ときどき日記 02/05(後)


02/05/30(木)

 一応、「映画好き」みたいなフリをしようとしているが、賢明な皆様は既にお分かりの通り、オレが見るのはSF・アクション・ホラーなど、かなり限られたジャンルの作品ばかり。

 そういう人間としては珍しく、古典的名作映画を3本も続けて見る。
一本は先週NHK教育で放送したものだし、一本はCS放送、もう一本も…確かBSで流れていたモノをずいぶんと前に録画したテープをたまたま発掘したんで見た、というだけで、別段「正しい映画ファン」になろうとか大それた事を考えている訳ではないのだが。


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『市民ケーン』

 1941年に公開された映画。
 監督・脚本(共同)・主演までをオーソン・ウェルズがこなしている。
 薄い人間にとってオーソン・ウェルズのイメージは、『宇宙戦争』ラジオドラマで大騒ぎを起こした事と、どうにもインチキ臭い英語学習用テープの広告によく顔が使われていた人、という2つに集約してしまう。
ってオレだけ(^_^;)?

 名作と名高い事から、公開の年のアカデミー賞を総なめ、なんだろうなあと思い込んでいたが、調べてみると実は9部門にノミネートされながら脚本賞のみ受賞、という成績に留まったそうな。
 はー、意外。

 内容は、新聞王であり大実業家のチャールズ・ケーンの人生を、死の間際に口走った「バラのつぼみ」という謎の言葉の意味を探りながら、描いていく。
 うーん、特に凝ったお話でもないし、意外な真実が明らかになる訳でもない(と言うか、結局謎は謎のままだし)。
物語としてはハラハラもドキドキもウキウキもしない、本当、今は無き偉人紹介番組『知ってるつもり?』の人生再現VTRを見ているような気分で見てしまう。

 それでも結構 画面に見入ってしまうのは、モノクロ映画である事を活かした光と影の使い方の巧さと、決して幸せではない主人公の人生が持つ重さ、それを演じたオーソン・ウェルズの迫力ある演技、によるものなんだろう。
 社長・ケーンの妻が主演したオペラ公演を、新聞社員で友人である男が「誉めるように」強制されるが、余りに酷い舞台内容にそれは出来ず、かといって酷評も出来ずに飲んだくれ、タイプライターの前に突っ伏して眠ってしまう。
書きかけの原稿をタイプから抜き取り、「恐らくはこう書きたかったのだろう酷評」にすべく自身の手で続きを打ち、しかし友人には「クビ」を宣言するケーン。
 何と言うか…凄く変でイロイロ理屈に合わないんだけど、それが不思議と人間の行動としては「リアル」に感じてしまった。

 もう一回見たいか?と言われると…そうでもないんだけど、見て損したとは思わない、何とも言えない後味が残る映画。


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『第三の男』

 キャロル・リードという人が監督。
 これまたオーソン・ウェルズが主役格で出ている。

 占領下ウィーン。
友人を訪ねてきた主人公が、彼は死んだと聞かされ、その真相に迫っていく。

 現在のヒネた観客には、開幕後すぐにミステリーのタネが割れてしまう。
そこを中心に語られていた映画なのに、劇中でも真相が明らかになるのが意外に早く、後半は…ぼやけてしまっている印象。
 下水道での追跡劇も、今見ると緊迫感に欠け、あちこちコミカルにさえ感じてしまって どうにも。

 が、とにかくカメラワークは素晴らしく良かった。
 男をなめて、バックに巨大な観覧車が回っているシーンなど、構図の余りの格好良さに驚き、巻き戻して何度も見返してしまった程。
 有名すぎるラストの、並木道の向こうから女性がカメラに向かって歩いてくるシーンも、確かに鮮烈。
 21世紀になって見たオレが感心するのだから、こういった映像の例がなかったであろう当時の人々が受けた衝撃はどれほどだったか…きっとアチコチの映画に影響を与えたんだろうなあ。
いや、独特過ぎてマネし辛かったか?

 一色の漫画はモノクロ映画に近い画面表現形式な訳で、出来る事なら構図等パクリたい所だけども、オレにはとてもマネ出来ない高度な画面の作りばかりで…諦める(^_^;)。


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『十二人の怒れる男』

 監督は、さすがにこの人は知ってる、『NY検事局』『ファミリービジネス』のシドニー・ルメット。
 主演はヘンリー・フォンダ 。

 ある裁判を巡り、陪審員に選ばれた12人の男達の討論が白熱していく、というお話。
 いやあ、この面白さには驚いた!
古い映画とは思えない、今見ても新鮮な、アイディアを目一杯 詰め込んだ物語の作りは衝撃的。

 ええと…もっと色々書きたいんだけど、未見の方の為にはあんまり詳しく書かない方がいいのかな?ったって古典だけど。
 とにかく、12人もの男達をきちんと描き分け、発言を通じて強い個性を発揮させながら、裁かれる事件の全貌も同時に明らかにしていく。
このシナリオの驚異的な完成度の高さには打ちのめされる。
 限定された条件下で、緊迫感を途切れさせずに画面を撮りきった、カメラワークも素晴らしい。

