ときどき日記

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密ノ月表紙
最新単行本
密ノ月
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2017年10月17日 火曜日
『いぬやしき』01.「犬屋敷壱郎」

 原作漫画未読。
 タイトルと、爺ちゃんが表紙の単行本から、どんな内容なのかな?とは思っていた。
 不遇な人生を送る老人……といっても58歳、が、死の運命を前に、これまでを振り返り、夢をやり遂げるのに急ぎ、家族との絆を結び直す、重い大人向けド ラマ(劇中で歌われたように『生きる』)、なんて内容を奥先生が素直に描くとは思えず見ていると、やっぱり宇宙人とか人体改造とかSF展開。
 体力もない老人が無敵の存在になる、という意味では、大友克洋『老人Z』を思い出す。

 ホームレス狩りをする少年の群れは、ちょっと古いイメージ?でもまあ、ヤンキーに襲われるよりリアルか。
 反撃手段、レーザーで殺害するモノとばかり。
割と回りくどい手……主人公にこういう知識があったかどうかは疑問なんだけど、宇宙人兵器にはこんな攻撃方法も入っていた?
 アニメとは関係なく、イジメられている生徒は、こうやれば戦える、というか相打ちぐらいには出来ると考えたこと、あるなあ。
イジメ現場を第三者に(あるいは設置しておいたスマホなどで)撮影してもらい、犯人の名前や住所、電話番号から親の勤め先まで添えてネットにアップロードする。
これで犯人はネット上から一生消せない、重い十字架を背負い、進学・就職・結婚などの際にも恐ろしく不利。
ネット上の「正義」には、公の少年法のような容赦など一切なく、「遊びでイジメてた」代償としては、とても割に合わないだろう。
 ここから逃げ出すには、名前を変え、遠くへ転校して過去を捨て、やり直すしかない。
しかし、慣れぬ転校先では自身がイジメのターゲットになる恐れもあり……まあとにかく、こんな目に遭わないようにするのが賢い(マトモな)人間の選択。

 話を戻して。
 主人公と一緒に居た若者も、同様に改造された?
何か事情を知ってるみたいだけど、狙いがあってあの場所に居合わせたのか。
普通なら、世界征服・人類抹消などの凶悪な目的を持っており、主人公は彼と敵対することになるのだろうが、奥先生の漫画だからなあ、そんな、自分でも考えられるような内容になるかどうか。
 3DCGを使用した画面はクオリティーが高く、違和感ない。
原作漫画もCGを多用しているため、親和性は高いのかな。
 期待して見続けたい。

2017年10月16日 月曜日
『ROBOMASTERS THE ANIMATED SERIES』01.

 WOWOWで放送が始まった、日中合作のアニメシリーズ。
中国側製作は、お馴染みハオライナーズではなく、DJIというドローンの会社らしい。
 だからか、手作りの小型ロボット競技を扱う作品なのに、第一話ではドローンに大きくスポットが当てられている。
 ドローン描写にはリアリティーがあり、直接ロボットバトルに参戦したりはしないし、何でも出来るスーパーメカにも描いていない。
サポートに徹するのが、上手いなあ。

 ロボット競技部の部長が強烈な、イヤな男で、物語を取り回す役割として便利。
 的確なドローン操作と行動指示で競技に対する能力を感じさせる主人公、バランスを取るマトモなヒロイン、と、キャラクター配置は無難。
 日本人スタッフがほとんどを占めるせいなのか、作画は整っているし、意外と良く出来ている。
『アトム ザ・ビギニング』もこんな感じで始める手があったんじゃないかな、登場するドローンや車両ロボからアトム開発に到るには相当な年月が必要っぽいけども。
 題材から、先が凄く楽しみだって程じゃないが、しばらく様子見して良いかな、ぐらいには思わせる第一話……全六話らしい。


『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』01.「やっ、そんなに広げないで下さい…」

 原作漫画未読。
 タイトルの「しょびっち」って何だろう?全然分からなくて考えてしまった。
原作では『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件』……「処女」って付けるのに問題があったのかなあ。
 内容は、エロ馬鹿ネタ満載のギャグアニメ。
 エロネタを上手く表現するのに必要不可欠なのは、作画レベルの高さ。
これが崩れていると、「単に下品」となり最悪「汚い」にまで印象を落としてしまう。
このアニメは、うーん、正直なところ合格とは言い難い。
 詰め込まれたギャグは、ネタによって笑えたりもするのにな。
 賢くて、一生懸命な良い子で、どアホウなヒロインが可愛い。
 絵さえ良ければ見続けられた作品だと思え、残念。
機会があれば原作を読みたい。


『EVIL OR LIVE』01.「絶望のふちに立って」

 原作は漫画らしい、中国・ハオライナーズのアニメ。
ハオライナーズは、『CHEATING CRAFT』『TO BE HERO』『セントールの悩み』など割合良い出来のモノ(『TO BE HERO』以外はほぼ日本スタッフ制作だけど)と、一話以降は見なくて良いかなと思わせる大半の作品で成り立っている。
 今作は……
 必要性もなく冒頭から実写映像を持ってくるのは、どうだろう。
後に続く作画が崩れているせいもあり、スケジュールが一杯一杯なので何とかして楽をしたかった、としか。
 主人公の放り込まれるネット依存症を矯正する施設は、「暴力的な少年院」ぐらいの扱いで、面白味ゼロ。
 さっきまで自殺しようとしていた主人公が、出会った男を、どう考えても無理な流れで女と勘違いし、胸を触ったり殴られたり全然笑えない古いギャグを展開するのに疲労感。
昔の日本製ダメアニメもこんな感じではあったかな。
真面目なストーリーだろうし、痛々しい笑いなんか入れなければ良いのに。
 魅力を感じる部分が皆無で、ハオライナーズ通常営業だなあ、と思いつつ、視聴終了。

2017年10月15日 日曜日
『Wake Up, Girls!新章』01.「私たち、Wake Up Girls!でーす!」

 前テレビシリーズから三年半ほどの期間を経て、第二期(クレジットが「Wake Up, Girls!3製作委員会」になっていることからは第三期?)開幕。
 全然知らなかったけど、この間には二本の劇場版があったのね。
冒頭に入った、一度アイドル界の頂点へと上り詰め、次の年I-1clubに敗れた、という唐突な語りは、これら劇場版の内容なのかな。
 キャラ絵の雰囲気が結構変わったような。
 マネージャー、こんな性格だっけ?もっと使えなかった覚え。
未見の劇場版二作で成長を遂げたのか。
彼も社長も、しっかり業務を遂行していて良いと言えば良いんだろうが、引っかかりがなく「普通・印象に残らなくなった」とも。

 監督の交代が大きいのかなあ、山本寛から板垣伸に。
いや、内紛のドタバタにはあんまり興味がないんだけど。
せっかく『てーきゅう』監督に代わったのだから、速いテンポでの笑いや動きの面白さに期待したい。
 作画的には、驚くぐらいの崩れや必要な動きも実現できなかった前期の轍は踏まず、安心して見られる。
 歌唱シーン、3DCGを用い、アイドルアニメとして問題のない水準。
 メンバーが忘れたシュシュを取りに走り、収録に遅刻しそうになる今回のクライマックスイベント。
結局遅れないし、後に禍根を残すほどのことではなく、逆にそれが良い方に働くなんて都合良い話にもならず、「今回を盛り上げるため」以外の意味が無くて拍子抜け。
 良くも悪くも、普通のアイドルアニメになっちゃったなあ、という感じ。


『ネト充のススメ』01.「リアルは♀、ネットは♂」

 原作はcomicoの漫画らしい、未読。
 タイトルから余り期待せず、転生モノの異世界がネットゲームに置き換えられたアリガチな内容を予想。
 ああ、『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』路線。
ネット内でのアバター関係が、現実の人間関係としてごく近い範囲で成り立っている所なんて、まさに。
 主人公は、ゲーム内じゃ性別転換したアバターを操作している女性で、元は社会人、現在は引きこもってニート生活を送っている。
彼女は、アバター女性キャラが示してくれた暖かさ、彼女と冒険した楽しさに感極まって泣き出すなど、とても可愛らしい内面。

 アバターなんかどれだけでも可愛く・美しく作れる訳で、そこにはあんまり価値がないような。
ドラマ『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』には、凄い美形の男女が登場するけど、その外見を理由には好意、ましてや恋愛関係なんて生まれない。
見かけの美しさではなく内面の良さこそが問われる、『攻殻機動隊』みたく義体が一般化した(抜群のプロポーションを持つ美人の体を誰でも使用できる、自分だってなれる)社会だと人間関係はこうなるんだろうな、というような。
そうなったら、自分のような容姿ダメダメな人間にもチャンスが訪れる公平な世の中になるのだ!いや「見た目で判断しやがって」と思っていたのに実はきちんと内面で判断されていた、という、楽な誤解を打ち砕かれ絶望的真実を突きつけられる救いの余地が無い社会か?
 ラブラブな、主人公と女性キャラ(中身は男と思われる)関係を指して、「ネト充」。
ゲーム内・現実問わず、外見も整っているようだけどそれより「内面がイイ奴ら」っぽい二人なので、嫌味がなく、好意的に見ていられる。
 ほわっとした、癒やし系ストーリー。
ヒロインに重ねて、疲れたOLさんが見るにも向いてるんじゃなかろうか、ノイタミナ枠で大丈夫かも。
 肩の力を抜きつつ視聴継続。


『おにゃんこポン』01.「カワイイって最高だニャ」

 アニメオリジナル企画。
 3DCGによる女の子や不思議キャラ達はそれなりに可愛いが、うーん、なんのこっちゃ、な内容。
5分枠だし、構えて何かを描こうという企画ではないのか、とは思うけど、それにしても……
 女の子達の会話が『てさぐれ!部活もの』ぐらいに面白かったり、追い詰められたアドリブまみれだと良かったろうか。
 陽気な歌とかダンスは悪くない、でも毎週見続けるアニメではないなあ。

2017年10月14日 土曜日
『ディアホライゾン(被)』02.「禁じ手」

 スマートフォンゲームが先行するメディアミックス企画。
 うっかり、もう二話目。
しかし、それで良かったというか……前代未聞の「二話目にして総集編」という恐怖ネタが行われていたので。
5分枠とはいえ、やりたい放題だなあ。
 「一度はエンディングに入ったが、総集編だけでは時間が余るということでエンディング中断」「残り時間をインスタグラムに上げられた何ということもない実写画像と意味のない語りで埋める」、ある意味『おそ松さん』で見せられるものより掟破りなギャグを展開。
それでも、大爆笑!に繋がらないのが難しいところで。
 気合いの抜けた作画と3DCGで構成された画面。
おいおい!と突っ込ませるネタを、おいおい!としか思えない画面で展開しても、破壊力に欠ける。
大真面目に、渾身の作画でやってくれないと。
 いや、「ネタ」じゃなくて、ホントに制作状況が最悪なのかも?
 一話も見逃したくない!って程ではないけど、時々はネタをチェックしたい気持ちになる、破天荒アニメ。


『つうかあ』01.「Exhibition」

 アニメオリジナル企画。
 サイドカーでのレース……好きな人もそれは大勢居ようけど、題材としては狭いところを狙ってきたなあ。
しかし、なるほど、性格的にぶつかり合う少女二人が一台のサイドカーに乗り込み、心を一つにすることでレースへの勝利を目指していく、まあアニメ向きというか、自チーム内・敵対チームのキャラクター描写やレーシングバトルの描き方によっては面白く出来そう。

 本編。
 まずはレースを見せたい、ヒロインらの設定も紹介しておきたい、と考えるのは当然だけど、レースの最中に紛らわしく回想が挟まれるため、混乱するというかその度にテンションを落とされてしまったり。
 きちんと調べてあるのだろうし、作画にも支えられてはいるが、レースでの「サイドカーだからこそ」使える走行技法について、もうちょっと分かり易く示されると良かったかなあ。
チームのメカニックを今回は「出すだけ」に留めたり、スタートから情報過多にならないよう気を遣ってあるみたいだから、二話以降、小出しに描かれる?
 つまらなくはないけれど、引き込まれたかというと微妙。
 もう少し見てからの判断で。


『Code:Realize 〜創世の姫君〜』01.「ロンドン・スチーム」

 原作は「オトメイトより2014年11月27日に発売されたPlayStation Vita用女性向け恋愛アドベンチャーゲーム(Wikipedia)」、ということであり、いかにも女性向けなキャラクターデザインからも、一話で視聴終 了は当然だろうな、と予断しつつの鑑賞。
 意外や意外、悲劇のヒロインへの感情移入を誘い、ルパンやフランケンシュタインなど既存の架空キャラを、美形な外見・気持ちの良い性格付けで登場させる、悪くない導入。
 在り物キャラについては余りコダワリが感じられず、「名前とちょっとした設定」だけ使っている、と捉えていた方が良いかな。
 ヒロインにきちんと魅力……というか、放っておけない理由を付けてあるのが、男性視聴者にも見やすい理由。
助けて上げたい、彼女が救われる瞬間を見たい、と思わせられれば、第一話のツカミとして大成功。
 作画は端正で問題ない。
 もうちょっと様子見。

2017年10月13日 金曜日
『血界戦線 & BEYOND』01.「ライツ、カメラ、アクション!」

 原作漫画は、単行本一巻だけ既読。
 前期アニメを最初の方だけしか見ておらず、そんな状態で第二期を見ても「意味が分からない」で終わるに決まっており、無駄だろうな……と思いつつの鑑賞。
 いや、意外と見られる、というか面白い。
 知らないキャラが増えており、想像で補うような所もあるが、今回は分かり辛い話じゃなく、勢いで見られてしまう。
個人的には前期より見やすくなったような……監督交代が関係?
 絵的な不満などなく、しばらく視聴継続してみようかな、という気分に。


『干物妹!うまるちゃんR』01.「干物妹の帰還」

 原作漫画は、ちょっとだけ読んだ程度でほぼ未読。
 前シリーズは全話、楽しく視聴済み。
七歳の娘が前期を凄く気に入っていて、録画データを次々見ている……ギャグとして笑ってる分にはイイけど、「ゴロンゴロンしてコーラ飲んでポテイト食べつつテレビ見たりゲームする」ようになったら困るなあ、外面のパーフェクトうまるを目指してもらいたい。
 一話目は、ちょっと良い話集?
特に、シルフィンの性格良さが光る。
 完全完璧な外面うまるだけど、意外にも自分から話しかけて仲良くなる、ということには不慣れ。
放って置いても他者が寄ってくる環境にずっと居ては、そうなってしまうのかな。
何となく少女達四人は全員仲良しみたいな気がしていた……学校から一緒に帰ることさえ今回が初めてなのか。
 可愛く楽しくテンポ良く、画面作りは前期に引き続き好調。
 気軽に最後まで見続けよう。


『クジラの子らは砂上に歌う』01.「私たちの大事な世界の全てだった」

 原作漫画未読……漫画なんだ、てっきり小説かと。
 開幕してすぐ分かる、作画含む画面レベルの高さ。
巨大な船を島、いや泥クジラとして暮らす人々の特異な暮らしを、ぼんやりしたファンタジーでなくリアルな手触りで描き出して見せた。
そりゃあ不明点はまだ大量にある第一話だけども、目に見える範囲以外にも世界は広がっているのだろう、と感じさせてくれるのが凄い。
 ジブリ作品、『ナウシカ』なんかを思わせる雰囲気(泥クジラは「星まで行ってた船」っぽい)。
 目に見せる超能力表現も、上手いなあ。

 物語は、ボーイミーツガール。
サイミアを使いこなせない「語り部」たる少年が、剣呑だが無感情な少女と出会い、始まるストーリー。
 穏やかで平和、しかし抑圧的な泥クジラ世界に不満を抱く、体内送り罰を受けていた少年達が話を転がしていくのか。
 良質なファンタジーが始まる予感。
視聴継続。

2017年10月12日 木曜日
『妹さえいればいい。』01.「料理上手の弟と全裸の美少女と気の合う友達さえいればいい。」

 原作ライトノベル未読。
 一話目冒頭の数秒目でもう全裸に斜光処理が入るという、日本アニメ界の長い歴史でも最速の偉業?じゃなかろうか。
 朝、ベッドで眠る主人公を美少女が起こしに来て……といった萌えアニメ伝統の導入でありながら、そこから妹ディープキス、妹風呂の残り湯で洗顔、妹ブラ で顔拭き、「妹の卵とミルク」で朝食、「全裸妹が並行世界の自分から奪取した脱ぎ立てパンツ」を噛みしめて飲み込む、「妹バカ」を考え抜いてもなかなか行 き着けない極地を見せるのに、驚くやら呆れるやら心底感心するやら。
凄いなあ。
 さすがにこのままのキャラで物語は進められず、劇中劇(劇中小説)として、そこまで馬鹿キャラを作り上げられたライトノベル作者が主人公。

 現実での展開は、まあ『エロマンガ先生』。
ラノベ作者を描く作品、増えたなあ。
漫画家を中心に据え、実録的に・ファンタジーとして描く漫画は多くあり、その流れがラノベにも来た感じか。
いや、小説の方が、作者や作者が関わる周辺のことを題材として扱うことは多かった・昔からあった・そのために誕生した表現ジャンルだ、とも言えるのかな。
 たまたま読んだライトノベルから人生を変えられるほどの衝撃を与えられる、ということ、そりゃ現実にも有り得る話ではあろうけど、よく見かける気がするのは、そういう願望が作者側にある?
 一話目としてはかなり弱い作画で、残念。
 今回ラスト、バカ導入部からは想像できない真面目な終わり方をした。
ここからどういう流れに持って行くのかな。
 興味を持って、しばらく視聴継続。


『アニメガタリズ』01.「ミノア、アニメルーキー!」

 元々は「2015年から2016年までTOHOシネマズ新宿でアニメ映画の幕間に上映されていた短編アニメーション」であり、テレビシリーズは「短編アニメーションの1年前から物語が始まっている(両Wikipedia)」らしい。
この劇場には行ったことないんで、当然、前身となるシリーズは見たことないなあ。
 金髪お嬢様がアニメについて熱く語り出す所は、身に覚えがあるというか、今もこうしてやっているというか(笑)。
お嬢様はアニメにポジティブな意見を持っており、上から目線で分かったような否定的見解ばかり語る最悪の嫌われ者オタクでないのは結構……ううう胸がイタタタタ。

 崩れている訳ではないけれど、一話としては微妙な作画。
特にヒロインうろ覚えアニメの画面、「絵的なクオリティーはそう高くない上、古い処理が施されていて時代遅れ感がある作品」のように、ワザと描いていると思われる。
しかし……本編作画とそんなに差が無かったりして、ちょっと意図は伝わり辛い。
 エンディングの3DCGダンス、意外とアイドルアニメ並みに出来が良く、ビックリ。
本編をこのキャラでCGアニメとして展開しても、別に悪くないぐらい。
「遊びで作ってみた」レベルではないから、歌唱やダンスを本編中にも入れようとする計画があるのか。
 男の子が主人公ではないため、ダメなオタクだけどそのままで何故か美少女達にモテモテ、という視聴者の願望充足ラインは難しい。
 「美少女ばかり集まる部活物のアニオタバリエーション」ではない、部室の謎扉や不思議ベレー帽、喋る猫など、フツーでない設定に戸惑ったが、SFかファンタジーになるの?
部員全員で異世界に移動し、アニメを作るか、オタ知識で無双してみるとか。
 もうちょっと見ての判断で。


