ときどき日記

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密ノ月表紙
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密ノ月
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2019年11月30日 土曜日
『ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト』

 3DCG映画版の公開を控え、制作されたテレビスペシャル。
 弛緩しきった内容で、最後まで見るのがキツイ。
「次元と、恩人の裏切り」「ルパンらと行動する理由を問われて戸惑う五ヱ門と、王子」「監獄への潜入を図るルパンと、近づけまいとする銭形」といったレギュラーキャラクターへの動機・対立のドラマ付けをしながら、ほぼ全く活かせていない。
 次元・フィネガンの因縁について、セリフで説明しただけ?
ここは大事なところじゃないかな……簡単に済ませたいんだったら、そもそも過去の関係など設定しなければ良かった。

 「失敬な、ではソレガシは辛子か」といった、よく分からない言い合いでケンカをするルパン達。
子供っぽすぎると言うか、三人の関係を悪くしてから戻したいストーリーの都合で動いており、人間としての認識も難しい。
 まるでルパンを逮捕しようという気概のない銭形は、まあスペシャルお馴染み。
監獄側に配置した方が良かったんじゃないかな。
 ルパンらの他に監獄潜入しようとした数人を描くのは、本当にもう時間の無駄。
大した特殊能力がある訳でなし、どうでもいい警備システムにやられてしまい、対比してルパンの優秀さを示そうにも、警備突破方法がまた「乾電池を外してロボットの動きを止める」とか「ロボかと思ったら中身は犬でした(意味不明…)」といったもので、何とも。

 三下の自爆に巻き込まれたはずのヒロインが、何の説明もなく助かるのに唖然。
どころか、爆発した本人まで無事だし。
 悪党の銃撃は呑気なルパンらに絶対当たらないが、ルパンら攻撃は百発百中、しかし水上車では(わざわざ返してもらった銃を)撃ったり撃たなかったり。
 テレビシリーズ「4」「5」、あるいは『次元大介の墓標』をメインで手がけた優秀なスタッフが居るのに、彼らを起用しなかったのは、「これぐらい緩ん だ、スカスカの、安心して見られると言うより全編見通す必要すらない程度の作りがスペシャルには相応しい」と考える上層部の意向があるんだろうな。
今回の監督・脚本も単話ではテレビに参加しているのか。
 『墓標』『血煙』は緊張感に溢れる傑作だったが、お茶の間で子供からお爺ちゃんお婆ちゃんまで無警戒に見るテレビ作品としては、刺激が強すぎるかも。
しかし、せめて敵キャラの強烈な強さぐらい、見習って欲しかったなあ……フィネガンって弱いし、アホだし、「善人か悪人か分からない」じゃなくて「どっちでも、どうでもいい」男で。

 良かったところは、銭形が指弾でボタンを飛ばし、牢屋の解除キーを押すシーンぐらい。
 ファンの、どうせ今回もダメなんでしょ、という期待?に応えるスペシャル。
 「ルパン」がこの形でしか展開していないなら、もうコンテンツとしての寿命を確信しそうだけど、特に『墓標』『血煙』が本当に出来良くて救われる。
 3DCG版も、傑作になっていれば嬉しい、とは思いつつ……
 『峰不二子の嘘』に続く、小池監督の、ルパンを中心に据えた二時間強の劇場版が見たい。

2019年11月21日 木曜日
『私、能力は平均値でって言ったよね!』07.「たまには休暇って言ったよね!」

 第5話「みんなの昔話って言ったよね!」
オープニング無しの構成に、?と思ったが、なるほどレーナの悲惨に過ぎる記憶が語られる内容から、陽気でノリの良いOPは不釣り合い、というキャラへの配慮によるものか。
といった予想を覆し、話し終えたレーナへのマイルとポーリンの態度は、しらーっとしたモノ。
ボロ泣きメーヴィスぐらいの反応を全員が示すとばかり……意表を突かれ、笑ってしまう。
 この冷淡とも言えるリアクションは、「悪党への個人的憎しみの余り仲間達にも『殺人』を経験させようとしたレーナの狙い」と「それぐらいの経験なら自分達もしている」事から生じている。
 実際、いずれ父親の仇である義父に復讐しようという強い意志を抱え、しかもそれを淡々と話すポーリンの同情を買うには、まだ不足なのだろう。
 マイルに到っては、「祖父と母が盗賊に殺されたように偽装されているけれど真犯人は実父」で、レーナ・ポーリン設定の複合ワザになっているし。

 しかしマイル、普通の幸せを望んだ転生のはずなのに、シンデレラ以下、謀殺さえされかねない実家生活は希望と全く違っており、二度と自分への害意を抱かない程度に「うっかり」痛めつけて良かったような。
 マイルは決して正義の味方ではなく、目に付いた範囲では過剰なほどの正義感を発揮するものの、それ以外で起こることに関知しない。
 6話、輸送隊の危険を排除することなど彼女には簡単だったはずが、護衛の依頼が無かったとはいえ特に動かず、偶然助かった知り合い老人以外に多数の死者を出してしまった。
 元々、彼女の要望通り常人並みの能力しか持たされず転生していたなら、既にどこかで死亡していたかも知れない、ということについてはどう考えてるんだろ?
その時は冒険者など選ばず、家出して農家・商店にでも転がり込み、戦いなどと縁の無い人生を送るつもりだったのか。
 そもそも、マイルは驚くぐらいに考え無しだからなあ。
 彼女の能力や性格の設定に合わせ、コメディーで通すなら、頑張れば手が届く範囲では死者を出さない方が良いかと。

 4話、石造りゴーレムの合体に思わず「ビルドアップ、キター!」と叫んでしまうマイルに大笑い。
『鋼鉄ジーグ』はそんなにメジャーな作品でなく、若い者は知らないと思うよ、『鋼鉄神ジーグ』だって12年前。
「スーパーロボット大戦」でお馴染み?
 マイルの古参アニオタっぽい知識について、本編ではまだ触れられてないと思うが、いずれ転生前の出来事として語られるのかな。

2019年11月10日 日曜日
『ウルトラマンタイガ』19.「雷撃を跳ね返せ!」

 シリーズとしての折り返し点をとうに過ぎて。
 やはりというか、思った以上に、作品の根幹を成す「一人の地球人の体に、三人のウルトラマンが同居する」という設定が使えていない。
出身惑星さえ違うウルトラマン達による衝突、また彼らと地球人との立場の違い、敵への対応・作戦の違いから起こる危機、それらを乗り越えて発揮される本当 の(それ以上、何倍にもなる)力、といった、当然予想される物語への組み込みがほとんど無く、「そういう設定だから一緒に居る」だけに留まる。
トライスクワッドによるネット配信ボイスドラマでフォローが成されている、って話も聞くけど未聴。
 主人公の先輩が宇宙人だという設定、こうなるとウルトラマン人間体なことを隠蔽する主人公、それから先輩が正体を隠している(そもそも隠せていないが)所に意味が薄くなってしまい、うーん。
 超能力アイドルや魔法の話を前後編で展開する余裕があるなら、こういった基本を固めるのこそ優先じゃないかなあ。

 ただイヤな悪役というだけで魅力に欠ける敵・霧崎が惜しい。
前作『R/B』の愛染どころか、後半でボス敵になった美剣サキにも全然負けている。
 彼との最終決戦に向かうのだろうシリーズの流れには、あんまり期待が持てなくて残念。

 それではこの作品に見所がないのかというと、いや、全編目が離せない。
もう驚くぐらい、ミニチュア特撮に力が入っているから。
 執念を感じさせる作り込んだセットを手前に置き、ウルトラマンや怪獣の巨大さを感じさせるのは、まあ恒例として。
 今回の内容では、高速道路上で怪獣から逃げる車を、模型車のラジコン走行(?)により表現し、高架の道路が次々落ちる中、走り続ける一台の車をカメラが 追って、「崩落する道路に巻き込まれるサスペンス」と「このセットどこまで作ってるんだ?」二つのドキドキを感じさせてくれた。
 前回冒頭、少し映りの悪いテレビなら実景と間違えるぐらい細かい街中の線路を電車が走る、これだけでも凄かったが、「その模型電車内にカメラを置き、窓越しにミニチュア街の風景を移動しつつ捉える」このショットには「おおお!」とか声が出てしまった。
長い特撮の歴史でも、こんなことやったのは、初めてじゃなかろうか。
 他にも、「地下から出現する怪獣」というお約束のシーンについて、ミニチュアの駐車場セットを本当に深く掘り抜き(高くセットを作ったのかな)、穴の底に頭部を覗かせる怪獣の、これまた見たことない絵があったり。
 ビルセット破壊の際、割れる窓ガラスをCGで?細かく入れて巨大感を出そうとしていたり。
 とにかく熱い!
予算は決して潤沢じゃなかろうに、特撮班の度を超した情熱で、数百倍の予算規模で撮られるハリウッドCGにも負けない、驚愕の画面を見せてくれる。
特撮スタッフは家に帰れているのか、無駄な心配をしてしまうぐらい。

 興味深いエピソードもある、例えば18話「新しき世界のために」。
 ボロアパートに暮らす宇宙人、という意味では『ウルトラセブン』メトロン星人のちゃぶ台シーンを思い出す。
しかし、メトロン星人は「驚異的な科学力や侵略意図の偽装のため」ボロアパートだったのに対し、こちらは「普通に働いても生活が苦しくてそこに住んでいる」。
 以前は、同等以上の力を持つ敵対者・侵入者として宇宙人が描かれたけれど(「怪獣使いと少年」のように難民然とした宇宙人も居たか)、今は、平穏に暮ら そうと地球にやってきたが、差別のある生活に疲れ不穏な思想を吹き込まれたことでテロリストになってしまう「不法入国者」。
 『仮面ライダーゼロワン』のヒューマギアもまた、人口減少に苦しみ、海外からの労働者や移民に頼るしかない状況で、日本人とは「異質な」考えを持つ人々 への偏見・不公平な処遇は続き、そこに火を付けられた時の恐ろしさについて描いていると思える(勿論、それでも通じ合える喜びも)。
 日本人だけでは社会を維持できない未来、いや現在、すぐに考えるべき問題。

 今回の、相撲取り(雷様?)みたいな怪獣と戦いつつ、ヘソのカプセルに捕まっている社長を助け出そうとする、『ウルトラマンタロウ』みたいな馬鹿話も、単体として楽しかった。
シリアスな連続エピソード中で扱って良いネタかどうかはともかく。
 このまま、特撮スタッフ入魂の画面に応えるシリーズクライマックスに、なると良いなあ。

2019年10月19日 土曜日
 衛星で放送された映画『来る』を見る。
 『下妻物語』『告白』が大好きで、『渇き。』ではバイオレンス?がコントみたいになっていて笑ってしまった、中島哲也監督作品。
原作小説『ぼぎわんが、来る』からは相当に改変されているらしい、未読。

 ホラー映画としては、心霊描写が致命的なぐらい怖くない。
自分がそういうジャンルをやたらよく見るから、ではなくて、耐性の低いヨメが見ても「怖くない」と言うぐらい。
 監督は、オカルトホラーに興味が無いんだと思う。
劇中で、登場人物から血が出たり体が欠損したり死んだりはするが、そういったシーンを自分の映像センスに落とし込むことに全力を傾け、怖く見せようとは考えていない。
 特に「死ぬ・殺す」ことに全然関心が無くて、「え?今のでもう死んだの?」と思わせるアッサリした描写、しかもそれが終わった後はポンと「何日後」とかいう風に時間を飛ばすので、余韻ゼロ。

 じゃあ怖いところは全く無かったのかというと、いや、あった。
 妻夫木聡演じる男が、いい夫であり父親になろうと考えてはいるが、関係が浅くて虚像でも通用する人達はともかく、家族に対しては全くそう有り得てなく、しかもそれに自身が気付かず・気付かないまま幸せでいようとするところ。
顧みて自分はどうなのか、独善に陥って周囲から呆れられ嫌悪されていないか……もう恐ろしくて恐ろしくてガクガク震える。
 あと、黒木華による母親が、生きていくことだけで一杯一杯になり、娘の幼稚園での問題行動について他の親に責められた際、一言も謝らず、それどころか異常とも思える言動行動を見せるところ。
最低のモンスターペアレントな行いなんだけど、その背後にある事情を見て知っている観客には、「分かる」になってしまうのが恐ろしい。
 この辺り、日常の恐怖に比べたら、何考えてるのか何したいのかサッパリ分からない霊?祟り神?なんか一欠片も怖くない。

 柴田理恵が素晴らしく良い味を出していて、感心。
 イラッとさせてくれる妻夫木聡も上手い。
 クライマックスに向けて大勢集合してくる霊能者がまとめて殺されたことを(霊感で)知り、列車移動中のオジサン達が「別れて動いた方がええかもや、誰か一人ぐらいは辿り着けるやろ」と普通に言うシーン、ムチャクチャ格好いい。
 松たか子は、霊能チートが凄すぎて大笑い。
原作は彼女ら姉妹で続けてシリーズ化されているみたいだから、そちらの映像化もして欲しい……ただ、この監督以外でこんなに上手く魅力的に撮れるかは疑問だけど。
 純粋ホラー好きにはお勧めできない、しかし「中島監督だし、素直に撮ってないんでしょ」という前提でなら一見の価値がある、変な映画。

2019年10月18日 金曜日
『ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル』02.「不気味なナベリウス」

 一話目で書いた「未知の惑星に降りるのに航空支援とかないの?」には、既プレイの方から、原作ゲームでも役に立ってないという情報を頂いたので、忠実ってことかな。
 それにしても前回、新人が多いとはいえ、それなりの実力を持つ人員を揃えたパーティーがすぐ皆殺しにされたのに、凄腕(怪しい描き方だったが)一人と主 人公ら生き残り二人、正体不明の記憶喪失少女一人という無茶な編成でまた惑星に下ろすとか、デタラメにも程があり、無能なのは艦隊上層部かアニメスタッフ か、と思っていたけれど……
 なるほど、そうなるべく何者かに仕組まれたワナだったのね。

 惑星上、少人数のチームがバラバラに行動しており、余りにも非効率的。
もうちょっと計画的・効果的な運用が出来そう。
 いや、元がゲームなので、主人公・プレーヤーが自由に探索・戦闘するのは当たり前なんだろうけど。
そのままアニメにすると、?になってしまう。
地表をさ迷っているのは、報奨金目当てに宇宙中から集まってきた賞金稼ぎ達、とかなら個別の勝手な行動も理解できる、かな。

2019年10月17日 木曜日
『ライフル・イズ・ビューティフル』01.「ホワット・イズ・ビーム」

 原作四コマ漫画未読。
タイトルから、安易にも今期『ノー・ガンズ・ライフ』みたく、頭がライフルになっている男の物語かと。
時代が二次大戦中で、男はユダヤ人、ナチス収容所から同胞を解放する任務、とかだと更にタイトルに準拠。
 実際は、ライフルを用いた部活、という珍しい題材で描く、少女グループコメディ。

 部活再生のため規定人数を集め、次期大会で成績を残さなければならない、辺りが当面の課題になるのか、と思えば、優秀な部員が開始直後で集まり、逆に新鮮。
 攻撃能力がある本物のライフルを校内で撃つ……ではなくてビームライフル射撃だったり、専用ジャケットが非常に硬質なものだったり、無知なジャンルの知識が得られて楽しい。
「ジャケットはオーダーメイドであり硬くて高価だから、太れない」というのは「ライフルあるある」なんだろうな。

 少女達は、意外な個性を持っている訳ではないけれど、四人でまとまっており、掛け合いも軽快。
 射撃の魅力を伝えるより、お友だちの家を訪ねてのキャーキャーを中心とする一話。
 最初だからもうちょっと、とは思うが、女の子達は可愛く描けており、必要十分な作画。
 無理なく見られる範囲で。

2019年10月16日 水曜日
『真・中華一番!』01.「夢を継ぐ者」

 原作漫画未読。
漫画は24年、以前のアニメ化でも22年前になる……見ていたはずだけど真面目な鑑賞態度ではなかったのかほとんど記憶にない。
 そのためか三人で旅をしている主人公達一行の関係が分からない。
原作か、22年前の映像化でもうご存知ですよね?という作り。
もっとも作品ジャンルとしては明快な料理バトル物であり、三人にさほど入り組んだ事情があるとは思えず、次回以降の説明でも、しっかりした説明なしのままであっても、内容理解にさして支障はあるまいが。

 料理で勝利を収める過程について、謎スーパーパワーに寄らず、誰でも納得できるようしっかり描かれている。
幾多の料理漫画が描かれた現在となっては、余りにも普通の調理方法に感じられ、「おお!」という驚きはないけれど。
 審査員のお約束、バカ騒ぎしすぎリアクションには笑ってしまう。
「美女・美少女が何だかエロい表情を見せる」「脱ぐ」といった反則反応に比べると、懐かしい正当派。

 作画クオリティは十分に高く、料理も美味しそう。
 当然ながら原作漫画は完結しており(『極』とする続章は連載中)、拍子抜けする終わり方をせず、きちんと物語を見せてくれるんだと思う。
 無理なく視聴できる範囲で。

2019年10月15日 火曜日
『歌舞伎町シャーロック』01.「はじめまして探偵諸君」

 ラノベの原作がありそうな雰囲気、でもオリジナル企画。
 同時期に実写ドラマ『シャーロック』『ミス・シャーロック(少し前)』があり、何だか流行?
 歌舞伎町は、一時期に比べ飛躍的に健全な街になったと思うが、まだ性と暴力が横行する猥雑なイメージなのか。
そりゃ、浅草とか柴又で描くと全然違う事件になりそうだけど。
この作品では「新宿區歌舞伎町」として、架空の設定。

 シャーロック・ホームズが、あんまりそれらしくなくて残念。
明晰な頭脳、エキセントリックな態度、風貌は、うーん……痕跡はありつつ。
 同時期ドラマ『シャーロック』一話目で、「火サス」ぐらいの推理にガックリしたものだが、こちらは短時間で一応の「なるほど」を見せてくれる。
犯人の爪が一本だけ長いのは葉巻をカットするためかな、ちょっと説明があっても。
 推理する前段階として、キテレツな動きを見せるのが日本風。
歌舞伎の見栄、戦隊の名乗り、必殺技の名前絶叫、波動砲発射プロセスみたいな、「これから起こる凄いこと」への前段階なのか。
それらの中で「落語を始める(脳内に人格を二つ作りその会話を通じて推理を整理している?)」ってのはまあ、理解できなくもない。
『SPEC』の、半紙に書き付けたキーワードをビリビリに破いて投げ上げると事件の真相が閃く、なんて無茶なのと比べれば。
 ただ、ご隠居さんとクマさんじゃ、まるでシャーロック・ホームズらしくはないな。
他の誰にも見えない「脳内ワトソン君」と落語風の会話をしながら推理する、というならまだしも。
 新宿には、歌舞伎町を外れるが末廣亭もあるから、落語はそこから?

