信されたものを、地上波放送。
原作未読……だけど、アニメ鑑賞後、出版社サイトで公開されている一話目だけ読んでみた。
アニメとはキャラも設定も試合模様も異なっており、違う作品のよう。
3DCGの画面はクオリティ高く美しい、が、そのため原作の薄汚れたスチームパンクな雰囲気は余り感じられない。
改造された体躯を用いる拳闘、よく動いて迫力もそれなりだけど、見続けたいと強く思わせるツカミにはまだ弱い。
単に毎回試合をする話ではなく、何か大きなストーリーが語られるんだろうか?
もうちょっと見ての判断で。
『ホリミヤ』01.「ほんの、ささいなきっかけで。」
Wikipediaで確認すると、原作タイトルは『堀さんと宮村くん』になっており、アニメ化に当たってタイトルを変えたのかと思ったら、『堀さんと…』の完結後、作画を変えて『ホリミヤ』というマンガ連載が始まっており、アニメはこちらを原作としているらしい。
クラスのメガネで物静かな男子が、実は多数ピアス穴を開けてタトゥーまで入れていた!
その事情を想像すると、どう考えてもダークな物語にしかなりそうにないところ、実際はライトなコメディーに仕上がっている驚き。
ヒロインを好きなクラスの他男子も、恋敵となるピアスの彼を憎んで、本性を皆にブチまけてしまいそうなモノだけど、意外なほどに爽やかな対応。
一話見終わって、キレイに描かれた作画の印象もあろうか、とにかく明るく楽しく、嫌な気分にさせることがない。
作者にとって「高校生がピアス穴を開け、タトゥーを入れる」のは、そんなに大変な事態ではないから扱いが軽い?
それにしても、学校で見つかったら大問題になりそうなこの行動について、「何となく」で流し続ける訳にもいくまいから、いずれ経緯は詳しく語られるんだろう。
色々気になって、視聴継続。
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2021年01月12日 火曜日
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『はたらく細胞BLACK』01.「喫煙、細菌、終わりの始まり。」
原作漫画のスピンオフは、これも含み『はたらく細菌』『はたらく血小板ちゃん』『はたらかない細胞』『はたらく細胞LADY』…と、まだまだ多数展開してるのね、未読。
アニメでは、無印と続けて放送され、一時間の『はたらく細胞アワー』になっている。
似た題材をブッ続けで見せるのはマイナスじゃ……と思ったけれど、健康な体内を描くオリジナルに対し、こちらはかなり悲惨な体内(職場)で頑張る細胞たちのブラックな働き方を描いており、対比として面白い。
赤血球が男子、白血球が巨乳お姉さんと、無印とは逆の配置。
他にも、同じ職場にタイプの違うキャラクターがついており、何だか「同じ間取りのアパートなのに、住人が違うと家具配置や小物、雰囲気が変わって、全く別の部屋に見えてしまう」感じ。
酷い状態の体内を、どうにか正常に動かすため、必死で働くキャラクターたちが哀しい。
自分も、あんまり笑えない体内環境だと思え、もうちょっと気を使って生きなきゃ。
現実のブラックな職場に対しては離職するのが最も妥当な対処法だと思うけど、劇中では他者の体内に転職するわけにも行かず、主人公らの苦闘は続くのだろう。
努力が報われることを祈りつつ、視聴継続。
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2021年01月11日 月曜日
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『はたらく細胞!!』01.「たんこぶ」
三年近い間をおいての第二期。
お馴染みの体内労働キャラクターたちに会えて、嬉しい。
第一話は、赤血球・白血球の主役コンビではなく、可愛い血小板集団の活躍がメイン。
師匠、というより肝っ玉母さんっぽい巨核球、ステキ。
監督はじめ多少のスタッフ交代はあるようだが、テンポ良く、安定して見られる画面であり、問題なく楽しめる。
今期も最後まで付き合いたい。
『俺だけ入れる隠しダンジョン』01.「強烈スキルセット」
原作ライトノベル未読。
便利な師匠とレアモンスターがいるダンジョンに自分だけ入れる主人公、という、設定としてはだいぶ弱いというか、広げ方が難しい基本設定。
ただまあ、作品の最重要設定は「エロいことすると必要ポイントが回復する」だから、そこはどうでもいいのか。
馬鹿エロに振り切った作風は、いっそ清々しい。
キスシーンや柔らかく潰れる胸の描写なんかをもっと頑張った作画で見たかったけど、及第点。
主人公、最初から妹や幼馴染から圧倒的な好意を寄せられているが、一話を見る限り好かれる何の素養もなく。
それどころか、頭痛が治るからと幼馴染にキスを何度も続け、同意を得ず彼女の巨乳を削除、必要があれば実妹に膝枕させるのも一切躊躇わない、「男女の機微に疎い」なんていうレベルではなくて立派なサイコパス。
少年漫画編集的に言うと、「主人公は状況に流されているだけでキャラとして弱い」。
でも、キャラ立ちとかこういうジャンルにはあまり関係ないし、こんなことをしていいのか?という疑問ナシでエロ行動してくれるのは話が早くて便利ではある。
ダンジョンに繋がれている「師匠」からエロ成分、補給できないのかなあ?