『魔法使いの嫁』01.「April showers bring May flowers.」

 原作漫画未読。
 『マイ・フェア・レディ』『プリティ・ウーマン』系、身分の違う男女が出会い、下層に居る者が酷い目に遭わされるか……と思えば非常に丁重に扱われ、やがて双方に恋愛感情が生まれる、といったストーリー。
 人身売買的な(実は本人の意思を尊重して売られているようだが)会場から始まる不安感は、なかなか。
 しかし、ヒロインを買っていく魔法使いにケレン味というか不気味さが足りず、「いいヤツなんだろうな」と初見から思わせてしまっては、物語に引き込む力がちょっと弱くなってしまうような。
今回ラスト、ヒロインを助けに現れる魔法使いの勇姿と「奥さんにする」宣言から、ギャップというか「おお!」という嬉しさを感じ取れないのは、この辺が原因じゃないのかなあ。
 最近じゃ、カタルシスの前提となるストレスに視聴者が耐えられないようだから、このぐらいで十分なのか。

 お話は堅実に出来ていて、悪くない。
 作画も、必要十分。
 この一話でストーリーとして、ある程度まとまっている部分があり、「早く次回が見たい!」ということでもないけれど、見続けて損は無いと思わせてくれる、真面目に作られた第一話。

2017年10月11日 水曜日
『ブレンド・S』01.「はじめてのドS」

 原作四コマ未読。
 女の子達をとても可愛く描いた上品な作画で、目に楽しい。
崩したキャラ絵は、『妖狐×僕SS(原作者の逝去を惜しむ)』をちょっと思い出す感じ。
 内容としては、『WORKING!!』『ご注文はうさぎですか?』辺りに連なる、非アルコール飲食店舗バイト物語。
 ヒロインが、ツンデレというかドSキャラを「演じて」接客する所が、作品的独自性。

 苺香は、目つきの悪さ(そうでもなく描かれていることが多いような)から、相手に誤解されやすい設定。
それを活かすべく、職場となる喫茶店が、ウェイトレスそれぞれに異なる属性を付けてあるという、現実にはちょっと考えにくい環境。
ウェイトレス指名制でもなければ、好みのタイプと違う女性が担当に付くと地獄なような。
働いているのが全員美少女・美女であることを前提として、どういう接客をされるのか分からない、って闇鍋感覚まで楽しめるお客様だけを対象にしているのか。
 演出はテンポ良く、笑うまでいかないけども頬が緩むところはあり、問題の無いスタート。
 足枷ともなってしまいそうな喫茶店設定をドコまで引っ張って、活かしていけるか、腕の見せ所。
 気楽に視聴継続。


『アイドルマスター SideM』01.「理由あって、アイドル!」

 一話の前に放送されたスペシャル『THE IDOLM@STER Prologue SideM -Episode of Jupiter-』って、これの前日譚だったのね。
アイドルマスターなのに何で男の話やっとんじゃ、と思って最初を見ただけで録画を消してしまった。
 『THE IDOLM@STER』シリーズといえば、美少女アイドルがドッと出てくる、主に男性向けの作品、という頭しかなかった。
 画面的クオリティーは、既存作品と同様に高そう。
 しかし……新作アニメが多すぎる現状、男性アイドルをメインに据える作品は見ないことにしており、ちょっと気になりながらもここまで。


『ラブライブ!サンシャイン!!(第二期)』01.「ネクストステップ」

 約一年ぶりに始まった、これまたタイトルの変わらない第二期。
 オリジナルはストーリーラインが分かる程度。
『サンシャイン!!』前期はだいたい見たと思う。
 スクールアイドルを目指す少女チームの、前向き元気なアニメ。
それは今期も変わらず、逆境を乗り越えていこうとする少女達の強さと友情が描かれる第一話だった。
 しかし……まだ廃校の危機を引っ張るんだ。
「LoveLive!制覇を目指す」で良いと思う、無理な抑圧はカタルシスに繋がりにくいような。
廃校イベントを乗り越えてこその『ラブライブ!』、というのは制作者・ファン共通のコンセンサス?

 安定して良い作画。
 個性が強いキャラクター達の絡みは、相変わらず楽しい。
 ファンの期待を裏切らない第二期、だと思う。
一期で十分満足していることもあり、見られるところまで見る、ぐらいの気持ちで。

2017年10月10日 火曜日
『宝石の国』01.「フォスフォフィライト」

 原作漫画は、面白いという評判を聞きつつも未読。
 独特で、かなり分かり辛いと言っても良い世界観やキャラの設定を持つ作品。
それを「ワケわからん」だけの感想で済ませないのは、制作者側が原作を読み込み、確信と言っていいほど理解しているから、だと思う。
 宝石で出来ているキャラクターについて、戦い方や壊れ方、壊れた者を見る他者の態度など、まだ納得するまではいかないが、キャラ全員が共通する認識やルールに基づいて行動しているのだろうことは、伝わってくる。

 ほぼ女の子ばかりの世界……かと思えば、性別が存在しない種族?
ということはまあ、好きなように受け取ってれば良いのか。
 アニメ調処理した3DCGの画面は、なかなかにクオリティーが高く、抵抗無しに見られる。
侵攻してくる敵や、銀色の液で対抗する戦い方など、ガツンとインパクトのあるビジュアル。
 敵とのバトルが中心となる作品、なのかな。
戦いには不向きだと言われたヒロイン、第一話では戦闘才能を示すことなく終わってしまったが、いずれ能力が開花する?
 どうなるか気になり、視聴継続。


『タイムボカン 逆襲の三悪人』01.「天才発明家エジソンと日本のビックリドッキリな関係とは!?」

 タイトルから『夜ノヤッターマン』みたいな三悪スピンオフ物かと思えば、今年春まで放送されていた『24』の二期。
 前作を最初しか見ていないため、どういう終わり方をしたのか分からないけど、一度カッチリ締めたり、クリフハンガーで続いたとは考えられない、ごくフツーの話。
基本設定の確認さえない……別にそんなの知らなくても鑑賞に差し障りない作品ではあるが。
 ちょっとお勉強になるよう、作中に歴史上の事実とか豆知識っぽいモノを入れてあるのね。
昔のシリーズだと、史実を元にしたパロディーとして作ってあったような。
視聴者の知的水準を信用できなくなってきてる?いや単純に保護者側の受けを狙ってか。
 絵としても内容も、ごく普通の今風タイムボカン。
 前期を見ていない以上、今期も同様に。


『GLAMOROUS HEROES』01.「堕ちた剣豪」

 中国資本アニメ、しかしお馴染みハオライナーズではない……らしい。
 ゲームが原作、なのかな?
 作画が微妙なのはともかく、冒頭から「新人漫画家の持ち込み原稿」然とした分かり辛い(凝っている訳ではなく単に語り口が拙い)内容。
 声優さんに発声すら怪しい人が多いのは何故?
自分は声の演技についてそんなにウルサくないつもりだけど、それでもハッキリ分かる不慣れさ。
その辺に気を取られ、セリフが余計入ってこない。
 10分枠、しかし半分ぐらいは声優さんによる実写コーナー……さすがに付き合えず、視聴終了。

2017年10月09日 月曜日
『結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-』01.「わしおすみ」

 前作から三年の期間をおいて始まった、第二期。
「『結城友奈は勇者である』は本作品の2年後の物語に当たる(Wikipedia)」ということで、前史らしい。
前作本編中で、主人公達以前にも勇者が居た、ということは語られていたが、今作ヒロイン達のことだった…?
 もうアチコチ記憶が怪しく、「四国が舞台となっており、それ以外の世界は壊滅状態にある」「四国を救い、ヒロインに戦う力を与えているのは神樹と呼ばれ る大木」「攻めてくる敵を神樹到達前に撃破しないと、平穏を保っている彼女たちの世界も崩壊する」「ヒロインらは、戦い続けることで(より強いモード変身 時のみ?)身体機能を失っていく」こんな感じのことを、見ながら何とか思い出していた。
 まだ記憶がハッキリしない、二期では語られていない設定が色々あるはずだけど、それは順次提示されるのかな。

 球形状を保った水で顔を覆われ、窒息しかけた銀が、水を飲み干すことで窮地を脱する、この意外なアイディアに驚く。
結構な量の水だったろうに、しかも息継ぎナシで全部飲むのは凄い!
「水の回りをフィールドで固め、そもそも空気の行き来がない状態にしてある」って訳ではなくて、助かったね。
 作画のレベルはなかなかに高く、不慣れながら与えられた超絶パワーで何とか戦い抜く緊張感も、しっかり演出されていた。
 全く嫌味の無いヒロインズが可愛い。
第一期少女達もそうだったけど、性格的に円満な子を選ぶ決まりでもあるのか。
まあ、チームワークを大きく乱す女子が居ては戦いに支障を来すだろうし、今回ラストで言われていたように、神の代理人となるのは無垢な少女達であるべきだろう。
 今期も、最後まで面白く見せてくれることを期待。


『王様ゲーム The Animation』01.「再壊」

 漫画や実写作品の存在は知っていたが、原作は小説だったのね、どれにも触れたことがない。
 多くのキャラクターに理不尽な命令が下され、互いに殺したり協力し合ったりしつつ、最後まで生き残ることを目指す、『バトル・ロワイアル』『神さまの言うとおり』『GANTZ』も?……といったものに連なる作品。

 恐怖のゲームを生き残ったのだろう主人公が、転校先の学校で、またもゲーム開幕を告げられる。
第一話として分かり易く、一気に参加人数を減してしまう思い切りの良さ(死んだのは「その他大勢」だけど)も含め、しっかり出来ている。
 ただ……主人公が隣の席に座るやアダ名で呼ぼうとし、その後も「好意的で嬉しい」を越え「つきまとってきてウザい」にまで届きそうなヒロインの行動理由は、「彼に一目惚れしたから」と明かされるなど、ポカーンとするような人間描写が。
 個室での首つりはまだしもだけど、超常現象・常人を越える力で殺されたと多人数の前でハッキリさせるのは、キャラ間に疑心暗鬼を生じさせる上で、まだ早いような。
主人公達による意表を突く手段で、主催者に逆襲する、というのも難しそうに思うし。
 人気を博している作品なのだから、それだけの魅力・面白さはあるのだろう。
 作画が第一話としては冴えず、肉体が破壊される無残な死に方に説得力が薄かったのは、残念。
 もうしばらく視聴継続。


『牙狼〈GARO〉 -VANISHING LINE-』01.「SWORD」

 特撮を中心に、アニメやパチンコで展開される『牙狼』プロジェクトの、最新作。
 これまでのシリーズは、ファーストシーズンなど全部見たものもあるが、基本的に所々をつまみ食いしている程度。
 魔戒騎士が鎧武装してホラーと戦う、基本設定は今作も同じ様子。
 主人公は、分厚い筋肉を備えたゴツいオジサン(まだ若い?)。
優柔不断系が好まれる中、女に慣れており無骨ながら優しい中身を持つ、夢枕 獏作品のような漢の造形が嬉しい。

 第一話だから、というのもあろうが、画面作りに気合いが入っていて引き込まれる。
 華麗に済まさず、主人公の筋肉量に応じた暴力的バトルが展開し、クライマックスは画面の動きが早すぎて何をしているか若干分かり辛いものの、とにかく迫力に押されてしまう。
 監督としては第一作らしい、韓国人の?朴性厚、凄いなあ。
 まだ始まったばかりのストーリー、細かいコトなど次回以降だけど、ツカミは強力。
 クオリティーの維持を願って、視聴継続。


『Dies irae』00.「黎明」

 原作ゲーム未プレイ。
 舞台は、二次大戦敗戦間近のドイツ、現実に即しない架空の、ではあるが。
ということ以外、よく分からない。
 最初から、意味ありげでありつつも易しく語る気を見せない結果「こじらせた中二病」としか受け取れないセリフの応酬。
しかも設定詳細どころか登場に到る背景、現状の目的もハッキリしないキャラが未整理なまま多数登場し、早々に理解しようという気力が途切れてしまう。
 あらかじめ原作ゲームを遊んでおく、公式サイトなどで登場キャラを予習する、本編放送後は知識のあるサイト等での解説で復習、こういった積極的お勉強が必要な作品なのかな。

 勿体ぶったセリフだけでもたせるには、画面の外連味が足りない。
 作画は、悪くないけどそれだけで圧倒できる程でもなく。
 「0話」ということなので、本当のストーリーが始まるのは次回から?
今回はキャラの顔見せだけが目的なのか……視聴者が皆、次週まで顔や名前を覚えていてくれるかは疑問ながら。
 本編が始まったら圧倒的に面白くなりそう!という期待は持てず、基本的に視聴終了。

2017年10月08日 日曜日
『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』01.「人を殺すことができる国」

 原作ライトノベル未読。
 WOWOWで放送されたアニメ版は既視聴……2003年だったのか、もう14年ぐらい前のことだなあ。
毎回もの凄くクセの強い、エンターテインメントというより哲学的な話が続き、見終わっていつも考え込んでしまった覚え。
「レールの上の三人の男」なんて、生きる価値を揺さぶられるような恐ろしい内容だったし。

 今作。
 キャラの雰囲気が結構変わったような、原作挿絵にはこちらの方が近いのか。
 人を殺すことができる国。
劇中で言われたように、殺伐とした西部劇みたいな所かと思った。
しかし、本当に自由に人を殺せて、殺人に抵抗がない・楽しんで殺せる人間ばかり集まっていたとしたら、人口は減り続け、新規の移住希望者も増えず、すぐ国としての形を保てなくなりそう。
 「無礼講」ったって、何をしてもOKってコトじゃないような感じ?
自由な社会は、際限なく自由に生きようとする人間では構成できず、全員に自らを律する理性が必要不可欠だとか。
 殺人を犯そうとした男を始末する際、国民全てが凶器の扱いに長けている上、殺人に抵抗のない人達であると示された。
ラストでその国を目指していた男のように、殺し続けてきた人生を悔いたり、強く衝動を抑えられる人間が集まる国だったのかな。
「人を『殺してきた』ことが許される国」だとか。

 また、色々と考え込ませてくれる内容で嬉しい。
 テーマを何とか正しく受け取ろうとしたり、短絡的にアホみたいな誤解しながら、最後まで見続けたい。


『少女終末旅行』01.「星空」「戦争」

 原作漫画未読。
 女の子二人が移動用車両に乗り込み、入り組んだ地下通路や文明崩壊後?の戦場跡を、寒いしハラペコのままウロウロさ迷う、変わったアニメ。
 生き残った敵兵や、『がっこうぐらし!』のようなゾンビに遭遇・襲撃される訳ではなく、せっかく凄腕らしい射撃のスキルも無益。
 軍人(ではないのかな、耐寒用にそんな服着てるだけ?)として、何か重大な使命を帯びているでもない様子、とにかく空いたお腹を満たし、生き延びることが目的っぽい。
 かといって、美少女同士のラブラブ百合百合、「世界は滅んだけど二人の邪魔をする者も居なくなったから幸せ」な日常、でもなく。
ヒロイン達、まあ可愛いけど、「美少女」という範疇に入るかは微妙(意図して微妙な風に描かれている)。
 という訳で、強烈な面白さや、ここを楽しんで欲しいという主張とは無縁な作品。

 じゃあつまらないのかというと、凄く楽しかった。
特に、ただ地下通路を進み続ける話、好み。
二、三話このまま、ちょっとずつ情報を集めつつ、暗い中、出口を求めるストーリーを続けてくれても良かったぐらい。
 てっきり、ほのぼの終末話だと思っていたため、残ったレーションを独占すべく銃口をもう一人の少女に向ける展開に、意表を突かれる。
本気だったのか冗談か……「えへへ〜ウソ」で済ますには、銃を構えた側が食料を一人だけで食べてしまっており、食えなかった側が本気で何度も彼女を殴りつける、という殺伐とした顛末を迎える。
まあ、殴られても笑顔だし、血が出るどころか顔が腫れ上がるでさえない、明るめの処理が成されてはいるが。
 劇中で問いかけられた「かつての世界も食糧が不足していたのに、なぜ武器ばかり作って戦争をしたの?」に対する、答えのイベントなのか。
勝手をする者に腹は立つけど、殺し殺されて得があるはずもなく、酷くしない程度にシバいて終わりにするのが妥当な決着、って感じ?
 ヒロイン二人の旅と、ここから何を描いて何を読み取らせてくれるのかに興味があり、視聴を継続したい。


『ドリフェス!R』01.「本当のアイドル!!!!!」

 「バンダイナムコグループとアミューズがプロデュースする2.5次元アイドル応援プロジェクト(Wikipedia)」の第二期。
 美少年・美青年アイドルキャラが大勢登場する女性向けアニメは今期、何本目?
冒頭部で、他作品と混乱し、既に一度見たような気分になってしまう。
 アニメとしては「普通」ぐらいの出来と思え、こういう作品群、ちゃんと商売になっているのかなあと余計な心配。
 視聴対象外。


『大正メビウスライン ちっちゃいさん』01.「運命の上京」

 成人向けボーイズラブゲームが原作らしい、未プレイ。
 5分枠……とはいえ、上京してきた不思議能力者少年がイキナリSD頭身に固定される、それだけで一話が終わってしまう潔さに驚く。
この短い中、OPとEDを詰め込んだことで、余計ストーリーらしいものが入らなくなったのか。
 完全に原作ゲームのファン向けのアニメかな、視聴終了。

2017年10月07日 土曜日
『DYNAMIC CHORD (ダイナミックコード)』01.「Spring rain」

 乙女ゲームを原作としているらしい、未プレイ。
 最初から説明もなくキャラを出してくるので、てっきりこれも第二期か何かかと……違うのね。
雨の日に幌も付けずオープンカーで無言のまま出ていく男を、仲間達がマンションのベランダから声も掛けず見送る、という、全然面白味の無いシーンからスタートさせる度胸が凄い。
揺れるワイパーにメトロノームが被る、ハア?な演出も凄絶。
 キレイ所男子を登場させたから女性視聴者はこれでも喜ぶでしょ?といった甘い見識が窺えて、いっそ清々しいぐらい。

 第一話にして気合いの入ってない作画。
美少年アイドル物としては、絵に不安定さがあると致命的なような。
 前半だけ見て、ギブアップ。


『十二大戦』01.「猪も七代目には豚になる」

 シンプルなタイトルに、中国アニメかと思った。
西尾維新原作なのね、未読。
 流血の激しい作品、最初からまー殺す殺す。
大戦スタート前から会場に頭部を切り落とされた死体が転がっており、説明無しでも殺し合いゲームであることが分かる。
 酷薄そうな亥女は、殺人訓練に抵抗を示した気弱な若い女性の姉とか母親なのかと……悪堕ちした本人だったのか。
家の都合で歪められた悲しい人生のようだけど、妹を追い詰めて自殺させており、感情移入の対象としてはどうだろう、と思えば、アッサリ死亡して退場、いや使役される動死体としてはまだ居続ける?
 主人公は彼女じゃなかった、ってことなのか、死亡寸前・死後状態からも復帰する超絶能力を見せるのか。

 スタート時、参加者は毒の結晶を飲み込むルール。
一人飲まない男が居たけど、ペナルティーとかないのかな?
それなら、ヘタすると制限時間前に効果が出る恐れもある訳で、飲まない方が有利なような。
胃で溶け出す毒の、外側にある薬効成分がないと、会場に噴出するガスで体が麻痺してしまうとか、何かしら仕掛けがあるのか。
 申女性が提案しようとした、誰も死ななくて済む方法とは、どういうモノだったんだろ。
 西尾維新作品……先読みを許さない。
 キュッと締まった作画、迫力と緊張感のあるアクションで、画面的見応えは十分。
 これは、最後まで見ちゃいそうだなあ。