 Production I.Gらしい高品質な作画。
 これぐらいの事件を毎回見せつつ、シリーズを通した大事件(切り裂きジャック?)に挑んでいくことになるのか。
 推理を毎度考えるのは、七転八倒だと思うけども。
 視聴継続。

2019年10月14日 月曜日
『星合の空 -ほしあいのそら-』01.

 アニメオリジナル企画。
 男子ソフトテニス部の試合から始まったが、余りにもダメダメであり向上心にも欠けているため、それは添え物として、青春ストーリーが語られる物語かと。
一応は部活物、ということになるのかな?
 しかし、主人公男子二人が親と上手くいっておらず、片方は毒親による虐待まである様子。
これがストーリー上、もう一本の柱?

 父親による暴力と、幼い頃からの加虐によるのか怯えて縮こまる男子。
よく描けているけれど、その分、見る側にグッとストレスが溜まる。
 こういう親については、警察に連絡……は、署にもよるけど家庭内のことには「まあまあ仲良くしてね、刺されたらまた呼んで」ぐらいしか言わず役に立たないことがあるので、公的な窓口を探すか、弁護士に相談がいいかなあ。
 母親が夫に対しまだ気持ちがあり、事件にしたくないとかだと、ちょっと難しいけど。
 オヤジは息子が弱いと思って油断してるんだし、後頭部をフライパンででも殴打し(もらったラケットじゃカドを使っても打撃力が低そう)、首の骨が折れるようマンションの階段から落とす、ってのが良いかと。

 母親から疎まれている方は、ハッキリした悪意でない分、厄介かな。
具体的にどこが嫌われているのか、具体性など無いのか、それもまだ分からない。
メガネ男子、強引だし傍若無人だし「人を使って情報を探らせる」なんてスポーツマンらしくない手も使うから、その辺?
 彼ら二人が、ソフトテニスを通じて親との関係を改善していく話になるのか。
でも「最低の暴力オヤジに思えたけど、被虐側が努力して分かり合ってみれば良い人だった」みたいなストーリー、今日的に、無邪気に描いて良いモノ?
 どうなるアニメなのか、しばらく視聴継続。
……最近ストレスに弱いので、あんまり虐待がキツいとかだと脱落の恐れも。


『ノー・ガンズ・ライフ』01.「暴走拡張者」

 原作漫画未読。
 内容について、もう全く知らなかったため、冒頭に出てきた頭が拳銃になっているキテレツな男を、てっきり「一話目の悪役」だと思ってしまう。
 こんな表情も分からない、ゴツイ、ヘビースモーカーの男に感情移入なんか出来るかぁ!と思っていたのに、30分終わる頃には「いいヤツだな」と思わされてしまうマジック。

 『攻殻機動隊』義体のようだけど、もっと非人間的に、外見から機械だとハッキリ分かる改造が一般的になった世界。
 主人公の頭部について、飾りではなく本当に銃、時代遅れの武装であり現在は違法に問われる、自分では引き金を引けない……ワイヤーを巻き付けて引っぱるといった方法ではダメで、射手との精神的繋がりが必要なのかな。
その頭にプライドを持っている、水に弱い、デフォルメ顔は可愛い、等々設定を付けていくことで、違和感の頭銃を見る者に受け入れさせるのが上手い。
 第一話は、世界観や事件の発端も描いているけれど、十三というハードボイルドな男を、絵空事でなく実在に、魅力的に感じてもらうのが主目的。
それがしっかり出来ており、感心。

 作画レベルは高い。
 ラスト、パンチ一発で列車を脱線させてしまうパワーが気持ちイイ。
 視聴継続。


『BEASTARS ビースターズ』01.「満月は照らす獣を選んでる」

 原作漫画未読。
作者が『グラップラー刃牙』板垣恵介の娘だという話と、七光りどころか父親の漫画より面白い!という感想も聞いたことがある。
 内容。
 ケモノ達が普通に人間として生活する世界。
といっても萌え作品的に「チョイとケモノの耳やシッポが付いているだけのコスプレ少女風」ではなく、ケモノをベースに擬人化したような容姿。
『ズートピア』と似ているかな、『旗揚!けものみち』の主人公なら悶絶して喜びそう。
 各人の性質は元になった動物に準拠しているものが多く、そればかりか肉食獣が草食動物を食べる……さすがに日常的出来事ではないんだろうけど。
物語のスタートは、学園の生徒が食べられた(殺された)事件。

 アニメ、キャラは3DCGをトゥーンレンダリングしたもの。
問題なく見られる画面クオリティ。
 自分を好きでいてくれた男子を殺された少女、周囲からイジメを受けている少女、演劇部内で便利に使われている主人公……ぐっとストレスを溜める第一話。
 イジメられ少女と同室の子、イジメに荷担するでも庇うでもなく、「興味が無さそう」というのは珍しい描き方だなあ。
 しっかり作られており、引き込まれて面白く見たが、さすがにこのまま続くのはキツい。
ラストでオオカミの主人公がアクションを起こしてるし、次回以降は状況が変わっていく?

2019年10月13日 日曜日
『耐え子の日常』01.「こんな同僚に耐える他」

 原作漫画未読。
 5分枠の省力アニメ。
 日常で、ちょっとイヤな目に遭うOL女性を描く。
漫才ブリッジみたいに、ショートネタの最初と最後、タイトルとオチを毎回歌い上げる。
 笑えるかというと、うーん。
誰にでも面白い、という作品ではなく、特に女性視聴者から「あるある、ふふっ」ぐらいの反応をもらえれば狙い通りなのだろう。


『神田川JET GIRLS』01.「神田川が呼んでいる」

 メディアミックス企画。
 タイトルからでは内容の想像が付かず、「神田川でジェット噴かしたりする女の子達の話?」なんてそのまんま考えていれば、ほぼその通り。
 ジェットレースの概要、ヒロインがその競技に挑む理由付け、バディーを組む少女の紹介から、初めての?レース開始まで、ポンポンと進んでいく第一話。
 純粋にスポーツかと思ったけど、レース中に水鉄砲で相手を狙撃することによりコスチュームを脱がせていく、馬鹿エロ要素あり。

 巨乳が過剰に揺れ、レース時はまだ露出してもいないだろうに局部が光る、金子ひらく監督らしい絵作り。
残念なのは、第一話から作画に乱れがあり、先行きを不安に思わせること。
お色気による男性視聴者へのアピールは、この作品の大きな柱なのだろうから、頑張って欲しいところ。
 まだ心を掴まれた!とは言えず、様子見。

2019年10月12日 土曜日
『Z/X Code reunion (ゼクス コード リユニオン)』01.「桜舞う学園へ」

 「ブロッコリー発売のトレーディングカードゲーム(TCG)『Z/X』を原作とする漫画化作品(Wikipedia)」をアニメ化したもの。
同じゲームから、14年に『Z/X IGNITION』がテレビアニメとして放送されている。
 と書いたけど『Z/X IGNITION』の方は全然覚えがないなあ。
ストーリー上の繋がりはないみたいだから、それでも大丈夫なのか。

 現実世界に五つの異世界から侵略が起こり、それが収まった頃ヒロインの体が難病に蝕まれ、治療液?冷凍睡眠装置?に浮かぶヒロインの前に現れた異世界少女が契約を提示して、2人が列車で向かった先はそういう契約を異世界存在と結んだ少女ばかりが集められる学園だった。
 しっかり説明されるので分かり辛くはないが、冒頭から情報を詰めすぎじゃなかろうか。
「侵略の過去」「難病」「契約」どれかをマスクして進めても問題ないような。
いや、説明不足すぎて訳が分からないよりは、ずっと良いんだけど。

 列車内、仮眠を勧めるリゲルに、眠りたくないと断るあづみだが、直後に目を閉じ眠ったように見え、しかしすぐ何事もなかったように目を開ける。
……これは何?
あづみはリゲルの前で無防備に寝られるほどには彼女を信頼してない、ではないんだろうから、あづみの体に本人が思うより負荷が掛かっている(瞬間的に意識を失うほど)のか。
 駅まであづみらを迎えに来た車に、リゲルだけ乗らず、振り落とされそうになりながら車体上にしがみつくってシーンも不可解。
機械的乗り物が苦手、にしては列車に乗って来てるし、ドライバー少女が乗せるのを拒否した様子もなく、リゲルが車の上で危険な状態なのにあづみは何のリアクションも示さず。
 セリフで過剰に説明される基本設定と、ひどく不親切な……というか、意味があるのか演出がダメなのかも分からない本編。

 作画は良好、少女達が可愛く描けていて結構。
 取りあえず三話目ぐらいまでは見て判断。


『私、能力は平均値でって言ったよね!』01.「新天地でやり直しって言ったよね!」

 原作ライトノベル未読。
 神さまからのボーナスで最強の能力を手に入れ楽々と強敵を葬りモテたい、というのが根本にある異世界転生物として、このタイトルは異質。
といっても「私の能力は平均値です」ではなく「平均値にしてって言ったのに違うじゃん!」の意味であり、人類最強レベル?
 そのカラクリにもざっと触れてあり、飛び抜けて能力値が高いドラゴンの半分の力を授けられた、ということ。
なるほど……でもそれじゃドラゴン討伐戦じゃ負けてしまうような。
ドラゴンは神に近い存在で悪いことなどしないのか、あるいは魔力・戦闘力・耐久力・スピードなどのいくつかが世界最強、ということで、ヒロインが備える他の「最強の半分の力」でドラゴンを上回るモノがあれば、攻略も可能?

 現在の状況に到る切っ掛けとなった現実での事件について、「異世界転生名物、暴走トラック」に轢かれたとヒロインが語るのに、笑ってしまう。
確かに、そのパターン多い。
身構える暇も無い突発的な死で、故意の殺人と違い遺恨が残りづらく、比較的サッパリ死ねる(言い方)所が、作者に多く好まれる要因だろうか。
 「コッチの世界にも世紀末そうな悪人いたーっ!」「どこかのドラゴンもまたいで通る魔導師じゃあるまいし」といった、メタなパロディーセリフを多く口にするヒロインが可笑しい。
 貧乳コンプレックスみたいだけど、これこそ転生ボーナスで巨乳にしてもらえば良かったんじゃ……
 転生時の希望通り人類の平均値能力しかもらえてなかったら、今回の危機に対応することは出来なかったろうが、その辺はどう考えてるんだろ?
自分の能力範囲内で対処可能な事象にしか首を突っ込まないようにするのか、足りない部分は知性でカバーするのか。

 使い魔的ナノマシンが、可愛い外見に似ず低い声していて違和感、まあ慣れるかな。
 仲間になるのだろう、魔術師、治癒魔法使いはともかく、戦士はちょっと弱すぎ。
レベルアップや装備強化で強くなるのかな?
他の二人も、ヒロインさえ居れば『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さん…』での他パーティーメンバー以上の役割を果たすことなさそうだけど。
 毒がなく可愛い作画。
 ウザくならないよう解説を見せており、感心。
 このクオリティを維持できるなら、継続視聴したい。

2019年10月11日 金曜日
『アサシンズプライド』01.「暗殺者の慈悲」

 録画予約を忘れ、気がついた時には放送が終わっていた。
昔なら絶望的状況だけど、今はBSで時間をずらした放送があったり、ネット放送で追いかけられるので便利。
AmazonPrimeでは取り扱いがなく、U-NEXTの独占扱いのため、入会していない自分には見られない!と思ったが、何という太っ腹、公開から一週間は誰でも無料で見られる設定!
 いやあ、ありがたいありがたい、感謝しつつ視聴。

 作画は良く、アクションの演出に優れたところもあるけれど、ピンと来ない第一話。
 主人公・クーファと列車に乗り合わせ意味ありげに会話しながら、その後は顔も見せない少女(彼女がターゲットかと思った)。
二階ベランダの手すりに上り、勝手に落ちて、クーファが家庭教師兼アサシンの役割を果たすだの何だのの前に自分で死にかけるヒロイン・メリダ。
割合と簡単に殺すことを決めるクーファと、まるで戦えないくせに夜フラフラ出歩いてランカンスロープに襲われるメリダ。
彼女の頑張りをちょっと見て、つい助けてしまい、任務違反の危地に自らを追いやる、うっかりクーファ……
 どれも唐突で、制作側の都合により物語を進めているよう思え、乗れない。

 第一話を見た後、ヨメが買っていた原作漫画の一巻を読んでみる。
 ああ!多すぎるぐらい設定の説明やキャラ心情の描写があり、不満や疑問に思ったところのほとんどに「そういうことか」と納得できる。
 アニメ、一話だからテンポ良く、最後にクーファのアクションも見せたい、という意図は分かるけど、そのために必要な箇所まで削って、感情移入できない内容にしては逆効果。
冒頭に見せ場はあったのだから、欲張らず、このストーリーを二話くらいに分割し、丁寧に進めた方が良かったような。
 まだ、構成を頑張れば次回以降のエピソードで取り返すことは十分可能、だけど、それが出来るなら一話目もこうはならないだろう。
 メリダの可愛い作画など、惜しいんだけど、視聴継続の意欲は弱め。


『スタンドマイヒーローズ PIECE OF TRUTH』01.「PIECE 1」

 スマホの女性向けシナリオ×パズルゲームが原作、未プレイ。
 キャラを見れば明確、美青年がズラッと揃う、女性向け作品。
スマホで他のゲームをやっていると、この手のもののCMがイヤほど流されるため、遊んだこともないのに食傷気味。
 麻薬取締官を主人公にしたアニメ作品、というのは珍しいと思うけど、結局のところキレイ男子とのキャッキャウフフがメイン。
 男キャラの基本造形が全員同じで、男への興味が薄い身としては、見分けに難。
 ヒロインが、美青年と会って話してそのキャラを紹介し、また次の美青年と会って話して……の辺りで集中力が持続しなくなり、途中退場。
 作画は悪くないから、女性視聴者、あるいはこういう傾向の作品に抵抗がない人なら、見続けて良いんじゃなかろうか。

2019年10月10日 木曜日
『ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル』01.「ずっとこの日を待っていた」

 2012年から正式サービスが開始されたオンラインゲームを原作とする、未プレイ。
 『ファンタシースター』シリーズのテレビアニメ化作品として、16年に『ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション』が放送されており、今作はその後を受ける形。
 前のアニメ版を、こう書いてはいるけれど、ほとんど覚えておらず、恐らく一話か二話で視聴を終えてしまったものと。
なので、全くの続編であれば、視聴断念を前提に見なければならないところ、ここからでも分かるよう「ゲームのEPISODE1〜3を再構成したオリジナルストーリー(Wikipedia)」になっているらしく、安心。

 「ここはゲームの世界」ということにはせず、宇宙開発船団が遙かな宇宙で遭遇する事件として描かれる物語。
 調査と脅威の排除を目的とするのだろう、新人含む部隊は、予想外の敵に襲撃され、ほぼ壊滅してしまう。
戦闘力に優れた美少女キャラの生首が、無残にもゴロリと転がる様子はなかなかショッキング。
 それにしても、航空支援とかないのかな?
敵は転送されてきたようだから、本来そこまで厳しい状況になると思われてなかった……かも知れないけど、何というか映画『スターシップ・トゥルーパーズ』っぽい。