 いやあ、これはもの凄い収穫。
というか、今まで見てなくて損してた、という気分。



02/05/28(火)

『十二国記』07.「月の影 影の海 七章」

 誰も信じられない、シンドイシンドイ展開の果て、自分の醜い心に押し潰される限界ギリギリで、「自分が相手を信じたいから信じる。それは相手が自分を信じてくれる・くれないとは何の関係もない事だ」という、悟りだか開き直りだかの境地に達する陽子。

 もう本当、見ている方も限界で。
NHKが6時から放送し、お子様達からおハガキを募集してたりするアニメとは思えない、人間不信になってしまいそうな辛いエピソードの連続に、耐えられなくなってしまいそうな(恐らくは、途中で脱落した視聴者も多いのでは?)ギリギリの時点で訪れた転機。

 その彼女の強さが蒼猿を遠ざけ、気持ちに応えてくれた穏やかな楽俊と旅芸人一座の存在が、主人公と共に、辛い展開に耐えてきた視聴者の心をも、癒してくれる。
 「右も左も分からない異世界で、親切な人達に出会う」のはパターンなんだけど、そこになかなか至らせず、ここまで嫌エピソードばかりで引いてきたシナリオの忍耐力というか根性というか執念というか…には感心。
だからこそ、この「救い」が染みてくる。
 人間のな部分を描くのに容赦がない會川 昇脚本の面目躍如、といった所か。
 いや、「原作はもっとシンドイ」という話も聞くけど(^_^;)。

 電波少女・優香が悲惨な運命を辿っていて楽しい(と言ってイイのかどうか知らないが)。
 ここから這い上がらせるには…
土地が痩せた自分の領地のため、イジメに耐えている間に読んだ大量の書物から得た知識を駆使し、用水路の計画を立て、灌漑を行い、もう一度作物が作れる土地に変えていく、という持って行き方もアリだったかも。
 その行動が領民の信頼に結びつき、近隣地方も傘下に収めつつ次第に勢力を拡大し、支配者に対抗しうる武力を手に入れていく、とか。


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『ラーゼフォン』15.「子供たちの夜」

 昔話なのだろう事は最初から分かっていたが、誰の、何の話やねん、コレ?と思いながら見ていた。

 現在の一色は、子供達の教師をしていた青年だと思っていたけども…違ったか。
その生徒である落ちこぼれ(なんだろう)少年の成長した姿が、一色。
この2人は、お館様のクローン同士という関係?
 他の生徒2人は、成長してそれぞれ樹とヘレナになる訳だ。

 生徒3人、教師1人の学校(?)、アルファベットで何らかのレベルを表現される子供達、感情があるんだか無いんだかよく分からない 生きている岩(泥人形)。
 ためらいもなくトカゲを素手で捕まえ、そのシッポを力任せに引きちぎりなどして、呪術の素材を…とても適当に…集めていく性格異常イジワル少女・ヘレナ。
 鬱屈した感情の発露として、不思議な鉱物と共に家出(?)を試みる一色。
そしてその絶望的な結末。

 様々な要素が詰め込んであり、それはそれなりに面白く見られたけども…
シリーズの謎解きになっている昔話、というよりは謎を増やしただけだし、視聴者が「知りたい!」という気持ちになど全然なっていない一色達の昔話をココで挟む意味が不明。

 とにかく、突然始まる昔話に面食らってしまう。
「唐突に過去の話を始めてビックリさせてやろう」という意図があったのかも知れないが、全編 唐突で成り立っているような作品なので、何だかこう無効気味。

 うーん。
この話にどれだけの意味があったかは、シリーズ全体が見えてこないと、何とも。



02/05/26(日)

『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』17.「ひみつ基地を守れ!」

・秘密基地
・男の子の、 空を飛ぶ事に託した「夢」
・莫迦な友情。
どれもこれも個人的なツボで、ほろほろと泣きっ放し。

 熱い話だったが、シナリオは決して流れに負けず、バランスを失わない。
 迂闊な言動で先生達に計画を知らしめてしまった事への責任を感じるハナ、安全のため計画を許す事が出来ない先生達、「夢を助ける上げるために魔法を使おう」とは 考えもしない どれみ達、子供が作ったグライダーの限界として「空高く飛んで行く」事はさせず、しかしギリギリの優しさで「わずかに機体が浮き上がる」所までを見せる絶妙さ、無理を承知で挑戦した事への代償として ケガを負い病院に運ばれる宮前、トイレ掃除の罰を受ける どれみ達、でも…「夢」への理解を示してくれ、怒った様子はない関先生。
 凄い。

 ロケットの打ち上げにかけた少年達の「夢」を描き、泣かされてしまった映画『遠い空の向こうに』を思い起こさせるストーリー。
 かつて「オトコノコ」だった者なら誰しも、色々な事を思い出さずにいられない。