『Just Because!』01.「On your marks!」

 アニメオリジナル企画。
 見ていてしばらく、登場した男女キャラクターの見分けが付かず、混乱。
転校生(出戻り)男子高生を主人公としているのだろうから、その視点で、もっと分かり易く、ドラマティックな内容にも出来たんじゃなかろうか。
 淡々としていて、しかしリアルだという訳でもなく、無用に思えるシーンが多くて一話だというのに集中力途切れ。
 過激な事件を起こして、それで視聴者を引き込むアニメには「したくない」意図で作っているのだろう。
なら、キャラの魅力であったり、見続けたくなるような雰囲気でも代わりに用意しないと。
 どこが酷く悪い、というのでもないけれど、内容が印象に残らず、心を掴まれない第一話。

2017年10月06日 金曜日
『URAHARA』01.「ドーナツクライシス」

 「アメリカ合衆国のアニメ配信サービス「クランチロール」にて連載中の小説『PARK: HARAJUKU Crisis Team!』を原作としている(Wikipedia)」そうな。
 その辺が理由になっているのかどうか、始終、ピンと来ない内容。
 原宿の店舗で働く少女三人が、エイリアンの侵略?に対し、アブダクトされていたという少女から渡されたパワーで変身し、立ち向かう。
こういうジャンルとしては別に変わったところも無いが、キャラの行動や言動、無駄とも思えるシーンの多さ、「こう来たら、次はこうなる」という予想(期待)と違うリアクション・話の流れに、違和感を覚えっぱなし。
そこが波長の合う人には「強烈な魅力」ともなろうし、そうでなければ「サッパリ面白くない」感想となりそう。

 一昔前の、サービスシーンをある程度入れれば他は何を描いても良かった頃の成人漫画で、ファンタジーとかSFを扱ったモノはこんな感じだった。
調子っぱずれ、シュールさを「個性」とするような。
 それらは大体、短編だったから良かったが、これでシリーズか……正直、一話の途中で集中力が途切れがち。
 上まつげに独自性のあるキャラクターデザインな女の子達は、頑張った作画で可愛く描けている。
 これから、敵宇宙人とのバトルに入るのかな。
緊張感とは無縁の作風なので、明るく楽しくポップで「変」な顛末を迎えるのだろう。
 視聴継続の意欲は弱め。


『このはな綺譚』01.「さくやこのはな」

 原作漫画未読。
 温泉宿にやってきたヒロインが、先輩達に揉まれ、初めての仕事や風習に戸惑いながら、訪れる異形の客(神様?)相手に頑張っていく、分かり易く言うとTVシリーズ版『千と千尋』。
宿で働いているのが全員美少女であり、労働のキツさよりは少女達のふれあいにウェイトを置いているところが違い、というかセールスポイント。
 薬売り?神様の客室を訪れた際、柚が正しい・望まれる対応を取れる所なんてなかなか楽しく、こういう路線の深化にも期待したいところ。

 作画はまずまず、ヒロインズが可愛く描けているので必要十分。
 キャラ個別の魅力を彫り込みつつ、相互のほのぼの関係を描く作品になるものと。
 もうちょっと様子見。


『TSUKIPRO THE ANIMATION』01.「桜花爛漫」

 架空の芸能事務所と、そこに所属するタレント達を描く、メディアミックス企画……らしい。
 作画は並。
 最初からドドッと美少年・美青年キャラが出てきて、しかもインサートされる名前テロップと突然の決めポーズ絵で紹介をされるのに、面食らう。
去年放送された『ツキウタ。』と繋がっている世界らしいから、もうキャラはみんなお馴染みさんなのか。
 キレイ所男子を楽しめる人、もしくは声優さんのファンに向けた作品。
 これも「間違って見ちゃいました」感。

2017年10月05日 木曜日
『あめこん!!』01.

 「声優ボイス電子マンガ作品」(Wikipedia)が原作らしい、未読。
 『雨色ココア』って作品の第四期なのね。
5分枠、実質2分弱のアニメだから、ということもあろうが、キャラを一杯出して設定も特に説明せず、ここで引きつけようという工夫もまるで無い、初見視聴者に不親切な構成は、そういう理由でか。
 三期までのシリーズ、見た事はあっても一話で視聴終了していると思われ、内容について記憶がない。
 作画は並。
 既にファンである視聴者、あるいは(キャラが男ばかりなところから)女性視聴者に向いた作品と思われ、「すみません、間違って見ちゃいました」という気分。


『Infini-T Force』01.「ISOLATED FLOWER」

 タツノコのヒーローキャラクター達が世界を越えて集結する、日本アニメ版『アベンジャーズ』『ジャスティス・リーグ』。
最近だと、元々の作品は存在していないけれど『Re:CREATORS』が、そういう体裁だった。
 3DCGによる制作、ゴテゴテしたリファイン・キャラデザイン、既存作品を混ぜる構成の難しさから、ちょっと不安視していた今作。
 ああ、意外と悪くない。

 CGに気合いが入っており、手描き作品でも見られなかったレベルのアクションが表現されていて、嬉しい。
 小型飛行機搭乗時より、ガッチャマンスーツのみで放り出された後の方が高機動性を発揮してしまう、ガッチャマン・健が可笑しい。
単身でスーパーパワーを持つテッカマン・キャシャーン・ポリマー(人間形態ではパワー増幅してない?)と比べ、常人を遙かに超える、とはいえ「鍛え抜いた肉体」に留まるのだろう健は、『ジャスティス・リーグ』でのバットマン的役割か。
外見的には、テッカマン・南 城二の方が賢そうだけども。
 自分の出身県・高知で、『ガッチャマン』『テッカマン』『ポリマー』が放送されておらず、かろうじて見られたのは『キャシャーン』のみ。
後に都心での再放送やレンタル、衛星放送などで知識的に補完はされたものの、子供心に擦り込まれていないので、思い入れが薄い。
だから「こんなもん○○じゃねえ!」という抵抗感がこの作品に無いのは、幸いか不幸か。
 死に近づくことを何とも思わない風なヒロインは、独特だけれど、まだ魅力的とは言えず。
 彼女がこうなってしまった経緯、デカい鉛筆、ヒーロー集結の理由、正体不明の敵……謎がバラバラとあって、タツノコっぽい。
 失速せず駆け抜けられるのかどうか、期待と不安で見続けたい。
 この企画が成功したら、『ゴーダム』『ゴーディアン』『ゴールドライタン』『モスピーダ』辺りを混ぜて、ロボットForceを結成する手も?


『怪獣娘(かいじゅうがーるず) 〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』01.「私たち!怪獣娘!?」

 ウルトラシリーズに登場する怪獣を美少女化し、デフォルメキャラによる最小限の動きで表現する、Flash?5分アニメ。
 Wikipediaで見ると、これは2016年にWeb配信されたもので、既に完結した第一期を今回地上波放送する……のかな。
 ウルトラセブンが使役したカプセル怪獣、アギラ、ミクラス、ウィンダムの魂を受け継いだ三人の少女達をヒロインとする。
 特にシリーズのファンを「おお!」と唸らせるような設定やパロディは無く。
多くを期待せず、少女達による怪獣としての成長?とか、ゆる〜〜い会話を楽しむべき作品だろう。
 余裕があれば見る、ぐらい。

2017年10月04日 水曜日
『お酒は夫婦になってから』01.「梅スプレッド」

 原作漫画未読。
 同作者、以前の作品『オニデレ』は最後まで読んでおり、画的には不慣れなところがあるものの、ヒロイン・サヤのギャップある可愛さや、個性がキツいレギュラー陣、暴走するギャグでありながらキレイにまとめ上げるストーリーテリングの上手さなど、凄く感心した覚え。
こちらを、30分か15分枠ぐらいでアニメ化したものも見たいなあ。

 5分アニメ。
『ワカコ酒』なんかと同様、ちょっと美味しい料理を食べたり、お酒を飲んで幸せになってしまう場面を主題とするタイプ。
 二面性を持つヒロインの設定は、作者の個性か、相変わらず。
 この設定、作品傾向だと、得意の悪ノリが余り見られなさそうで残念。
 負担にならない短編、ぼちぼち見続けよう。


『戦刻ナイトブラッド』01.「神牙スプレマシー」

 原作はスマートフォン用ゲームらしい、未プレイ。
フルのタイトルはそうでもないけど、『戦ブラ』という略称はCMなんかで聞き覚えがある。
 実在した武将を多数登場させながら、史実とか人物設定は「なんとなく」ぐらいにしか取り入れず、全員美形にして展開する女性向けアニメ。
 秀吉をヤンチャな美少年、黒田官兵衛を有能執事みたいに描くのはまだしも、竹中半兵衛が幼い風に設定されてるのは何故……いや、そんなこと言ってもなあ。
 武将達はそれぞれ、ネクタイ締めたりオシャレ眼鏡かけたりキテレツな扮装しているというのに、フツーに現代服のヒロインについて「見慣れない格好してる」と表するのが可笑しい。

 そんなに動かないが、一枚絵として美少年を楽しめる程度には整っていると思え、嗜好の合う女性視聴者にとって問題無いだろう作画。
 何となく眺めていられそうな内容だけど、野郎向けとして作られたアニメではなく、視聴対象外。


『ブラッククローバー』01.「アスタとユノ」

 原作漫画は雑誌連載で既読。
 同作者の前作『HUNGRY JOKER』は、抜群に上手い絵(「ふわりと浮いている」表現や爆発などエフェクトが特に素晴らしい)と、魅力的キャラクター、考えられた設定による物語が相まって、とても面白い漫画だった。
早期終了が惜しまれる。
 二度目の連作作品である『ブラッククローバー』。
ファンタジー世界、全ての人間が何らかの魔力を備える中、魔力ゼロの主人公が魔法帝を目指し頑張って行く。
特殊な力を持たないことが珍しい設定は『ヒーローアカデミア』だし、目的は「魔法帝にオレはなる!」、悪くはないけど引きつけられる特別さに欠けるなあ……と失礼な考えを持っていた。
 物語が進み、キャラクターが出揃い始めるにつれ、加速度的に面白くなっていく内容。
パターンを越えて強くしつこく襲撃してくる敵、それに対し、魔力がないことを「最大の戦力」として、想定の遙か上をゆく「絶対に折れない心」で立ち向かい、勝利し、仲間達と絆を結んでいくアスタの描き方が実に気持ち良く、好きにならず居られない。
 多数登場するキャラの描き分けや魅力付加も巧み。
暴牛団長ヤミなんかスピンオフが出来そう。
 前作と同様、相当に練り込まれた設定がベースにあるのだろう、今後現れると思われるそれらも楽しみに、読み続けている。

 アニメ。
 作画は良く、声優さんの選定も妥当。
一話でバトルまで持って行って欲しかったけど、その代わり世界観は分かり易く伝えられており、出だし良好。
 漫画で満足しているため、アニメの視聴意欲はそれほどでもないが、余裕があれば見続けて損の無いクオリティー。

2017年10月03日 火曜日
『UQ HOLDER!〜魔法先生ネギま!2〜』01.「美女と少年」

 原作漫画、『ネギま!』の方はかなり読んでいるんだけど、こちらはいずれまとめて読もうと思いつつ未読。
 週刊誌連載の間、『UQ HOLDER!』だけだったよね?
『ネギま!』と繋がっているという話は聞いていたが、タイトルにまでそれを入れてるんだ。
 何しろ、前作漫画も完結に到るまでは読んでいないため、どう接続している話なのかは不明。
最初、にやけた男性学校教師を成長したネギか?と思っていたぐらい。

 エヴァンジェリン、懐かしい。
幻のようにネギも姿を見せて軌道エレベーターの上へと主人公を誘い、物語の先を期待させる。
 『ネギま!』ではこんな雰囲気あったっけ?と思うぐらい、イヤなキャラクター、シリアスで残酷な戦闘描写あり。
全く同じような内容にするなら、『2』を作る意味は無いんだろうけど。
エヴァンジェリンと、彼女から力を与えられた主人公を中心にしている限り、「死」に近づく物語になるのは当然か。
 主人公と友人の野郎ばかりで、『聖闘士星矢』なバトル成長物語にする手もあろうが、萌え美少女を多数出さないなら『ネギま!』のDNAはまるっきり残らない。
 整った作画で、血まみれのバトルには迫力があった。
 ぼちぼち見続けたい。


『おそ松さん(第二期)』01.「ふっかつ!おそ松さん」

 第二期……だけど、タイトルはそのまま?
『2』『続』『!!』『Z』『ハートマーク』を付ける、『おそ松さーん』とか伸ばしてみる、ライトノベル風に『〜ニートな俺たちがやる気を出してみたら世界がエライことになった件〜』と長々させるような、一期との違いを表す部分は無し。
 ソフト化の際、分かり辛くならないかなあ。
ああ、一期の第一話は欠番となっているため、「このアニメで一話目が収録されているソフトといえば第二期」という識別法があるのか。
 もう前期で、やれることは暴走・シュール・いい話・問題作まで含めて全部やってしまったと思え、例えば再開第一話のストーリーを考えてくれと言われても自分なら泣いて逃げ出す難しさ。
 が、ああそうか、「想定の範囲を超えて凄い人気が出た」というのをネタにする手があったのね。
久々の登場で見せるのは、思い上がって心身ともに腐敗した恐ろしく醜悪な姿……このアニメらしい。

 「ちゃんとしてる」キーワードから、普通なら段階を追って脱線させそうなモノだけど、二人目でもう全身改造した戦闘用サイボーグになっている取り返しのつかなさが凄い。
 『君の名は。』風?男女入れ替わり、キャラ作画を結構昔のセンスに戻しているのは、『転校生』の方が元ネタだというのか、「こんなの古いよ」という嫌味か。
 CGはともかく、実写化映像はもっとクオリティー低くしてあると可笑しかったかな。
いや、無理なマスク付けてるだけの仮装って悲しむべき出来の悪さを表してる?
現実の実写化作品がギャグを越えるヒドイものだったりするため、これぐらいじゃ弱かったり。
 巨大ロボット戦闘に到る暴走は、割合アリガチ。
しかし……この作品で合体ロボが登場するの、意外と初めて?
作画やテーマソングの「ちゃんとしてる」具合は楽しい。

 前期の「好き勝手やれるアニメ」から、「好き勝手やらなければならない」苦難の道へ。
 スタッフは七転八倒だろうな。
その死闘っぷりも含め、楽しみに見続けたい。
 「上からのお達しにより監督が降板させられることになりました」で、交代により大混乱ネタとか、間に合えばやりそう。

2017年10月02日 月曜日
『プリンセス・プリンシパル』最終12話.「case24 Fall of the Wall」

 物語や人間関係としては一区切りを付けており、クライマックスにふさわしいストーリーだったけれど、面白味という意味ではこれまでの話数と変わらないか若干テンションが落ちて感じられ、ちょっと残念。
決して悪い内容ではないが……うーん、良く出来すぎている通常の内容と比べれば、という贅沢な文句。
 最終二話だけ脚本家が違うのは、影響しているのかどうか。

 小さくて可愛い女の子達が、まるで似合わない過酷な任務に挑む、どうしても絵空事というかバカバカしいぐらいの筋になりそうな所を、ポイントを押さえて浮つかせず、ハードなスパイ物の雰囲気さえ醸し出していた。
 アンジェの持っていた重力制御ボールも、油断すると「便利すぎるチート装置」になりそうだが、アイディアを乗せて描く事で実に巧く活用。
 細い手足・軽い体の少女達が、屈強な大人と体術でぶつかって圧倒するシーンに説得力を持たせるため、跳びはねたり回転した遠心力で一撃の重さを増す演出を加えており、細かいこだわりに感心。
クオリティーの高い作画があって初めて可能なことだなあ。
 何ら戦闘力を持たず、喉に「問題」すら抱えるベアトリスが、任務の際、それらを逆手に取り有用な人材へと変わってみせるのも、面白い。
 途中のエピソードで登場した借金取り。
広川太一郎?没年からしてこのアニメにセリフを入れられたとは思えず、未使用のセリフに合わせてキャラを作った?とかゴタゴタ考えてしまったけど、「もりいくすお」というイラストレーターの方の芸なのね、凄く上手いのに驚いた、そして懐かしく嬉しかった。

 ラストシーン、プリンセスの片足がない(ように見える)のは撃たれた方の足を切断したのか、単に考えすぎ(片足を曲げているだけ等)か。
 もっと活かすと思われた学園生活が余り本筋に絡まなかったのは、勿体ない。
 サブタイトルの「case」ナンバーに抜けが多々あり、そこを埋める第二部の企画も有り得る……?

2017年10月01日 日曜日
『信長の忍び〜伊勢・金ヶ崎篇〜』最終52話.「そして姉川へ」

 52、という話数を見て今更、そうか、二期まで合わせると一年間に渡って放送されていたのか、と気付く。
 放送が5分なので、30分アニメの6分の1と考えれば、通常作品の二ヶ月分、9話程度の実質時間。
しかし、一話当たりの僅かな時間にストーリーとキャラの彫り込みとギャグに歴史小ネタまで詰め込んであり、シリーズを見終わった充実感は、とても9話なんてモノじゃない。

 織田信長を、容赦なく恐ろしいアリガチな魔神のイメージ「ではない」側面から捉え、人間として可笑しく魅力的に演出していく視点が素晴らしい。
 少々間が抜けて可愛く思わせながら、諜報・戦闘能力に優れ、躊躇わず敵を殺す千鳥もまた、引きつけられるキャラクター造形だった。
 原作漫画は継続中……ということは、まだ信長の死に到ってないということか。
千鳥は、本能寺で信長と共に討ち死にするのか、生きて逃げ延びるよう命じられるのか、他の用向きで(秀吉に同行しているとか)その場に居ないのか、気になる。
 漫画完結後にでも最後までアニメ化して欲しいなあ、とは思うけど、同時に、どうしても辛いモノにならざるを得ないだろうラストは見たくない気もして、複雑。

2017年09月30日 土曜日
『異世界はスマートフォンとともに。』最終12話.「決断、そしてスマートフォンとともに。」

 ハラハラとかヤキモキさせるなど興味を引くように出来ていなかった上、前の11話でほぼ終わっていると思えた「複数股交際から重婚まで可とする?」テーマを、工夫なくもう一度繰り返す内容。
 超ツエーのに加え、気取らず優しく欲もない主人公が全女性からモテモテなのは当然でしょ、ってことで、まあ「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな」としか言い様もなく。
 せめて、いつもの楽勝チート戦であってもラストバトルを見せて欲しかったところだけど、特に盛り上げず。
 敵か味方か……さほど重要キャラだとは思えない少年を登場させ、第一シーズン完。

 ほとんど画面を見ず音声を聞かなくても、大体ストーリーが分かる。
鑑賞するにあたっては恐ろしくストレスの無い、BGVのようなアニメだった。
 バトルには緊張感皆無で作画も脱力気味。
サービスであろう水着回の、絵的クオリティーの低さには絶句した覚え。
 無色透明で引っかかりのない主人公のキャラクター造形は、願望充足作品としては徹底していて凄い!と褒めるべきなのかなあ。
 文句を言いつつも最後まで眺めたので、お手軽お気楽さを核として何かしら魅力ある作品だったのだろう。
 続きを気にさせる要素が無く、ソフト化されての売り上げも不安なことから、二期は難しそう?