 謎の少女と、彼女を追う問答無用の襲撃者が登場し、アバンでも登場した謎の研究者?女性が意味ありげな言葉を伝えたところで、続く。
 グイグイ引き込まれる、ということではないが、問題を感じさせない第一話。
戦友・仲間と表現するにはまだ顔を合わせたばかりだったろうが、所属の部隊が全滅したのに、それについてさしたる感慨がなさそうで、笑顔さえ見せたりする主人公らには、ちょっと違和感あったけど。
 ここから面白くなるのかどうか、様子見。


『バビロン』01.「疑惑」

 原作は『正解するカド』『HELLO WORLD』の野崎まどによる小説、未読。
 東京地検の男性検事を主人公としており、企業への強制捜査シーンから始まるので、硬派な社会ドラマかと。
 異常な「自殺」者、政界重鎮の関与なんかはそのイメージに沿うが、貼り合わせた紙の中に無数の文字が書かれ、血・髪の毛・爪が封入されている、というのはもうホラー?
最初、その紙が奇妙であることに気付かなかったみたいだけど、血でベコベコになりそうだし、髪とか爪があってはデコボコしそうな。
 どういう状況でこの紙が出来たのか、これから解明されていくのだろうから、それを待って。

 捜査物、サスペンスとして、良く出来ている。
主人公らの行動に迂闊さを感じるけれど、検察の人間に危害を加えてどうこうしよう、なんて普通は考えないだろうから。
 一話目で、ヒロインになりそうな女性キャラが出てこない。
その辺は本当に硬派。
 最初は主人公かと思い、そうでなくともバディー物として重要な1人だろうと思った(女性視聴者の妄想対象としても機能しそうな)若い検事が、サクッと殺されてしまうのは衝撃。
 先が楽しみだな……Amazon Primeではもう三話目まで配信されてるのか。


『XL上司。』01.「お前が探してるのは…コレだろ?」

 原作漫画未読。
 五分間のえっちアニメ枠作品。
 何がどうなってXLのモノが届いたのかよく分からず、もっと言えば全面隠されてばかりなのでXLの「何が」届いたのかも分かり辛い。
といってもまあ、分かるんだけど、もうちょっと暗示するとか類似した絵で例えて誤魔化すとか、工夫があっても。
 話が猛スピードで進んでベッドに到るのは当然というか必然だから良いとして、肝心のシーンが「男だけの裸イメージ」で終わっているのは、さすがに理解しがたい。
セル版ではじっくり描いてますよ、見たかったらお金出してね、という事かも知れないが、これじゃ、そうまでして見たい気持ちを折られるばかりのような。

 作画は悪くないし、ヒロインも可愛く描けている。
 この一話目で心を掴まれた人は、視聴を続け、課金してあげて良いんじゃなかろうか。

2019年10月09日 水曜日
『アフリカのサラリーマン』01.「アフリカの痴漢」

 原作漫画未読。
 動物が普通に人間っぽく生活している世界観なので、『しろくまカフェ』みたいな感じかと思ったが、もっと毒々しい内容。
いや、ライオンやトカゲはそうでもないかな、ペンギンだけが……あれ?オオハシなのか。
 オオハシの「煽り運転」とか「女子高生による示談金目当ての痴漢冤罪」といった、コンプライアンス的にもうギリギリのネタが凄い。
凄いんだけど笑えるかどうかというと、ちょっと惜しい。

 3DCGをアニメ処理した(手描きもある)、省力化を感じさせる画面。
 ライオンの大塚明夫がインパクト強すぎ。
エンディングを実にいい声で歌っており、このアニメ全体をキュッと締めてくれている。
 見られる時は見る、ぐらいの姿勢で。


『ACTORS -Songs Connection-』01.「Adagio」

 原作は「2014年からEXIT TUNESにより発売されている、男性声優がVOCALOID曲を歌唱するCDシリーズ(Wikipedia)」らしい。
 しっかりした作画で、男の子達がキレイ。
コンセプトから、ここが最も大事なところだろう。
斜め見の自分には、誰が誰だか混乱することもあったけれど、真面目に見ればそんな事ないはず。

 もう一つの柱となる歌が、チョイ冴えないような……
難があるってほど悪くないけど、聞いてすぐ心を動かされるような歌唱かどうか。
曲としても、今風ではないし。
新人女性アイドルとかの歌声なら普通に聞くので、自分が男性ボーカルを余り好んでいないからかも。
 長い袖をブラブラさせている男の子から、「音楽を志すキレイ版『おそ松さん』」って気がしてしまう。

 普通の学園設定で良いはずだけど、巨大な白い壁の存在や、ぼんやり見える霊体のような存在が違和感。
音楽で文字通り「壁をぶち壊す」ような、意味が出てくるのかなあ。
 少し気になりつつ、視聴対象外。


『警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-』01.「一は凶兆を、七は幸運を」

 漫画原作かと思ったけど、アニメオリジナル企画。
 たまたま居合わせた刑事二人が、イキナリ銀行強盗の人質になってしまうのは、偶然に頼りすぎているストーリーだなあ……と思ったけど、片方が超絶の洞察力を持っていることから、何らかの前兆を捉えて潜入していた、のかな?
悪の組織的なモノがあるらしいので、その動向から予測された事件だったとか。
そうなると、得意げな推理披露について、元から情報は掴んでたんでしょ?という気持ちにも。

 装甲車の中、外部とコッソリ通話するのは良いけど、演出的に「普通に声出して喋ってる」ようにしか見えず、全く気付かない犯人の間抜けさが際立ってしまう。
 撃たれたはずの主人公が無傷なことについて、次回以降に彼の超パワーと合わせて説明されるのだろうが、周囲もうちょっと「異常な事態」リアクションを取ってくれなきゃ、単にご都合のストーリーにも思える(人外も多種混在する社会のようだからこれぐらい珍しくない?)。
 橋を爆破されて進路をふさがれ、車から降りてくる犯人一行だけど、Uターンすれば良いような。
追跡してきた警察車両は、劇中で言及されていたように「押しつぶして」進めるはずだし。
 爆破・狙撃・交渉とチームで役割分担させるべく頑張っていたけれど、マシンガンの弾も斬り落とす『ルパン』五ヱ門そのままな剣の使い手を出すと……彼女が1人居れば、装甲車の制圧なんか楽勝では。
そもそも、銀行に単身突っ込んで犯人全員行動不能に出来そう。
超絶便利キャラは、扱いが難しい。

 ゴタゴタ言いつつ、しかし、オリジナル企画の一話目で、事件の勃発から解決までを描き、レギュラーとなるキャラの顔見せもしっかりこなした手際は、大したモノだと思う。
 ドローン使い少女の「はい、どーん!」に、ちょっと笑ってしまった。
 様子見。

2019年10月08日 火曜日
『戦×恋(ヴァルラヴ)』01.「戦う乙女」

 原作漫画未読。
 コメディー……いやバトル物?
 縁遠い、雲の上に居るような美少女達を見せ、実はその彼女らと一つ屋根の下で生活している主人公、というのは同居物の美味しいパターンとして堅実。
 しかし、主人公がその状況をまるで嬉しそうになく。
「迷惑だ」というリアクションを示すのはお約束だけど、しかしラッキーでエッチなシチュエイションになったり、ふと見える少女らの無防備な素顔にドキドキするものでは。
 主人公への恋心をパワーとして、少女達は凄い戦闘力を発揮するのか。
この戦いが呆気なく、どうなったかもよく分からず片付くため、バトルのカタルシスに欠けてしまう。

 お色気含む少女達の魅力がメインの作品なら、異常事態に遭遇したところで今回は終わらせ、その分、各個人の彫り込みやラブコメ要素に時間を掛けた方が。
 バトル中心なら、学校帰りの二人だけで異変に遭い、その戦いをじっくり見せて、皆と暮らす家にはラストで辿り着けばいい。
 絞り込みが弱いため、ツカミとするにはどちらも中途半端になっているような。
 作画はまずまず。
 強い個性を感じさせる9人の少女達は、話の進行と共に輝きを増していくのだろう。
 もう少し見ての判断で。


『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』01.「絶対魔獣戦線バビロニア」

 アニメシリーズだけでも多岐に渡る「Fate」の最新作。
 「Grand Order」は、最初のシリーズで乗り遅れてしまい、現在に到る。
もしかして、今作から見始めても分かるだろうか……などと思いつつ鑑賞したが、当然ながらそうはいかず。
何が起きているか、ぐらいは分かるけれど、これは誰で、この人とどういう関係で、何のために行動しているのか、といったシリーズ既視聴者には今更だろう部分で引っかかってしまう。
 隙なく高いクオリティーの作画、ケレン味のあるアクションシーンの上手さは凄い!
 いつか「Fate」サーガを全制覇してみたい、という遙かなる野望を抱きつつ、ここまで。


『魔入りました!入間くん』01.「悪魔学校の入間くん」

 原作漫画は単行本で二巻目まで既読。
 悪魔の養子……孫になり、悪魔だけが通う学校に入学することになった人間主人公のドタバタコメディー。
全くの普通人なのに危機を乗り切ってしまうアイディアや無茶さ、次第に周囲に増えていく仲間達との友情など、しっかり出来ており面白い。
 アニメ。
 演出も作画もソツはなく、NHKらしい優等生的な出来。
 原作を読んでいないか、アニメ化を心待ちにしていたなら、十分見続けて良い内容だろう。

2019年10月07日 月曜日
『アイカツオンパレード!』01.「あけちゃお!アイカツ!のトビラ」

 トレーディングカードアーケードゲームを元にしたアニメ、4作目。
 1、2作目を娘が凄く好きで、アニメを見て、アーケードも家庭用ゲームでも遊び、ライブにまで出かけ、すっかりハマっていた(自分は、付き合いでちょっと見る程度)。
3作目は離れていたが、今作からまた見るつもりらしい。
 それは、歴代のキャラクター達が共演する、というコンセプトによる。
好きだったアイドル少女達にまた会いたい、が視聴理由。
 今や、仮面ライダーも戦隊もウルトラマンも、過去シリーズの資産を活かすのが常識。
少子化で子供だけをターゲットにしては成り立ちづらいため、成長して既に視聴対象から外れた層も呼び戻そうというのか。
 逆に、興味を持って昔の作品までDVDなどで見てくれる子供がいるかもしれず、また過去商品の金型が活かせたり在庫がはけたりの可能性も?

 本編。
 少々間が抜けているけれど、明るく前向きでアイドルとしての才能も秘めた少女が、学園に入ってくるところから始まる、王道の第一話。
 安定して高い作画レベル、ステージ歌唱の3DCGも慣れた作りで、気持ち良く見られる仕上がり。
 他作品と繋げるための仕掛けは、ヒロイン姉の発明?
SFっぽい設定を導入、しかし、元々アイドル衣装への着替えは謎システムを使っているし、崖登りや斧で木を切るなどムチャなお約束も存在しており、少々不思議な道具が出てきても今更。
 視聴対象層から遠く外れており、自分はたまに見るぐらいの鑑賞態度だと思うが、娘は見続けそう。

2019年10月06日 日曜日
『ハイスコアガールII』01.

 原作漫画未読。
 約一年間の休止を経て、二期。
 最初は「懐ゲー」要素を強く感じた作品だけど、次第に主人公らの恋愛や人生その物を語る方にウェイトが置かれ、それでも「ゲームは添え物」に決してしない構成の上手さを、感心して見るようになった。
 晶のじいやが実に良い味を出していて、ちょっと泣ける。
 主人公らの年齢ではとても乗り越えられないほど、立ちはだかる壁は厚く広く高い。
 今期はどうなっていくのか、ゲームネタと共に、楽しみに見続けたい。


『どるふろ -癒し編-』01.

 中国開発のスマホゲームが原作、未プレイ。
 5分枠のショートアニメ。
 監督・作画などスタッフは(見る限り)全員中国の人達。
どこか垢抜けず、バトルや萌えキャラなどはまだまだ日本作品に追いつけない、と思われた中国アニメだけど、冒頭で見せたシリアスな戦闘シーンはクオリティ高いし、デフォルメキャラもセンス良く可愛い。

 しかし、本編ドタバタの寒さは相変わらず。
いや、短編アニメでのギャグなんて日本で作ってもこんなものか。
 キャラの説明などまるで無く、基本的にスマホゲームで既知の方へ向けたサービス。


『GRANBLUE FANTASY The Animation Season 2』01.「騎空士の空」

 原作スマホゲーム未プレイ。
 二年チョイの期間をおいた第二期、開幕。
 アニメ制作会社が変わっており、スタッフも総入れ替え。
独特の美しい線で描かれた前期の動画は好きだったが、二期もキャラの表情やアクションがよく描けていて、負けないクオリティ。

 再開第一話は、基本設定やレギュラーの紹介を兼ねた単体エピソード。
浮島・雲海を抜けた下、地表はどうなってるか、説明されたんだっけ?
 スマホゲームは現在でもサービスが続いており、今期で物語が完結するかどうかは不明確。
しかし現在進行形の漫画や小説を原作に、アニメでは最後まで描かれないことが多い昨今、「何もかも片付いてカッチリ完結しないとイヤだ」なんてのは、古い世代の考え方かな。
 見られる限り、見続けたい。


『厨病激発ボーイ』01.「そうさ 俺は目覚めてしまった」

 15年発表のVOCALOIDを使った楽曲を元に、小説が書かれ、それを原作にアニメ化されたらしい。
 しかし、データを調べるためWikipediaを覗いて驚いた、何という情報量の少なさ!
小説の粗筋はおろか、アニメスタッフ、声優さん、一話目のサブタイトルも何にも書かれてない。
映像化されるぐらいの人気作だろうに、ここまで関心を集めないことがあって良いのか……

 転校生ヒロインに関心を寄せる、変わった男子五人のギャグ。
 タイトルから予想できる通り『中二病でも…』的な、承認欲求をこじらせた自己主張あり。
ただのアホではなく、一人は驚異的な身体能力を誇り、一人は恐ろしく頭が良いと思われ、一種「超人高校生」集団と言えなくもないか。
 全くの日常に、「闇の勢力がこの町への侵攻を開始した」といった妄想を持ち込んで、ヒロインの危機を作り出しているのかと思えば、実際、彼女に危険な異常事態は起きているらしい。
『涼宮ハルヒ』風のSFな真相を予想したけれど、「犯人はお前だ」が行われており、ミステリー?
 ここまでだと、まだ路線を確定できない、まあギャグなのは間違いなかろうが。

 その笑い、少々寒いのは困りもの。
男の子達が過剰にはしゃぎすぎていて、視聴者を置いてきぼりにしてしまう。
ただ、男子グループは全員美少年なので、「滑りっ放しのおバカさん加減がまた可愛い」と感じられる女性視聴者には、問題ないかな。
 作画は良好、男子のみならず女子もキレイに描けている。
 転校生に危害を加えようとした犯人の目的など、気になるところもあるから、次回は見よう。

2019年10月05日 土曜日
『ゾイドワイルド ZERO』01.「誕生!ビーストライガー!」

 1999年から、休止期間を経ながらも続いてきた「ゾイド」アニメシリーズの6作目。
 一応、6月まで放送されていた『ゾイドワイルド』の二期、という位置づけだが、製作・放送局が変わっており「前作からの設定やキャラクターは引き継がれず一新される(Wikipedia)」らしい。
無印を最初しか見ていないため、全くの続編であれば、話に入るのは難しかったろう。

 今作。
 一度壊滅状態になりつつ、その元凶ともなったゾイドを用いて復興した未来世界が舞台。
 冒頭、無謀にも巨大な大地の亀裂をゾイドで飛び越そうとするレオの行動は、子供向けの熱血主人公そのままだけど、亀裂迂回に伴う時間ロスをなくして運送業務の効率を上げるため、という合理的な理由付けがあった。
ただ、ギリギリ飛び越せても肝心の荷物が運べない、まで考えてない所は少年っぽい。
 ケーブルをゾイドで咥えて向こう側に渡り、それを引っぱって荷物を受け取るか、もういっそケーブル数本を張り渡しそこに板を乗せて、簡易の橋を作れば面倒もない、と思ったけれど、そこを通って襲撃者が押し寄せる恐れもあるのか。
また、誰でもその橋を用いて短時間で物を運べるようになると、主人公らの仕事がなくなるし。

 追われるお姫様(?)を助け、帝国軍の武装ゾイドに、謎の姫様ペンダントでパワーアップした主人公ゾイドが勝利を収める、分かり易いボーイミーツガールの第一話。
 呼吸マスクを付けている姫、それは主人公達より「一つ上の世代には必要な物」らしい。
地球の大変動に伴い、大気成分が変化している、あるいは有毒物質が漏れ出しているのか。
帝国軍兵士は、背中のコネクタで搭乗ゾイドと繋がっている模様……『攻殻機動隊』義体ぐらいに身体が機械化されている?だからマスクが不要なのか。
ペンダントで自ゾイドが強化・進化した際、レオの腕にも異変が発生、次回予告からして彼も機械部分を持つ体だった?