 久々、このアニメ見ていてしまった。
見逃した方は、レンタルで借りてでも。


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『ぴたテン』08.「ライバルとの戦い方」

 学芸会で「かぐや姫」を演じる事になった、というお話。

 ライバルとの主役争いやら主演俳優のケガによる代役騒ぎなど、大方パターン通りだったんだけど、劇の途中から湖太郎の「声が出ない」という緊急事態が発生。
その逆境を乗り切るべく、差し出された佛の御石の鉢を扇子でたたき割るシーンは非常に面白かった。
勘違い気味に解説をするオヤジを出した意味がココで大きく生きる。
 ついでだから、蓬莱の玉の枝をヘシ折り、火鼠の皮衣を引き裂き、「せめて一声!」と迫る御手洗を無言のまま首を絞めて「落とす」などして、暴走お笑い舞台にしてしまう手もあったかと。


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『サイボーグ009』31.「怪物島」

 お話はともかく、特に前半のアクションが大変良く描けていた。
スピーディーだし、格好良いしで、シリーズの流れとは無関係な この話で見せてしまうには、余りに勿体ないレベルの演出・作画。
 是非また、キーになる回も担当して欲しい。



02/05/25(土)

『満月をさがして』08.「ヒットって本当?」

 自分の初CDの売れ行きを、とても気にしている満月。
分かる分かる(;´д⊂)。
 「凄く売れている」とマネージャーに言われても、同級生が知らない事や、小耳に挟んだ「全然ダメ」という言葉によるダメージが大きく、喜べない満月。
分かる分かる(;´д⊂)(;´д⊂)。

 特に、まだコドモである主人公にとっては、漠然としたイメージに過ぎない「絶賛発売中」などという言葉よりも、クラスメートが認めて、誉めてくれるたった一言の方がずっと嬉しいし実感的である、というのがリアルで。

 オレも単行本が出る度に、近所の本屋に出掛けて入荷冊数を確かめ、それから毎日、今日は何冊減っているかを見に行ってしまう。
「近所の本屋で例え1000冊売れていようと、全国的に売れていなければ無意味」
「注文が入り、増刷が決定でもしないと、出版社的には『売れている』という評価をしてくれない」

と、分かってはいるんだけど。
 どうしても、身近で売れる一冊を見たくなってしまう。
人間って弱いもんでね。
などとコレを一般論にすり替えて良いモノかどうか知らないが(笑)。
 交友関係では同じく、このような行動を取る人間が多いのも事実。
単に類は友を呼んでいるだけか?

 話は戻って満月。
売り上げの不安と、余り上手く行っていなかったクラスメートとの関係を絡める物語の作りに、感心。

 この1話だけとしては良く出来ていた。
 が、イキナリ全開でCDバカ売れ、売り切れ店続出、という極端な方向に持って行かなくても良かったような気にも。
せめてあとワンクッション、営業努力をするような話でも置いた方が、「売れた喜び」を視聴者も同時に感じられたのでは?
 全何回なのか知らないので、もしか時間が無いならここでモタモタしている場合ではないし、目指す方向は「芸能界サクセスもの」という訳でも無いみたいだから、苦労させて意味があるかどうか分からないが。

 いや、別にオレが「単行本、凄く売れてるよ」とまでは、編集部から言われた試しがない事によるヒガミじゃなくてね(笑)。



02/05/24(金)

『アベノ橋魔法☆商店街』08.「ときめけ!アベノ橋☆学園商店街」

 いくつか考えた「今後の世界パターン」の一つ、「恋愛シミュレーション世界」なお話(^o^)。

 「草カンムリに明るいと書いて、萌え〜!
という聖志の叫びに大笑い。

 あるみ、他の世界でも大体そうなんだけど、今回はまた男に都合が良い女の子キャラばかりが出てくる事と、疑問もなくそれにメロメロな聖志を非常に冷たい目で見ており(ふてくされた顔で横になりハラをボリボリ掻いていたりして何とも)、「恋愛シミュレーションで『○○ちゃん萌え〜』とか言っている男に対する女性の視線」を体現している…というか、「そういう男達に対する女性の視線は当然こうなんだろうなあ」という予想・予測にかなりな自虐ベクトルが加わったモノに見えた(^ ^)。
 あるみ、やたらニワトリに追い回されていたが、何故だったんだろう?
『ゼルダ』で、ニワトリを虐待していると集団で逆襲してきてボロボロにされる、というネタがあったけど、そのパロディー?