2017年09月29日 金曜日
『NEW GAME!!』最終12話.「ぜひ買ってくださいね!」

 尊敬する先輩に追いつこうとする努力、少し距離を詰めたかと思った瞬間に見せつけられる遙かな力の差、それでもなおめげず頑張る青葉の姿は、素直に感動的。
 マスターアップを前に、登場キャラ全員が自分のポジションでベストを尽くしており、その中で、生じようとしていた諍いの芽が摘み取られ、緩やかに融和していく。
こんな職場ばかりなら幸せだな……とヒネた目で見つつ、しかし気持ち良い。

 ゲームの発表会に来ていた客がほとんど女性だったのは、作っていたのが完全女性向けゲームだというコトなのか、「女性しか存在しない世界」故か。
まあ、客席が野郎で埋め尽くされ、野太い声で歓声が上がったりしては、この心地よい世界が壊れかねないけども。
 八神が会社を離れるイベントは、最終回っぽくも、ちょっと意外。
主力キャラクターデザイナーだろうに、よく会社側が許したもので。
現実なら、こう簡単にはいかないだろうな。
 可愛い女の子ばかりで構成する閉鎖空間で、萌え作品のフォーマットは守りつつ、シビアなお仕事の世界も垣間見せ、楽しくて前向きにさせてくれるワーキングアニメだった。
 ここで完結とするのが区切り良いけれど、三期があるなら嬉しい。

2017年09月27日 水曜日
『賭ケグルイ』最終12話.「賭ケグルイの女」

 顔で笑わすアニメ、最終回。
 当面、最大の敵であろう生徒会長とのギャンブル勝負に挑む夢子。
 ちょっと内容が弱いような……
会長・綺羅莉にアホなイカサマをやらせて卑小化する訳にはいかず、夢子も追い詰められて苦しむようなキャラクターじゃないため、常識的キャラである鈴井に苦しんだり覚醒したりの第一期クライマックス表現を一人で背負わせた、って感じなのか。
 本当に「覚醒」であり、勝ちを掴む理由付けに乏しいのは拍子抜けだけど、この作品はこれまでも、ギャンブルの駆け引きやイカサマの見破り方がキモと見せて、その実「そんなバカな〜」で落とすギャグに近い物なので、問題ない。

 最後まで作画が良く、発情したような女性キャラや、イヤ〜な勝ち誇り顔から驚愕の負けに到る崩壊ブサイク顔など、とても上手く表現できていた。
 普段のにこやかさと落差が激しい勝負時の異常性を持つ、夢子は引きつけられる造形。
まあしかし、恋人にしたいとは思わないし、結婚などしてしまったら家庭は「安定」と無縁の場所になってしまいそう。
 原作漫画は、スピンオフ三本?も含めて継続中みたいだし、二期がありそうだなあ。

2017年09月26日 火曜日
『ナイツ&マジック』最終13話.「Heaven & Earth」

 根拠もなく2クール放送するものだと思い込んでいた。
それは、まだ世界の一端しか見ておらず、キャラの魅力もロボット強化イベントもずっと彫り込んでいけるはず、という思いと、単純に「面白いからもっと続けて欲しい」願望による。
 ジャロウデク王国の変形飛行戦艦とのバトルが、シリーズクライマックス。
現実世界からの特別な知識も持ち合わせないのに、驚異的な開発能力で戦局を覆す超兵器を作り上げ、エルと同等の戦いを繰り広げるオラシオ、凄い。
 敵対していても、二人は「強力な武器を開発するのが病的に好き」という意味で同類。
顔を直接つきあわせたなら、熱いメカ談義で意気投合し親友になるか、分かりあえないコダワリの一線を持つが故に激しく嫌いあうか、どちらだろう。
 異世界常識に縛られない知識と発想力がエルの特異性であり、だから戦場での無双を可能としていたけれど、オラシオのようなマッドサイエンティストが他にも居るなら、これからは更に苦戦する?

 最近流行の異世界転生物、しかも、現実世界の進んだ知識を元に「オレ凄い」で突き進む願望充足作品でありながら、エルの突き抜けた巨大ロボット好きっぷりで他作品との差別化に成功。
 オタク由来の透徹した視線により、「戦いの意義」とか「他者を殺すことへの抵抗」なんて面倒くさい所を飛ばしてくれたのも、見やすかった要因。
 女の子にほとんど興味が無く、アプローチされても友達・仲間という以上の感情を持たないため、ありふれたハーレム物にならなかったのがまた新鮮。
エル自身からして可愛いため、他のヒロインを必要としなかった、って部分も。
 展開は早く、もっと引っ張れたろう学園生活などごく短く刈り込まれて(原作ではもっとある?)、進行を邪魔する無能な味方も出てこず、ストレスなく見続けられた。
 これから、ロケットパンチの実装、戦闘機や戦車が合体するロボットの開発、内部に強力な魔獣の組織を取り込みシンクロ制御して操縦する『エヴァ』型ロボットの研究(エルの美学に反する?)などが考えられるか。
 二期開始を心待ちに。

2017年09月25日 月曜日
『6HP/シックスハートプリンセス』

 去年末に第一話が一部未完成ながら放送され(その時の感想)、6月に「放棄された3DCG路線版」が、そして今回、年末版から冒頭数分間のバトルなどを完成させたバージョンとして再度放送。
 紆余曲折だなあ、それぞれ枠を取って流してもらえるのは、村上龍の力……?

 この機会に、録画したままになっていた3DCG版を視聴。
 映像表現方法だけでなく、世界観からストーリー、キャラクターまで、手描き版と全然違うのね。
見慣れた日常からスタートし、飛行機が破損して生徒達が機外に放り出される緊迫感など割合良く出来ており、この路線で進めた方が良かったのでは。
 ……と思ったけど、他の生徒達が皆死んだと思われる墜落現場でギャグ顔リアクションを見せるヒロイン、目の前で異常を来した友達がエンジンに巻き込まれ 非業の死を遂げた(怪物と化して再出現したが)というのに変身の決めゼリフだろう「喜んで!」を言わせてしまう制作者のセンスなど、驚くような無神経さ で、どうにも。
 オタクや一般層に受け入れられるアニメを作ろうとは最初からしておらず、「村上龍のアーティスト・センスを表現する」のが目的なのだろうから、分かり易くしたり自然な流れで見てもらう必要は無いのか。
 3Dのクオリティーは、並みというところ。

 今回放送された、手描きアニメ第一話冒頭完成版。
 ああ、意味の分からない文言を連ねたナレーションのバックに、余り動かない絵を配した前放送の冒頭は、こうなるはずだったのか。
見ていて苦痛だった(途中で集中力が途切れた)前回と違い、巨大少女との戦闘描写に力が入っており、引きつけられる。
相変わらずナレーションが何を語っているのかに注意は向かなかったが、画面はずっと見ていられる。
 タンカーを投げつける、ミサイルが巨大人型の顔に命中し慣性で潰れるなど、『エヴァ』影響が色濃く見えるのは意図してか。
ビームでその辺をなぎ払うと大爆発するのは、『ナウシカ』より特撮短編『巨神兵』っぽかったな。
 そして本編(!)たる村上隆が登場しての語りだけど、今回は、作品の現状を差し置いて現代アートの状況について長々と。
興味深いところもあったけど、長いし、「今、ここで話さなきゃならない内容か」という気も。

 普通に完成して毎週放送されていたら、三週目ぐらいからは見なくなるだろうアニメ。
この変則的な放送方法で、調子の外れた村上トークがあるから見ている、って所も。

2017年09月22日 金曜日
『アホガール』最終12話.「出会い…そして!アホガール」

 明とよしこの出会いと因縁のスタートを描く、最終話に相応しい内容。
 幼い頃のよしこは可愛らしく、多少の常識外れ行動ぐらいは年齢からも許せそうな雰囲気がありつつ、しかし下品さと迷惑っぷりで許容範囲を遙かに逸脱。
 明を寝ずに看病したり、逆襲を受けて涙を見せるなど、ちょっと意外な姿もあって、「実は心の奥底に、幼少期で培われた明からよしこへの好意がある?」という希望(?)を一瞬抱かせ、粉々に打ち砕くギャグへの落とし方が凄い。
ここまで良い所ナシの女の子を描けるとは……自分だったら絶対に迷いが生じてしまうだろう。
徹底ぶりに、ただ感心。

 好きだったのは、よしこ母・よしえ。
娘と同程度のアホではないかと思わせながら、計算高さ・娘の(自分の?)人生にとって障害となる相手を容赦なく排除しようとする邪悪さも感じさせ、面白い。
ダンナさんとの出会いから結婚までを描く、エピソード・ゼロが見てみたい。
 母親だって立派に?家庭生活を維持できているんだから、よしこも可能じゃないのかな。
よしこ父の影が非常に薄く、どういう人物か分からないけど、明が諦観して父親のようになりさえすれば。
デリケートすぎて心を病んでしまったり、恨みを溜めて熟年離婚に到る心配は、よしこにはないのだろうと思え、彼女を生涯のパートナーに選んだとしてそれが最悪の選択だとは限らない……かも、いや他人事だから言えること。
 ストレスなくヘラヘラと見ていられるアホアニメ(褒め言葉)だった。
すぐ第二期が始まりそう。

2017年09月20日 水曜日
『異世界食堂』最終12話.「とん汁/コロッケ」

 普通の洋食屋に異世界へ通じるドアが開き、異界の住人達が客として訪れる基本設定について、これ以上説明する気はないんだろう……と思っていたけれど、最終話まで来て僅かに匂わせた。
 なるほど、店主は異世界人の血を引いていたのか。
それも伝説クラスの力を持つ女魔導師の孫、ということなら、不思議ドアの存在や異形客にサッパリ動じない店主の態度にも、納得。

 物語も、主題であろう料理についても、とにかく淡々と描くアニメだった。
薄味で量も食い足りない……その代わり、ウンザリさせる脂っこさやドカ盛りの食べ飽きとは無縁の作品。
ツカミが弱いため、放送開始当初で視聴をやめるケースと、そこを乗り越え「つい最後まで見てしまった」自分のような視聴者に別れるのでは。
 店内・店外での人間(とは限らない)関係が少しずつ繋がったりしており、その辺も面白くなりそうな……やっぱり濃いめの味付けにはならないのだろうけど……所での最終回は、残念。
 熱狂的に支持されるアニメかは分からないが(Wikipediaを見ると「2017年7月期のトルネ番付においてアニメ部門1位を獲得した。またNTT ドコモのdアニメストアが実施した「2017夏アニメ人気投票」でも1位を獲得している」そう)、第二期があるなら、「相変わらず味付け薄い」とか言いつ つ見続けたいな。

2017年09月08日 金曜日
『異世界はスマートフォンとともに。』09.「オエド、そして不死の宝玉。」

 今回は、中世風ファンタジー世界からの出張パターンとして、割とお馴染みの「サムライが居る日本風エリア」登場。
 まだ状況もサッパリ分からないうちに、取りあえず八重が属する陣営に味方し、ケガ人を全回復させ、問答無用で敵兵を倒す。
うーん、八重側が悪辣な侵攻を仕掛けていた、そうでなくとも、非は双方にあるってこと普通だろうに、短絡的だなあ。
幸いにも敵側に圧倒的な邪悪さがあった訳だけど、後で判断の間違いに気付いたら、どうするつもりだったのか。
 「八重所属陣営がワルモノだったなら、今度はそちらに相応のペナルティーを科す」「悪の支配者を遙か彼方へ放り出し、善政を敷ける人間を代わってトップ に据え、和平を促す」ぐらいのことはフツーにこなすスーパー主人公だろうから、「致命的な判断の間違い」なんてことは起こり得ないが。
 牢屋から助け出した武田家四天王的な人々、特に活躍もしないし不要だったのでは?
まあ、「なんとぉー」「そんなぁー」といった驚きリアクションを示してくれるモブは必要か。

 毎度のコトながら、困難な(はずと思われる)状況の提示が弱く、危機感も薄いところで「冬夜スゲー」パワーで事態がスイスイ解決していくため、危機感・爽快感が弱い。
その代わり、焦燥・不安・恐怖といったストレスもほぼ無く、ぼ〜んやり〜と見ていられるのがこの作品の強みか。
文句言いながら、自分もまだ見続けているし。
 「数十万の配下を引き連れて世界を滅ぼそうとする魔王が現れた」「宇宙から絶対的侵略者、迫る」なんてのも、放送時間10分ぐらいでは片付けるんじゃなかろうか。
 苦戦するとしたら、神のうっかりミス再びで、冬夜と同等の力を与えられたチートキャラが敵に回る時、ぐらい?
しかし、原作者が冬夜に苦労をさせたくない・徹底して甘やかしたいと考えている様子なため、その場合、敵は「生前同じクラスに居た高慢美少女」ぐらいに設定され、すぐデレて冬夜パーティーの一員になるだろう。
 いっそ、全てのパワーを与えてくれた神が「この世界を一度消滅させる!」とばかり敵に……それでも何だかんだ、気楽に勝ってしまいそうなのがコワイ。

2017年08月24日 木曜日
『徒然チルドレン』08.「傷だらけの天使 / もっと欲しくなる / シュート / おっぱい」

 恋愛コメディー、快調。
 男女関係の楽しい所、ドキドキする瞬間、笑えるおバカさん部分だけ集めて描いており、とても気持ち良く見られる。
 群像劇にしたのが上手いのかな、深部暗部に触れる前に他キャラへとカメラを移せて。
いや、結構シリアスな局面も描いているが、そう感じさせないコミカルな雰囲気作りに長けているのか。
 キャラクター達が基本ポジティブであり、ジメッと悩まないのも良い。

 古屋と、その妹まで振り回す、皆川 由紀が好きだなあ。
悪い女のようだけど、LINE?で彼から送られてきたヒドイ言葉を瞬時に「妹ちゃんが代わってコッソリ書いたモノね!」と即見破る洞察力とか、古屋への信頼感は凄く可愛らしい。
不必要なまでに妹ちゃんを追い詰める執拗さはどうなのかというと、まあ、まあまあ。
 付き合い始めたら人生を完全にコントロールされそうで怖い、しかし優柔不断男子にとっては「上手に自分を使いこなしてくれる」有り難い存在かも。
 逆に、こちらから積極恋愛攻勢に出てみたら、意外と不慣れそうな感じもあるがどうか。

2017年08月20日 日曜日
『デッドストック〜未知への挑戦〜』05.

 テレビ東京、深夜に放送している、ホラードラマ。
 劇中設定でも、架空局ではなく「テレビ東京の」ボツ?フィルム素材を確認する部署が舞台となっている。
 心霊的な内容が記録されているフィルムについて、出自を確かめたり、更に取材して番組に仕上げようとするのが基本。
まあ、テレビ局版「Xファイル」。

 今週の落ち武者呪い話なんかは、怖いイメージがありつつもイマイチだったけれど、全体的にきちんと出来たホラー。
驚かす演出に、照れや躊躇いがないのは嬉しい。
 『リング』『呪怨』なんかの監督達は、ホラーに関わりすぎたのか、「何度もやった恐怖描写をまた繰り返すのはイヤだ」「新しいホラーの在り方を追い求めたい」といった気持ちになってるんじゃないかなあ。
その多くは、「他の人がやってない」のではなく「検討したけれど効果がないと見越してやめた」作り方。
いや、清水 崇監督の『7500』なんか、ありふれたストーリーを気合いの抜けた演出で撮ってあり単に最悪の……まあいいや。

 2話、人形怨念の話が、なかなか。
哀しさから来る恐怖、日本的に湿った怪談の有り様で。
ヒロインに抱きつく瞬間、姿を変える人形と、ラストの可哀想で恐ろしい執念なんか、とても良い。
 4話コックリさんは、ちょっと泣かせ話方面に振りすぎかなあ……でも少女の「許し」でちょっと泣きそうに。
 監督・脚本とか、『クロユリ団地〜序章〜』『劇場霊からの招待状』など映画公開に合わせたテレビシリーズに関わってた人達。
本編映画より、これらテレビの方がずっと面白かった。
 低予算、凝った画面は作れない中、頑張っていて、毎週楽しみ。

2017年08月16日 水曜日
『NEW GAME!!』06.「あぁ……すごいなあ……」

 今期、第一期より「お仕事」方面の比重が増した感じ。
 可愛い女の子だらけ(社会人年齢設定だけど)で、社内が『けいおん!』部活のような雰囲気でありながら。
 描かれる仕事の辛さ。
まだ新入社員でありチームの一員だった前期から、青葉の責任が大きく拡大。
プロジェクトを巡っては、敬愛する先輩・八神とポジションを争うことになり、心理負担も増した。
 反面、その八神に認めてもらう喜びもある。
青葉にとって彼女は、単なる憧れの対象から、遠い目標を経て、競う相手に変化。

 同じ事を繰り返している「日常系」アニメではなく、苦難を経た成長が見て取れる。
 キービジュアル担当から外されようとしても、ただ落ち込んだり拗ねたり、または「私なんかより、八神さんの方が適任だと、私も思います」といった自己卑小化に陥らず。
ハッキリ「コンペは出来レース」と宣言されながらも、自らの仕事への情熱とプライドを掛け、「仕事を後輩から奪った・勝利を譲られた」形にしないことで八神への敬愛も表しつつ、勝負に臨む青葉の成長ぶり。
 「負けた!」と、他者による判定を待たず認めてしまえる絵を八神が描いていた事への、悔しさと、まだ敵わない憧れの人の位置に八神が居てくれる嬉しさ。
 実に複雑な心の動きだけれど、「分かる!」であり、ちょっとホロリ。
 自分も頑張らなきゃなあ、と思わせてくれる、良い話だった。

2017年08月15日 火曜日
『ナイツ&マジック』07.「New & Old」

 快調に面白い。
 銀鳳騎士団とラボラトリーとの模擬戦は、当然のように騎士団の圧勝に終わ……らず、意外。
シルエットナイトの性能ではエル特製の方が優れているのだろうが、ベテランパイロット達は実戦経験の豊富さでカバー。
 これまで世界に存在しなかった進化シルエットナイトを使いこなす操縦法や、集団での戦術がまだ確立されておらず、苦戦の理由になってしまった部分も。
コースや運転技量の差によっては、レースで軽自動車がポルシェに勝つことも普通にあるだろうし。
乗り慣れており機動力のある練習機に、主人公がコダワリ続けた『アルドノア・ゼロ』を、ちょっと思い出してしまったり。
 他国騎士団による襲撃・盗難事件に際しては、シルエットナイトの弱点を知り尽くしたエルならではの戦法で容易に制圧したが、彼の技術・戦闘力があればどんな戦いでも楽勝、「という訳ではない」のが、逆に嬉しい。

 以前の話で、エルを呼び出した公爵。
 大きすぎる才能への不安を抱き、もしもエルが、その力に見合う危険なほどの上昇志向を持っていたなら、先に誅する気持ちもあったのか
 実際は、外見に比例して子供っぽい(オタクっぽい)ロボットへの憧れしか持っておらず、拍子抜けして、過度に恐れる必要は無いと判断。
 しかしそれは正しかったのか?
今回、ラボのジジイといきなり意気投合してしまったように、「同じ熱いロボット好き」に対しては警戒心を持たず、仮に相手が敵国エンジニアであっても情報開示をためらわない可能性が。
 まあ、それも程度問題で、長く技術革新のなかった世界において、エルは余りにも急激な進化をロボットに与えており、生じる戦力差に恐れを抱いた他国が機先を制するべく攻め込んでくる……なんていうコトも考えられ。
そのリスクを軽減するため、肝心な部分はキープしつつ完全独占を避け、情報を少しずつ出していくのは有効。
 シルエットナイトは対魔獣用の兵器でもある(主目的?)訳で、それを容易にし、戦死者を減らす技術を供与してくれるなら、王国は敬意と感謝を受けられそう。
王国と平和条約を締結した国にのみ技術を提供する、って手も。

 エルは、地位・金・女、どれにも興味を持たない。
せっかく可愛い女の子が寄ってきているのに、あんまり迫られると迷惑なんだよね、という反応すら示さない無頓着の徹底ぶり。
 これは、名家の一人息子として生まれ、可愛い顔立ちにも恵まれ、理解ある両親と良い友人に恵まれて育ったことも原因か。
極貧家庭に生を受け、肉体労働を強要されて学校へ行くこともままならず、蔑まれるほどブサイクで、全くチャンスの無い生活をしていたなら、「シルエットナイトに触りたい」というだけでも強烈な上昇志向を持たなければならなかったろう。
 この辺は、『異世界はスマートフォンとともに。』ほど極端ではないものの、本来の運命でなく死んでしまった主人公の転生に際し、神様がサービスしてくれた感じ?