 3DCGによるバトルには見応えがあり、姫様は可愛いく、チョイチョイとハードに押さえた設定が顔を覗かせ、文句の多いジジイにも面白く感じられる仕上がり。
 今後に期待しつつ、視聴継続。


『放課後さいころ倶楽部』01.「知らない世界」

 原作漫画は、「ゲッサン」の連載をしばらく既読。
 超メジャーとは言えないが、ファンは多く、最近テレビで取り上げられることもあるボードゲームを、中心とした青春物。
 レギュラー陣はほぼ少女で占められ、毎回登場するゲームと、少女達の関係性や抱える事情が絡められ、昇華されていく構成。
題材として扱われるボードゲームの中には、ルールの分かりにくいものがあり、読んでいてもそれ自体の面白味は正直、感じ取りづらかったりしたけれど、キャラやストーリーの面白さ(加えて絵の上手さ)だけでも楽しめた。

 アニメ。
 原作一話の記憶は薄いけれど、こうだっけ。
 ふわっとした物語は良いが、肝心のゲームシーンにアニメらしい派手さ・動きが入ることでの分かり易さ・緊張感なんかが演出できていない。
アニメ制作者からして、登場ゲームに面白味を感じてないのでは?と思う熱の無さ。
 全体的に水準をクリアする内容ではあったが、「毎回こんな、よく分からないゲームの模様を見せられるのかぁ」とばかり、売りがマイナス要因としてさえ働きそうなのは不安。


『アズールレーン』01.「【起動】海を駆ける少女たち」

 原作ゲームアプリ未プレイ。
『艦これ』にすっかり乗り遅れてしまったので、こちらはサービス開始時から食らいついていけば大丈夫じゃないか、なんて思ったんだけど、ボーッとしているウチまたも致命的に遅れ断念。
 中国製アプリということもあり、最初は芳しくない評価も聞いたけれど、今では広く愛されていると思われる、そうじゃなきゃアニメ化されないし。

 内容については、もう全くの『艦これ』。
戦艦・空母などが擬人化した少女達による、砲台を背負ったり手に持ったり、飛行甲板から戦闘機を発進させたりして敵と戦う、コスプレ的バトル物。
 ケモノ少女やアンドロイド、エルフ等ファンタジー少女と同様、「戦闘艦船少女」というのは汎用性を持ちつつあるのかな。
いずれ、海軍軍事オタクが異世界に移転し、スペックや現実で辿った運命を含めて戦艦・空母少女全てを異常なまで愛でまくる『旗揚!海戦みち』というような作品が出来るかも。
 アニメの『艦これ』よりは、もうちょっと設定が固められているかな……といっても、少女達は人間なのか機械か、艦船少女達ばかり戦わせて人間は何しているのか、よく分からないけれど。
空母から発進した普通サイズの艦載機が、後にその空母自体を装着した少女を機体の上に乗せて飛べる、というのが不思議ーな感じで可笑しい。

 第一話だからか作画クオリティ高く、強力な敵を相手に頑張る少女達の戦いぶりに、迫力があった。
 一気に沢山出されるため、キャラを覚えられない。
ゲームで遊んだ人にはある程度見分けられるのだろうし、初見者は次回以降から深められるはずのキャラ彫り込みで記憶すれば良いのだろうが。
 取りあえず視聴継続。
この画面が維持できるなら当分見続けられそうだけど、『艦これ』アニメを途中脱落しており、最後まで行けるかは不確定。

2019年10月04日 金曜日
『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』01.「超人高校生たちは異世界に来てしまったようです!」

 原作ライトノベル未読。
 『旗揚!けものみち』と同様、現実世界で特異な存在だった人間が、異世界でもその能力を発揮するタイプの転移物。
それにしても、総理大臣・世界の富の相当部分を動かす経済人・小型原子炉を開発する天才……これぐらい居れば、異世界に行かなくとも現実世界の命運だって握れそう。
 異世界転生物が最近流行ったのは、「平凡な人間でも、チート能力ボーナスや遅れた文明に対する優位性さえあれば、モテモテで畏敬対象の勇者になれる」という身近な?ドリーム部分が心地よかったから、じゃなかろうか。
 元々凄い能力を持つ人間を主人公に据えては、「東大主席合格者で、運動能力も優秀、コミュニケーション力にまで優れ、男前な上に勇気のある主人公が異世界で大活躍」みたいな話になり、「でしょうね」としか思えないヒトゴト感。

 本編。
 冒頭でドッと紹介された超人高校生達が、事故で?一斉に転移、全員揃って困難に当たるのね。
総理高校生がメインなら、異世界で目覚めた時は彼のみ、卓越した政治交渉能力だけで所属村の危機をギリギリ回避しつつ、周辺を捜索することで順次仲間が揃っていく、という構成にすれば、1人ずつの個性が分かり易いような。
持ちかけられた利益や、他勢力に助けられた義理により敵側に回る仲間も居て良いし。
 雑魚を瞬殺する一行。
これもまた、設定された能力値からすれば「でしょうね」ぐらい。
天才的政治家だろう主人公なので、正面から武力で解決せず、意外な利益の提示・心理操作により上手く事態を収めるとか……それじゃ武闘派キャラの個性が発揮できないのか。

 作画は良好だし、ポンポン進んで余り考えさせないストーリーも結構。
 オーバースペックな上、チームワークが取れている超人高校生集団のこれからに、ドキドキとかハラハラがあろうはずもないけれど、その安定性をこそ求めている視聴者にはアピールするだろう。


旗揚!けものみち』01.「レスラー×召喚」

 原作漫画未読。
 平凡な人間が異世界移転時のボーナスポイントによって異形・超越存在になるのではなく、そもそも異形の存在を異世界に連れ込むパターン。
プロレスラーというだけなら、そう異質ではないけれど、誰彼構わず(女性にさえ)技を掛けてしまう暴力性に加え、常軌を逸するケモノ愛が。
 しかし、いかに召喚された勇者とはいえ、王女にイキナリ暴行を加えては、国内指名手配の賞金首になりそう。
獣人などより余程危険な存在。

 ボディービル的に均整の取れた、ではない、プロレスラーらしい主人公筋肉の描き方がコダワリ。
 激しいケモノ愛に裏打ちされた主人公の異常行動が可笑しい。
ケモ耳少女なら割と誰からも愛されているが、オス獣人にも分け隔て無く愛情を注ぐ、それどころかモフモフできない蟻人とも仲間になってしまう守備範囲の広さが驚異的。
 この作品では、世界観設定や他キャラクターのリアクションなど、まずまず普通。
ただ一人、主人公だけが異質なギャグ要素。
だから、彼の個性の強さが全てを決める。
 出だしは快調……出オチって気もしてしまうけど、このテンションを維持できるんだろうか。
視聴継続。

2019年10月03日 木曜日
『本好きの下剋上 〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』01.「本のない世界」

 原作小説は、Amazonの試し読みで一巻のみ既読。
気楽な異世界転生物を予想していたが、決して豊かではない家の、病弱な少女となっており、ツエーどころか長時間歩くことすらままならず、更にはヒロインに とり戦うことなど何の興味も無く、ただただ「本が読みたい」を原動力とし、書籍からため込んだ現代知識をもって少しずつ自分の世界を広げていく物語。
 「腕力・魔力に頼らない」「世界の危機など救わない(差し迫った状況にもない)」「知識と交渉力で憧れの『本』に向かい突き進む」といった、体育会系でなく文化系なストーリーが面白く、一気に読み終えた覚え。
 現在では『Dr.STONE』など知識チート系作品も珍しくないが、その先駆けとなった……と思う一本。
 逆境に挫けないヒロインの精神的強さや、深まっていく家族・友人への愛情、急激にではなく(王女の病気を治して恩人となる、ような都合良いイベントは起きない)繰り返される日常を少しずつ変えて・前進させていく「名作文学」的なアプローチも、また優れている。
 続きは漫画版を単行本で、六巻までかな、既読。

 アニメ。
 冒頭、いきなりマインが「子供用の絵本まで作り出した」時点から始まるのに、驚く。
この作品の主題は、読んでいるところまででは、様々な困難に打ち勝ち本を作り上げることが出来るかどうか、という所にあり、それを最初っから「願いは叶った」と言い放つのは、どうだろう。
そりゃあ物語としては「出来る」に決まっているけれども、原作小説でも漫画でもそうはしていないのに、アバンでこともなげにバラしてしまうのは、無神経。
 しかもそれが、ツカミとして特に機能していない。
ヒロインの特異な本好きのキャラクター紹介すらまだなのに、見知らぬキャラクターに見知らぬ場所でそんなこと言われても、という困惑しかもたらさないような。

 作画はまあ、普通。
 内面を描けるので優位性のある原作小説と比べては可哀想だが、頑張っている漫画版と比べても、マインの本にかける執念が伝わらず、何となく流しているように感じてしまう。
小説・漫画、そしてこのアニメ版と、三度も同じストーリーを見ているせいで、自分が慣れてしまったからそう感じるだけ……なら良いけれど。
 作品自体の動機付けがとにかく「本」への強すぎる思いにあり、そこに力一杯、思い入れて作らないと、単にお話が進まない、面白味の無い第一話と受け取られてしまいそう。
 監督・本郷みつるに期待していたが、視聴継続の意欲は弱め。


『俺を好きなのはお前だけかよ』01.「僕ってほんと、どこにでもいる平凡な高校生なんだ」

 原作ライトノベル未読。
 無邪気な幼馴染み、大人っぽい生徒会長の両方から好意を寄せられる主人公、という、萌え作品のテンプレートなスタート。
 作画は良いが、こういった内容には食傷気味……と油断していれば、生徒会長とのラブラブデート終盤で様相が一変。
そうかあ、タイトルからそう言っているのだし、予想すべき。

 『この勇者が…』感想でも書いた、「よくあるパターンをひっくり返すストーリー」。
 真っ直ぐであり純情で鈍感な正当派主人公が、モテへの希望をブッツリ切られた途端、本性剥き出しに。
女性からのボディタッチにドキドキしていたけれど、自分のことが好きじゃないと知るや、その行為自体を思い切り罵り始める二重人格ぶりが楽しい。
恋人になれないとしても、可愛い子に触られるのはただ嬉しいと思うけどなあ……それはモテ度合いが低すぎる人間の飢えた考え方か。

 主人公のダークな面のみを愛するストーカー少女が登場し、物語は混沌。
自分を振った(?)少女二人への復讐譚になると思ったが、そんなに単純ではないのかな。
 面白い。
キャラ全員が「〜と見せかけて」という性質を持っている以上、親友の野球部員も何か?


『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』01.「この勇者が傲慢すぎる」

 原作ライトノベル未読。
 タイトル通り、異常なほど慎重すぎる召喚勇者によるお話。
『ゴブリンスレイヤー』に近いキャラクター造形かな。
 慎重とはいっても、「戦場となる世界の環境は?高温多湿で吸血虫のいるジャングルみたいな所ならお断りだから先に調べたい」「魔法を使ったことないし、真剣なんか持ったこともないが、スペックはともかく実際に戦えるのかまず練習したい」「敵が強大であるのな ら、もっと仲間を(異なる世界からでも)召喚して最初からパーティーは組めないのか、あるいは大人数で一気呵成に討伐に出発し誰かが魔王を倒せばいい、という形式に出来ないか (誰か成功するまで隠遁する気満々)」といった、格好悪い抵抗は自分も示しそう。

 ただまあ、この作品世界では、勇者として死んでも現実世界に戻されるだけ、らしいから、極度な慎重さは必要ない?
いや、そのルールにしても能力に疑問のある女神から告げられただけ、実際に死ぬまで本当に大丈夫かの保証はない訳で、ハイそうですかと信用する奴はそもそも「慎重」とは言えないな。
 弱小スライムだって、『ドラクエ』世界なら「つうこんのいちげき」を繰り出してくる恐れがあり、最初の戦いから主人公は逃げ出して不思議なかったぐらい。

 主人公を、思考が読めない異常者として、大きなリアクションを取る女神の視点から語るコメディー……ギャグ作品。
まだ、突然に遭遇した四天王との戦いを、笑いで落とせるか、シリアスに寄ってしまうか、それを見るまでジャンルを決められないが。
 一話目は、冴えないオレでも異世界じゃチートで最強だからテンションMAX!系ファンタジーへのカウンターとして、面白かった(とはいえ主人公もチート能力者ではある)。
勇者を歓迎・賞賛してくれる作品群の真逆を行った『盾の勇者』みたいな路線。
 アリガチのパターンから抜けるには、何かひっくり返すこと、なのかな。
ハーレム勇者を反転して、能力値は高いが全ての女性から嫌われまくる勇者が、美少女だけで構成された魔王軍や傲慢な美人王国を相手に、同じくモテない男達および男の娘でパーティーを組み、セクハラ嫌がらせのような攻撃で戦果を上げのし上がっていくとか。
 軽快で楽しげな演出・作画。
 どうなっていくのか、興味を持って視聴継続。

2019年10月02日 水曜日
『あひるの空』01.「みにくいあひるの子」

 原作漫画未読。
さすがに、このアフロキャラは強烈で、絵として見覚えがあるけども。
 15年間、単行本で51巻も続いている超長寿作品なのね。

 負けない気持ちはあるが、ダメダメな実体の主人公。
その連続でずっとフラストレーションをタメておき、クライマックスでの、またも無謀な強がりを発揮したのかどうか……?という危うさを、バスケへの驚異的実力発揮で突破するカタルシスに繋げていく、さすがに良く出来た構成。
 原作絵の上手さに比べると何だけど、作画的に難は無く、全体に問題を感じさせない仕上がり。
 最初から4クール、1年間放送が決まっているらしい。
夕方の放送時間からして、オタク相手ではなく、学生層がメインターゲットかな。

2019年09月30日 月曜日
『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』最終12話.「その願いは叶えないでくれ、と強く願った。だが願いは叶えられた。」

 それぞれ魅力的ながら、ツンデレ・お子様・闇属性と厄介な一面を持つ(それこそが魅力?)同年代ヒロインズに比べ、ほぼ完璧であり欠陥と言えば「主人公の実母」だという一点のみの真々子こそ、真のヒロインだった。
まあそれは、タイトルにもそう書かれているんだから仕方ない。
 真々子へ向ける主人公の視線が、「困った母親」というものに限定され、ほとんど動かなかったのは不満。
ファンタジー世界において無くてはならない戦力であり、生活能力・敵をも癒やし懐柔する包容力に優れ、若く美しく(可愛らしく)肉感的で周囲の男性からの評価も圧倒的に高い。
その上、一途に主人公…息子のみを想う真々子に対し、こんなにも常識的親子関係をキープできるものなのか。
ちょっと踏み外しかけたり、しない?
せめて勝手に妄想が湧いてくるとか、危険水域ギリギリの夢を見て悲鳴を上げ飛び起きるとか、あっても。
 と言いつつ、今や普通に語られる妹愛や、市民権を得つつある姉ラブに比べ、まだまだ母親に向ける過度な愛情・性的関心については一般的拒否感が強いと思われ、広い客層を求めるならここまでの水準に留めるのが最適解か、とは思う。

 物語として、主人公母子の内面より、周辺母子の上手くいっていない関係と、その克服にウェイトが置かれている。
ここで子供は「娘」にほぼ限定されており(その他扱いで男子も居るは居るが)、だから母親がいくら美人であり相互に愛情が持たれようと、視聴者に忌避感を抱かせない。
いや、百合流行の昨今、母娘ラブラブってのもナシではないのか。
 イベントのボスキャラが大抵母親で、そういう彼女らを倒す・改心させるのは真々子の役割。
真々子最大の武器は、二振りの超絶魔法剣ではなく、このお説教力にありそう。
 彼女を単なる「パーティー最強の戦力であり萌えキャラ」にしてしまわず、あくまで母親として、他の捻れた母と比較して正しく魅力的に見せるため物語が組まれていると感じられ、ヒロイン中心の構成として良く出来ている。
 パーティーの同年代ヒロインズはしかし、主人公と結婚したとして、こんな万能母が付いて来たら、やりづらいだろうなー。
旦那がベッタリのマザコンでないのは救いか。

 真々子は夫についてほとんど思い出すこともなく、実際に存在するかさえ疑問。
単体生殖で息子を産んだ、あるいは、彼女はこのゲーム空間にのみ設定された「理想の母」存在で、リアルから転送された際、主人公の脳内に疑似記憶がインプットされ以前から居たように思っているだけ、とか。
「私は、真人のお母さんの若い時の姿の生き写し。私は人の姿をした影(メーテルぅぅ)」。
 そういえば、パーティーで唯一、母親について語らない・意図して語るのを避けている様子があるポータ・萌子が謎。
余程入り組んだ事情があるのか、もしかして真々子を越える不老加減で幼くさえ見えているけれど彼女自身が誰かの母親、とか(怖)。
 作画は安定して高く、真々子を始めとして女性陣が可愛く描けている。
 ゲーム内で死んだらリアルでも死ぬ……ような深刻な縛りがなく、あんまり難しい事を考えないキャラ達によるドタバタは楽しかった。
 二期を待ちたい。

2019年09月29日 日曜日
『まちカドまぞく』最終12話.「伝えたい想い!! まぞく新たなる一歩!!」

 魔族の能力に目覚めたヒロイン・シャミ子と、魔法少女・桃による宿命の戦い……なんてものはなく、ほのぼのドジッ子ギャグを展開してきたシリーズ、終わり。
 こんな雰囲気の作品なのに、基本設定は意外なほど作り込んであり、シリアスでさえ。
笑いを交えず作り直したら、もしかして『まどか☆マギカ』『結城友奈は勇者である』みたいになるんじゃなかろうか。
──「お父さんがダンボールになって家庭内で便利に使われている」なんて絵は、どうすれば真面目に処理できるのか分からないけど。
 自分だったら、設定に引っぱられてつい深刻な内容にしてしまいそう。
それを、ブレず気楽に見られる路線をキープして最後まで来た精神力、凄い!