 恋愛シミュレーションネタでは、『へっぽこ実験アニメ エクセル・サーガ』の中に、『ときメモ』をかなりそのままやった話があった。
シーン毎にちゃんと画面下に選択肢が出て、その中に「殺す」「はさむ」といった意味不明気味のモノが混じっていたような。
 『アベノ橋』、そこまでのすっ飛び方はしてないが、その代わり突っ込んだパロディーネタの多さで勝負。
『ときメモ』は勿論、『シスプリ』『センチメンタル・グラフィティー』『KANON』などなど、有名所は抑えた感じ。
セルフパロで『エヴァ』妄想の学園ラブコメもあったし。
 「りゅん」が口癖の女の子が最後に、翼がはえて たい焼きの思い出を語りながら「うぐぅ」とまで言い、自らの型番と実はアンドロイドであった事を告げて空に上っていくのに笑った。
堀江由衣キャラ・全開かあ(笑)。

 あるみの魔物召喚呪文、「ミミズもカエルも皆ゴメン、バスも電車も皆止めて、月も雲間に隠れたし、雨戸も閉めたガキも寝たってえリズムの良さが素晴らしい。
 彼女がチビ頭身のままで巨大化し、学校を破壊するシーンの迫力にも感心。

 先週の、爺ちゃん婆ちゃんが若かりし頃のエピソードは胸が痛くなる程にシリアスで実感的で切なかったのだが、今週はまた大馬鹿話。
 メリハリが利いているというか、やりたい放題というか(^ ^)。


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 それで思い出したが、借り物で元祖・恋愛シミュレーションゲームの最新作、『ときめきメモリアル3』をプレイ。
去年暮れに出た、(ファンドで制作資金を捻出しようとした戦略も含め)話題のゲーム。
 限定版の売れ残りぶりと、量販店で数カ月後にもう1980円になっていたとかいう悲惨な末路でもお馴染み。

 全体の感想は…
うーん、「悪い!」って事はないが、「面白いのでお勧め!」とも言えず、販売価格の暴落も納得出来なくはない完成度。

 オレは『ときメモ』を、「漫然とプレイしていても女の子に好かれる、妄想肯定脳内麻薬分泌系ゲーム」だと思ってるんだけど、今回はそれに反する要素が多い。

 まず、登場する女の子の内 誰を狙うか、それをハッキリさせ、そこに向けて全ての行動を決めて行かなければならない。
 そんな事とは知らなかったもんで、何となく、誰からも嫌われないようにバランスを取って付き合っていた所、3年間のゲーム期間中、1年4ヶ月が過ぎても女の子の電話番号が2人分(どちらも攻略目標外)しか手帳に無く勿論デートなどタダの一度もしていないという、これじゃ本当にオレの高校生活をそのままシミュレーションしてるみたいじゃないか!といった哀しい事に(笑)。

 これまでのシリーズだと主人公には、学校中の女の子の電話番号を知っている便利な男友達が居たため、連絡先ぐらいはすぐに分かったのだが、今回は狙いの女の子と一緒に学校から帰り、その帰路 会話の中で自らが聞き出さなければならない。
コレがまた、「何でそんな事アンタに教えなきゃいけないのよ!」とか手厳しくはね除けられる事が多くて、ヘコむ
 電話番号を知り、デートの約束をする事から始まるゲーム、と言ってもいいのに、とっかかりからハードルが高いのは…

 デートの際、自分が着ていく服装を選べる(選ばなければならない)システムも、特に好感度が低い内は待ち合わせ場所で女の子に会った途端「一緒に歩く子の事も考えて服を選んで欲しかったな」などと全否定され、問答無用で帰られてしまう事が多く、これまたヘコむ
 っちゅーか、ポロシャツにジーンズにスニーカーで何か不満か?
この服装の男とは一緒に歩けない、とか ぬかすアマなんざこっちからお断りじゃあ!という訳で、ゲームへの感情移入度は下がっていくばかり。
 そりゃまあ、「海パンとサンダルで町中デート」なら愛想を尽かされても仕方ないが…
この服はダメで、この服はオッケー、という基準がまた各々のキャラクター性に必ずしも準拠していず、単に難しくしているだけに思える。
 気に入ってもらえた服装の組み合わせでも、何度も繰り返し着ていると不評を喰らい始める事が。
ったって持っている服装そのものが少ないのに どうしろと…
プレイヤーにストレスを強いる、こんな所だけは良く作り込んだもんだ。
 「気に入られない服を着ていくとデートはお仕舞い」という減点法ではなく、「好みにピッタリな服を着ていくと女の子がデートの間中 笑顔」といった加点法に出来なかったものか。

 便利な男友達が居ない弊害がもう一つ。
 これまでは、そいつに電話をかけて「自分に対する女の子達の好感度」を調べる事が出来たのだが、今回は…誰か女の子1人の家にかけて、「他の女の子達がオレをどう思っているのか教えてくれ」と聞かなければならない。
 アホか。
こんな失礼な事、普通しねえよ。
 何と言うか、『F.F.』で例えると「世界を救う重大なアイテムであるクリスタルを踏み台にしないと、棚の上のポーション(回復薬)が取れない」みたいな。
 このゲーム世界において最も大事な存在であるはずの女の子をナイガシロにしているみたいで、気持ち良く無い。
 「コレは所詮ゲームなんだ、だから女の子に失礼な電話を掛けてもパラメーターが多少 動くだけで実際に傷付く訳じゃなし、気にする事はない」という考え方を、制作者から強制されているみたいで、ますます醒める。

 クサしてばっかりだから、多少は持ち上げよう。
 雑誌等のスチールで見ていた時は「うーーん」だったポリゴンキャラが、実際のゲーム中では細かく動く事で「悪くない」「意外に可愛い」印象に変わった。
一枚絵と違って、動く事が前提のキャラなんだから、それを活かしたプロモーションを もっと巧く展開出来ていれば、ユーザー離れを食い止められたかも知れないのに。