2017年08月14日 月曜日
『ウルトラマンジード』06.「僕が僕であること」

 ウルトラマンゼロ……令人と入れ替わってしまうリク。
異星人テクノロジーで作られている基地なのだし、「魂を移動させた」でも構わない気がするけど、シャプレー星人の仮装技術を応用したブローチで行う抑制とくすぐりが楽しい。
人間に化ける宇宙人はシリーズ中、多数存在したが、固有の超能力に寄らず科学技術で実現しているとハッキリ描いた例は、珍しいのかな。
 限度を超える会社員業務の忙しさに、「体力の限界が来てもカラータイマーは鳴らない」と嘆くリク。
笑いつつ、これは初めての提言じゃないかなあ。
「自分の変身リミットが近づいていますと、わざわざ敵に教えるウルトラマンの不合理さ」が指摘されることはあったけど、そうか、心を病むほど・過労死する ほど働いて限界をとっくに過ぎているのに「カラータイマーを鳴らして危機を内外に訴えない」人間は、ずっと不合理なのか。
 地球(派遣惑星)防衛をウルトラ族のお仕事だとするなら、カラータイマーはチェックの厳しいタイムカードか、放射線測定ステッカーみたいなもの?
業務の完遂よりも命を重視してくれるシステムで、人道的と言える……まあ、鳴り出すのはギリギリの時点だし、職務中の死亡事故も多発していることから、ホワイト企業と言えるかどうかは分からないが。

 顔立ちがベリアルに似ており、純粋ヒーローというより邪悪寄りなジードの外見設定にきっちり決着をつける、しっかりした物語。
 家族を守るため会社員として敢然と激務に立ち向かう令人が、ゼロの力に頼らずとも格好良く見えて、嬉しい。
 リクにだって、ライハ、モア、駄菓子屋店長、その姪のエリなど、守るべき対象は沢山居ると思うんだけどな。
 前回「あいかた」では、『タロウ』のグダグダ回に近い馬鹿話を見せて驚くやら笑うやら、だったが、全体としてとても出来の良いシリーズ。

2017年08月06日 日曜日
映画『のぞきめ』『劇場霊』

 衛星で鑑賞、両作とも元AKB女性が主演のホラー映画。
 元AKBのタレントはよくホラーに出てるなあ、前田敦子『クロユリ団地』とか大島優子『テケテケ』等々。
プロデューサーの秋元 康が『着信アリ』を原作しているし、AKBがずらっと出演した『伝染歌』も手がけている繋がりから?(『クロユリ団地』『劇場霊』の企画も秋元)
 ホラーは、割合低予算で撮れる上、役者にさして演技力を求めないので、アイドルが主演するに向いているジャンル。

『のぞきめ』
 顔立ちやら雰囲気が好きな、板野 友美主演。
演技はまあ、これぐらいで良いでしょうと思うんだけど、「うぉぉー」という変な叫び声と、下積みADでありながら重いモノ持てそうにないぐらい長い爪してるのは、少し気になった。
泥だらけになるシーンは驚いたなあ、意外な役者根性(これぐらいで褒めるのもどうか)。
 『呪怨』『回路』のように、隙間へとガムテープを貼りまくり埋め尽くす異常な行動など、もっと怖くなりそうなイメージがありながら、最後まで見てもサッパリ怖くならなかった。

『劇場霊』
 島崎 遥香主演。
 というより、『リング』『仄暗い水の底から』の中田 秀夫監督作品、ということで見た今作。
うう〜〜ん……『クロユリ団地』『MONSTERZ モンスターズ』など近作はダメダメなモノばかりだから今更驚かないけど、これはヒドイ。
 「恐怖から逃れられないヒロイン」がホラー設定の大前提だろうに、人形の怪異が襲う舞台演劇からは途中で降板させられており、その後は「元は友達だった けど酷いことを自分に言った女性、その彼女が危ないかも知れないので、真相を探ってみたり頼まれもしないのに舞台公演を妨害してみたり」といった、まるっ きり他人事としての事件への関わり方。
 最重要キャラクターである人形が、「あれは幻だったのだろうか?」なんて疑問を差し挟む余地の無い殺人鬼キャラとしてドタドタ歩き回るのに、爆笑。
仮面ライダーの怪人か、いいとこ宇宙から来た怪生物扱い。
ライダーキックで倒せそう、実際、もっと芸の無いやっつけ方してしまうし。
 元になっている『女優霊』には、優れたイメージの恐怖シーンがいくつもあり、当時「日本で一番ホラーが分かっている監督だ」と思ったものなのに、今や「日本でも有数のホラーを撮らせちゃイケナイ監督」だと言わざるを得ず、残念。

2017年08月02日 水曜日
『異世界食堂』05.「カツ丼」「プリンアラモード」

 一話目を見た時は辛いこと言っておいて、まだ視聴を続けている。
 相変わらず、料理を作画や演出の技術によって美味しそうに見せることには、無頓着。
いや、そんな悪い描き方ではないのだけれど、今時の、料理描写に過剰なぐらい力を入れる作品群に比べると、はっきり見劣りしてしまう。
 食べた客のリアクションも、無難というか普通。
何も、服が破けたり巨大化して目からビームを出したり発情した表情まで見せる必要は無いが、地味な?『美味しんぼ』でもセリフを重ねることによって美味しさを表現しようと頑張っていたのに。

 それでも、割合面白く見続けられているのは、原作に寄るのだろうストーリーが、しっかり出来ているから。
 料理は、親との大事な思い出だったり、命を賭けた任務を後押ししてくれるものだったり、勇者の特権だったり……
 「現実世界の料理店に、普通の人間である客が来る物語」に翻案したって、成り立つ内容もあるけど。
ただそうすると、カツ丼のような普通の料理に、「初めて食べた、何だこれは!」という衝撃を乗せるのが難しくなるのか。
 料理をかなり珍しいメニューに限定する、客を特殊にする(長年服役していたので甘い物に飢えている等)、料理人の腕前を神業レベルとし普通の料理でも驚愕の仕上がりに出来る、なんていう風にでもしないと。
客を現実知識の無い異世界人、エルフや獣人など「特殊」な存在にすることで、その他は、ありふれた料理、腕は良いのだろうがグルメを唸らせる類いでない街の料理人、という取り合わせなのに、特別な感動を生じさせている。

 ツケが多いようだけど、よく成り立ってるなあ、ねこや。
王族の客などからは少々多めに頂いてるのか……メニューの値段は固定だろうが、チップとか。
 金貨を溶かして売れば現実でかなりの価値を持つ?いや異世界の貨幣そのままで、コレクターには結構な値段で売れそうか。
 色々な事情を抱えつつも、店に入れば「美味しいものを食べたい」だけしか思わない客達。
彼ら彼女らに「美味しいものを食べさせてやりたい」と、一番に考えている店主。
異様な設定を持ちながら、とても平和なお話で、見ていて心地よい。

2017年07月31日 月曜日
『ウルトラマンジード』04.「星人を追う仕事」

 防衛軍的な存在、この作品ではメン・イン・ブラック風なのね。
強力な軍事力は(恐らく)持たず、宇宙人による犯罪行為の摘発、犯人確保を目的とし、最終処分は地球外への強制退去。
そういえば、これまでのシリーズで防衛隊は、宇宙人に対し、その存在が地球への脅威と即断して戦い殺す、逃亡を図る宇宙船団も壊滅させる、というのが多かったような。
それは、既出の宇宙人達が恐ろしく邪悪・好戦的で、話し合いの余地など無かったことも原因としているが。
 極悪、とまで言えない個人的な犯罪を今回は描いており、だから組織・AIBも、平和的解決が図れたのか。
大規模な侵略・破壊のため襲来した宇宙人には、地球外退去のみの処分で済ませられないような。
 AIBが人類規模に留まらず、多くの惑星が加盟する宇宙的な捜査機関だとするなら、単体で手に負えない事件には宇宙警察・軍のような戦闘力を持つ別組織が出てくる?いや経済制裁で対応か。

 ウルトラマンジードの出現について、宇宙全域から地球AIBに問い合わせが来ている、っての面白かったなあ。
ウルトラ族を知っている宇宙人に取ってさえ、ジードは未知の個体だろうから、そりゃ興味を引くはず。
これまでのシリーズで描かれた「地球を訪れたばかりの宇宙人が、その時のウルトラマンを知っている」のは、こうした宇宙ネットワークでの情報共有があったからなのかも。
 防衛隊(じゃないけど)に属する人間としては、例がないほど間が抜けており失敗ばかりのモア。
ラストでは、ドジをプラスに換える意外な機転を見せた、しかし、彼女の本当の価値は、「地球に好意を持ったため仲間の侵略を邪魔し、自分をエレキングの犠牲にしようとした」とするピット星人の言葉を、一瞬も疑わず信じ、抱きしめられるその優しさにある……のかも知れない。
この甘さは危険を招き、そして多くの絆を生み出す、のだと良いなあ。

 幼生体のエレキングを可愛がり、単に生物兵器相手ではない愛情を感じさせるピット星人。
そうそう、せっかく女性的な形態を持つピット星人なんだから、見たかったエピソード。
AIBに就職したようだし、再登場もアリ?
 ウルトラマンキングと融合した宇宙。
そうすると、リトルスターはキングから分離した力、あるいはキングそのものだという可能性も。
 ジード額から放ったビームがエレキングの体表面を焼いていくシーン。
これまでありそうで無かった画面を一話に一回は入れようとしているみたいで、制作者の情熱が感じられ、嬉しい。

2017年07月30日 日曜日
『THE REFLECTION –ザ・リフレクション–』02.「サバイバー」

 眠くなってしまう妙な間は、そのまま。
コンテ・演出共に一話とは違う人がクレジットされているのに、変わらないということは、これが最後まで貫かれるこのアニメのスタイルなのだろう。
 アクションシーンはそれなりに動く(好みの動きかはともかく)けれど、それ以外、心が不安になってくるほど画面に変化を起こさせない演出も、維持。
 加えて、唐突に始まった第一話に到る事情を説明するためのストーリーだった、とはいえ、前回見たアクションを、そこそこの長さで再び見せられ、集中力が保てない。
まだ主人公・敵側に伏せられた設定があるのだろうから、次回は、1、2話の内容を回想として流しつつ、何故そうなったか更に遡って語るのはどうだろう。
話数が進むほど総集編割合が増えていく、恐るべき省力アニメとして歴史に名を残せそう。
 キャラの性格付けや動機が少し見えてきたし、ようやくプロローグが終わり(まだ終わってない?)これから大きな物語が始まっていくのだろうが、もう限界で、視聴脱落。

2017年07月28日 金曜日
『異世界はスマートフォンとともに。』03.「将棋盤、そして地下遺跡。」

 相変わらず、ゆる〜いアニメ。
 今回、冒頭で助けた迷子姉妹、てっきり本編で絡むと思ったらそれっきり。
さすがにいずれは関係してくると思うけど、こんな扱いなら、急いで登場させなくて良かったような。
 地図表示、時間確認、写真撮影を行い、スマートフォンの存在意義が示された。
しかし「タイトルにも入れてあるから無理して使っている」印象。
実際、前回は使わなかったんじゃ?
 人捜しとか、スマホマップよりサーチ魔法を使った方が早いだろう。
写真撮影はちょっと難しいのかな……印画紙的なモノを用意し、念写の要領で魔法転写とか出来そうだけど。
 主人公の超人っぷりにスマホ機能は負けてるんだから、改題して「凄すぎるオレ様の異世界生活」とした方が、合いそう。

 前回は、貴族の令嬢救助、執事救命、ついでに貴族母の失明回復と、実にアッサリした連続人助けで上流階級に恩を売った。
相手から生涯感謝されるような行動を、こうもポンポン続けられては、見ている方に取っちゃ有り難みが薄すぎ笑ってしまう。
ついでに街中の病人を一瞬で全員完治させてやれば。
 今回は、珍しく強敵が登場。
魔法を吸い取る相手なのに、「盗み取る魔法」は有効?
周囲の空間ごと圧縮して粉々に潰すか、マントルまで穴を掘って落とし焼き尽くせば済んだような……いや「そんな魔法を主人公は持ってない」のかも知れないけれど、このアニメの主人公なら突然どんな力を振るっても、「へー凄いね」で見ている方は済みそう。
敵の外観を美少女に変えてしまい、主人公への恋心を芽生えさせてパーティーメンバーに加える、ってのが作品傾向に沿ってるかな。

2017年07月26日 水曜日
『プリンセス・プリンシパル』03.「case2 Vice Voice」

 作画的に、凄まじかった第一話からするとさすがに落ちたものの、十分なレベルを維持。
 ストーリー的にも、スパイ物としての面白味を感じさせる部分が毎回設けられていて、感心。
 前回、華やかなパーティー(ダンス?)会場で交わされる水面下バトルの緊張感。
損得を天秤に掛けて決断を強いる、姫様のしたたかな交渉術が素晴らしい。

 今回は、潜入工作を行うアンジェと、誤って彼女に同行する姫様の侍女・ベアトリスとのデコボコバディっぷりが描かれた。
 二人とも姫様に対し命懸けの好意を抱いているが、「姫様が大好き」「『姫様』なんて大嫌い」という相対する?感情表現になっており、上手い。
 ベアトリスの喉に秘められた悲劇、それを、まあ軽く言うと『名探偵コナン』蝶ネクタイ機構のように使う逆転アイディア。
 毎回新しい才能を発揮するアンジェは、「同時にいくつもの会話を聞き分ける」聖徳太子みたいな凄みを見せた後、更に「それら全てを個別に記憶できる」超頭脳まで披露。
視聴者に何気なく聞き流させる電話交換室での多重音声が、実は重要な伏線……なるほど!
 アクションにも見応えがあり、ハリウッドあたりから実写リメイク権を買い付けに来てもおかしくない内容。
 あとは失速しないことを祈りたい。

2017年07月25日 火曜日
『ウルトラマンジード』03.「サラリーマンゼロ」

 2話。
 リトルスター、その力で?発現するウルトラカプセルなど、重要な設定が端的に示された。
絵で分からせている所が多く、裏の理屈はまだ不明だけども。
 日本刀を用い、超絶の戦闘力を発揮する少女・ライハ。
「サムライ少女」って、萌えハーレム作品だと一人ぐらいは居る印象、しかしウルトラシリーズにレギュラーで出演するのは珍しい…初?
光線銃や装備に頼らず、日本刀一本とオノレの体術のみで宇宙人をも圧倒する強烈なキャラクター、楽しい。
 今回の悪役になると思われたダダがすぐに退場し、驚く。
ライハに両断させて欲しかったなあ。
 地面に倒れたジードが、その体勢のまま斜め上に光線技を放ち、覆い立つ怪獣にとどめを刺す、これもありそうで無かった絵作りで、凄くイイ。

 今回。
 動機はともかく、こんなに情けない状況で命を失いかけ、ウルトラマンと融合する地球人も珍しい。
演者がDAIGOだけにフニャフニャのイメージがあった『ウルトラマンサーガ』タイガだって、正統融合なのに。
 気弱でダメダメのレイトと、人のままでもワル達数人を圧倒するゼロ意識体の落差がイイなあ。
逆に、家庭内で良き夫・父親として自然に振る舞うレイト、抱きついてきた娘の暖かさに戸惑うゼロ、というシーン、「基本的に戦うことしか知らず(強くなることしか目指さず)生きてきたゼロに欠けた部分が埋められていく」未来が見えるようで、嬉しい。
 セブンとレオの融合フォームは、『ウルトラマンレオ』での師弟コンビネーション。
アイスラッガーを足に付けた状態でのキックにより敵を仕留める、取り合わせを活かした必殺技に「おお!」。

 リクの相棒として登場しているペガッサ星人・ペガは、どういう位置を占めることになるんだろう。
 『ウルトラセブン』で都会の闇に消えたペガッサ星人の子供なのか、また全然別の存在か。
 子孫だとすると、「地球人によりペガッサシティを破壊された恨み(被害者側面)」があるかも知れず、しかし「シティを救うためとはいえ、あと僅かで地球を破壊するところだった最悪テロリスト(加害者)の息子」という立場もある。
 この辺の心情が、ベリアルの息子?であるリクと重ねられると、深くなりそうだなあ。
といっても、『ジード』では過度に重い展開は避けているような部分があり、どこまでやる気かは、未知数。

2017年07月23日 日曜日
『THE REFLECTION –ザ・リフレクション–』01.「セレモニー」

 アメコミ界の巨人(出たがりお爺ちゃん)で、『スパイダーマン』『X-メン』『アイアンマン』なんかを生み出し、日本のアニメ『HEROMAN』原作も手がけたスタン・リーが、またも日本しかもNHKと組んで放つ、お得意のヒーロー・ストーリー。
 既に『HEROMAN』の詳細を忘れかけている情けなさ。
恐ろしく適当な設定でHEROMANが誕生したこととか、無駄に可愛らしい主人公少年やアクションを毎回頑張った作画で描き出していたことは、よく覚えてるけど。

 このアニメ、本放送前に「アメコミヒーロー好き芸能人」を呼んだ特番を放送、そこで本編映像の一部を公開したのだが……画面的クオリティーの低さに絶句(芸能人達も反応に困っていたと思う)。
試験的にアメコミ風処理をしてみただけの動画か、本当の見せ場となるバトルなんかは見せてないんだろう、きっと、と僅かに期待を繋いだものだけど、その気持ちは打ち砕かれ。
 うう〜ん、NHKはアニメにお金出さないって噂、聞くが、さすがにスタン・リー呼んどいて、恥ずかしいレベルには出来ないだろうと……
 街にヒーローが溢れる日本製作品として『TIGER & BUNNY』『僕のヒーローアカデミア』なんかがあり、内容・作画共に頑張っている、その後発としては不満すぎ。

 冒頭の灯籠流しとか、不安になるぐらい長い間とか、アメコミっぽいキャラ・背景とは裏腹に、日本風(日本アニメ風ではない)ワビサビを入れようとしたのかな。
『蟲師』はともかく『惡の華』でロトスコープを用いて独特すぎる映像作りを試みた、長M 博史監督のアクの強さか。
 時々「アメコミ」というより「『秘密結社 鷹の爪』なんかのFlashアニメ」を見てる気分に。
いっそFROGMANに作らせれば良かったかも、ヒーローとデラックスファイターを共演させて。
 日本のアニメファンに受けるかは疑問だし、米でのアピールはもっと難しそうに思う。
誰に向けて、どこを面白いと思って欲しくて作ったアニメなんだろう?