 チョコチョコと一生懸命にボケたり突っ込んだりするシャミ子、好きだなあ。
 ギャグの間や、キャラクター達の可愛いリアクションが好ましく、何度も笑わされてしまった。
 「登場人物」として新たに加わったお父さんダンボールにも期待が持て、もっと見ていたい気持ちで一杯。
二期を待ちたい。


『なつぞら』最終週.「なつよ、あっぱれ十勝晴れ」

 日本アニメーションの黎明期を描く、ということで個人的期待値の高かった朝ドラ。
 北海道で成長していくヒロイン・なつの物語は、結構面白かった。
家族になっていく様子とか、余計な波風を立てる夕見子、学校の友達と演劇のドタバタ、何より、草刈正雄の強いキャラクター性による泰樹爺ちゃんの存在感は、作品を支えるだけの重みが。
 東京に出て、アニメの仕事に臨むようになると更に楽しくなるんだろうな、と期待していたが……

 うーん、小田部羊一がドラマの監修に入っているのだし、リアルな姿なのかなあ。
 『ヘンゼルとグレーテル』について、劇中アニメーションの出来が中途半端なのは引っかかる。
こんなもんでしょ、と言われたらそうなんだけど、坂場がドラマ部分で凄く拘った「鳥が魔女を襲うシーン」について、単に奥から手前への無限送りで処理してあり、ビックリ。
「木の巨人が歩くシーン」も、泰樹爺ちゃん歩きのドコをどう参考にして活かしたのか、全然分からない。
 これぐらいなら、アニメスタッフや声優さんが驚きの声を上げるリアクションだけで見せた方が、想像力を刺激されそう。
 『ハイジ』じゃない『大草原の少女ソラ』での、デコボコ道を馬車で行く揺れの表現だって、わざわざドラマに織り込んだ割には普通。
 目玉焼きを作るシーンは、それでも凝ってあったかな。
美味しそう!かはともかく。

 ドラマ単体でも、役者を志し二度と実家を頼らない覚悟で東京に残ったはずの雪次郎、ここに(無駄に思えたが)結構な時間を割いておいて、アッサリ役者をやめ北海道に帰って菓子屋を継ぎ、あまつさえ伏線を感じないまま夕見子と結婚。
「人生こんなもんだよ」と言われるとその通りなんだけど、この辺は全部カットでいいはず。
 物語の都合ばかり感じる天陽の死、で感動させようもムリじゃないかなあ。
 なつ妹のスッタモンダにしたって、描くにしてもこの半分以下の時間で十分。
 そこいらは、朝ドラ的ストーリーに馴染みが薄く、そんな所は削ってアニメ話をメインにしてくれー!としか思わない人間故の不満か。

 しかし、神話の時代とも言える日本のアニメーション誕生期が、そこにはさほど興味が無い扱いでドラマ化されてしまったのは無念。
 大沢麻子のモデルとなった中村和子が東映から移転した先の職場で、虫プロ・手塚治虫も登場するかと思ったのに。
 『ハイジ』で演出をした富野由悠季だって出せたろう。
 残念……宮崎駿か、その奥さん太田朱美を主人公に、もうちょっとアニメ関係に特化した作品として作り直して欲しい。

 特撮だけど、『マグマ大使』『スペクトルマン』『電人ザボーガー』らを作ったピー・プロダクション創業者・うしおそうじを主人公に据えるの、どうかなあ。
特攻隊を見送る写真記録係であり、三船敏郎と交友を結び、円谷英二に師事し、マンガ家時代に手塚治虫から認められ、クセの強い多くの特撮作品を作り上げた。
長男が『エヴァ』音楽の鷺巣詩郎だというのは、この際余計か。
 面白くなりそうに思う。

2019年09月20日 金曜日
『彼方のアストラ』最終12話.「FRIEND-SHIP」

 一時間枠のシリーズ最終話。
 地球とアストラの関係について、キューバ危機に端を発する第三次世界大戦から時間線が分岐している、ということだったので、アストラ号は母星到着寸前で 時間断層に落ち、キューバ危機の最中に出現して、「戦争勃発の要因になった核ミサイルを撃墜(アストラ号をぶつけて破壊)するかどうか」そして「結果とし て、カナタらとポリーナの時間線、どちらを選ぶのか・どちらが存在の根拠を失うのか」重い選択を強いられるものとばかり。
 実際は、そういうSF的な展開ではなく、友情や生き方・認識について語っており、そこがテーマだったのか。

 超テクノロジーによる瞬間移動を用いた惑星移住は、なるほど。
しかし、移住の事実を無かったことにしようという意図については、ちょっとよく分からない。
移住に伴って戦争が発生しているし、宗教など捨てられた文明もあり、誇って語れる歴史でもない?
いや、新しい惑星で再出発しようとしている子孫達に、余計な荷物を背負わせるべきではないという、戦争経験者達の固い決意・思いやりか。
 それでも歴史を伝える際、「こうあるべき美しい姿に」「教訓のため醜悪に歪めて」どちらも間違っており、真実のみを伝えるべき。
 秘密は、それを守るための(大きなものであるほど高い)コストを要求し、利権を生む。
善意・悪意にかかわらず、隠蔽しようとする努力が作り出す歪みを、カナタらが生命に関わる形で押しつけられてしまった。
 自分達も一緒になって歴史の闇に消されるor全てを暴いて生きる、そりゃあ生きる方を選ぶだろう。
 数十年後、「彼らの旅には不自然な点が多い、実は全てが歴史捏造を目的とする団体の策略、やはり惑星移住など無かった」という陰謀論が語られ、人類は進歩のないスッタモンダを繰り返すのかも知れないが。

 カナタが右腕を失ってしまったのは、衝撃的。
 それは「昔、遭難した際、必死で伸ばしても命を救えなかった腕」であり、その絶望から立ち上がって鍛え、今回の難局において仲間達を助けて抱きしめた腕でもあり、自ら死に向かおうとするシャルスの目を覚まさせた腕。
 シャルスがまた裏切ったら?という問いかけに、「そん時ゃ左腕もくれてやる!」と叫ぶカナタの強さに、震える。
アニメ史(漫画史)に残るような名台詞だなあ。
 右腕を失っても、繋いだ手と手の絆は途切れない。
年月が過ぎ、旅立つ者・残る者と別れても、心はいつも一つ。
 逆に、親子関係より近しいクローンであっても、心から手を繋ぎ合っていない、どころか自分達を殺そうとする毒親・敵であるならば、容赦なく訴えて縁を切りムショにブチ込んでしまえ!というテーマも?

 不満点は……恐ろしい困難が待ち受けると思っていたアストラ帰還・犯罪行為と真実追求へのプロセスが、「理解あるしっかりした、王の権威も通じない大人」の存在で一気に片付いてしまうところ。
カナタらアストラ号クルーが王城に乗り込み大立ち回りの末、毒親を全員やっつける(バトル漫画のように一対一で戦いオリジナルをねじ伏せる)、という形なら納得できたかというと、それも、うーん、だけど。
 ポリーナは歴史の証人という役割以外に存在感が薄く、真実が書かれた日記とかでも代役が務まりそう。
浦島太郎的な自分の年齢に気絶するところは笑ったけど、もう少し登場が早く、皆の「姉」として相談役のキャラクターでも付けていれば。
 歴史の真実、捕まえられた親たちの反応、それを見るアストラ号クルーの心情など、余りに駆け足で、ドラマとしてズッシリ受け止めるには物足りない。
 これら全て、「もうちょっと話数があれば」解消できたかも知れないところ(作者はそこを重要と考えず、余裕があったなら他の部分に注力した可能性も)。
 先週まで、とても物語が完結するとは思えず、何かクリフハンガーを仕掛けて第二シーズンへ続く、という形を取るものとばかり。
「アストラに帰り着いてみたら人類全員がまたお引っ越ししており、置き手紙もナシの行方を捜し、少年少女の旅は更に続く」とか(最悪)。
 それを、原作があるとはいえ、この話数でまとめたアニメスタッフの手腕は、褒められるべき。

 未読なので気がつかなかったー!原作は篠原健太なのね。
『SKET DANCE』はとても好きな漫画で、周到に考えられたストーリーと、濃いキャラクター達の熱いドラマ、笑い、それから冷静に全体に目を配る作者の知性を感じる傑作だった。
 カナタの崩れ顔や、知的だがおバカさんなザックから、『SKET DANCE』を連想して良かったはずなのに!
 いずれ原作も読んでみたいな。

2019年09月19日 木曜日
『手品先輩』最終12話.「はやす先輩/失敗しない先輩/負けない先輩/サイレント先輩/バニー先輩」

 部活として大道芸をしようとする姉弟のキャラクターも決して弱くなかったが、やはり奇術部先輩の強烈なキャラクターに尽きるアニメ。
 可愛い・美人、しかも過度に肉感的スタイル、うっかりセクシーポーズの頻度も高く、本来なら男子憧れの存在。
しかし、壊滅的にダメな手品に拘り、失敗を認めず、何とか誤魔化そうとし、(手品に関しては)無理しても優位なポジションを取りたがる余り、人格に歪みが生じている。
この歪みがギャグとして面白い所なんだけど、リアル寄りに「付き合う」ことを考えた場合、先行きに危機感を抱かせるに十分。
 だから奇術部に他の部員が居ないのだろうし、助手君がもう一歩を踏み出せない要因と思える。
 ……先輩は出し物失敗で身動きできなくなることが多く、そこを狙えば、しかも彼女は「手品失敗はなかったことにしてしまう」思考形態を持つため、それに付随する行為であれば諸共抹消も可能かと……薄い本のアリガチネタだなあ。

 割合真っ当な人間性を見せる女性キャラは、化学部の女子生徒だけ?だったけど、やっぱり思春期男子としては巨乳一択か。
 手品が致命的にヘタな先輩、というだけの基本設定を、ここまでしっかりと馬鹿馬鹿しく見せてしまうアイディアや構成力は、凄い。
 気軽に見られる、楽しいアニメだった。

2019年09月15日 日曜日
 衛星で放送された映画『スマホを落としただけなのに』を見る。
 タクシー内で、タイトル通りにスマホを落とした(シートに忘れた)ことから始まる、サスペンス。
 情報を抜かれ、悪用され、位置情報を勝手に覗かれ、他者との不和を工作されてしまう中盤までは、まずまず。
なるほど!も、凄い!も足りないため、想定された被害の範囲内という気はしてしまうが。
 地味には、Amazonの購入やネット動画の閲覧履歴をたどられ、性癖や悪趣味さが暴露されるだけでダメージは甚大かと。
SNS裏アカウントで、同僚や上司への悪口、自社・取引先の問題点暴露、政治・信条に関わる過激な投稿などしていたら、懲戒事由になりそう。
 映画主人公は品行方正だったようで、そういう後ろ暗い部分は無かったのかな。

 困るのが映画後半。
 真犯人は、意外な人物と言うより、最初からテキトーな映画ならではのあやふやな立ち位置で出てくるキャラのため、「そうでしょうねえ」と「そう言われても」が入り交じって反応に困る。
 スマホを用いた陰気な攻撃と裏腹に、素顔はバカ陽気なシリアルキラーだもんで、それも反応に困る要因。
「楽しみながら物理的に人を殺すぜー」って行動様式は、映画の主題と合ってないような……そこを描く時間も長いし。
せっかくの武器をすぐその辺に放り出したり、こんな間の抜けた人間が周到な計画とか立てられるかなあ。
 ヒロインの秘められた過去は、何のために設定した?
無理がある上、だからドラマが深くなる訳でもなく、真犯人と対峙する緊張感を台無しにするばかりで、カットした方が。

 「仕事や友人とのリアルな関係が破壊される」「SNS等で顔も知らない他者から過度な好奇や憎悪を向けられる」どちらの恐怖もしっかり描けておらず、結果的に「バカ殺人鬼と対決したけど恋人とコイツじゃどっちがコワイ?」みたいな後味しか残さず、残念な仕上がり。
 監督・中田秀夫のクレジットは、期待より不安を表す。
本格ホラーから、連続殺人バカを描く『スクリーム』まで成功させたウェス・クレイヴンと同じ路線を狙った……?
 それでも続編が作られるようだから、ヒットはしたのかな。

2019年09月13日 金曜日
『ゼノンザード THE ANIMATION』00.

 YouTube配信中。
  スマートフォンのゲームアプリを紹介する特番中、放送された30分枠のアニメ。
 ゲームでプレーヤーの案内役となる美人AIキャラと主人公の出会い、カードバトルの開催、主人公が抱えるトラウマを越えて勝利を掴むまで、ポンポンとテンポ良く描かれた。
テンポ良すぎて色々なところが置いてきぼり、という気はするけど、これ以上何か説明やら主人公の抵抗なんか入れると、枠内で一区切り付かなくなってしまうから仕方ない。

 主人公は、天才か強運の持ち主、ということなのかな。
子供の頃カードバトルに強すぎたからといって、成長後も強いとは限らないと思うけど……
主人公、ご近所でばかり遊ばず、強豪ひしめく全国せめて地方大会ぐらい出場すれば良かったのに、この世界では超人気ゲームなんだろうから。
 この手のゲームに余り縁が無いこともあり、『遊戯王』とか見ても「都合が良い時に、超絶スーパーカードを引いて勝つ」という描き方に乗り切れず。
今作でも、三枚同時に引いたら一枚凄く強いカードがあったので敵瞬殺、という危機の切り抜け方に実感が伴わない。
まあ、ドツキ合いバトルでの「死を前に異次元レベルアップする」「突然、新必殺技を閃く」「仲間がタイミング良く助けに来てくれる」なんてご都合と変わらないことではあるが。
 作画は良く、3Dカードバトルも頑張って描かれていた。

 関係ない話。
 このアニメのようなデジタルのゲームでは不可能だけど、実際のカードを用いて遊ぶ場合、「世界中にもそう数がない・買うと恐ろしい値段がするウルトラスーパーカード」について、白紙のカードにその名前を自分で書いて、実物扱いするってのはダメなのかなあ。
公式大会じゃ怒られるだろうけど、仲間内ではオッケーなような。
お互いに、本来使えるはずのないレジェンドカードを多数繰り出して遊ぶ……楽しそうな気が。
 「手塚治虫先生の直筆サインなんか生涯手にすることはないんだから、自分で偽造サイン描いて壁に飾ればいいじゃん」みたいなもので、虚しい気分しか残らないのか。

2019年09月12日 木曜日
『胡蝶綺 〜若き信長〜』10.「兄と弟」

 都合良い視点を取り過ぎだし、フィクション度合いも濃いなあ、とは思うけれど、絵柄や雰囲気から予想するより遙かにしっかり信長を描いている。
 もうちょっと破天荒な信長の魅力を表して欲しい気はする……信長に転生した常識的現代人ぐらいの、穏当な行動が目立つので。

 信長の正室だが超絶の忍びであり、しかも本当は男だという、盛りすぎの帰蝶。
性別変更はキレイ男同士のラブラブを見たい女性視聴者に向けたもの、物語的に大した意味は無い、と思ったが、世継ぎを産めない責任を負って織田家を離れるなど、意外と真面目に考えてあるのね。
 信長母やお市など家族は大丈夫だろうけど、作中数少ない女性・吉乃だって、もしかしたら男設定じゃないかと疑惑の目。
事実そうだった場合、帰蝶が余りにも不憫だなあ。

2019年09月08日 日曜日
『グリザイア:ファントムトリガー』01.「SORD」

 原作ノベルゲーム未プレイ。
 このアニメは、『グリザイアの果実』『迷宮』『楽園』と続いてきたテレビシリーズの最新作となる、二部作劇場公開アニメをテレビ用に再編集したもの、らしい。
 かなり特異な設定だし、キャラクターも一気にドッと出されて面食らってしまったが、前シリーズを視聴していることを前提として作られているのかな。
ほとんど見ていない自分には、ちょっと敷居高い。