 名前を呼びかけてくれる音声システムも前作から格段の進歩を遂げ、違和感がない。
やっぱりこちらが設定した名前を呼んでくれるのは、大きいよね。
 シナリオ…メガネのマッド・サイエンティスト少女をクリアしただけだが、新鮮味こそ無いものの、出来はまずまず。

 売れなかったのは、シリーズも3作目まで来て、しかも類似ゲーム(『ときメモ』より方向性を絞った)が大量に出ているため、ユーザーが食傷気味である事。
 もう一つは、やっぱり紹介記事でのポリゴンキャラに抵抗を示した人が多かった、って事なんだろうなあ。
 ポリゴン=悪い、という訳ではなく、雑誌で紹介された時の見栄えも考えるなら、『F.F.10』のようにリアルな美形キャラか、『F.F.9』『ゼノサーガ』のようにアニメチックな可愛いキャラか、どちらかにした方が良かったんじゃないかと。

 実プレイ時間は知らないが…イベントが何も発生しない期間が多いせいか、やたら長かった印象のみ残る。
もう1キャラ クリアしよう、という気力は湧かないなあ。
 借り物で遊べて良かった(^ ^)。


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『王ドロボウJING』01.「ドロボウの都」02.「ブルーハワイの幽霊船」

 とにかく個性が強くて、魅力的であり…ちょっと画面が見辛くもある(^_^;)原作をアニメに、って事でどんなもんかと思ったが、お話的には「まあ、こうだよね」という出来にはなっていると思う。

 ただ…
本当に、強烈な絵を含む強い作家性で見せている原作なので、アニメにして万人に分かり易い絵と演出で語られると、「それで?」という感じになってしまうのは仕方ないのかな。
 OVA『ジョジョ』のように、ガーン!と来るハッタリが欲しかった所。



02/05/22(水)

『天地無用!GXP』08.「雑居時代」

 男性特有の寝起き現象を目にした途端、顔色を変えて叫んで平手打ちを喰らわす霧恋。
ってえ事は、西南を自らに危害(笑)を及ぼす恐れのある「男」とは思わず、「可愛い男の」ぐらいにしか捉えていなかった、って事かな。
今はまだ、被保護者と恋愛対象の中間に位置しているのかね。
 加えて、霧恋 自身にも男性に対する耐性がほとんど付いていなかったのだろう事が、この過剰反応の原因かと。

 西南を惑わせるべく、様々エッチなポーズを取り続ける雨音がおかしい。
この辺とか裸(下着)エプロンとかは、よい子の皆さんには結構な刺激となり得たであろうか(^ ^)。

 半獣レディー・エルマは、ただヒューマノイド達のドタバタを面白がっているだけかと思っていたけど、意外にも本気で西南に執着してるんだなあ。
 自分とはかなり異質な形態をしているというのに、博愛主義というか、少々歪んだ趣味をしているというか(笑)。

 噂(というか妄想)を耳にして床に足跡を刻みつけつつ猛ダッシュで帰宅するパターンを霧恋とエルマと天南で都合3回見せ、車に撥ねられる天南の描写もまた繰り返す、分かり易いワタナベシンイチのコンテに笑った。


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 『探偵!ナイトスクープ』で放送していた、生前に録音してあった先輩のスピーチに手を加え、切り張り繋いで、先輩の友人が結婚した事への おめでとうコメントに仕上げる、というネタに ほろほろと泣く。
いやあ、エエ話や。

 逆に、その後の、間 寛平の持ち芸、「ステッキを振り回す危ないジジイ」を彷彿とさせるシーンが、映画『サンゲリア2』にあった、というネタには、ハラが痛くなる程笑ってしまった。
 いやあ、コレそっくり。
「振り回しているモノ(刃物?)が相手に当たらないように気を遣っている様子」がはっきり見て取れるのが、おかしくておかしくて。


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 街は今や『F.F.11』の話題で持ちきり……なんだろうかどうだろうか。
という現況に反して、PS2の『機動戦士ガンダム・ギレンの野望 ジオン独立戦争記』を購入。
 サターン、PSと、これまで出たシリーズは取りあえず遊んでいるもんで、つい。

 連邦側で始めてみたが…
うーん、またまたかなりシステムが変わってるなあ。
 移動の仕方とか、軍団の構成、「コスト」を消費する戦略など、とても分かり辛い。
サターン版が一番分かり易かったと思うが。
ユーザー側の負担を増やす変更は、どうだろう。
 全体マップが分かり辛くて、仕方なく攻略本を買ってしまった。

 新作アニメーション部分。
メカ作画は格好良いけど、キャラクターが若干崩れ気味。
変に可愛い顔になっていたり。
 ちと不満。

 でも、とにかく『ガンダム』という作品への愛があれば、些細な障害は乗り越えて楽しめる…ようになるんだろう、多分。
 いや、20ターンを越えたのに、まだ敵拠点を一つも攻略出来てないんでよく分からないんだが(^_^;)。