2017年07月21日 金曜日
『バチカン奇跡調査官』02.「存在のかぎりなき不安」

 涙を流すマリア像の謎がアッサリ解かれたけど、温度差で結露が……なんてのは余りにも普通の話で、噴き出すように大量の涙を流れ落ちさせた演出の答えとしては物足りなすぎる。
辻褄がどうこうより、次回への引きとして派手派手にしたかったのか。
幾筋かの涙(水滴)が頬を伝う、という大げさに振り切らない見せ方だけで、十分だったような。
 また、結露を引き起こしてしまった事情についても……
あんなデカい像を引きずって、洗って、元に戻して、といった手間や見つかる危険性を考えれば、棒(あるなら十字架とか)で撲殺でもした方が余程簡単だったろうに。
「どうしてわざわざ面倒な殺し方をするのか」は、『名探偵コナン』なんかじゃ毎回感じさせられることで、「それは言わない約束」かな。
 まだ謎は色々あるようだけど、この拍子抜け加減から意外な解法は期待できず、うーん。

2017年07月20日 木曜日
『正解するカド』最終12話.「ユキカ」

 今更ながら。
 前期で最注目作品だったこのアニメ。
意図が読めないヤハクィザシュニナの行動により、世界がステップをいくつも飛ばした進歩を強いられ、混乱に陥っていく様子が実に面白く。
 ザシュニナは、現代に降臨・再臨した神……神の子なんじゃないかなあ、と。
 かつて地上に現れた際は、限定された奇跡と、それよりも思想・信仰を説くことで世界を変革しようとした。
 しかし現在、驚くような「奇跡」の実行が、マジックや映像加工により神の力など無くとも可能。
生き方や考え方を語った所で、テレビのコメンテーターやら新興宗教教祖様になるのがせいぜいだろう。
 圧倒的なビジュアル、それをマスメディアに乗せる全世界的インパクト、そして一般人にも分かる驚愕(奇跡)のテクノロジー、こういったモノが「今」神の子としてアピールするなら必要。
 僅かばかりのパンと魚を増やし、数千人に行き渡らせたイエスの神話を置き換え、世界の隅々にまで無限のエネルギーを供給するイベントにする辺りなんか、かなり意図しているとばかり。

 劇中でザシュニナが神か悪魔か、といった疑問は呈されなかった気がするけど。
友好的なのか侵略目的か、人類の進化と破滅どちらを狙っているのか、その辺りもほぼ触れられず。
 実際、与えられた驚愕のテクノロジーで世界は……権力者や支配階級は?混乱状態になった訳で、「秩序の破壊」として敵対行動と捉えても不思議ない。
 技術を日本が独占し、隠蔽したなら、他国から恰好の攻撃(核攻撃)理由になったろうな。
超大国への譲渡と引き替えに常任理事国入り交渉ぐらいはできたかと思うけど、あんまりモタモタしていると、現理事国以外の国も強硬手段に出てくる恐れがあり、「全人類への公開」は日本に得がないけど損もない、野心も悪意もありませんと示すには最善手だったのか。
 頭の切れる総理大臣をトップに据えていて、幸いだねえ、劇中日本。

 ザシュニナが、自分の本意を勝手にペラペラ喋っておいて、真道に「君は知りすぎてしまったようだ、死んでもらおう」とかバカ悪役みたいなことを言い出す、頭の悪いシーンがあって大笑い。
 クローンというものでもない、少し前にセーブしてあったデータのキャラクターを出してきた、って感じなのかな。
 そこで、ふと、『ウルトラマン』最終回のハヤタってこれじゃなかったのかなあ、と。
「命を二つ持ってきた」というセリフは、セーブデータから生命を作り出す素材を用意してきたってこと。
セーブポイントは、ハヤタのビートルがウルトラマンと衝突して墜落する以前にあった。
ホンモノの(変身して怪獣と戦ってきた)ハヤタは、もうウルトラマンと不可分の存在になっており、共に宇宙へ帰ったモノと。
ハヤタという生命が地球にあり、本人も周囲も彼を「ハヤタだ」と認識していれば、それでウルトラマンは満足だったんじゃないかなあ、「生命とは何か?」の定義が、ウルトラマンは、地球人よりバルタン星人や異方に近かったのでは。
 いや全然関係ない話。

 という訳で凄く面白く、どういう結末を迎えるのか興味津々だったシリーズだけど……
 沙羅花の正体で唖然とさせられて以降、口がポカーンとする展開の連続で、「緻密に積み上げられた知的な作品」から「行き当たりばったりの爆笑トンデモ作品」へと激変。
 地球人と異方の間に出来た子供は、純粋異方を越える力を有するとか、そんな設定ドコにあったんじゃ!『ドラゴンボール』サイヤ人か!
 小娘との対決にボロ負けし、こうなったら宇宙ごと壊して皆殺しにしたるわ!とかいう、やっぱり『ドラゴンボール』の往生際が悪いボスみたいなことを言い始めるザシュニナ、残念すぎ。
 それはそれで笑った、楽しんだ、とは言えるモノの、後半に到るまで期待していた内容とは全くの別物だなあ。
総合的にどう評価すれば良いのか、頭をヒネってしまうアニメ。
 続編では、半分機械になったザシュニナがゴツい父親連れで地球へと復讐に訪れ、しかし宇宙武者修行でテレポート戦法とか身につけた幸花の剣で微塵切りにされ世にも情けない最期を遂げる、とか、新たに異方技術で作られた人造人間が……(もういい)

2017年07月19日 水曜日
『アホガール』03.「老後も安心!アホガール」

 原作で凄く好きだった、よしこ母・よしえのアホ暴走が見られて嬉しい。
 よしえは、住環境などから見て結構な収入のあるダンナを「実力行使で」捕まえていると思え、経済的にはアホ娘をずーっと飼い続けることも可能だろうに、 自身の成功体験を踏まえ、先の先まで娘の人生を見通し、明を娘の結婚相手というか生涯介護者として確保しなければならない!とする強烈な目的意識を持って いることからも、かなり賢いと言える。
……娘のライバルを潰す方法や、正体を見極めるための理屈が超絶にアホではあるが。
 娘と変わらないぐらいに若く、美人なのだから、男を陥れる計略を上手く理解・実行できない娘に変わり、自分が明を手籠めにし、あとは映像など証拠を押さえて脅迫すれば良いのに。
「それはお前のマンガだろ!」か。

 クラスメート・さやかの人の良さには、驚く。
この押しの弱さ、流されやすさは、よしこと別な意味で恋人や結婚相手として不適当な部分が。
フツー、よしこには殺意を覚えるだろう、合法な範囲で収めるとしても「無視する」「関わらない」。
 しかし、無視されようと、よしこなら「ねーねー、なんで返事してくれないの?耳が聞こえなくなったの?わー!(大声)」みたいな迫り方をして、関係拒絶を許してくれないか。
 裏サイトやクラスのLINEにどんな悪口を書かれようと、全く気にしない、あるいは褒められたと勘違いさえしそう。
そのうち、悪口書く方が、その無益さにバカバカしくなってくるだろう。
 イジメによる深刻な事件の解決法を、アホのよしこが示してくれているのかも知れない……いや気のせいかも知れない。

2017年07月17日 月曜日
『地獄少女 宵伽』01.「見えない聞こえない」

 2005年から断続的に続いているシリーズ、第四期。
前期から八年も空いて、まだ新作が放送される息の長さは驚き。
 このシリーズについては余りキチンと見ておらず、飛び飛び、全体としても数話程度の鑑賞なため、内容にどうこう言える程の知識が無く。
 「こうかな」と思わせたストーリーをひっくり返すのは良いと思うけど、イジメられていた少女に友好的な(悪意を示さない)少女について、結局「悪い子」 「悪い子ではない」どちらか微妙で、スマホに変えられギャグと紙一重のイタブリを受けた後、地獄へ送られるクライマックスに爽快感も悲劇性もないのは、毎回こういう ものなのかな。
似た所のある『笑ゥせぇるすまん』も、対象が悪人だから酷い目に遭わせている訳じゃない(そうでないことの方が多い?)から、視聴後のスッキリしない感情まで含めて楽しむ作品か。
 これまでと同じく、見られたら見る、ぐらいの姿勢。

2017年07月16日 日曜日
『バチカン奇跡調査官』01.「主の支えによりて我は目覚める」

 原作小説未読。
 フィクションでは、なかなか恐ろしい所として描かれることの多いバチカンだけど、奇跡認定の係官、というのはいかにも(奇跡の認定自体は本当に行っている)。
FBIがXファイル部門を持っている、に比べればごく順当。
 内容は、オカルトや奇跡のファンタジー……ではなく、それに寄せた・似せた事件を推理していくストーリー、だと思う、まだ事件解決編を見ていないので断言できないが。
 涙あるいは血の涙を流すマリア像、という現象は割合語られることが多い。
しかし、このアニメのように「目から噴き出すが如く涙が流れ続ける」パターンはないだろう。
これはもう、異様に水が冷たい環境から云々なんてチョコチョコした話じゃなく、像の内側に何故か通してあった水道管が破損したか、法王すらひっくり返る奇跡だとしか。
 この謎解きをどれくらい説得力持たせて描いてくれるのか、視聴継続。


『ゲーマーズ!』01.「雨野景太と導かれし者達」

 番組表で見て、同名のアニメグッズショップが一社提供する情報番組かと……原作ライトノベルのタイトルなのね、未読。
 冴えないゲーム好きの高校生男子が、学園カーストのトップ美少女に話しかけられる所から始まる、願望充足型ストーリー。
だと思うのがフツーだし、主人公は美少女の歓心を得るため万難を排して頑張る、というのがパターンだけど、実際のアバンでは「誘われた部活動が嗜好に合わないので丁重にしかし断固として入部をお断りする主人公」を見せている。
これは、珍しいなあ。
 主人公、別に天才的ゲーム能力を持っている訳でもなさげであり、そんなに頑張って勧誘する理由が分からない。
「ゲーム棚を熱心に眺めている高校生」なんか珍しくなかろうに。
 そんな美少女が在籍しているクラブなら、お断りしなきゃイケナイぐらい入部希望者が集まりそうなもの。
厳しい先輩はマイナス要素だけど、それでも諦めない、そこそこゲーム好きの男の子はいくらでも居そう。

 そういった現実的不思議さはともかく、「後に壊れます」「後に密会を重ねます」など、開き直ったキャプション演出が可笑しい。
 変なリアクションや、無駄テンションの高さもなかなか。
 こんなキッパリ物を言う(好意的女性を拒絶する)主人公、ライトノベルでは珍しいような。
彼が引いた分だけ、美少女ヒロインが距離を詰めることになるのか……先が気になるので、しばらく視聴継続。

2017年07月15日 土曜日
『異世界はスマートフォンとともに。』01.「目覚め、そして異世界。」

 原作は、「小説家になろう」サイトに連載中で、書籍化もされている模様。
 こういうデビュー、増えたなあ。
Webで発表されてある程度の人気を得ている小説なら、出版しての売り上げが計算でき、ゼロから発掘するより編集者の能力を必要としない。
雑誌掲載させてまとめるための「原稿料」というリスクが不要、印税のみで良い。
既に量を書いてあるなら(書いてあるものを書籍化検討すれば)、続きを書くようつっつく編集労力すら不要……商業レベルに上げるべく書き直させたり、既発表物の続きや完結まで書かせる労力は(凄く売れた場合に限り)掛かるにせよ。
出版社としては、メリットだらけじゃなかろうか。

 アニメ。
 流行の異世界転生物で、死んで「神」に出会い転生条件の交渉をするのは『この素晴らしい世界に祝福を!』、ワルに絡まれている美少女をイキナリ助けるシチュエイションは『Re:ゼロから始める異世界生活』に似ており、既視感。
 ライトな転生物では、現実での生活は邪魔にしかならないため余り描かれなかったり帰りたくないぐらい不遇だったりするけれど、スッパリと全く描かない、チラッとした回想すら挟まないこのアニメは、徹底している。
 神様の驚くべきユルさ。
自分のミスで主人公を殺したらしい、とはいえ、こんな大サービスで特典付けて良いモノなのか、ここまで自由裁量が許されるなら現実で生き返らせてやっても良かったんじゃないか。

 タイトルから、スマートフォンというオーバーテクノロジーを持つ他はごく一般的な少年が、その妥当な・意外な使い方で異世界生活を切り開いていくのかと。
 写真を撮る・動画を撮影する・録音する、戦略に必須な詳細地図を表示できる、時刻が正確に分かる、複雑な計算を一瞬で終わらせられる、天気予報も?……
何より、膨大な知識にアクセスできる訳で、病気の治療や手術法、効率的農耕や絶品料理の手順、火薬など武器の作り方、車や飛行機の機構提示、歴史から戦略戦術をパクれる等々、恐ろしく便利に使えてしまう。
 これだけで、後進的異世界においては「神」にも等しい力。
どう使ってくれるのか楽しみに見ていたが……
 主人公は神により身体能力を強化されており、相手の動きがスローモーションに見える。
 敵の意表を突くため、モメていたアイテムを破壊するなど、頭の回転に優れ、強い判断力を持っている(これは元から?)。
 あらゆる属性の魔法力を備え、自由に使える。
 オマケに神にはヒイキされており、直接通話すら可能。
 ううう〜ん、やりすぎというか、「スマートフォン要らないんじゃない?」
逆に面白味が薄くなってしまいそうな。
主人公に強く感情移入したり(性格付けの弱さがそれを容易にしている)、「気楽に見られる」ことを第一に考えるなら、これはこれで良いのか。
 『Re:ゼロ』の凄い面白さとシンドさに振り回された身としては、丁度良い箸休め、とも思える。
 しばらく見ようかな。


『はじめてのギャル』01.「はじめての土下座」

 原作漫画未読。
 今期エロ枠。
 第一話から作画がピシッとせず、しかも単なるパンツにさえ「ハートマーク」を入れて見せないため、「エロさが嬉しい」と言うにはパワー不足でテンション上げられず残念。
 女子のパンツを見ていたいばかりに、プライドも何もかも投げ捨てて顧みない主人公は、いっそ清々しく、チョイ笑ってしまったのに。
 そういうこともあり、視聴継続の意欲は弱め。
原作漫画を読む方が、本来の面白さを受け取れるのかも。

2017年07月14日 金曜日
『ようこそ実力至上主義の教室へ』01.「悪とは何か――弱さから生ずるすべてのものだ。」

 原作ライトノベル未読。
 学校の一クラス、その中であるいは対外的に、生徒達が理不尽とも思える戦いを強いられる形式のストーリー。
 連名の監督だけど、『ダンガンロンパ』『暗殺教室』の岸誠二と、クラスではないがバトルロワイヤル『魔法少女育成計画』の橋本裕之ということで、適任かな。
 一話目では、閉鎖環境の学園と、月に十万円が支給される生徒達の特殊な状況紹介、キャラクターの顔見せが行われた。
ラストでようやく「ああ、こういう話なのか」が示されるものの、それまで弛緩したストーリーのみ語られ(伏線が張られてはいるけど)、割合スロースタート気味。
呑気な日常から、次回で一気に困窮状態へと突き落とされ、這い上がるべくクラス単位での戦いが始まる?
 バス車内でお年寄りに席を譲らなかったのは、この学校的に、プラスマイナスどちらの評価なのかなあ。
 まだ「掴まれた!」というほどではないが、先行きは気になり、監督手腕にも期待しつつ視聴継続。


『SHADOW OF LAFFANDORラファンドール国物語〜FANTASY PICTURE STORY〜』01.

 「音で紡ぐファンタジー作品と称した音楽プロジェクト(Wikipedia)」の一環らしい。
 立ち絵のキャラクターが、上下動のみしつつ会話をするだけで、他者がプレイしている低スペックのゲーム画面を見せられているよう。
 そういうものだとしてyoutubeなりで公開するならともかく、他アニメと混ぜてテレビで放送するには余りにも……
 「アニメ」とは言えない、そういうものを目指して作られたのでもなかろう作品、視聴対象外。


『ノラと皇女と野良猫ハート』01.「魔法でネコになっちゃった!?」

 五分枠なので駆け足の内容……というだけでなく、状況や登場キャラについて視聴者が既知であることを当然として作られており、??
パターンで受け取れば特に難しい内容でもキャラ編成でもないけれど。
 OP含め余り動かず、Webアニメくらいの作画。
 原作である成人向け美少女ゲームのファンに向け、作られたアニメなのかな。


『てーきゅう 9期』01(通算97).「先輩とスピーシーズ」

 2012年から、休みを挟みつつもずーっと続いてきたギャグアニメ、もう9期なのか!
 五分枠だけれども、ダルい三十分枠ぐらいの内容をムリヤリ詰め込んで、キャラはみんな聞き取れないぐらいの早口で喋りつつセリフを互いに重ね合わせ、あるギャグの意味を取ろうとしているウチにもう次のネタが終わっている、恐ろしいスピード感。
 今期も変わらず絶好調で……あれ?OPはともかくEDってあったっけ?
変な絵柄とか、それ自体も笑いになっていて結構だけど、毎回EDが入るとタダでさえ短い放送時間が更に短縮されてしまうな。
 気楽に、しかしギャグに置いて行かれないよう必死で見続けよう。

2017年07月13日 木曜日
『クリオネの灯り』01.「独りぼっち」

 原作小説未読。
元はオンライン小説のようだが、書籍化されたものはAmazonで非常に好評。
 アニメ。
 男女が海辺に並んで座り、「あれ、カモメ?」「多分…」というような会話をするだけのアバンに、驚く。
一応、「本当には言いたいことがあるのに言い出せない」性格である二人を見せる意味があったと、一話を最後まで見て気がついたりするけども、しかしこの導入で興味喚起に成功し、十分間アニメとはいえ最後まで見てくれる、と期待するのはどうだろう。
 陰湿なイジメを受ける女子と、それに対しアクションを起こすことが出来ない男子女子による、なかなかシンドイお話。
 それを、低調な作画と、短い放送時間なのに間延びを感じさせる演出で描く。
 意味ありげな一話ラストカットがちょっと気になるけど、ずっと見たいと思わせる内容では……


『イケメン戦国 時をかけるが恋ははじまらない』01.「イケメンスマッシュ」

 スマートフォン用女性向け恋愛ゲームを原作とするアニメらしい。
 五分枠。
 3DCGのデフォルメキャラで、戦国武将がギャグを展開。
『信長の忍び』のような、歴史的事実に笑いを混ぜて語るのではなく、何となく信長・秀吉といったキャラを美形化してドタバタさせる、お気楽な形式。
史実とかどうでもよく、テニス対決とかしてるし。
 見られない内容ではないけれど、無理してまで見る必要性は薄い。


『魔法陣グルグル』01.「旅立ち!ジミナ村!」

 原作漫画未読。
 テレビシリーズとしては三度目のアニメ化。
これまでの続編ではなく、原作の最初から再アニメ化する企画、なのだと思う。
……前二作を、数話程度しか見ていない不良視聴者なので、確かなことは分からないが。
 OPかEDを奥井亜紀に歌わせて欲しかったかなあ、あの歌、今でも凄く好き。
 作画は安定しており、ギャグのテンポも良く、旧来のファンに嬉しい出来じゃなかろうか。
しかし、ほぼ全編がベタなギャグで構成されている、という所、波長の合う人合わない人を生み出してしまうだろうな。
 前シリーズと同様、見られたら見る、ぐらいのポジションで。


『NEW GAME!!』01.「恥ずかしいところを見られてしまいました……」

 原作四コマ漫画未読。
 今に始まったことじゃないけど、第二期であることが微妙に分かり辛いタイトル、増えたなあ。
「新」「Part.2」「Z」なんてのが付いていればすぐ分かる、しかし「!」など記号が増殖、付いていた妙な語句がまた違う妙な語句に変わっているケースだと、認識し辛い。
テレビ欄で再放送かどうか混乱させないか?地上波では再放送自体が余り行われてないのか。
 関係ない話だった。

 ほのぼの萌えゲーム会社ワーキングアニメ、第二期開幕。
 入社二年目、多少なりと仕事に慣れてきたヒロインが、新しいゲームプロジェクト立ち上げの中、夢に近づくべく情熱を燃やす。
 部活並みの労働リアリティー……と、第一期最初では思っていたこの作品だけど、あくまでコミカルに・重くなるのを避けて、ではありつつ「働く」ことの大変さと喜びを描いてあり、侮って申し訳ない気分。
この第一話では、「上司が仕様変更を言い出す度にデコピン」なんて、笑いつつも「そうしたい気分、分かるなあ」じゃなかろうか。
 作画は高品質で、相変わらず女性キャラ達が可愛い。
 前期同様、気楽に最後まで見続けたい。

2017年07月12日 水曜日
『天使の3P(スリーピース)!』01.「小学生にドッキリ!」

 原作ライトノベル未読。
 引きこもり高校生主人公と、小学生女児が、音楽を通じて出会う。
 大昔は熱血系の頑張る主人公が多く、少し前は大人しくて状況や女の子に流されるタイプが主流、そして最近だと引きこもってる感じのキャラをメインに据える話が多いのは、そういう彼らを今の客が身近に感じるから、だろうか。
 分かり易い少女達の個性と抱える問題が示され、障害をクリアしていけば主人公が彼女らを助ける道筋も見える、手際の良い第一話。
 彼女たちがこれ以上、上達する必要がないぐらい音楽的な能力を持っているのは、善し悪し。
シリーズ導入のインパクト、CD等売り上げの都合からは見事な演奏で良く、しかし「これだけ出来るなら主人公ナシでも何とかなるだろ」と思わせるのはマイナス。
 とはいえ、女の子達は可愛く描けており、需要の合う視聴者は十分引き込まれたことと思う。


『ナイツ&マジック』02.「Hero & Beast」

 激進する巨大魔獣に、ロボ騎士団は為す術もなく壊滅していく。
 「若い者を伝令にかこつけて逃がし、ベテラン兵達は覚悟の出撃で全滅」「調子の良い兄ちゃんが、魔獣の恐ろしさを前に仲間を見捨て恥も外聞もなく逃亡」 など、シリアスで悲壮な戦いを詰めて詰めて、その果てに、すっごく楽しそうに巨大ロボを駆って参戦するエルネスティでひっくり返すカタルシス。
 勇気があるとか仲間の危機を救うべく、といった正当な理由付けがなく(そういうお膳立ては出来ていたのに)、「憧れの巨大ロボに自分は乗っているという高 揚感」「巨大・強大な敵との戦いが嬉しくてしょうがない」感情のみ……異常者・アホと表現すべきか、可愛い外見をしながら中身は狂いきってい るけれど、「その気持ち、分かるなあ!」である視聴者の自分側もダメダメなのでオッケー(笑)。
 ここまで初陣が楽しそうな主人公、珍しい。
いっそ清々しいぐらい。
 さすがに間近へと迫る死については怖くないのだろうか。
一度死んだことで現在はボーナスステージぐらいに捉えている、今の死どころか生にもリアリティーを持ってない、既に転生しているのだからこの次もあると考えている、そんな感じ?