数百年、彼女をそのまま止めている、なかなか理解不能な罠にかかっているため、安易に近づくと主人公まで巻き込まれる恐れが?
目が離せない内容、ではないけれど、ストレスなく見られそう。
『プレイタの傷』01.「この街には英雄がいた」
「ドラマCDやキャラクターソング、声優によるインターネット配信番組、テレビアニメを展開する(Wikipedia)」メディアミックス作品らしい。
とにかく画面作りに独特のコダワリが感じられるアニメで、手描きキャラに対し、3DCGの背景や銃器を、自然に「見えない」よう、「違和感を感じる」ように重ねてある。
顔を少しでも動かすたび、いちいち髪の毛を揺らすのもコダワリ。
……手間が掛かる割、良い効果を上げているかは疑問だけど。
画面に気を取られるのと、キャラの見分けが怪しいこともあり、話が頭に入ってこない。
格好いい男達を描こうとしているんだろうけど、セリフも行動も上滑り気味じゃないかな。
没入度の低い画面のせいもあり、視聴継続意欲は低め。
『WIXOSS DIVA(A)LIVE』01.「いくよ、てっぺん!」
「『WIXOSS』シリーズとしては約3年ぶりかつ通算5作目のアニメ作品(Wikipedia)」らしい。
ということから、犠牲を出さねば勝ち進めない嫌バトルストーリーを想起してしまうが、今作第一話を見る限り、もっと早い時間に放送される玩具(カードゲーム)販促メインのアニメっぽい。
分かりやすい悪役が登場し、即製ヒロインチームが苦戦の末に勝利を収める、健全な仕上がり。
ボディーラインを強調するコスチュームが、わずかに深夜枠っぽいか。
恥ずかしがりの女の子、変身して以降は全然平気そうで不思議。
作画的にはまずまず。
相変わらずバトルのルールとか分からないけど、原作カードゲームを知っている人なら問題ないのかな。
今期が殺人的新作本数でなければ、もうちょっと様子見したいところ……
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2021年01月10日 日曜日
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『バック・アロウ』01.「飛んで来た男にパンツはあるか」
アニメオリジナル企画。
冒頭からのナレーション説明、遥か高い壁に囲まれている『進撃の巨人』『仮面ライダービルド』的世界観、どことなく中華な支配者階級の服装及び使用機器に、中国製アニメかとばかり。
商業ターゲットとして中国を想定しているかも知れないが、見る限り資本参入もなく、『コードギアス』谷口悟朗と『グレンラガン』中島かずきによる、日本製アニメ。
村に住むお調子者の少年が強くなっていく物語、かと思ったけど、主人公は落下遺物から現れた全裸男……?