02/05/21(火)

『ラーゼフォン』14.「鏡の中の少年」

 物語の中に、偶然など無い。
ただ「作者が作った、偶然に見える作為」があるだけ。
 それを、いかに自然に、本当の偶然のように見せるかが作家の腕の見せ所で、逆にこの辺が余りに不細工な出来になってしまうと、もうそれだけで見ていられない程 客を白けさせてしまう。

 今回、新型機・ヴァーミリオンのテストを行ったエルフィが立つ滑走路の上に、わざわざ綾人を捜してやって来た八雲は、「こんなモンあったからって、何になるのかなあ?」と、どう考えてもパイロットに聞かせるべきではない言葉を、聞こえよがしに吐く。
 腹を立てたエルフィは、彼をすぐ側の格納庫に連れ込み、東京ジュピター侵攻作戦の事を視聴者にも分かり易く引き合いに出しつつ、八雲を「偽善者」と非難。
 互いに言い合いをしているウチに八雲は、ついうっかりと唐突に、最重要機密事項であろう「綾人はムーリアン」という事を示す言葉を口走ってしまう。
 たまたまやって来た綾人は、たまたまそれを聞いてしまい、ショックを受ける。

 …これだけわざとらしいと、何と言うか「ドラマ」を見ているという気がまるでしない(^ ^)。
 友達が書いた、ダメな小説だかシナリオを読まされている気分。
まだ賞への応募前か、仕事としても提出前の段階なら、是非アチコチ直してもらいたい所なんだけども。

 綾人の正体を、本人とエルフィが同時に知り、同時に混乱してしまっては かえってインパクトが弱くなってしまうので、分けた方が良かったなあ。
やはり綾人が先、の方が良いだろう。
 自暴自棄になった本人の口から、エルフィに秘密が語られる、という持って行きようもあったかと。

 ヒネてみせる綾人に、出撃しなくても良い、と、敵が出現した非常事態時に僭越な事を八雲が言い出すのもなら、その申し出を蹴って出撃許可も待たずに綾人がラーゼフォンで出て行くのも
 これだけデコボコした お話だと、時間流に狂いが生じたらしい事ぐらいは何でもなく思えてしまう(笑)。


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 WOWOWで放送された物を録画してあった『アヴァロン』を見る。
 押井 守 監督作品。
脚本が伊藤 和典、音楽は川井 憲次と、お馴染み「押井組」といっていい布陣で作り上げた、実写映画。

 押井監督の、アニメ作品は好きなんだけども、実写映画作品群は第一作目の『紅い眼鏡』がちょっと面白かった程度で、他は見ている内に眠気がこみ上げてきて辛かった、という思い出以外、物語もロクに覚えていない。

 で、この『アヴァロン』はどうだったかと言うに…
ゴメン、途中から倍速再生で見た!
 だって、ヒロインがご飯を作る様子を延々見せられたり、レストランでお兄ちゃんがハムエッグだか何だかをグチャグチャ食べている様子をこれまた延々と見せられた辺りで、さすがに精神の許容範囲を超えてしまって。

 では、全然面白くない映画だったのかというと そうでもない。
分かり辛いお話だけど…それでも押井 守 実写映画群の中では もしかしたら一番易しい作品かも。
 ネットワークゲームの基礎知識があると、かなり分かり易いだろう。

 オレは、この前までテレビ神奈川で放送していた『ハーシュ・レルム』という番組を見ていたため、その流れから更に理解し易かった。
 この番組は、『X−ファイル』のC・カーターが手掛けた連続ドラマで、戦闘バーチャルリアリティー・シミュレーション世界「ハーシュ・レルム」で独裁者として振る舞うサンディアゴという男の暗殺を命じられた軍人の主人公が、毎回そこで悲惨な目に遭う、といったモノ。
米では早々に打ち切られたそうだけど、結構 面白いと思って見てたのになあ…って、それはこの際 関係ない話(^ ^)。

 押井的物語のキーワード…犬、謎を秘めた少女等も登場し、何だか微笑ましい。
さすがにポーランドに、立ち食いソバ屋のセットを組む訳にはいかなかったみたいだが(笑)。
 この「嘘」っぽい作品を構築するに、ポーランドロケは非常に効果的だったと思うな。
これで国内ロケ、主演が千葉繁だったりしたら…全然違う映画になってしまっただろう(それはそれで見たい気もするが)。

 モノトーンで統一された画面。
それ故に時折入って来るカラーの事物が美しく映え、ハッとさせられ、印象に残る。
 「ゲーム」的な戦闘処理の仕方も見事。

 とか何とか言いながら…見終わった瞬間、横になって熟睡してしまったけども。
 押井 守は、「とにかく見ていて眠くなる」映画を見事に撮り上げた、という点で、タルコフスキーに迫ったのかも知れない、ってそれは誉めてないですか単にオレがジジイだから何見てもすぐ眠くなるだけだろうですかそうですか。



02/05/19(日)