 冒頭、街のお祭りを駆け抜ける追跡劇。
ホッケーマスクだったり(御神輿の出る祭りで彼らだけハロウィン?)強引気味なナンパを試みてる風な男達ではあるものの、割とリアクションはフツーなのに、ムービーカメラ破壊・顔面を踏みつけまでするのはどうだろう。
悪党に容赦ないのは構わないけれど、周囲への迷惑まで何とも思わないと、魅力を減じてしまいそう。
 あと数秒費やして、「彼らはヒドイ目に遭って当然のゲス野郎共」と描くべき。
 追跡していた相手を意図せず射殺、事務所?の男達をうっかり全員撲殺……これらも、彼らがそうされてしかるべき連中だとする前提があって初めて、カタルシスになったり受け入れやすくなるのだが。
 「ちょっぴりドジな少女達は、すぐ相手を殺しちゃいます、テヘッ」が彼女たちの魅力で、シリーズファンにはたまらない所だろうか。

 劇場にかけただけあって、作画はキレイ。
 女の子達も可愛く描けている……が、年寄りにはキャラの見分けがキツイ。
先生と生徒の年齢差も分からないぐらい。
 劇場公開作を30分にカットしたものだから仕方ないけれど、次回への引きなどほぼ無く第一話を終える形。
せめてしっかり予告を付け、期待を煽った方が。

2019年09月02日 月曜日
『彼方のアストラ』09.「REVELATION」

 キトリーとフニシアのDNAが同一だという衝撃の事実。
実は一卵性双生児で、フニシアの方に冷凍睡眠期間があって年齢に差が生じた、とか。
あるいは、キトリーを病気や事故で失ってしまった時に備え、予備としてクローン体・フニシアを設けておいたのかと。
 実際は……船の搭乗員全てに関わる、もっと恐ろしい設定。
なるほどそれなら色々なところに辻褄が合う。
全てが解明されなかったり、矛盾があっても「まあまあ細かいコトは」ぐらいで済ませる作品を多く見てきたため、このしっかりした作りに驚く。
 まだ、空間転移した先に偶然宇宙船があったこと、同型の宇宙船が都合良く移動先に存在したことなど、何故?は残っているけれども。

 地球へ帰る!という主人公らの目的。
帰りさえすれば全て丸く収まる……訳ではない、帰還を歓迎されないどころか「親」達が自分を守る上では邪魔であり抹殺対象だと、思ったより遙かに厳しい現状が明らかに。
 凄いネタだなあ、と感心した今回のウチに……
 えええ、まだ物語をひっくり返す設定があったのか!
 主人公らが目指す母星と、ポリーナの地球とは、別物?
パラレルワールド的なことなのか、時間の断層があってどちらかが何十万年・何億年の昔に滅んだ文明の人類?
全く別の惑星で、並行進化した人間がたまたま出会った……うーん。

 毎回、危機的な状況は生じつつ、禍根を残すイヤーなキャラ同士の確執までは描かず、ライト気味に見せてくれる作品。
いや、それぞれ重い物を抱えているのだけれど、主人公らしくしっかりとリーダーシップを発揮してくれるカナタの明るさもあって、必要以上にシンドくならない。
 キャラが皆、個性的であり、相互の関係性もよく描けている。
 ファンタジーよりも「SF」を感じさせてくれるのは嬉しい。
 面白い!早く次回を見たい!

2019年08月17日 土曜日
『異世界チート魔術師』06.「アズパイア防衛戦」

 現実の科学知識を用いてチート級の魔法を駆使する凜。
更に強力な大魔術師、エルフとトリオで戦い、圧倒的な強さ。
 それでも楽勝とはいかない敵の物量、そして最後に控える強敵。
 「チート」とタイトルからお気楽に謳っている割、戦場の構成を真面目に考えてあり、見応えがある。

 残念なのは、やっぱりアニメーション的表現に力不足を感じるところ。
 凜が繰り出す科学思考魔法の理屈づけとか、事前に説明があるし理解不能ではないけれど、誰か解説役に付けて「ま、まさか地下水と反応させたっていうの?こんな戦い方は有り得ない!」とか何とか、セリフで状況に即して説明させた方が親切。
 演出、二話前、太一が謎の存在(エアリアル)からパワーを受け取る大事なシーンで、何故か太一股間がアップになって笑う。
パワーは局部をアンテナ代わりにして受け取った?
 前話でも、「小石を投げて衛兵の注意をそらす」場面、小石がホントに小さく描かれ、しかも画面下を素早く横切るため、一瞬何が起きたか分からない。
カットを割りアップを使う、投石のモーションを見せるなど、もうちょっとフォローがあっても。

 双子の少女魔導師。
ゴブリンを大量に発生させ攻撃を仕掛けるが、太一が危惧の言葉を放つやいなや、双子まで襲われ恐怖の叫びを上げる展開の早さが可笑しい。
葛藤もなく彼女らを助ける太一、当然のように彼とチームを組んでゴブリンに敵対する双子……ちょっと先を急ぎすぎ、単なる段取りになっている。
 これなら、急に現れて「今日から私たち双子はあなたの仲間になるわ」と宣言し、パーティーに加わる、ぐらいの扱いでも良かったような。

2019年08月11日 日曜日
『鬼滅の刃』19.「ヒノカミ」

 ここまで、作画は高いクオリティを維持したまま落ちず、それも「顔のアップだけ整えて描いてある」というものではなく、相当な枚数を費やすだろう動きで表されているのが凄い。
 以前の鬼で、掌の目に映し出される矢印の方向に相手を吹き飛ばす能力の者が居て、原作でもユニークな敵ではあったが、アニメーションによる表現を得、初めて真のパワーと恐ろしい厄介さを実感できた思い。
「高所から落とされたら痛い」まで体感させる演出と絵に、唸る。

 頑張った画面に慣れていた自分でも、今回のクライマックス、ヒノカミ神楽発現の衝撃と戦闘効果の美しさ、予想する先までキャラを動かすスピード感、タイ ムリミットの近さを伝えるギリギリの緊張、そして追いついた鬼の首に刃を当て一気に振り抜くシーンの圧倒的カタルシス……それらが劇場版かと思わせる執念 の作画で表現され、ちょっと震えてしまう。
 ここでこんなに盛り上げてしまって、この後、更に出現する強敵との激闘や、超絶の能力を持つ柱の演出は大丈夫なのか?などと余計な心配、大きな期待。
 愛されてるなあ原作。
 この制作会社、このスタッフでアニメ化してもらえ、ファンとして幸せ。

2019年08月09日 金曜日
『まちカドまぞく』05.「町内は罠だらけ?? 崖っぷちまぞくの新たなる能力」

 作画レベルは少々落ちてしまったけれど、ネタとしては快調。
 3話、シャミ子が魔力特訓した際、攻撃発動のキーワードが「みんなが仲良くなりますように!」、放出された極小の魔力はパワーが小さすぎてシャミ子の体 内に戻ろうとする、それが命中した時の痛みは筋肉注射ぐらいという予測、走って逃げるシャミ子だが意外に攻撃魔力は速く(シャミ子が遅すぎる?)追いつか れ、命中・体内吸収で感じた痛みはやはり「筋肉注射ぐらい」。
脱力のギャグに、独自の感性によるネタが多数詰め込まれており、ちょっと笑いつつ感心。

 対する魔法少女・桃。
 廃工場を自身の財力で買い取っていたり、シャミ子が売っていたウィンナーを大量買いしたり、結構なお金持ち?
両親は既に居ない(同居していない、という意味?)らしいので、その遺産があるのか、あるいは生活苦にあえぐ魔族末裔と違い魔法少女職への給料が過分に振り込まれているのか。
 他にも魔法少女は存在し、それは桃のように穏やかな性格をしていない、という発言も。
 基本的には面倒見の良いお人好し少女だけど、チョイチョイ謎、というか不明点があるなあ彼女。

 シャミ子の御先祖様・リリス。
 子孫の精神世界?に住み込んでおり、テレビゲームしながらダラダラする様子は、単なるニート。
精神世界で、シャミ子が実際に所有するゲームが遊べる、と言っているところから、子孫がプレイしたゲームイメージをなぞる(追体験する)形で遊んでいる、ということなのかな。
 ダメダメな子孫と、魔力・精神力共にほぼ同等で、肉体を乗っ取っても桃にボロ負け……いや勝負以前の問題。
 キャラクター全てに悪意がなく(魔族はそれでいいのか?)、女性陣はみんな可愛い、癒やし系アニメ。
覚醒すると恐ろしそうなのは、知能が高いシャミ子妹ちゃんっぽい。
リリスも、肩入れして育てるなら彼女の方が良いと思うな。

2019年08月07日 水曜日
 衛星で、韓国映画『哭声/コクソン』を見る。
 サスペンス?ホラー?騙し合い疑い合う人間心理物?宗教テーマ?全てを内包していると思うべきなのか、ちょっとジャンル分けに困る映画。
 自主的に考察して筋を繋げようとし、監督の意図をも読み取ろうとする人には面白い!内容だろうけど、エンターテインメントとして映画を見たい向きには「意味が分からん」「最後投げっぱなし」としか思えまい。
自分も、どちらかというと後者。
 それでも最後まで集中して見られたのは、画面の緊張感や、特に主人公娘の『エクソシスト』より鬼気迫る演技故。

 よく知らない相手に不信感を持つ、誰かの無責任な示唆により自分に起きた不幸はその相手のせいだと思い込む、そうなるとその相手は「敵」であって、向こ うが大事にしている物を踏みにじろうと、直接的・致命的な傷害を与えようと、それは「相手が悪いから」であり「正義の怒り」であって、通常なら非道と認識 できるはずの行為に躊躇いなど覚えない。
……分からなくもないなあ、自分に思い当たるところがあるのは恐ろしいことだけど。
 邪悪を成す真犯人は、「アイツだよ」「ゴメン間違えたソイツだ」「実はコイツ」と、主人公のみならず観客も次々示される情報に揺さぶられ、真実を見失う。
 ホラーとしての恐怖より、そういう人間的・社会的恐ろしさを描く映画だったのかな。

 謎の日本人として國村隼が出演しており、真意を伺わせない不気味な外国人扱いなんだろうけど、同じ日本人としては何だか応援したい対象にもなってしまう。
彼の犬に暴行を加える主人公らに怒る……彼自身を酷く扱うのはまだしも(オイ)。
 褌一丁で目を赤く光らせてみたりとか、もう結構な重鎮役者だろうに、頑張るなあ。

2019年07月31日 水曜日
『トライナイツ』01.「月と太陽」

 ずいぶん中途半端な時期にスタートした、GONZOによるオリジナルアニメ。
 冒頭、小学生時代に行われたラグビー試合の模様だけで、先行きに暗雲が立ちこめる。
パワー勝負のラグビーを描こうというのに、作画的なパワーがまるっきり無い。
「美形がキラキラしながら戦う大相撲アニメ」だって有り得る訳で、汗臭い画面にする必要はないが、そういう問題ではなく、端的に言うと絵がヘタ。
 ボールを蹴る時に顔と足とボールの一部しか描いておらず力が入らない、得点する際に汗もかかず軽ジョギングぐらいの勢いで走り込むなど、ラグビーを全然知らない自分が見ても「これは……」と思ってしまうレベル。

 少年期はまあ子供の試合だし、と思ったが、成長後のラグビーシーンも酷い。
誰が・ドコで・何をしているのか非常に分かり辛く、走る・蹴るといった基本の動きもダメ。
「まるっきりアクションが描けずラグビー自体に興味もない少女漫画家がムリして描いてみた」という感じ。
 スポーツ自体は付け足し、美少年同士による女性向けキャッキャウフフが主題なのかな。
「お前は絶対、俺に必要な男だ」「お前に首輪を付けてやる」こういうのが好きな人なら。

2019年07月26日 金曜日
『異世界チート魔術師』03.「駆け出し冒険者」

 危惧したほど悪くない。
異世界召喚から、その世界でのルールに合わせた修行をし、小さな依頼をこなしてポイントを稼ぎ、大きめの仕事でレベルアップを目指す……実に地道。
 「王国騎士団を全滅寸前まで追い込んだ魔王軍を、主人公がいとも簡単に撃退」といった、まさしく「チート」な戦いをしないのは、意外。
それでも、秘めた能力に周囲は感嘆し、強敵だろうモンスターをサッサと片付けるけれど。

 絵に力が無いのは、とにかく惜しい。
だから、キャラの顔立ちやポーズ、戦闘など、まるで画面としての説得力が無く。
 演出力にも難を感じなくはないけど、ただ、「絵のパワーに頼れない」ことはしっかり自覚しており、凝らず分かり易い構図や動線を設け、出来る限りセリフでの説明を付けてある。
イメージすることで魔法効果を上げる、というのはなかなか難しい場面だったと思うが、絵が無くても分かるぐらいに言葉で語らせ、クリア。
原作ライトノベルそのまま?しかし映像化に際してつい変えてしまったりするものだけど。

 全体に物語としての抑揚に欠け、淡々と異世界での生活や戦い方に慣れ、恐れず何となく敵を倒しているため、次回への不穏なのだろう引きを見せられても、特に盛り上がらない。
多少の苦戦があるかないかで、また淡々と勝つんだろうな、という予感しかしないから。
 心に波風を立てず見られる、という所を、欠点と取るか美点と取るか。
 召喚カップルの関係が盤石であり、主人公男子を中心とした異世界ハーレムも(まだ?)作られないため、そういう方面でも不安などなく……それも良いのか悪いのか。

2019年07月15日 月曜日
『BEM』01.「WATER」

 番組表でタイトルを見て、宇宙人を表すSF用語「bug-eyed monster」のことと思い、えらく古い言い回しを使うなあと思ってしまった。
 オリジナルは50年前!最近のリメイクでも13年前になる、『妖怪人間ベム』三度の開幕(ミニシリーズや実写除き)。
余りにも今風の、特にベラのキャラクターデザインに発表当時驚いていたのに、もう忘れてた。

 第一話は、妖怪人間達の設定紹介を省き、女性刑事の視点から怪奇事件を追い、ベムに出会う物語として構成。
 彼女からすると、命を救ってくれた恩人でありながらも、ベムは人間を次々殺した怪異と変わらない「バケモノ」。
お礼を言うどころか、容赦なく銃弾を叩き込み殺そうとする、理解の断絶が切ない。
 ベムが人間形態のまま戦っていれば、とか、もう少し格好良さ・可愛さのある実体であれば、女刑事の対応も違ったのだろうか。
その辺が「早く人間になりたい」と言わせてしまう要因。
 現代風には、デッドプールなどアメコミヒーローのように体全体を覆う(イケてる)スーツを作成したなら、誤魔化しが効きそう。

 頑張っているところはありつつ、イマイチも多い作画。
オリジナルは、作画も含め「気持ち悪い」雰囲気が、独特の作品世界を作り上げていたのだが。
 シリーズ開幕として、無難なストーリー。
 父・母・息子を思わせるオリジナルの家族構成から、子供二人連れのシングルファーザー状態へ。
誕生時期はほぼ同じのはずであり、成長速度・大きさが違うだけと考えれば、精神的差異は無いのかな。
 警官達をスパッとキレイに切り裂く魔物の、『CUBE』『映画バイオハザード』類似シーンは、ちょっと気持ち良かった。
 面白くなるのかどうか、様子見。


『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII』01.「神の宴」

 原作ライトノベルは変わらず未読。
 前期から四年を経て始まる第二期。
外伝が二年前に放送されているからか(未見だけど劇場版もあった)、そんなに期間が空いたよう思えないな。
 強烈で、印象に残るキャラクターのせいもあり。

 監督他、スタッフの変更が多少あるようだけど、前作と変わらず見られる。
 かなり強くなったと思うのに、一話目からボコボコにやられるベル。
上には上が居る、というか、世界全体から見ればベルはまだまだ発展途上なのか。
 整った作画、二期を貫くのだろうイベントの開幕が告げられ、視聴意欲を喚起される。

2019年07月14日 日曜日
『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』01.「少年の壮大なる冒険が始まると思ってたら…え、どういうことだよこれ…。」

 原作ライトノベル未読。
漫画版を、お試し読みで少し読んだ程度。
 若くて美人(可愛い)のお母さんをヒロインに、息子が振り回されてしまう、お色気は入れつつも「一般向け」漫画をずっと考えつつ、しかし上手く消化できずにいたけれど、そうかーこうすれば良かったのかー!
 現実的日常を舞台にすると、どうしても生々しくなってしまい、客側が自分の実生活と重ねて「いくら容姿が良かろうと母ちゃんじゃなぁ……」と拒否反応を起こしやすい。
 ファンタジー世界に転移させてしまうのは、なるほどのアイディア。
母息子の年齢差なんて、数百歳で外見は少女のエルフが平気で存在する中、大した問題じゃない。
また、亜人から人外のバケモノまでが共存する環境、母子の恋愛感情なんかさしたる人道からの逸脱とも思えないし(理屈になってないぞ)。

 政府主導による異世界…ゲーム世界転移は珍しい。
 転移した架空世界にどうリアリティーを持たせるか、そこがこういう作品の難しいところだけど、最初からウソのゲーム世界であることを明示、しかも魔王を 倒すといった目的などなく、選ばれたプレーヤーにβテストをさせようとしているだけなので、先への不安や悲壮感など皆無。
 ゲームの本当の目的は、異常な環境下に送り込むことによる親子関係の改善?
引きこもりやニートも、設定を変えた異世界で生存本能を刺激することによっては、社会復帰できる可能性が。