裸のままで、なかなかパンツはかないってギャグは、『コロコロコミック』ぐらいの低年齢向けだし、古い。
ツッコミが遅くモタモタしており、この倍ぐらいなテンポで押し切らないと、年長の視聴者には厳しそう。
思いが力になる、巨大ロボットバトルは分かりやすく、スピード感があって結構。
作画的には問題なく、まだ面白くなりそうか判断できないけれど、スタッフへの期待もあり視聴継続。
『蜘蛛ですが、なにか?』01.「転生、異世界?」
原作小説未読、漫画版で4巻ぐらいかな、既読。
スライムに転生もかなりなモノだが、比べて遥かに可愛げない「蜘蛛」転生ということで、思いつくことはあってもよく書いたなあ、という原作。
転生元が少女である「蜘蛛ヒロイン」だというのも、驚き。
男は少々変な姿になっても構わないと思えるが、女の子だからね。
女の子だったと言っても、(漫画単行本既読範囲では)元の容姿は描かれず、『スライム』と違い人間体への変身能力も持たない。
萌えを追い求める客層をブッちぎりで置き去りにする潔さ。
いや、「可愛い蜘蛛」には描かれているし、前向き元気なヒロインのキャラクターには強く魅力を感じるけれど、性的興奮の対象として見るのはさすがに……
無双するほどのパワーなど持たず、弱い敵を倒して経験値と能力値を上げレベルアップを繰り返し、絶望的な戦力差と思われた敵にも何とか勝利を収めていく、堅実ながら非常に面白い作品構成。
「便利な鑑定能力所有」と「行動するたびに様々な能力が上昇する」ってだけでもう「転生ボーナス」と言える訳だけど、他多くの作品では、最初から「えっボクの超絶パワーをまだ十分の一も出してないんですけどそんなに驚くんですか?」だから。
アニメ。
蜘蛛は3DCG表現で、『攻殻機動隊』タチコマのような可愛さを醸し出している。
ほぼヒロイン一人が喋りまくるため非常に大切な声、『まどかマギカ』まどかなのね。
キュートな声だし、空回りする暴走思考含めて演技は可笑しいし、さすがの巧さで問題なく。
現実世界でのクラスメートが、人間外も含む様々な姿で異世界転生している様子が描かれ、世界の全貌は掴みやすくなっている。
彼ら彼女らと、蜘蛛ヒロインはどんな出会いをすることになるんだろう?
初期食料が「不味い!」っていうの、グルメ要素も魅力の一つとしがちな異世界転生ジャンルに於いて、珍しい。
いずれ美味しい食材も仕留められるはずだけど。
テンポ良く動き良く画面クオリティも高く、問題なしに視聴継続。
『弱キャラ友崎くん』01.「なんだかんだ言って 有名なゲームは大体おもしろい」
原作ライトノベル未読。
タイトルから、異世界で「村人」とか何のスキルもない弱いキャラに転生してしまった主人公が、実は最強という話かと……異世界転生に毒されてるなあ。
ゲームが得意な主人公、ネット対戦した相手と現実に会ったところ、その実態は同じ学校のリア充美少女だった。
『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』的なストーリー。
違うのは、リアルではダメダメの主人公を、ヒロインがすぐ全肯定して好きになって「くれない」こと。
なかなか辛辣な言葉をぶつけられ、TV前のこちらにまでザクザク刺さる。
ヒロインが、メイクを落とすと別人みたいに(冴えなく)見える……ということだけど、普通に美人に描かれており、落差がよく分からない。
それは主人公も、容姿が駄目ーって言っても、素材として全然悪くない顔立ち。
まあ、実際にブサイクな主人公だった場合、視聴意欲を減退させてしまう恐れはあるか。
少女漫画ヒロインの呟く「私なんてブスだから」と同じ事。
ここから、現実という「ゲーム」を攻略すべく、ヒロイン手引のもと、主人公の自己改革・モテ度レベルアップを目指す物語が展開されていくのかな。 女性に人気がある男は、生来、あるいは努力により、そういう素養を備えている。
それらについても教えてくれるアニメになるなら、面白くなりそう。
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2021年01月09日 土曜日
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『2.43 清陰高校男子バレー部』01.「少年ユニチカ」
原作小説未読。
タイトルの2.43って何かと思ったら、バレーボールのネットの高さなのね。
主人公たちの前にある障壁、飛び越えていくべき対象として入れた?
