ときどき日記 02/10(前)

2002年10月14日 月曜日

『ぷちぷり*ユーシィ』03.「ドキドキ! 初めてのアルバイト!」

 アルバイトを始めるユーシィ。
 ゲーム『プリンセスメーカー』におけるアルバイトは、専門の教室に通わせたりパラメーターを調整するグッズを買い与えるお金を稼ぐためだったが(バイトでもパラメーターを上げられたけど、下手すると「暗黒面」に落ちたりして大変)、アニメでお金は関係なく、ペンダント内に「心の力」を貯めるため、という目的。
 そりゃまあ、家がド貧乏でもないクセして 幼い娘に働かせるオヤジは何を考えてんだ?とゲームでも思ったぐらいで、全体を冷静に見られてしまうアニメで同じ事をする訳にはいくまい(^ ^)。
 毎回、バイト場所を変える事でストーリーにバラエティーを持たせる狙いかな。

 今回は、お菓子屋でバイト。
 肉体労働に苛立ったグレンダ(今、「紅蓮堕」とか変換されて、族みたいだった)は、職場を放り出してしまう。
 しかし…確かにシンドイ事をさせられたグレンダと、優しくお菓子の作り方を教えてもらうユーシィとでは菓子屋オヤジの扱いがまるで違い、グレンダの不満も理解できなくはない。
ただ、扱いを逆にしていても、キャラからすると結局、ユーシィは一生懸命働き、グレンダは「面倒くさい」と言い始めていただろうが(笑)。

 大事な時にはいつも一緒にいてくれなかった、という不満のため、お菓子屋オヤジと別れて暮らしている娘。
お菓子屋が そんなにまで融通が利かないほど忙しいかなあ…?と思わなくはないけど、それは良いとして。

 お節介(^ ^)で事態を丸く収めようとしたユーシィの努力を水泡に帰させてしまう、せっかくの結婚祝いケーキを全部食べてしまったグレンダのイタズラが凄い。
でも目に一杯の涙を浮かべて怒るユーシィの姿に、うろたえた様子を見せる彼女は可愛いねえ(ヒネた子ビイキ)。

 で、お菓子屋オヤジ、ユーシィ、その友達のココルーで、何とか一晩かけてケーキを作り直そう、という山場の作り方は良いが…
 「手が足りない!」となった時、当然グレンダが手伝いに来るものと思ったのに、キューブの魔法で小人をたくさん呼び出して間に合わせました、って解決法を使うのは…
 極端に言えば、これならユーシィもココルーも居なくて良かったのではないかと。
もちろん、ユーシィが居たからこそキューブが来てくれた、という事情はあるにせよ。
 せめて、「魔法でユーシィを5人に増やして間に合わせた」けれども「その無理は最終的にユーシィにかかり、翌日は一日 筋肉痛に悩まされる」ぐらいなペナルティーを課すとか。
 便利すぎる外からの助力は、感心しない。
最悪、「魔法で一瞬のうちにケーキを作って上げる」事さえ出来る(…かも知れない)のだから。
 彼女達の努力で解決した、というフォーマットを守るべき。

 グレンダを「すぐ反省する良い子」にしなかったのは、今の時点では正解。
「ワルのふりをしながらも、なりきれない」のが、こういうキャラの旨味だよね。
 お目付役の勝手な判断によって、全てを台無しにする計画のはずが、式に花を添える形になってしまうオチは、後味が良くて大変結構。

 ジンと来る式での親子和解も、頑張るユーシィ達の けなげさ可愛らしさも非常に良かった。
もう一押し。


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 フルタの「チョコエッグ おもしろ動物編 〜第6弾〜」と、タカラの「チョコQ」を買う。
 あー、やっぱり海洋堂が抜けたチョコエッグは造形が荒いなあ。
シークレットのクリオネが出たんだけど、「要らない」程度の出来。
 海洋堂・チョコQの細やかさには、比べるべくもない。