 お母さんを可愛く描くに、十分な作画。
声が入るとまた、魅力を増すなあ……何となく井上喜久子をイメージしていたけれども。
 「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃」って特殊設定、どのように実現していくのかと思えば、一話目でアッサリ会得。
バトルがメインのアニメじゃないならば、お母さんの「料理」「裁縫」「他者を包み込む母性」といった、ファンタジーとは無関係っぽい能力こそ今後重要になっていくのかも。
 凄く面白くなりそう……かどうかはまだ判断できないが、盛り上がっていくことを期待しつつ、視聴継続。


『まちカドまぞく』01.「優子の目覚め!!家庭の事情で今日から魔族」

 原作四コマ漫画未読。
 急にツノとシッポが生え、自分は魔族の末裔だと知らされた、ぽややんヒロインのドタバタ。
 ネタとしては定番と言えるぐらいのものだけど、例えばツノについて「頭に鉄アレイを付けているぐらい重い」「買い物袋などぶら下げられて買い食いの際に便利(単体で重いのにそれ以上重量を増すのはムリだった)」といった、ちょっと独特の視点で笑いにしてあり、感心。

 魔法少女は悠長に変身シーンをフルサイズで展開しており、突っ込んでくるトラックを止めるにとても間に合わないだろう、と思ったが、宇宙刑事ギャバン・1ミリ秒蒸着並の異次元スピードだったのね。
 漫画での描き文字を、セリフと重ねてヒロインが読み上げる独特の効果。
「ぽがー」という叫びがおかしい。
 演出巧いなあ、と思えば桜井弘明監督なのか。
 高品質な作画で、成功への絶対条件になる女の子の可愛い描画を実現。
 ぽややんと見続けたい。


『ギヴン』01.「Boys in the Band」

 原作漫画未読。
 音楽をテーマとする作品……なのだろうと思うけど、第一話は美少年二人の関係性に重きが置かれ、音楽は小道具ぐらいの扱い。
 ちょっと調子が外れていつつも一途な真冬は、今期アニメの中で有数の可愛らしい「ヒロイン」。
 しかしそれなら、「お前のことなんかちっとも気にしてないんだからな!」の立夏もまた、分かり易くてツンデレのヒロインたり得る。
 どちらかが女の子設定であれば、ごく普通に恋愛の始まりを描いた内容だとしか。
 キレイな男の子二人が繊細に関係を結ぶ様子を見ると、すぐ「そちら方向」?と身構えてしまうのは、偏見というか逆にそんなことばっかり考えてんのか?と自分に問いたくなってしまったが、Wikipediaにはハッキリ「ボーイズラブ作品」と書かれている。

 整った作画で、男の子達は可愛く、表情豊かに描けている。
 嫌なところなど無く、これから音楽要素が強化され、人間関係やドラマが面白くなるなら見続けられそうにも思うけど……
 基本的に、男性同士の恋愛感情を描く作品については、視聴対象外。

2019年07月13日 土曜日
『異世界チート魔術師』01.「異世界からの「迷い人」」

 原作ライトノベル未読。
 アバンはいきなりキャラ大勢による乱戦を見せられるれけど、主人公モノローグで「(戦闘中の二人は)数ヶ月前まで平凡な高校生だった」と語られるため、注目ポイントがとても分かり易い。
 主人公らが現実でどういう能力を持ち、関係を築いていたか、出現した魔方陣は主人公をターゲットとしていたことなど、セリフでの説明が親切で、誰にでも理解できる。
 しかし、特にアクションの演出が拙く、魔物馬の首にエアカッターが命中するタイミングとか、遅れすぎててちょっと辛い。
説明的にパターンで流したような画面が多いけれど、第一話から低調な作画のパワーを思えば、そこに頼った絵作りは難しいのかな。

 アッサリ異世界を受け入れ、運命を呪ったり転移の原因を突き止めようと考えず、生活していくことから考える二人は逞しいなあ。
異世界転生・転移についてはもう物語上の大前提であり、「サッカーって何なんだ」「俺は野球部で一体何をすればいいんだ」などと言い出さないように、段取り芝居は飛ばすのが当たり前か。
 男女ペアでの召喚や、タイトルと違いチート能力で転移後すぐの敵を瞬殺「しない」所など、ジャンル作品としては独自の面白さを期待できそうに思うけれど、とにかく画面クオリティ的に厳しく、視聴意欲は低め。


『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』01.「パンツを落としたシンデレラ!?」

 原作ライトノベル未読。
 アニメ冒頭、主人公がエッチな夢から目覚めてみると、自分のベッドに美少女の妹が潜り込んでいる……という、萌え作品としてはお約束と言えるツカミ。
しかし、ここまでおざなりな演出で描かれるのは珍しい。
アバンだからサッサと終わらせなきゃならない、という事情はあろうけど、それなら本編に食い込んだって一向構わないのに。
 続く、部室を掃除する主人公の元に次々と美少女達が集まる流れ。
本当に何となく短時間で集めてあり、一人ずつ印象づけたり魅力を感じさせよう、なんて努力の跡が全く見られない。
 アニメ制作者、この原作は何が面白いのか・どう描けば面白味を感じさせられるのか、サッパリ分かってないのでは。
あるいは単に「仕事だから嫌々やっている」?

 作画クオリティは一話から低め。
 これから、ゴチャッと登場したヒロイン達の意外な内面嗜好が暴かれる……のかな。
 継続視聴は、ちょっと厳しい。


『ソウナンですか?』02.「初めての食事」

 ウチのパナソニック録画機は、5分のみならず、10分、15分、悪いと30分の番組でも、番組表に細い線でしか表示されないことがあり、それでたまにチェックし損なってしまう。
この作品もそうで、痛恨の一話見逃し。
 幸いなことに、原作漫画は単行本一巻だけ既読しているため、置いてきぼりにならなかったが。

 無人島に漂着した女子高生四人がサバイバルする話。
ということで予想される、極限状態での感情的衝突とは縁がなく、家に帰れる見通しこそ立ってないものの「サバイバル部の夏休み合宿」といった楽しげな雰囲気。
 作画的には必要十分。
 飲尿だとか靴下に吸い付くなど、少々性的な偏向を感じさせるシーン(笑)もサラリと流し、負担無く見ることができる。
 今期、チェックする本数が少なければ視聴を続けても構わないが……

2019年07月12日 金曜日
『ありふれた職業で世界最強』01.「奈落の底の化け物」

 原作ライトノベル未読。
 ああ、これ異世界召喚物なのね。
確かに、オープニングや回想でクラスメートの存在に触れる部分があるけれど、物語としては全く関係してこないため、見返すまで気がつかなかった。
割とテキトーな異世界物では、校舎や制服について、現実世界とさして変わらない描き方をしているものもあるし。

 現実から召喚されるシーンを起点としてはさすがに段取りっぽすぎるとしても、迷宮に入る辺りから始めた方が良かったのでは。
確かにこの作りで「見知らぬ・常識が通じない迷宮の底に放り出された主人公の不安」は共有できるけれど、ここから「単独での転落に到った事情」「それは事 故ではなく何者かが自分を狙って仕掛けたことだという真相」「迷宮出発前日の不穏な予知」と、少々面倒な回想形式の説明が必要になってしまうから。
 主人公が魔獣を食べることで、その能力を獲得する下り。
食べれば死ぬ、と言われているらしい肉なのに、無事どころかパワーアップまで成し遂げてしまうのは、見つけた結晶の力か、実際は食べても平気なのだが人間が理性を失い魔獣化する恐れがあるため禁忌とされていたのか。
この辺に、多少なりと説明か、「何故こうなってるんだ?」という主人公の疑問があれば、分かり易かったかなあ。
転生・召喚ボーナス、及び「魔物を倒したり食べるとその能力を我が物と出来る」のは、こういう作品のお約束となっているため、一々解説する必要はない?

 裏切られ、地の底に落とされて、左手も失うという文字通りどん底から、逆転を目指す『盾の勇者』パターン。
主人公がやたら恨んだり呪ったりする辺りも、同様。
 錬成師って、この世界ではありふれた職業なのか。
戦士や魔術師の方がよほど多数居そうなものだけど。
 しかし、錬成の術を用い、左手を失って、OPで見る限り鋼の左手を(自ら作り?)装着する……ギリギリというか何というか、この設定は少し変えても良かったんじゃ……
 錬成他の能力値が凄く上がった、とはいえ、専業デザイナーが頑張って設計したような洒落た拳銃を簡単に?作れるのは、少々便利過ぎ。
 掴まれた、とは言えないが、『盾の勇者』ぐらい面白くなるのかどうか、様子見。


『コップクラフト』01.「COP SHOW, WITCH CRAFT」

 原作ライトノベル未読。
『フルメタル・パニック!』の賀東招二が原作なのね。
 冒頭しばらく、オジサンばっかり出てくる刑事ドラマ(含む魔物)が繰り広げられ、それはそれで渋くて結構。
相棒の死を家族に伝える前、八つ当たり気味にチンピラ魔族をボコボコにし、そんな自分を「情けねえ」と呟く主人公とか、いいねえ。

 『フルメタル…』と同様、二つの異なる世界に属する人間が出会うことから始まる、ギャップと誤解と理解の物語、だろう。
 人間社会に興味津々だが、まるで常識を知らないティラナが可愛い。
高飛車ぽわーっとした常態から、戦闘モードに入る変貌ぶりもいい。
村田蓮爾の雰囲気を残すアニメのキャラクターデザインと、それをキレイに動かす作画力の貢献も大きく。
 彼女を交え、刑事物から大きくはみ出すのだろうバトルがまさに開幕……というところで次回へ続く。
 これは、面白くなりそう。

2019年07月11日 木曜日
『胡蝶綺 〜若き信長〜』01.「元服」

 てっきり、イケメン戦国武将をズラリと揃えた女性向けスマホゲームを原作としているものと思って見ていたが、オリジナル企画。
 それでもまあ、美少年信長なのだし、タイムスリップしてきたヒロインと恋愛したり、キレイ所側近男子とキャッキャウフフする、男性視聴者お断りの内容なんでしょ?と侮りつつ視聴していると……
 いや、比較的マトモ。
 大して歴史に詳しくない自分としては、「そんなアホな話あるかぁ!」と呆れさせられるような箇所、見当たらなかった。
想像・妄想に基づく描写はもちろんあるけれど、それなら大河ドラマでも同様。

 結構頑張った作画。
美少年が褌一丁の鍛えられた裸体を見せる辺り、やはり女性向けではある。
 今回クライマックス、度胸とハッタリで危機を乗り越える、信長らしいエピソードで楽しい。
 意外と見続けられそうな内容……様子見。


『指先から本気の熱情-幼なじみは消防士-』01.「今夜、俺んち…来る?」

 原作漫画未読。
 5分枠アニメ。
 タイトルからも、てっきりエロ枠だと思ったが、第一回はそこにまで到らず、意外。
 ストーリーとしては、何しろ5分だし面白いとか言うようなものではないが、普通に描けている。
このまま、男女が反発しながらも同居し、命を賭ける消防士の仕事とヒロインの人生が交差するしっかりした物語にも出来そうだけど、CM映像を見る限り、そこはメインじゃなさそう。
公式サイトのトップには、男性消防士の裸体ばかり描かれており、え、そっち?
 まずまずの作画。
 第一話に何かしらの魅力を感じ取れた人なら、見続けて良いんじゃなかろうか。


『ヴィンランド・サガ』01.「ここではないどこか」〜03.「戦鬼」

 原作漫画は単行本で二巻まで既読。
……といっても冒頭を忘れかけており、アニメ放送に先駆けて読み直しての鑑賞。
 主人公が成長したところから始めて時代を戻る原作に対し、アニメは逆にかつて容赦のない戦士であった父親の姿からスタートしており、真逆。
「アニメのスタッフは分かってないなあ」となりそうな所だけど、これはこれで悪くなく、思いつきに留まらずしっかり考えて改変したことが窺える。

 他にもチョイチョイと変えている箇所あり。
大きな影響はないが、特に削っている部分について「あった方が理解は深まりそうな…」と思うことも。
 しかし、全体のクオリティは非常に高く、演出から作画・背景まで、『小さなバイキング・ビッケ』ぐらいでしか知らなかった地域・時代の雰囲気を伝えてくれる。
 原作の非常に達者なアクションに負けず、アニメならではの重みがあったりスピーディーな動きを作画。
4話目に来るだろう、無双ではなく緊迫感のある戦い模様を、どのくらい演出できるか見物。
 一挙3話も放送か……と思ったけれど、一気に見終わらせるパワーがあった。
 楽しみに、視聴継続。

2019年07月10日 水曜日
『ナカノヒトゲノム【実況中】』01.「ARE WE FRIENDS」

 原作漫画未読。
 冒頭から説明が足りておらず、どういう人達が、どういう理由で攫われ?奇妙な場所に放り出されたのか、サッパリ分からない。
真相は物語の根幹に関わるかも知れないのでともかく、「集められたのがゲーム実況者ばかり」という基本設定は、日常でもう少し示した方が……
第一話全部見ても、ならではの客観性や能力で危機を乗り切る、といった設定の意味がまるで描けていないため、どうでもいいのか。

 巨大パンダに追われる異常事態が、ヒドイ。
 必死で逃げるアカツキとカレン、突然(後ろから?)現れてこれまで存在も示されなかった人間大ネズミを切り裂くカイコク。
腹からの大量出血で痙攣するネズミを前に「とっとと目を潰しな」と言うカイコク……何故自分は目を狙わなかったの?
迫るパンダの足音もなく時間が費やされるため、実はこのネズミが見せていた巨大な幻覚だったのか、と思ったらフツーに追いかけてきている。
アカツキ、いきなりパンダの正面に立ち余裕の笑顔、彼にはパンダに敵意がないことは分かっていたのだ、じゃあなんで逃げてたの?
 パンダというキャラクターイメージとして、のんびり・害意を持たないというのがあると思うのに、主人公達が逃げ惑うもので「この世界では危険なのか」と肯定的に捉えていれば、「実は無害でした」……そうですよね、としか。
もっと外見だけでも恐ろしくしないと、主人公は鋭い観察眼を持っている、じゃなくて、回りが馬鹿ばっかりに見えてしまう。

 細かく言い出すと第一話ほぼ全部ダメで出来ているため、略。
 今回クライマックス、コックリさんエピソード、急にいい感じの音楽を掛けるのは感動させようとしている?
いやいやいや、それはムリでしょ。
伏線もヘッタクレもない、今出てきたばっかりの霊に説明ちょっと付けて感動はムリ。
 「一緒に焼け死んでくれ」という霊の言葉に、抵抗もなく「後でね」ぐらいの対応を見せる主人公の不気味さが主眼?
それならこういう演出にならないと思う。

 作品として、心が不安になるぐらいの異質さを放っており、そういう意味では無難にまとまったアニメより見応えがあると言えるのか。
 次回はどうなるのだろう、物好きな好奇心はあるものの、なかなか余裕がなく、視聴終了。

2019年07月09日 火曜日
『あんさんぶるスターズ!』01.「新風」

 スマホゲームを原作とするアニメ、未プレイ。
 冒頭、女生徒視点で始まるため、これもアイドル部活少女達の物語かと思ったが、美少年グループが活躍する女性向けアニメ。
ヒロインは、そんな彼らをプロデュースすることになるのかな。
 作画は今風でキレイに描けており、特筆するほどかは分からないがライブのダンスも悪くない。
 しかし一話からステージ上で、音楽性と無関係な「ドツキ合いバトル」を始めるのはどんなモノか。
そこから弾き飛ばされてきた美少年が、ヒロイン女性を踏みつけ無反省なのも、男性視聴者としては頂けない。
 まあ、対象層である女性視聴者に好評なら良い訳で、無関係なオッサンは退散。


『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』01.「くっつけて、謡舞踊部」

 小説やゲームなど、メディアミックス企画の一環としてアニメ化したもの、らしい。
 冒頭で高尾山口駅と、そこから登山に向かう人々の姿が描写されたため、また山登りやキャンプ等の内容かと……タイトルに「ステージ」って入ってるんだからそんな訳ないが。
 少し変わった名前の部に所属しつつ、部活アイドルとしてユニットを組み、歌やダンスを頑張る作品。

 深夜アニメとしては、地味というか少し前の時代を思わせるキャラクターデザイン。
 部室で披露するダンスシーンも、頑張っているけれど「凄い」というものではなく。
これは善し悪しで、「何の舞台装置も無しに、学生としては頑張った、ぐらいのダンスを見せる」シーンとしては、強くリアリティーを感じられる。
演出としても、体の動きに現実的ではないテクニックや迫力を付加せず、満員・喝采のライブ会場をイメージ投射するようなこともしていないため。
これから上達していくダンスの起点としては抑制が効いて結構……だけど、ハッタリやツカミが必要な第一話の描き方とすると弱い。
 ストーリーも同様、分かり易く語ってヒロインの才能や問題点を提示、次回以降への引きも機能して、しっかりした内容、しかし「おっ!」と思わせる部分には欠け、全体に地味。
 乱立する部活アイドル物の後発として、もっとインパクトを考えるべきだったろうか。
 お色気もヒネたネタもないから、この作品は、朝か夕方の放送時間で、年少の視聴者に見てもらった方が素直に楽しんでもらえると思うな。