と思ってしまうことからも、同じバレーを扱う『ハイキュー!!』のようなスッキリとスポーツ青春物ではなく、重い、人生語りが多そうな予感のする第一話。
テーマがテニスという違いはあれど、形として『星合の空』に近いような。
男子バレー部を描く作品なんだから当然といえばそうだが、ほぼ男ばっかり出る第一話。
女性向けアニメ……という訳でもないのかな、『ハイキュー!!』だって圧倒的に女性人気が高かったのに、自分などでも問題なく楽しめたし。
作画は、「ノイタミナ」枠だけあって高品質。
心が弱っていて、あんまりシンドイ話には耐えられないんだけど、どのぐらいヘビーな内容になるんだろう?
とりあえず視聴継続。
『天地創造デザイン部』01.「案件1」
原作漫画未読。
タイトルから、『てさぐれ!部活もの』みたいなトンデモ部活ギャグか、異世界転生で冒険者ではなく神の代理として異世界をデザイン・管理する部門に回された男の物語(ちょっとそういう話を考えてた)、かと。
最も近いのはアニメ『ざんねんないきもの事典』で、『はたらく細胞』を思わせる部分もある、雑学アニメの動物版。
キリンより長い頭の上に血液を上げるには1.5トンの心臓が必要、なんていう動物知識が得られるのは、楽しい。
ただ、生命デザインをするキャラクターたちにまだ馴染みがないせいもあり、淡々と知識を語られている気分で、アニメとして「面白い」かというと、疑問。
特にヤバい内容でもなく、『ざんねんな…』同様、一本10分ぐらいのアニメにして、NHKで早い時間に放送するのが相応しかったのでは?
『ゆるキャン△ SEASON2』01.「旅のおともにカレーめん」
もう一期から三年近く経ってるのかあ……第二期開幕。
冒頭、登場した気持ち幼く感じられるリンは、今期キャラクターデザインの個性かと思ってしまった。
彼女がキャンプに嵌まっていく切っ掛けとなった出来事を描いてたのね。
こうして見ると、小さいと言われるリンもしっかり成長しているのが分かる。
微妙な変化を捉える作画、今期も良好。
また、背景美術が本当にキレイ。
風景をリアルに美しく描いてあり、「雄大な大自然と対面する」キャンプの魅力がとても良く伝わってくる。
一期の一話で印象的に(美味しそうに)食べられていたカレーカップヌードル、そのルーツが示され、現在にまで到る温かい気持ちのやり取りを感じさせるアイテムになっていて、何だか嬉しい。
自分もすっかり食べたくなってしまう……タイアップCMしても良いぐらいの飯テロっぷり。
ガールズ全員、頑張ってバイトしててエライなあ。
「パパに甘えてお小遣い沢山もらったからバイトなんて不要」っていう「ゆるい」キャラが出てこないの、意外というか。
今期も問題なく、最後まで楽しめそう。
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2021年01月08日 金曜日
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『オルタンシア・サーガ』01.「覚悟 〜カメリアとの戦い〜」
原作スマートフォン用ゲームアプリ、未プレイ。
転生でもスーパー戦闘力の持ち主でもない主人公の、正当派ファンタジー、なのかな。
設定をダーッとナレーションで済ませているところがあり、よくは理解できていないけど、主人公と男装お姫様のお家再興物語なのだろう。
死屍累々戦場の端から間欠的に矢を射かけてくる敵兵、取り残された味方兵士の救出ミッション、至近距離からも弓で攻撃してくる敵将兵……ゲーム画面を見ているよう。
お姫様がバレバレな従者になっている理由は、今後明かされるのか。
それにしても、男として周囲の目を欺こうとするなら、髪ぐらい切り落とすべき。
水準の画面づくり。
悪くないが引きつけるものは弱い第一話……今期、こればっかり言っているような。
『装甲娘戦機』01.「戦場に落ちた日」
スマートフォンで展開された、ゲームを元にしてのアニメ化。
Wikipediaを見るまで全く気が付かなかったけど、『ダンボール戦機』の番外編というかアナザーストーリー?という位置づけの作品なのね。
『ダンボール…』は、あまり真面目に見ていないため、その知識を前提とする流れになったら厳しい。