 更に、フルタの食玩「人形の国のアリスPart2」も、「1」を宇佐木 恵が一生懸命集めていたモノで2箱ほど買って帰ってみたが、これまた海洋堂が手掛けていないせいで造形がよろしくない。
 北陸製菓から出る「アリスのティーパーティー」の方が、「ホンモノ」だという事(ここの、海洋堂の注意書きが何とも)。

 新しくフルタの造形を任された人も、「話にならない程 下手」って訳ではないのだから、気の毒だとは思うんだけどね。
 あずまきよひこ先生が抜けた連載の穴を、飛龍 乱で埋める事になりました、みたいなモノで。
一生懸命 頑張っても、評価は否定形でしか帰って来ないのが分かってる訳だから、辛かろう。

 しかしフルタ。
今後の食玩ラインナップに「ハリーハウゼン」「スタートレック」が入っており、企画そのものには大いに引かれるが…
出来がコレでは……申し訳ない、正直、(;´д⊂)。

 ウチの事情だけど、この手の小さい作り物はテレビの上が定位置。
バンダイの「ウルトラ怪獣名鑑」「同2」、コナミの「SFムービーセレクション サンダーバード」やら、yujinのキャラ物、旧チョコエッグ少々と海洋堂のエヴァ物・赤毛のアン物を少々並べてあり、既に満杯。
 今月末には「謎の円盤UFO」が発売される事もあり、今ある どれかを外さなければならない選択に日々苦しんでいるというのに、「そこそこ」「まあまあ」ぐらいな作り物を取っておくスペースなんか無いよ。

 これから発売される物は、大抵の家庭において、以前に発売され、家庭内展示スペースを激しい競争に勝ち抜いて守ってきたこれら出来が良い作品群と、常に見比べられながら、取捨選択されていく事になる。
 「出せば売れるだろう」「どうせ客には細かい差なんか分からないさ」は、目の前に良い作例がある事で、今後、ますます通じなくなっていくのだ。
 だから…良い物出してよ(^ ^)。

 特にフルタ。
頼むから、「スタートレック」発売前に海洋堂と仲直りしてくれないモノか(;´д⊂)。


2002年10月13日 日曜日

『オーバーマン キングゲイナー』06.「セント・レーガンの刺客」

 ゲインを狙ってきた、ロンドンイマの直属部隊、セント・レーガン。
エクソダスの中心になっているゲインをまず隊から引き離すことで、戦力の弱体化を狙ったもの…という理由もあったが、プラス隊長の私的事情が絡む。
 「何でも出来る、頼りになるお兄ちゃん」だったゲインの内面に切り込んだ話。
ボチボチこんなのもやらないとね。

 自分に娘が居た、という事実(かどうかは分からないが)を突きつけられ、「オレに娘なんて、そんなバカな……事もないか」と思い当たるフシ(^ ^)を見せ、動揺するゲイン。
 そういう彼に対し、普通に驚くゲイナー(女性経験ナシ、と自白する対比が巧い)、悲しむがそれでも好きだというアナ姫家庭教師と、それぞれの思惑に沿った反応を見せるのがイイねえ。

 前回の「ゲインの父親がコンボイに同乗していた」という勘違いといい、誰かの行動や言動に対し、周囲の人間が そのキャラクターに応じたリアクションを取るのが素晴らしい。
「やるのが当たり前」な事だけど、「出来てない作品が多い」から。

 新登場のオーバーマン・ゴレームは、すっタマゲる程のパワーを持っており、コンボイの巨大な都市ユニットを一体で持ち上げてしまう。
 アニメなんだから、岩を投げつけて月を割るシーンを作る事だって簡単なモンだが、そこに説得力」を感じさせる画面に仕上げるのは、とても難しい
 ここでは、演出と作画がきちんと「もの凄く重いモノを、超パワーで持ち上げている」事を表現できており、非常な迫力が感じられた。
 列車内でのゲイン対アスハムの格闘戦といい、とても面白い絵作りを見せてもらえ、嬉しい。