『ウルトラマンタイガ』01.「バディゴー!」

 令和一作目となるウルトラシリーズ作品。
 「三タイプではなく三人のウルトラマンが登場、しかも全て一人の人間が変身する」という設定、どうにもピンと来ない。
三人の人間がそれぞれウルトラマンになり、チームを組んで敵と戦う、というならまだしも。
 「ウルトラマンタロウの息子・タイガが地球を守る」だけで十分だったんじゃないかなあ。
それも、既にセブンの息子・ゼロがシリーズには登場している訳で、よりドラマ性を強化するには、(珍しく)父や母が居る円満家庭出身のタロウより、家族ど ころか故郷の星まで失ったレオが(M78星雲女性との間に?)子供を設け、獅子座L77星再建への一歩を踏み出した、とする方が良かったような。
それなら、異種族婚により特殊な能力を持つ子供が産まれた設定に出来るし、宇宙をさすらう叔父・アストラの参戦も有り得る。
 まあ、『ウルトラマンR/B』初回では、兄弟で変身するウルトラマンなんて面白く出来るのか?と思っていたけれど、終わってみればかなり好きな「ウルト ラ」作品となっており、今作も、現時点では予想できない輝きを放ってくれる……そうなる仕掛けはしてあるのだと思うが。

 第一話。
シリーズを通しての敵と、タイガらが地球に向かった理由、人間主人公のキャラクター紹介に、怪獣出現・ウルトラマン変身の理由付けと、テンポも手際も良く処理してあり、悪くない。
 まだ、ならではの魅力は感じられないものの、それは前述の通り、これから。
 特撮には気合いが入っており、見応えあり。
 最後まで見続けたい。

2019年07月08日 月曜日
『荒ぶる季節の乙女どもよ。』01.「豚汁の味」

 原作漫画未読。
 傑作・佳作・駄作を含め、多数の脚本を手がける岡田麿里が原作なのね。
監督まで務めた劇場作品『さよならの朝に約束の花をかざろう』を、大丈夫かなあ?と思いつつ見て、長い年月にわたる物語のため描き足りてない所や説明不 足、都合を感じてしまう部分もあったけれど、とにかく物語としてまとめ上げてしまうパワー・テクニック、感動を生み出す情熱に、ちょっと驚かされてしまっ た。
 初監督作品でここまで出来れば、凄い!と言って良いと思う。
 個人的には、『君の名は。』よりも心動かされたな。

 今作。
 ちょっとエッチな雰囲気を入れた、女子部活物?
男子も出て、普通に恋愛も描かれるのか……作画的にも端正だし悪くないかな、と油断していたら、今回クライマックス「幼馴染み男子の自慰を見てしまう少女」で悶絶。
自分のテリトリーであるエロ漫画では珍しくないというか日常茶飯、便利に使われるイベントだけれども、こういうテイストの作品、しかもテレビアニメで扱われるとは思わず、狼狽えてしまった。
 何事もなかったよう振る舞おうとする少年、逃げ出してしまう少女……エロではなく、少年漫画的リアクション。
 しかし、そういう男子を「不潔、見損なった、キライ」といったアリガチな範囲で捉えず、「あんなの絶対入らない!」と泣きつつもポジティブ(笑)な受け止め方をする少女に、その発想は無かったぁぁと驚嘆。
続けて電車が、少女が足を広げて立つ陸橋の下を通り過ぎていく(「挿入」の分かり易いイメージ)シーンで、爆笑。

 ううーん、凄い。
SFやファンタジーに走りやすい通常の中二病に対し、性的方向に馬鹿馬鹿しいほど妄想が暴走していく「エロ中二病」の提示。
 これがこの先、どう展開していくのか。
 楽しみだなあ。


『グランベルム』01.「世界で唯一の魔術師」

 「『Re:ゼロから始める異世界生活』のイラストを担当する大塚真一郎と、同作のアニメで監督を務めた渡邊政治によるオリジナルアニメ(Wikipedia)」。
なるほど、だからキャラクターが『Re:ゼロ』っぽいのか。
 タイトルからはジャンルの想像が付かず、どういう話なのか、作画は丁寧だし、赤い月の浮かぶ海沿いの街背景はキレイだなあ、と見ていたが……ええっロボットアニメなの?
 しかも、『魔神英雄伝ワタル』『グランゾード』あるいは「スーパーロボット大戦」風ディフォルメを思わせる、SDキャラ体型メカ。
ううーん……『ワタル』みたいなギャグを織り交ぜる世界観ならともかく、シリアス寄りなストーリーで今風のキャラクターに、このメカデザインは馴染まないような。
 いずれ変形して頭身が伸びたり、形自体は変わらずとも作品内での扱われ方により格好良く・違和感なく見られるようになるのだろうか?

 異世界に転生(次元移動)したのかと思ったが、それはキャラの口を借りてハッキリ否定。
予告では学校に通ってるから、現実世界と行ったり来たりするのか。
 心ならずも巨大ロボを操作することになったヒロインが、規格外の能力を発揮し、これから始まるのだろうロボット・バトルロイヤルへの期待を繋いで一話終わり。
 酷く分かり辛い所は無く、導入として無難な出来ではあるが、目新しさや強く引きつけられる魅力はまだ感じられない。
 様子見。

2019年07月07日 日曜日
『炎炎ノ消防隊』01.「森羅 日下部、入隊」

 原作漫画は、勉強のため単行本で一巻を購入したのに、未読のままアニメを先に鑑賞。
これもアニメでしか見ていないが非常に面白かった『ソウルイーター』と、同原作者作品。
 『ソウル…』同様、作画的クオリティーが特段に高く、個人的に好み。
 第一話としては、キャラクターと世界設定の基本を説明し、ベースとなるアクションを見せることで終わっているため、物凄い面白さだという訳ではないけれど、画面的な盛り上げで面白く感じさせてしまう。
 作品を成功させるのに絶対必要だろう、炎のエフェクトが巧いなあ。
CG表現も使われているが、やはり感情を乗せた手描き炎には敵わない。

 このレベルを次回以降も維持できるのかどうか。
ストーリーが尻上がりに面白くなっていくなら、多少作画に怪しさがあっても大丈夫、かな。
 期待と不安で、視聴継続。


『女子高生の無駄づかい』01.「すごい」

 原作漫画未読。
 悪いということはないが、安定して普通の作画。
これで、前半部は緩やかなテンポに終始し、さして優れたネタがある訳でもないため、挫折しそうになる。
 しかし、あだ名のお試し、「面白ェ女だ」の連続辺りでググッと良くなり、ちょっと笑ってしまった。
 女子高生達、劇中では「並」「モテる容姿じゃない」扱いでもいいけど、デザイン的にはもっと可愛く描いた方が商品価値として上がったかも。
それでもロリは(声の演技もあり)可愛く感じられたから、中心となる三人組は意図してパッとしない風に描いているのか。

 作画やキャラによる優位性が弱いため、とにかくネタ勝負。
テンションが落ちて、笑えない回を挟んでしまうと、途端に視聴意欲が減退しそう。
 もうちょっと見ての判断。

2019年07月06日 土曜日
『Dr.STONE』01.「STONE WORLD」

 原作は「少年ジャンプ」連載で既読。
 突然に全世界・人類を襲う異常事態、想像を超える年月を経て復活する主人公達、そこから危機また危機の絶望的状況を「科学」の力で乗り越えていく、ワクワクドキドキの面白い!漫画。
 学園生活を送っていた主人公達が、痕跡もなく様相を変えてしまった世界に挑む、基本フォーマットはこれも「異世界転生物」。
ただ、転生ボーナスや都合の良い設定で何となく勝利を収めハーレムを構築する、多くの同ジャンル作品の中にあり、恐ろしいほどよく調べた科学知識と、それを生かす構成の巧さ、強烈なキャラクターの魅力が噛み合い、レベル違いの輝きを放っている。
 どんな苦境にも、先人達が営々と築き上げてきた人類文明・科学は負けない!
必ず誰かが答えを見つけていてくれる。
「学校の勉強なんか何の役に立つんだよ?」に対するポジティブな答えであり、人間賛歌の物語。

 アニメ。
 通常なら十分な作画だけれど、圧倒的に上手い原作絵と比べてしまうと、若干物足りない。
 声のイメージは問題なく。
千空だけ、もうちょっと弾けたイメージがあったけれど、30分終わる頃にはもう聞き慣れていた。
 そういえばここから始まったんだっけ、窮状にめげず突き進む二人の男子が格好いい。
漫画でも思ったけど、自分ならすぐ死んでるなあ、役に立つような知識も体力もないし。
 原作既読のため、見られる時は見る、ぐらいの気持ちで。


『うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。』01.「青年、ちいさな娘と出会う。」

 原作ライトノベル未読、漫画版は二巻まで既読。
前は小説だって結構なスピードで読めたものだけど、最近は何をするにも遅くて、漫画じゃなきゃとっても読めないテイタラク。
 タイトルから、うっかり誕生させた実の娘を抱える冒険者の物語、ぐらいかと思ったが、血が繋がらない、どころか種族も人と異なり魔人族の娘と出会う辺りから始まるストーリー。
懐かしの『プリンセスメーカー』的な。
 流行の転生要素はなく、世界のルールに慣れた主人公男性設定。
「人間社会に無知な養女を育てる」大筋に、子育てに不慣れはともかく、一般常識にまで無知な主人公では上手く流れないからか。

 とにかく、娘となるラティナの可愛さが成否を決める。
漫画絵の方が好みではあるけれど、作画的に必要十分。
何より非常に可愛らしい「声」が入る事で、娘の魅力を格段に増すことに成功。
 ここさえ押さえてあれば、他が多少どうだろうと問題ない。
 薄い本的な邪心は抱かず、親目線でラティナを愛でつつ、しばらく視聴継続。

2019年07月05日 金曜日
『ダンベル何キロ持てる?』01.「筋トレやってみる?」

 原作漫画未読。
 タイトルから、もう間違いようもなく筋トレをテーマとする作品。
 「ただ筋肉を付ける」ことを目的とするトレーニングに対し、あんまり意味を感じないなあなどと思っていたけれど、考えてみれば「野球で甲子園に行きた い」「ボクシングが強くなりたい」を実現するための手段と捉えず、「美しく筋肉を付ける、またそのためストイックに努力する」自体を目的とする事だって、 何ら軽視されるべき行為じゃないのか。
 NHK『筋肉体操』の、異常なまで明るくポジティブな雰囲気に頭をガツンとやられたせいもあり、考え方が転換中。

 作品としては、トレーニングに無知であるヒロインと、筋肉大好きな少女の掛け合いを軸に、トレーナーの元、肉体強化の過程をコミカルに描きつつ、正しいトレーニング方法を教育的に伝授するもの。
 自分じゃダンベルなんかホントに軽いモノしか持てないと思うし、頑張ったらその後数日は筋肉痛に苦しまされるんだろうな、と思いつつ、ちょっと笑いながら楽しく鑑賞。
 ヒロインらの可愛さと、劇中でも言及される露骨な男性向けサービスを支える確かな作画。
 今後、トレーニングの繰り返しになるのかな、何かしら目標……コンテストに出るとか、が掲げられる?
 気軽に視聴継続。


『彼方のアストラ』01.「PLANET CAMP」

 原作漫画未読。
 アバンこそシリアスさを感じさせたものの、続く本編ではおバカさんなヒロインのコメディー描写に終始し、こちらが本筋なのか……と思った頃に起きる異常事態と、全員の努力・協力無しにはとても乗り越えられそうにない絶望的状況の提示。
 推進剤が切れてはどうしようもない真空の宇宙空間、その恐怖をしっかり感じ取らせる展開と、全員が力を合わせ文字通り手を繋ぐ事で危機を打開するアイディアが素晴らしい。
推進剤は一瞬だけ噴かし、時間を掛けても宇宙船に向かいながら方向を微調整すれば良かったような。
外してもロープは近くに浮いているはずなので、そのロープに向けて飛ぶとか(見えないのか)。
宇宙船からズレて飛んで行きそうな時も、回収したロープを投げてやれば、あるいはロープを着けた一人だけが飛び出せば……
 いや、実際に見せられたシーンの方がこれらよりずっとドラマティックで良かったのだし、単に難癖。

 冷たい宇宙での、圧倒的恐怖、それに知恵を絞って立ち向かい地球を目指す人間のドラマ、ということで、映画『ゼロ・グラビティ』を思い出す。
山で亡くなった恩師が宇宙まで助けに来て、「再会」する流れもありそうな。
それとも、この状況に彼ら彼女らを投げ込んだ超越者の、仮の姿として登場?
 ずいぶん長い、と思えば初回1時間スペシャルなのね。
飽きさせず一気に見せる面白さ。
 個性のあるキャラクター達は、いつかどこかでその能力を発揮し、仲間を救う事になるんだろう。
 これは楽しみに、視聴継続。

2019年07月04日 木曜日
『魔王様、リトライ!』01.「魔王降臨」

 原作ライトノベル未読。
漫画版は、単行本で一巻のみ既読。
 アニメはとにかく作画的クオリティーが低めで、第一話だというのにシリーズ中盤ぐらいの苦境期を思わせる絵になっており、残念。
 ギャグのように空高く飛ばされた上で爆発する敵悪魔、アクを背負い歩いてたのに意味もなく走り出す主人公……どういう理由でこの演出にしたのか考えた形跡が見えない。
漫画版を読み返したが、こういうことはしておらず、アニメのオリジナル?

 異世界転生モノのパターンとして問題なく読める漫画版に対し、アニメは「ん?」と思うところが多く、アクの可愛さにも物足りなさを感じて、集中力が途切れがち。
 機会があれば単行本で続きを読む事にして、視聴終了。


『かつて神だった獣たちへ』01.「かつて神だった獣たちへ」

 原作漫画未読。
 機械化戦力すらない世界での戦争中、獣人化して強大な力を振るい、戦いを勝利に導く部隊があった。
 悲惨な戦場描写と、無敵・獣人化後の対比が気持ちイイ。
しかし、砲弾の直撃を喰らえば死ぬ(それで死なない兵士も?)らしいのに、登場時、戦場のど真ん中を堂々と行軍してくるのは不思議。
警戒さえしていれば、正面から飛んでくる弾に当たる間抜けなど居ないのか。

 獣人化兵士を待つ残酷な宿命と、裏切り、また裏切りといった意表の突き方で、興味を繋ぎつつ次回へ続く。
かつての仲間達を一人ずつ狩りつつ、事件の真相に迫っていくんだろう。
 もっと…とは思うけれど、悪くない作画。
 しばらく視聴継続。


『手品先輩』01.「未知の先輩/箱入り先輩/呼び出す先輩/ハトと先輩」

 原作漫画は、書店の試し読みで冒頭だけチェックし、とにかく絵が上手くて女の子が可愛いなあ、おバカさんで楽しげな雰囲気だなあと思った程度で、基本未読。

 アニメ。
 作画がしっかりしており、馬鹿エロ場面をキレイに見せてくれる。
「先輩の可愛さとお色気」が命の作品だと思うため、必要なハードルは越えていると思える。
 15分枠に4つのエピソードを詰め込む形式。
テンポが良い反面、同じパターンの内容なのを感じ取らせてしまい、善し悪し。
5分か10分でスパッと終わるのが適当かも。
 主要キャラ増加に伴い、また雰囲気も変わってくる、のかな。
 負担になるようなアニメではなく、見られる限りは視聴継続。

2019年07月03日 水曜日
『ロード・エルメロイII世の事件簿』00.「墓守と猫と魔術師」

 原作ライトノベル未読。
 『Fate/stay night』からのスピンオフなのね、ということに、オープニングクレジットを見るまで気付かない辺り、自分がいかにこの多ジャンルに渡るサーガへの知識が不足しているかを物語っている。
 「これが作品の起点となるエピソード」として見ると、少々不親切で分かり辛い所があるけれど、理解不能ということはなく、キャラの個性や関係性などさして問題なく入ってくる。
 作画含む画面作りに気合いが入っており、ギャグをやっても格調の高さすら。

 この第ゼロ話は、去年末の特番内で既に放送されたモノなのね。
パイロットフィルム的な位置づけ、とはいえ、今回のスタッフが引き続きシリーズ全体を手がけていくのだろうから、クオリティーの極端な低下は無いものと。
 主人公を師匠と呼んで世話を焼く少女・グレイは魅力的なキャラに育ちそうな予感。
 事件の内容、解決に到るまで、無知な人間でもそれなりに面白く見られるゼロ話。
 本格的なスタートは次回から、なのかな。
 もう少し見ての判断で。

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