一話目ではまだ全容が描かれていないけれど、異世界に転移してしまったヒロインが、押し寄せるモンスターを相手に、装甲戦闘スーツを着込んで仲間たちと一緒に戦うストーリー、なのかな。
「転生ボーナス」的なものが無く、武装こそ付けられていたものの、乱射する攻撃は敵に一発も当たらず、戦い慣れている異世界戦闘チームにとってヒロインは「お荷物」ぐらいの存在。
「彼女の超絶無双パワー発現に危機一髪救われた異世界チームは、その戦闘力に感嘆し、ひたすら称賛する」というパターンばかり見慣れていたので、新鮮には感じられた。
作画・3DCG・バトルの演出まで、特に優れてはいないが貶すところもなく、無難な仕上がり。
ヒロイン、VRゲームを疑っていた間は現実が認識できないのも分かるが、すっかり様相を変えてしまった世界を見てもまだ「歩いて家に帰る」と言い出す調子外れっぷりは、どうだろ?
そういう彼女を、直接見せたほうが早いと実家方向まで連れて行ってくれる少女戦闘チーム、驚く親切さ。
……さっきまで「貴重な戦力である自分たちを逃がすため自ら犠牲になる男達」なんてシリアスな物語をやっていたとは思えない。
つまらなくはないが、引き付けられた訳でもなく、もう少し見ての判断で。
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2021年01月07日 木曜日
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『アイ★チュウ』01.「couleur 〜歌の彩〜」
スマートフォン用ゲームアプリが原作なのか、未プレイ。
見始めてすぐ分かる、キレイな男性アイドルキャラがズラっと出てくる女性向け作品。
路上ライブをしていた三人組のシーン、どうなってスピーカーを蹴飛ばしたのか動きがよく分からず。
「ドジな男の子がなんか失敗した」ことだけ理解してもらえれば良いのだろうが、適当な絵作りに思えてマイナス。
男子の顔立ちは整えて描かれており、こういうジャンルの作品が好きな層に十分アピールできそう。
自分にとっては視聴対象外だから、ここまで。
『裏世界ピクニック』01.「くねくねハンティング」
原作小説未読。
説明不足なアニメ第一話は珍しくないけれど、これもなかなか。
といっても、しばらくショートカット・空魚の方を男子かと思っていた程度の理解力。
転生ではなく、現実と行き来可能な異世界。
「エレベーターのボタンをある順番で押すと不思議な世界に通じる」といった都市伝説を用いる。
今回登場のくねくねも、ネット都市伝説?的存在であり、CMで語られる「きさらぎ駅」だって同様。
この辺りを取り込んだ、ネット時代のフォークロア冒険譚になっていくのかな。
くねくねって、知ってる話では「見た人が精神に異常をきたす怪物」という静の存在であり、襲いかかってくる分かりやすい動タイプではなかったような。
まあ、それじゃ絵として弱い。
ヒロイン二人共、無双するような特殊能力は持たず、伝承への知識と行動力、拾ったピストルや岩塩なんかで怪異を撃退しつつ、お宝を(生活のため?)手に入れていくストーリーになるのか。
キャラにちょいちょい3DCGを用いつつ、作画は無難。
心を掴まれる導入、というほどではないが、今後の都市伝説の扱い方など気になる点はあり、しばらく視聴継続。
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2021年01月06日 水曜日
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『ウマ娘 プリティーダービー Season2』01.「トウカイテイオー」
シーズン1が終わったばかり、みたいな気分だったけど、もう二年半も経ってるのか……時間の流れが早いなあ。
中心となるヒロインをトウカイテイオーに替えてのリスタート。
何となく、スペシャルウィークが存在しない異世界での物語になるよう思い込んでた。
そんなことは全く無く、フツーにチームメイトとして登場。
「世代交代」という訳でもないし、こういう形の第二部は珍しい。
前シーズンと同様に画面作りは高クオリティ。