『りぜるまいん』06.「S.O.S.!危ない放課後 !?」07.「ライバル?ちちでか女子高生!」

 6話。
『うる星』面堂コンパチなキャラである龍之介に りぜるが誘拐(?)されてしまう話。

 まあ本当、良くあるキャラかと思った彼だが、くまパンツ収集癖があるという異常性を付加してあった。
 「ロリコンな人は、少女を通して自分の少年時代に『』をしているのだ」という名言だか迷言だか妄言だかを残したのは今は亡き「OUT」のライターだったと思うけど、この龍之介も「女性は12歳の時が人生で最も美しい」「くまパンツは素晴らしい」といった思考形態から考えるに、その時代、そのアイテムについて、ナニガシか忘れられない思い出が存在しているのだろうなあ。
 輝く記憶にもう一度近づくため、その2つにこだわり続けている、と。

 なまじお金持ちで色々無理がきくばかりに、自室に異常な量のパンツを収集・展示、12歳の女の子像まで造ってしまう龍之介。
 誰にも理解されない、これまでにどんな女の子を連れ込んで見せても皆 気持ち悪がるだけだったであろう孤独な趣味に、初めて(「常識」を持たないが故に)心からの関心を示してくれ、素直に感心してくれる りぜる。
 珍しく無防備な表情を晒した龍之介の「やっぱり、君は本当の天使だ」という言葉が染みる。
何だか、分かる部分があるよね(^ ^)。

 お話自体は他愛もないモノだったけど、ここだけが強く印象に残った。

 7話目…
 りぜるが『トータルリコール』な成人ナイスバディー系ロボット(パワードスーツ?)から出てくる所はちょっと笑ってしまったが そんな所。


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『サイボーグ009』30.「未来都市」

 原作のこの話は覚えていない…
宇佐木 恵にとっては大好きな話らしいんだけど、アニメ版を見る限り「それで?」という程度の出来で、何の感慨も湧いてこないなあ。

 前半、機械を盲信する博士に批判的な004が、自分の体中の機械部分を、嫌いながらも信用している複雑な心境を覗かせる所は大変に深かったが…
 それが後半のコンピュートピア管理プログラムとの戦いと、ドラマ的には何も関係してこないからねえ。
 009と003の仲も、アニメでは「強い結びつき」をここまでで強調し切れてない気がするのに、突然「愛」になっちゃってるし。
 どうにも消化不良で、見応えのない話だった。



02/05/18(土)

『満月をさがして』07.「フルムーン、デビュー!」

 掌に「ヒット」と書いて飲み込む。
嘘を教えられた、あるいは間違って覚えていた事でアイドル時代に成功出来なかったとジタバタするマネージャーがおかしい。
 でも、ビッグなアイドル(シンガー?)を目指す以上、「人」でも「ヒット」でも別段 問題無いようにも思えてしまうのが不思議(^ ^)。

 自分がオーディションに受かったのは顔が可愛かったからですか?という満月の不安(と言うか、ある意味ずいぶんな自信だなあオイ)に、「それだけの嫌味を言われるという事は、もう一人前だからよ」と明るいノリで応えるマネージャーの心遣いもイイ。
 マネージャー、面白いなあ。
彼女が、自身はアイドルを諦め、その道を目指す者達のバックアップに回った切なさに、物語の中で意味を持たせて欲しい所。

 今回は「自分の歌に人の心を動かす力がある」という事に満月が気が付くお話だったんだけど、それにしちゃあタクトの魔法によりステージで派手に天使の羽を生やされた事で、ビジュアルにより観客を圧倒しているように見えてしまった。
 敵愾心を燃やす女の子のささくれだった心を満月の歌が癒していく、という構成をもっと強調した方が、今回の主題はより良く伝わったような気が…


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『東京ミュウミュウ』07.「歩鈴登場、耳とシッポも芸のうちにゃん」

 新・仲間キャラ、歩鈴が参入。
 大道芸人(サーカスの修行?)をやってる小学生、っていう設定は珍しいけども、物語の中でちゃんと活かせるのかどうか。
「大道芸全国大会出場」とか、「同じく芸人である両親からの厳しいレッスン」もしくは「意外にも教育に厳しい姿勢を見せる両親から芸など止めろと強制される」とか、「芸がスカウトに認められ、タレントとしてデビューのチャンスが」などなど、色々展開のしようはあるかな。

 クルクル細かく動く楽しさと小ささ、おヒネリにこだわる所や「なのだ」という口癖を付加するなど、キャラを立たせるためにかなり努力している。
 どうもこう、「なのだ」と言われると、『天才バカボン』のバカボンのパパか、『ときメモ2』の伊集院メイを思い出してしまうが(^ ^)。


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『わがまま☆フェアリー ミルモでポン』07.「恋心、なおしましゅ」

 壊れてしまった楓の恋心玉を修復しようとする話。

 「好き」だった気持ちを100%忘れているため、恋心の喪失を哀しいとさえ思わない(思えない)楓。
暗くも湿っぽくもならず、本人はカラッと明るいぐらいの状態なのだが、見ている側にはそれが余計に切なく感じられてしまう。
この持って行きようが実に巧い。