 ロボットを動かす術式を最適化することで、通常では考えられない挙動を示すエルネスティ搭乗メカ。
巨大ロボットという現実より進んだテクノロジーを持ちながら(魔法稼働なので科学のみには寄らないが)、システム改良という意識が低いのだろう異世界において、天才的プログラマーとしての能力を遺憾なく発揮する主人公。
転生やタイムスリップの物語で、現実世界の知識から武器や薬品を作るハード的優位性を示すことはよくあるけれど、ソフト的な先進性を見せるのは珍しいような。
 それはともかく、巨大魔獣を攻略する方法はどこから?
巨大敵を打倒するには、目を狙う、固有の弱点(尻尾・首の後ろなど)を発見する、口から体内に飛び込むなんてのがあるけど、今回は複合技?
相手が生物ならでは、刺した剣から電流を流し込み脳へショックを与える、という方法、よく思いついたなあ。
 大手柄、しかし少年兵の所行と分かれば大騒動になるため、『名探偵コナン』のようにディートリヒを英雄として表に立て、自身は操縦の「実」を取るという 手もあったろうが……報償や賛美でなく「自分だけの巨大ロボを用いて好き放題戦う」のが夢であるエルネスティには、せっかく掴んだチャンスを棒に振ること は考えられないか。
 これでめでたく専用機獲得の資格を得た主人公の、マッドな快進撃が始まる?

2017年07月11日 火曜日
『ボールルームへようこそ』01.「小笠原ダンススタジオへようこそ」

 原作漫画未読。
 ボールルーム……ホテルなどの舞踏室・舞踏場、なるほど。
 社交(競技)ダンス物か。
この前まで「ジャンプ」で連載されていた『背すじをピン!と』や、映画では大ヒットした『Shall we ダンス?』に連なる。
 端正な作画で、原作の線を再現しているのだろうタッチのキャラ絵が美しい。
 夜を徹してひたすら踊り続けた主人公を、朝日の中、ヒロインが見つめるシーンを印象的に、ドラマティックに演出できていて、感心。
題材としては地味、と言って良いものなので、ダンスに感情を乗せ「凄い!」と思わせる演出・作画力が勝負を決める。
 ダンスの魅力、端緒を現す主人公の才能、ヒロイン提示と、導入部に求められることは一通り完了。
次回は、ライバルとなる天才キャラ登場?
 一話を見終わって、気がつけば背筋を伸ばして歩いてしまう、面白いアニメ。


『プリンセス・プリンシパル』01.「case13 Wired Liar」

 アニメオリジナル企画なのか……いかにも漫画かライトノベルの原作がありそうなのに。
 学園コメディーでも展開しそうな可愛らしい女の子達をメインに据えながら、画の雰囲気はあくまで重く、古く懐かしく見知らぬスチームパンクの世界を形作る。
 重力を操作する不思議テクノロジーや、人間離れした体術を駆使する少女達のアクションが、凄い。
今期低調なアニメの中では、「こんなキレイな作画の上、枚数を使って良いのか」不安になってしまうぐらい。

 ヒロイン・アンジェの、「こりん星出身」みたいな中二病自己設定と、変なウソが印象的。
重そうな話の中ではちょっと浮いてないか、と思ったけど、ラストに至って、えらくヘビーな有効利用が成される。
 殺す・逃がす、どちらを選ぶかで物語のテイストが決まる所、救いがあるかに見せて……「えっ」と声が出てしまった。
そこから、しかし僅かな救済を示す上手さ。
 男の妹が入院していた病院、隣のベッドの少女は監視員だと思われるが、殺した?眠らせただけ?
 「スーパー能力を使って人助けするヒロイン達」の方が一般的に好かれたろうな、アリガチだし締まった物にはならないけれど。
 これからも、ズシリと来るストーリーが続く?女子校でのドタバタぐらいの軽い話もアリ?
 絵的なクオリティーが酷く落ちない限り、見続けたい。


『セントールの悩み』01.「なんだかんだで、みんな、キスって大好きだよね。」「マラソンって人生の縮図だって、知ってた?」

 原作漫画未読。
 中国・ハオライナーズ制作アニメ。
……というだけで、ちょっと身構えて、残念な内容を覚悟しての鑑賞。
 演劇練習っぽいシーンから始まるし、天使の輪は「不思議な力で浮いている」のではなく、針金?髪の毛?で持ち上げているようだし、クラス全員が仮装しているのかと思った。
全員、ホンモノの異形なのね。
今回の劇中、現実と全く異なる生物進化により形作られた人型(半人型)生命体だと語られた。
 しかし、女の子同士のキスというだけに留まらず、人外少女、しかも一人は半分馬……何重に屈折したシーンなのか(笑)。
この辺は、中国で大丈夫なネタ?

 全体的にはほのぼのしていながら、「不気味な目でクラスを監視する男達」など、実は平穏でないダークな設定を匂わせる部分あり。
 ケンタウロス少女・姫乃が舞台セット倒壊をギリギリ交わしたり、全力疾走の慣性で止まれず危なく車を飛び越えるなど、意外な程アクションに力が入っており、細かい演出をしてある。
 半馬異形の姫乃を「可愛い」と思わせるため、非常に気を遣った作画が成されているのにも、感心。
 これ、監督が紺野 直幸なのね、驚いた!
『009-1』を監督し、漫画家本人より巧く石ノ森章太郎の絵を描く人。
この一話目だけ見ても監督として確かな力量だと思うけれど、この人には出来るだけ多く石ノ森作品を手がけて欲しいと個人的に。
 ハオライナーズとは言っても、制作……資本?がそうだというだけで、原作漫画及びアニメスタッフなどほぼ日本人の日本製アニメだと捉えて良いだろう。
 気楽に、視聴継続。

2017年07月10日 月曜日
『ひとりじめマイヒーロー』01.「はじまりは、いつも教えてもらえない。」

 原作漫画未読。
 タイトルから、本当の超能力を持つヒーローが出てくる作品かと……主人公がテレビでもヒーロー番組を見ていたし。
 ヤンキー集団にイジメられてる主人公、と言うには、自ら進んで尽くし彼らの仲間でいようとしており、また集団も傍迷惑ではあるモノの主人公にはフレンドリーで、後半、彼らを避けようとするのがよく分からない。
 どうしようもなく孤独なのでヤンキーとでも仲良くしようとしているのかと思えば、普通に友達が居て不思議。
 女生徒に騒がれるキラキラ美形らしい少年と、主人公らの作画的描き分けが全然できておらず、同じような顔に見えてしまう。
美形について、せめて演出でそう感じさせるよう、効果として周りを光らせるとか音楽鳴らすとか、もっと派手に、分かり易くすべきでは。
 この第一話ではそれほど色濃くないけれど、CMを見ると、女性視聴者向け男キャラ同士ラブラブ作品なのね。
それなら、文句を言う筋合いでなく視聴対象外。


『ウルトラマンジード』01.「秘密基地へようこそ」

 連綿と続くウルトラマン・サーガ、その最新作。
 冒頭、ベリアルによって地球?が滅び、ウルトラマン達の居る宇宙全体にも巨大な被害が……崩壊した?
しかしOP明け、地球は存続しており、「クライシス・インパクトという災害が地球を襲い、何故かその時の記録はほとんど消失」程度の事態として処理されている。
 劇中で見られているテレビがブラウン管アナログタイプだし、防衛隊はなく、怪獣もウルトラマンも人々の記憶に無さそうな所からすると、異次元宇宙?
 ウルトラ族は「命を二つ持ってきた」ということが出来るので、数十億の命と地球復元の方法を持ってきて元通りにしたのかも(時代は少し戻っている)。
『エヴァンゲリオン』『まどか☆マギカ』風に、滅びを回避するため何度目かやり直している世界とか。
 チラッと出ていたウルトラマンキングが事態をどうにかした……って可能性も、恐るべきデウス・エクス・マキナキャラだから。
こんな能力も「キング再生光線(キングビーム) 両腕を交差させて放つ再生光線。『レオ』第50話でブニョの策略でバラバラにされたレオを元に戻した(Wikipedia)」

 主人公は、怪獣の登場で下宿していた家を失い、さ迷うウチにベリアルが?用意していた秘密基地へと招き入れられ、そこで自分の持つ力を知り戦うことになる、なかなか上手い構成。
 初めて変身し戸惑うジード、異形の巨人・ウルトラマンの姿(無条件で信用するには禍々しさのある)に困惑し単純に応援できない群衆。
「ジャ ンプで飛びすぎる」「ビルを柔らかく感じる(それだけ硬度に差がある)ジードの体」「変身時間に限界が来ても的確な対応は分からない」など、知らない・知 られていないことへの混乱が、視聴者も一緒に初めてウルトラマンを見る気分にさせ(あるいは「ここで光線技だろ!」と先輩面のアドバイスをさせ)、盛り上 げる。
 アニメ調にCG飛沫で動線を示したりと、水を使った特撮が格好いい。
秘密基地内部とか、やっぱりライブシーンで予算の厳しさは感じてしまうが、努力と見せ方の工夫で安っぽくしていない。
 ベリアル・ウルトラ族は今どこに?ジードはベリアルがどのようにして作った子供なのか?伏せた部分がポチポチあって、興味を引かれる。
 これは、面白い!


『将国のアルタイル』01.「犬鷲の将軍」

 原作は漫画なのか、てっきり小説だとばかり……未読。
 年若くして高い地位に就いた将軍と、踊り子の恋がメインテーマになるのかと、そういうアニメも多かったし。
国と国の思惑や謀略が入り乱れる、『アルスラーン戦記』的な話かな。
題材としている国の雰囲気も、両作で共通している感じ。

 帝国の企みを主人公が回避する所まで描いた第一話。
えらく簡単なことで冤罪であると看破、人材不足だから?陰謀に用いたのと同じ暗殺者を使って襲撃、彼らが首謀者の名前をうっかり漏らした上おめおめ生きて捕まってしまったため、開戦は避けられた。
鷲を便利に使役しての暗殺者捕獲とか、ちょっと「楽」に描きすぎじゃないかと思わないでもないけど、三十分でテンポ良く一エピソードを完結させる、という目標に沿っては妥当かな。
 整っているものの「大迫力の戦闘」描写には不向きそうな作画、及び演出。
 面白くなることを願って、しばらく視聴継続。

2017年07月09日 日曜日
『メイドインアビス』01.「大穴の街」

 原作漫画未読。
 今期は、作画的にちょっと低調なアニメが多く、伝えられるアニメ界の苦境ってもうホントに危ない所まで来ているのかも、と思い始めていたらこのアニメ。
 ふわふわ低年齢向け作品のようなキャラ絵なのに、手を抜かない世界観やアクションの見せ方に圧倒されてしまう。
キャラクターデザインと一話目の作画監督は黄瀬 和哉、そりゃあ上手い訳だ。
 冒頭からのイメージや怪物からの逃走アクションは、『ナウシカ』っぽい、というか『ナウシカ』並み。
そういえば炭鉱町(じゃないけど、っぽい)で、「地下から上がってきた少年」と少女が出会うのは、『ラピュタ』イメージかな。
重くて運ぶのが大変な少年は、飛行石でふわりと軽く受け止められるシーンの逆。
強力なビーム?描写はそのままロボット兵。
 いやパクリとか言うんじゃなく、オマージュ、リスペクトとして。

 謎の少年と共に、冒険が始まることを感じさせて、一話目はお終い。
 この、凄い作画クオリティーはどこまで維持できるんだろうか。
クセの強いキャラ絵だから、崩れたら大変そうだな……という不安と期待を持ちつつ、楽しみに見続けたい。


『RWBY』01.

 「アメリカのRooster Teeth Productionsが制作したWEBアニメシリーズ(Wikipedia)」らしい。
そういえば一時、ネットで話題になっていた。
 第一話、最初の方はとにかく3DCGの出来が粗く、日本で一般の人達が趣味で作るCGアニメの方が余程細かく作り込んでいる、と思うぐらい。
しかし後半、目が慣れたのか制作の腕が少し上がったのか、「こういうものだ」として気にならなくなってきた。
CMで見せられる第四シーズンは、映像が飛躍的に美しくなっていることから、段々レベルアップしていく様子も楽しむべきかな。
 YouTube公開版をちょっと見て……テレビ放送は、これの五話までを結構カットしながらまとめたもの、なのね。
割と大事な所も削られてるような。
ノーカットを見たければソフト版で、って?

 何となく流した演出ではない、拘ったアクションの作り方が面白い。
これだけを楽しみにしても見続けられる程。
 キャラの細かい動作からストーリーまで、日本のアニメや漫画の影響が色濃い。
「優れた部分を上手く取り入れ、自作品に活かしている」と言うか。
日本人が作った日本製アニメでも、サッパリそう出来ていないものが(今期新作にだって)あることを思えば、素晴らしい学習能力と情熱。
 天然元気系ヒロイン、高慢お嬢様、無表情少女、全てにおいてヒロインより優れる姉……なんてキャラ編成も、アメリカではあんまり見られない気がする。
 不足に思う部分が、制作者の力不足か無情な日本放送版カットによるモノなのか分からないのは不安だけど、先行きを楽しみに見続けたい。


『時間の支配者』01.「存在と虚無」

 原作漫画未読。
作者は台湾の方なのね。
 「少年ジャンプ(実際の掲載は「少年ジャンプ+」)」らしく、第一話は、少女が超常の力を備えた少年と出会い、襲い来る怪異を彼が撃退して少女を救う、分かり易い形式。
 少年コンビの掛け合い、怪物の独特さ、それと戦う能力の設定など不足なく描き出されており、特に文句を言う所は無い。
 「時間」を自在に操ってのバトルらしいのに、せっかく降らせているCGの雪について、降下速度を特に変えてない所だけ、???
ここは当然、演出で活かすべきでは……意味が無いなら降雪自体をやめてしまった方が。

 人から残った寿命を吸い取って老化・死亡させる怪物はよく見るけど、生きてきた年月を吸収され若返る呪いは珍しい。
十年か二十年、持ってってくれないかなあ、「無」まで戻されるのは困るが。
 まだ「無難」という感想に留まりつつ、主人公達(登場するのだろう他戦士とも)の関係性、力を使うことで起きる障害、無くした記憶の真相など、ここから面白く展開できそうな要素は多く、もうちょっと見ての判断で。

2017年07月08日 土曜日
『18if』01.「電影の魔女」

 原作はスマートフォンのゲームなのか、未プレイ。
  「不思議の国のアリス」が、今、原作など誰も知らないオリジナルアニメとして制作されたなら、「ウサギ追いかけて穴から変な世界へ、ってテキトー過ぎ」 「都合良く薬で大きくなったり小さくなったりするの、無意味」「超展開の末に夢オチ!サイテーにもサイテーだ、見た時間返せ」と炎上しっ放しだろうな…… などと思い ながら見たこのアニメ前半。
 不親切なのか作り手の力が恐ろしく不足しているのか、不自然さが連続する物語(視聴者を圧倒するイマジネイションも無し)、キャラのリアクションや行動は「話の都合」以外のナニモノでもなく、サッパリ感情移入できない。
 作画の悪さが更に興味を逸れさせ、真面目に見続けるのは難しい。
 後半、唐突なお説教で事態を全部解決してしまう分かり易いストーリーが現れてきたのは、良くなったのか前半よりヒドイと言うべきか。
 ソフト化の際、商品としての通用度合いが心配になってしまう内容。
 「各話監督制で制作される」という所に多少の興味はありつつ、しかしこれ以上は……


『アクションヒロイン チアフルーツ』01.「いきなり超天界!」

 アニメオリジナル企画。
 「プリキュア」的なスーパーヒロインの活躍を、「戦隊」「仮面ライダー」風バトルアクションで見せるステージ・ショー、それが大人気を博している世界。
カミダイオーというヒロインのショーを楽しみにしていた妹のため、練習を積んでその再現に挑む姉と、アクション好き少女。
 『ラブライブ!』の筋を、アクションステージに置き換えた内容。
 アホみたいになってしまいそうなストーリーなのに、要点を押さえ見られるモノに仕上げているのは、本家?特撮作品を数多く手がける脚本・荒川 稔久の腕力か。
『魔法少女リリカルなのはA's』『DOG DAYS』で、活劇を得意とする監督・草川 啓造の力も。

 殺陣練習で寸止めしていたのに、本番ではノリノリ過ぎて我を忘れ、悪に扮する気弱少女・美甘へ本気で攻撃を当ててしまう杏のヒドさに、つい「打ち合わせ通りやれよ!」とか声が出てしまう。
その真剣さにより、侮っていた子供たちの心を掴み、妹の声援に力を込めさせてステージ成功へと繋げ、高所からの降下キックで笑わせた上、建造物破壊からのイベントにまで持って行く上手さ。
「倒壊事故に責任を感じた少女達は自首するつもりだった」とする道徳的フォローを入れる所が、荒川 稔久らしい。
 しっかり「ショボいショー」に描きつつ、情熱でのカバーを感じ取らせる演出も見事。
 ヒロインらは可愛く、テンポの良さがあって楽しい。
 ここから、仲間を集めつつ、歌なんかも含めたアクションステージで町を盛り上げるべく【ろこどる】やってみるのかな。
 楽しみに、視聴継続。