ダン!っと足を踏み込んで急加速していく、心地よいレースシーンも健在。
トウカイテイオーは十分ヒロイン足り得る可愛さ。
そういえば、スペシャルウィーク・サイレンススズカ以外のウマ娘について、エピソードや心情描写がまだ不足している、というかもっと彫り込んで欲しい所アリ。
そこいらも満たされるシーズン2だと嬉しい。
今期も最後まで視聴継続。
『たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語』01.「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」
原作ライトノベル未読、漫画版は単行本で一巻を既読。
転生ではなく異世界住人の物語ではあるが、桁違いの能力を持ちながら無自覚な主人公の所謂「えっボクまた何かやっちゃいましたか?」パターン作品。
漫画版では作画が達者でキャラも可愛らしいため、ごく気楽に読み進められる。
ショタな主人公こそ作中メインヒロインと言って良く、彼のおかげでアリガチな話でも口当たり滑らか。
アニメ。
漫画版からするとかなり急いだ内容になっており、そのため、主人公の特異性や、ベルト姫の辛い人生に射し込んだ主人公という光、街中モンスター・バッタ
登場の理由など、作品を楽しむための情報が十分に描かれておらず、「ホントに何も考えてないパターンの話」に見えてしまう。
頼まれた買い物で予定外のアクセサリーまで買って帰る主人公、については、そうなるに至ったやりすぎの無双っぷりがあるんだけど、それも略。
第一話から無敵が過ぎると逆に面白味を削ぐ、という判断かも知れないが、そこに抑制のブレーキを掛けるなら、この原作を選ばない方が良かったんじゃ。
悪くなくとも、物足りなさを感じる作画。
「普通」ぐらいの注力で制作されていると思われ、視聴者側もそれに合わせてダラッと見るべきアニメ。
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2021年01月05日 火曜日
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『じみへんっ!!〜地味子を変えちゃう純異性交遊〜』01.「地味子は意外にかわいかった。」
原作漫画未読。
5分枠アニメ。
アダルトな内容なんだろうけど、今回はそこまで行き着いていないし、テレビじゃほとんどカットされるだろうから、描写の程度は不明。
必要十分なぐらいに整った作画。
ソバカスのヒロインがデートで急に美肌になっているのは、「ギャップ美人に変身」する都合なんだろうと思ったが、シャワー後、しっかりソバカスが見えており、「気合いの入ったメイクで隠していた」とリアルに感じられるのは凄い。
『ゲキドル』01.「芝居」
一時間枠で放送された、スペシャル。
『ゲキドル』は前半三十分のみで、後半は突然『アリスインデッドリースクール』という独立した学園ゾンビ物になっており、ツカミから少々分かりにくい。
少女らが所属する劇団の次回演目がこの『アリスイン…』だということで、その内容を紹介した物か。
しかし、劇団所属の少女達さえ見分けが付かない(デザインにも難)段階から、こんなの見せられても。
Wikipediaによると、これは現実に上演されている劇で、それがアニメの劇中劇として扱われる、ということ。
緊張感や恐怖など皆無(アホなヘリ墜落の顛末に爆笑)、かといって学園青春メインとしても薄い、中途半端な出来。
『がっこうぐらし!』『学園黙示録』などが存在する今、このぐらいの内容を、本筋の劇団話を放置してでもまず突っ込みたい制作者の気持ちは、よく分からない。
大きく損傷を受けている都市、何気なく出てくるロボット演劇少女など、『ゲキドル』にはSF的背景があるみたいだから、そこと密接に絡む?
余りにも都合良く出てくる劇団演出のお姉さんは、笑い所なのかな。
崩れているという程ではないが、第一話として物足りない作画。
視聴を継続するか考えるレベルだけど、地上波放送はこれっきり?
続きは衛星と配信で……らしい。
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