 修復のために払ったミルモとリルムの努力、恥ずかしい格好で、しかも笑顔を絶やさずに踊り続けたミルモの必死さ、その結果として甦る恋心。
恋を思い出した勢いに乗って告白、そして涙ぐんでの「良かったぁ、思い出せて…」という楓のセリフなど、たたみ掛ける盛り上げの巧さにはジーン。

 このエピソード、もっと大きな扱いにしても良かったなあ。
3、4回連続で、最終回に据えても良いぐらい。
 その際には、必死の努力を続けるのをミルモ達だけにせず、失われた「恋」そのものは思い出せなくても、自分の気持ちを他者により奪い去られた怒りと、その奪回に向ける情熱で能動的に行動する楓の姿も入れて欲しい。
細片に分かれて空気に紛れ、消えていこうとする恋心玉の上に覆い被さり、「絶対に無くさない!人を好きになる気持ちは、女の子の命だもん!」と叫ぶとか。
 「奇跡」を起こすなら、ただ待っているだけでなく、起こしてもらう側からも手を伸ばし、懸命に「奇跡」に近づこうとする姿勢を見せた方が感動的だろうから。



02/05/17(金)

『フルメタル・パニック』19.「エンゲージ・シックス・セブン」

 30分間、ひたすら潜水艦内のお風呂(メカパーツの科学洗浄用プールを流用、という細かさがイイねえ)の中で女性キャラ3人が会話を交わし、昔話を聞くお話。
 テレ東じゃあもう絶対に放送出来ないだろうなあ、納得のいくお風呂シーンなんて。

 誘拐した大統領令嬢にバニーガールの格好をさせる誘拐犯達は真面目なのかふざけてるのか(^ ^)。
身代金の金額がヒドく細かい理由も知りたかった。

 敵ロボットを思う方向に動かそうとして、その乗員に罵倒の限りを尽くすメリッサに笑う。
実際にパイロットを容赦なく不細工に描いてあるノリも良い。
 可哀想だから、宗介に「いや、そう不細工ではないぞ、兵士としては問題ない」と言わせてあげても良かったかな。
逆に、「兵士にとって顔など、付いてさえいれば問題ない。お前の問題は、それを気にする余り兵士として迂闊すぎる行動を取った事にのみ、ある」と言わせてトドメを刺すとか。

 長距離射撃の腕の冴えを見せるクルツ、足を切り離した状態のロボットで敵を圧倒する宗介と、アクションの見せ方もなかなか。
 かなめと艦長の微妙な距離感にも神経が配ってあり、見応えがあった。


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『天地無用!GXP』07.「同居ってことで」

 ハーレム同居パターンの開始。

 霧恋は何故 西南に強く好意を抱いているのか疑問だったけど、なーるほど、ごく小さい頃から彼の面倒を見てきた母性本能による強い庇護心が独占欲に変わり、そこから「恋」へ、かあ。
納得。

 西南の持つ「不幸の遺伝子」って設定は…特に物語上意味がない日常の行動にまで反映させると、うっとおしくなりがちで難しい。
実際 今回はほとんど不運が発動しなかった訳で、やっぱり扱いきれなかったか…と思ったのだが、ラストでその事に疑問が呈された所からすると、何らかの設定を考えてあるのかな。
 雨音と近接距離にある場合のみ、発動しないとか。

 ちょっとエッチな描写もアリ、深夜枠としての見応えは十分(^ ^)。


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『ちょびっツ』07.「ちぃ 働く」

 これまた冒頭からエッチな夢のシーンが全開、覗き部屋(ってまだあるのかなあ?ネット配信のモノとしてはあると思うが)まで登場し、深夜枠の面目躍如
 WOWOW、日テレ、TBS、フジ(『藍より…』)と、細かな事には目くじらを立てない鷹揚さ(商売根性?)が見て取れ、翻ってテレ東の異常な厳しさが浮き彫りに。
 えっちなシーンがあればそれで良い、とは思わないけど、制作者にかかる規制は少ない程 良いのは確かなのに。


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 前に書いた『009』の話。
あんな正統派にケンカ腰で向かわなくても、もうちょいカラメ手で行く方法もあるなあ。
 例えば、
「なるほど確かに我々人類は愚かで自分勝手かも知れない。でも、お前達はどうなのか?
欲望の赴くままに行動する人間を責めるが、それを、要は『
気に入らないから殺す』自分達の側にのみ、何故絶対の正義があると確信出来るのか?
人間を越える力を持つお前達を、更に越える存在が現れ、『勝手な判断で人類を断罪した』罪でお前達を処刑しようとしたなら、その時は、どう申し開きをするつもりか?
『それが正しいと思ったからやりました』?『そうしないと自分達が生きて行けないからやりました』?
同じように思いながら生きていた人間を無慈悲に殺しておきながら、
そんな言い訳が通るかぁボケェ!
ってのはどうだろう。

 折角の物語のテーマが台無しになるだけで、何もイイ事はないか(笑)。



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