『コンビニカレシ』01.「卯月」

 「ローソンとGzブレイン(旧カドカワ)による日本のメディアミックス作品(Wikipedia)」らしい。
 ごく普通の日常を描いているはずなのに、ピントがボケ過ぎていて意味の取りづらいシーン、多々。
 全体に間延びしている。
冒頭の「男子がただ街中を走る」所、ホントに何の演出的工夫もなくダラダラ走らせており、もう挫けそうになってしまう。
続く登校シーンまで無意味に長く(吊り橋?渡ってみたり)、呆然。
 コンビニでのアクシデントと出会い……の下りも酷い。
作画への制限が厳しいのかも知れないが、肝心の瞬間を描かなかったり、心がないのかと思うほど主人公の表情が動かなかったり。
そのため、展開に不自然さまで生じさせてしまっている。
 この作品で描きたいものは何も無い、そういう作り手側の気持ちが伝わってくるようで辛い。
 前半は見たが、その辺で限界、視聴脱落。

2017年07月07日 金曜日
『DIVE!!』01.「DIVE TO BLUE」

 原作小説未読、「サンデー」のコミカライズは既読……余り覚えてないんだけど、まだこれから、という所で終わってしまったような。
実写映画化もされているし、人気のある原作なんだなあ。
 アニメ。
 少年との出会いを通じ、主人公が飛び込み競技を志す導入。
ここはまだしも、その後に第一話として無駄に思える部分が多く、集中力を薄れさせてしまう。
少年達を取り巻く日常もしっかり描きたい?しかし、漫然とさせないよう最初は「飛び込み競技の魅力」に絞るべきじゃなかったろうか。
 「ノイタミナ」枠、それも一話目にして崩れの見られる作画。
 ちょっと厳しい。


『最遊記RELOAD BLAST』01.「突風」

 原作漫画……いくつもシリーズがあるようだけど未読。
 OVA・映画含め、ええとこれで八回目のアニメ化?
直近OVAでも六年程前なので、結構間が空いている、息の長い作品。
 登場レギュラーキャラの風貌や、何となくの性格付けぐらいしか知らず見ても、特に問題ない第一話。
さして難しい事を描いている訳でなく、分かり易い導入。
 作画はまずまず、なるほど根強く人気があるのも分かるキャラクター造形。
 ここから作品に入ることは(不明点を原作や既アニメで補いつつ)可能だろうと思うけれど、常識的にはファン向け。


『ナナマルサンバツ』01.「キミもクイズ王にならないか?」

 原作漫画未読。
 タイトルからじゃ内容が想像できないけど、クイズを扱うクラブ活動の物語なのね。
表題の意味は「「七問正解で勝ち抜け、三問不正解で失格という、競技クイズの基本的なルール」を表すらしい。
 入学式のクラブ勧誘活動から始め、ヒロインとの出会い、知識はともかく性格的に競技クイズには不向きそうな主人公の紹介、「ヒロインのパンツ見ちゃう」辺りまで、ごくごく穏当な作りのため良くも悪くもなく。
しかし、模擬クイズ対戦で早押しの攻略法が分かってくる所から、ちょっと面白くなってくる。
なるほど、「競技」クイズとはこういうモノか。

 余り大げさにせず盛り上げる演出、不足の無い作画。
 ヒロインの声優さんは少々不慣れ……?と思えば、川島 海荷か、『私の優しくない先輩』ぐらいでしか知らないけど結構忙しいアイドル?タレントさんのような。
どうして声優してるのか不思議、いやWikipediaで見ると、チョイチョイ声のお仕事をしてるんだ。
本格的にやるなら勉強して欲しいかなあ、声だけで勝負するにはまだ力不足を感じる。
 競技クイズの魅力を描き出すのだろう先行きと、ヒロインの演技力アップにも期待しつつ、しばらく視聴継続。

2017年07月06日 木曜日
『徒然チルドレン』01.「告白 不真面目な彼女 / 生徒会長の悩み / スピカ」

 原作四コマ漫画未読。
 十五分枠に四回の告白劇?を詰め込んだ、オムニバス形式。
 小悪魔な学級委員少女に翻弄される話とか、好きだなあ。
高校時代、二人だけの状況で「私、処女よ」なんて言われてしまったら、そのインパクトたるや……後の人生を歪ませかねない。
 天文部の、本心を隠してついふざけてしまう女子による告白も、可愛らしい。
 取り立ててどこが「凄い!」という内容ではないが、しっかりした画面作りもあって、気持ち良く見られる。
 しかしこの監督が金子 ひらくだというのは意外。
こういう傾向の作品では個性が活かしきれないような……いや、現実に「ちゃんと出来ている」ことからすると、この方面への才能や嗜好もあったのか。


『アホガール』01.「来たぞ!アホガール」

 原作漫画は、掲載雑誌で多分、単行本一巻分ぐらい既読。
 容姿は凄く可愛く、スタイルも良い女の子なのに、交際しようとかその先に進もうなんて考えられないレベルのアホ、という突き抜けぶりが楽しく、笑った覚え。
他漫画に多数登場するアホの子キャラ中でも、ここまで良い所のない、面倒見切れないヒロインは滅多に居ないだろう。
まかり間違って「結婚」というようなことになれば、残りの人生を儚んでしまいそう。
 救いは、よしこ母が若くて美人だという所かなあ……中身は娘とそんなに変わらないけど。
 速いテンポで進む、と思えば十五分枠なのね。
それで丁度良い、三十分あると、よしこの強烈すぎる個性が神経に障り始める恐れ(笑)。
 肩の力を抜ききって見続けたい。


『異世界食堂』01.「ビーフシチュー」「モーニング」

 原作ライトノベル未読。
これも「小説家になろう」サイトに掲載されてたんだ。
 流行の料理ジャンル。
第一話の内容からするに、『包丁人味平』辺りから『ミスター味っ子』『食戟のソーマ』へと続く料理勝負テーマではなく、『美味しんぼ』等の食ウンチクを語るモノでもない。
 おいしいものを食べて幸せそうな人達を見せるタイプかな、『幸腹グラフィティ』ほどエロなリアクションはナシにしても。
プラスして、料理から人生を語っていく『深夜食堂』の要素もいずれ?
 ファンタジー世界を舞台とする料理物、という飛んだ設定の作品にしても、『異世界居酒屋「のぶ」』『ダンジョン飯』があり、もうこれから食べ物に絡めて新しい切り口を探すのはなかなか難しい状況。

 本編。
 ダメを出す程悪くないんだけど、見せ場となる料理の作画が「普通」という所に留まり、美味しそうだなぁ〜お腹空いたなぁ〜と視聴者に思わせるにはパワー不足。
 なら、食べた客側の反応で「こんなに喜んでいるからには美味しいんだろう」と感じさせることだが、その辺も淡々としていて物足りない。
 作品の中心となるべき料理について、作り手側の執念が不足しているような。
 一話時点では、意外性も盛り上がりも感動もないストーリーなので、全体がボンヤリした印象となって、次回も必ず見よう!という動機付けを与えてくれない。
「ドラゴン襲撃によって壊滅に瀕した村が、おいしい料理を食べさせることで寛恕を乞うべく、食堂の主人を頼って最後の賭に出る」みたいな話であれば、アリガチではあっても「見た」実感は強かったと思うが。


『恋と嘘』01.「初恋」

 原作漫画未読。
 少子化対策として、16歳を迎えた少年少女に対し、国が結婚相手を決定・強制するディストピアが舞台。
 互いの遺伝子のみならず性格的な相性も考慮はされるのだろうから、このシステムを歓迎する向きもあろうか。
しかし万全では有り得ず、相手の容姿が、あるいは個性がどうしても受け入れられないものだった場合、もう地獄だとしか。
 上層部が選んだ信者ペアでの結婚を強要する宗教団体は実在するが、これで成り立つのは「強い信仰」という共通するベースがあってこそ。
この作品の場合なら「国への信頼もしくは恐怖」と、結婚=出産ではないことから「子供を持つことへの社会的サポート、周囲の理解が万全……持たないことによる巨大なデメリットで脅迫?」辺りが必要。
国が信頼でき、子育てを完全バックアップしてくれるなら、こんな人権無視結婚システムがなくても出生率は回復するだろう。
 いや、それは作品意図に沿わない余計な考え。

 国家に引き裂かれるロミオとジュリエット……なストーリーかな。
ダークすぎる展開にはせず、「好きな子が居るのに、親同士が勝手に決めた許嫁乱入」ぐらいのライトな描き方にする手も。
 初恋のドキドキや、急にキスを迫る若干エキセントリックな少女が上手く演出されており、整った作画もあって魅力的に見える。
 あんまりシンドイ話にならないと良いなあ。
主人公少年を特異点として、完璧だったはずのシステムにエラーが頻発し、複数美少女との結婚を強いられてしまうディストピア・ハーレム物になるとか。
ああ、「少年の遺伝子(少年自身ではなく彼が設ける子供たち)は国家再興のため必要不可欠」ということなら、「優位な複数相手と子供一杯作れー」っていう困った困った( ^_^ )状況にも出来るのか……そんなのはお前の漫画でやれって?
 どうなっていくのか、視聴継続。

2017年07月05日 水曜日
『妖怪アパートの幽雅な日常』01.「夕士と寿荘」

 原作小説未読。
 一話見終わって、冒頭の「河川敷で殴り合い男の友情を深める」イベントに、余り意味を見いだせなかった。
卒業し、高校へと進学したことだけ分かれば良い訳で……いや、物件探しか、もうアパート到着から始めても良い。
 他にも、三十分に不必要と思えるエピソードや演出が多く、「妖怪や幽霊が同居するアパートで暮らすことになった主人公」という、もう珍しくない設定紹介への流れに間延びを感じてしまう。
時間は、妖怪達の個性や怪異、それをホラー風味とコミカルさを取り混ぜて描く事に費やした方が。
 ごくごく普通の演出……少々古い、作画も一話としては特筆して良くない。
 先の分かるストーリー、目を離していても大丈夫な画面作り、「アニメを気楽に見続けたい」人には向いた作品かな。


『スカートの中はケダモノでした。』01.「ごめんね、我慢できなくなっちゃった」

 原作漫画未読。
 五分枠で、同枠前作が『僧侶と交わる色欲の夜に…』であることからも、アダルト路線。
 女性キャラが異質な設定を背負った男と出会い即ベッドイン、という流れも両作同じ。
それはまあ、短時間で売りとなるエロシーンまで持って行かねばならない商業上の制約があるのだろうから仕方ない、ってのは分かりすぎるぐらい分かってしまったり。
 ヒロインが美女と信じた相手の正体……ここに意外性を持たせるには、ネタバレ過ぎるタイトルだなあ。
 五分では食い足りない視聴感だけれど、正面からエロを描いている以上、放送時間を長くするとお目こぼしの対象から外れる恐れが?
 作画は必要十分。
 こういうアニメに対し、需要のある人は見て良いかと。


『バトルガール ハイスクール』01.「私たちガンバリます!」

 原作ゲームアプリ未プレイ。
 キャラクターの雰囲気とアイドルの登場から「アイドルマスター」かと思えば、学校の仲間が揃って変身し怪物と戦う「スクールガールストライカーズ」の流れへ。
 タイトル通り「ハイスクールに通うバトルガール達の物語」だと分かるので、細かい設定紹介は後回しで良いと思うが、見分けも付かなくなるぐらい一度にキャラクターを出したのは、どうかなあ。
物語や戦闘描写に(一話時点で)独自性は薄いのだから、キャラの魅力で次回へ引っ張るしかなかろうに。
そうして、まだレギュラー陣に馴染みもないところで「謎のキャラ登場」として続いては、キツい。
 ヒロイン達に既に馴染んでいる原作ゲームのファン向け、極端に言えば一見さんお断り、を意図して作られているのか。
 一話目から若干緩みの見られる作画。
 視聴継続の意欲は弱め。

2017年07月04日 火曜日
『潔癖男子!青山くん』01.「青山くんはキレイ好き」

 原作漫画未読。
 突き抜けた個性を持つ男子を設定し、彼を中心にコミカルな世界を展開する、『坂本ですが?』『田中くんはいつもけだるげ』『湯神くんには友達がいない』等に連なる系統の作品。
 潔癖症は目の付け所が良いし、泥だらけ汗だらけでプレイするのが普通のサッカーに絡めるのもなるほど!だけど、見ていると「だったらサッカーなんかしなきゃいいのに、『お掃除部』作って学校中ピカピカにするとか、いっそ帰宅部で良いはず」と思ってしまう。
まあ、この「なんでやねん!」がギャグの基本か。
 作画は整っているし、頭身を縮めたキャラ絵が可愛い。
 しかし、笑えた、というにはネタの押し込みが弱く、何となく一話を見終わってしまった印象。
クセのあるキャラクターを周囲に配置してあるようなので、その関係性から面白味を出すのかな。
 もう少し見てからの判断。


『ナイツ&マジック』01.「Robots & Fantasy」

 元はWebで連載されていたライトノベルが原作らしい、未読。
 流行の異世界転生物。
イイトコロの、しかも少女と見まがう美少年へ、幸せな生まれ変わり。
 「剣と魔法」は海外ファンタジーの定番(日本神話にもそういう概念はなくもない)だけど、「巨大ロボットとファンタジー」の取り合わせとなれば、この国の独壇場。
 科学技術に寄らない巨大ロボットの設定なら前にもあったが、剣と魔法世界にロボを持ち込んだのは『ダンバイン』が初めてかな。
次いで『ガリアン』?

 連続して作られている転生ジャンル、今や目新しくはないファンタジーロボット、この取り合わせでどう物語っていくのか……だったけれど、「現実世界の特 異な・進んだ知識を持っている優位性」をロボットや魔法方向に正しく活かしており、「巨大ロボ大好き」という分かるにも分かりすぎる心根を持った主人公へ の感情移入がしやすいこともあって、引き込まれる。
 天才プログラマー能力を魔法術式の改良に役立てる、ロボット操縦者になるための努力は全く苦にならない、この辺も「そうだろうなあ」と理解が容易。
『幼女戦記』主人公が、同じく現世の知識・能力を元に優れた戦闘技量を発揮し出世しつつも、断固とした性格付け過ぎてキャラと視聴者の融合が難しく、「スゲー」と眺めるに留まったのと逆。
 恋愛方向へは無頓着らしく、双子妹から寄せられる好意を「友情」止まりで受け、その異母姉である美少女にも好かれようとするどころか双子のためなら「害することも辞さない」意思表明をする徹底ぶり。
ハーレムは構築されない?……いや、本人にその気は無くとも回りから寄ってくるのがライトノベルパターンか。
 ロボオタ野郎にとっての願望充足系アニメ。
楽しみに見続けたい。


『活撃 刀剣乱舞』01.「出陣」

 原作ゲーム未プレイ。
 以前のアニメシリーズも一話程度しか見ておらず、刀剣を男性キャラクター化した、要するに『艦隊これくしょん』のバリエーションでしょ?……ということぐらいの知識。
 キレイ所の男子がキャッキャウフフする内容なら視聴対象外かなあ、などと思いながら見たけど、CG含む画面作りに手が掛かっており、アクションに迫力を持たせた、偏見無く見られる第一話。
 多数いるはずの刀剣男子達を、二人に絞って導入としたのも、鑑賞を楽にした要因。
ファンとしては「私がヒイキする○○君を早く出せ!」的な不満はあろうが。
 このまま、男性視聴者も楽しめる内容で進めるなら、見続けられそう。

2017年07月03日 月曜日
『Fate/Apocrypha』01.「外典:聖杯大戦」

 「『Fate/stay night』のスピンアウト小説」が原作なのか、未読。
 「Fate」はアニメ版だけでも数作あり、最後まで見たものもあるがほとんど途中脱落していて、シリーズ全体への理解は薄め。
 基本設定紹介に終わった第一話目。
集中して見た、とは言い難い視聴態度なこともあり、しっかり把握できたかは疑問。
聖杯戦争……チームによる大戦が行われることになったので、またサーヴァントが呼び出された、ということだけ分かっていればいいのかな。
 力の入った冒頭アクションを始め、頑張っている作画。
 見続けていけば、七対七の人間達、サーヴァント勢に魅力が出てくるのだろう。
 しかし、うーん、「Fate」は原典だけで満足している、という部分も。


『ひなろじ〜from Luck & Logic〜』01.「かわいいヒナには旅をさせろ」

 去年放送された『ラクエンロジック』と世界観を同じくするアニメ……なのだろう。
前作を数話で脱落してしまったため、確かなことは分からず。
 美少女のみで構成される学園設定、コミカルさが基調の内容は、気楽に見られて良い。
 しかし、一話の限りではパターン通りに思えてしまうキャラクター布陣、その上に乗せて「もう大体分かるでしょ?」とばかり引っかかり無く流れていくストーリーには、余り感心せず。
 悪くないけど、それだけで引きつけるには物足りない作画。
 ちょっと弱いかなあ。

2017年07月02日 日曜日
『賭ケグルイ』01.「蛇喰夢子という女」

 原作漫画未読。
 賭け事が公に認められている?世界の、学園を舞台にした作品。
麻雀に限らない『咲-Saki-』、いや、限定ジャンケンはそのまま『カイジ』か。
 勝負で、50万円、100万円はすんなり受け入れたのに、一千万となると途端に激しく動揺する女生徒が不思議。
千円二千円、一万円ぐらいから一気に上昇し……というレートの上がり方ならまだしも。
 ギャンブルの決着、元々100%確実な(カード作成の生徒全員を押さえた)勝負ではなく、しかもイカサマを見破られている訳で、もうちょっと警戒して然るべきじゃないかなあ女生徒。
 一千万程度の負けは大した問題じゃないのかも知れないが、ひどく薄い勝算に賭ける蛇喰も、どうだろう。
そのドキドキが楽しいらしいので仕方ないか……

 しかし、このアニメの見所は、渾身の作画で描き出す「顔芸」。
変な顔して笑わせようとするのはヒキョー、その一点突破で来ている感じ。
 憎々しい女生徒を打ち負かす蛇喰にはカタルシスがあり、勝負のスリルも上手く演出できている。
 当分、視聴継続。


 感想を書いた春期アニメが放送を終え、夏期シリーズが開幕するまで更新無しという、酷いテイタラクですみません。
 何をしていたかというと仕事していたのですが、単に手が遅いだけでさしたる量働いている訳でもなく…トホホホ。
 まあ、ぼちぼち行きます。


『<ハオライナーズ>縁結びの妖狐ちゃん』01.「妖狐スース」

 「ハオライナーズ」作品のダメな所が爽やかなほど全部出たアニメ。
 ダラダラした興味を持たせないナレーションから始め、突然、大金持ちなのだろう男を振っているケモノ耳の女、それを隠れて見ていたケモノ少女は政略結婚 を強制されて逃げ出し、その結婚相手となる男は弁当売りの女を口説いていたかと思えば売り物弁当バカ食い、急に鼻血を流しながら男性品評イベントに出場し た男の自己紹介が終わらないうちに「一気同盟」が乱入し司会者が設定説明ゼリフを……
もうこの辺でお腹一杯になり、視聴停止。
 「インパクトのある導入・展開」「初登場すぐにキャラの基本性格付けや行動動機を見せる」という、本来は褒められるべき構成なんだけど、とにかく視聴者を置いてきぼりに自己満足で突っ走る内容。
 チョイチョイ入るギャグのセンスが古すぎ…「ハオライナーズ」風味だなあ。

 日本でも、OVA黎明期なんかこのぐらいの作品は量産されていたんだけど、現在でこのレベルじゃキツい。
 作画は悪くないものの、それだけで見続けられる程ではなく。

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17/01-06の日記を読む