 相対するオーバーマンのスキルにより、違うスキルを発揮するキングゲイナー。
「潜在能力の高い機体」だ、という敵の評価。
 なるほど、何だか凄いマシンらしいなあ。

 いやあ、面白いや このアニメ(^ ^)。
細かい事など考えずに見て、単純に面白い。


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『プラトニック・チェーン』02.「必然的な二人」

 3DCGをセル画調にレンダリングする、『ゾイド』のメカや、『カービィ』の主人公および王様達に使われている技術を用いて、人間キャラクター全てを作った作品。
 1話目を見逃したので、見るのは今回が初めて。

 お話はまあ、時間が短いせいもあって「雰囲気」以上のモノを伝えてくる事はないが…
 売り物(?)のアニメ表現は、まずまず。
多少の不自然さがあっても構わないメカや異生物と違って、描く対象が「人間」だとやはり、コレはちょっと…と思ってしまう箇所が出てしまっているけども。
 全体的に、まだまだ「巧いアニメーターの手描きの方が全然良い」のは当然だが、「下手なアニメーターが描くよりは、3DCGを使った方がまだマシというぐらいの技術にはなっていると思う。

 いずれ、否応もなく もっと多用されるようになるだろう。


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『ギャラクシーエンジェル』02.「シャッフルフレンチ・デザート抜き」「スペシャル前菜・メインディッシュ抜き」

 前半は、第2シーズンの人格入れ替わりの回で既に見たようなアイディアではあったモノの そこそこ見られたが…後半は…
 ギャグが入ってない割にはシリアスでもほのぼのでもなく、演出のテンポが悪い上にオチが意味不明気味という最悪の出来
 エンジェル隊の面々を配していても面白くなったはずがない内容に、新登場の男の子2人を使う意図が疑問。

 「女の子ばかりのドタバタ・コメディー」に取り立てて意味もなく男の子が参入してくる事については、特にこれまでファンであった男性視聴者層からは厳しい視線が向けられていたと思うが、そのキャラクターも馴染んでいないこの時期にわざわざ「男の子2人だけの面白くない話」を挟んでくるとは…制作者の意識を疑う。
 せめて女性層に受けるべく、ショタ心をくすぐる内容になっていたなら それはそれで価値があったのだと納得できなくもないが。
 これじゃ「新シリーズになって、途端につまらなくなった」と評価する以外に、どうしようもない。

 まあ、これは各話バラエティーだからね。
酷くつまらない話もあれば、面白い話も混じるだろう。
 まだ、今後に期待。
 でも、あと何回かつまらなかったら…


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『サイボーグ009』51.「完結編 序章第2幕「光の羽音」」

 コレで終わりかい!
 強大な敵を見せ、新しい力に目覚めた主人公達により、まだまだ戦いは続いていく!という「ジャンプ」打ち切りパターンで終幕。

 最終回、特に前半の作画が酷くて、見るに耐えなかった。
 後半、ようやく持ち直してきたが…

 お話も、イキナリ暴走族に襲われている女性を助けている009、舞台で溶けていく007(これだけ、本人の視点ではなく、客観視したモノだったのは何故?)とか、まあ各員のイメージ世界を連ねているのだろうけど つながりが分かり辛く、終幕に向かっていく緊張感も高揚感もなくて、つまらなく感じてしまった。
 …原作からして後半はそうなっているモノが多いのだけれど。

 もっと絶望的な状況にあるなら新能力の目覚めも 抵抗無く受け入れられたろうが、そうでもない場面で発揮されてもなあ…
 「せっかく設定した能力だから、最後に一応 見せておきます」「この力を全開で使う様子は、完結編本編でどうぞ」と言いたげな見せ方には、かえって醒めてしまう。

 ヨミ編のラストは、とても良い出来だった。
あそこで平成の『009』は終わったのだ。
 その後の2話は「オマケ」というより「制作者の気の迷い」だったのだ、という理解で、終わる事にしよう。

 最後に…ここ2回のレベルでしか作れないのなら、完結編は発表しない方が良いと思うよ。
 完成しない事で完結する作品がある。
 その内容をファンが想像し続ける事の方が、実際に作られるよりも「伝説になれる」作品もある。
 『009・天使編』は、特に原作者が亡くなられた今、そういうものになったと思うが。


2002年10月12日 土曜日

『機動戦士ガンダムSEED』02.「その名はガンダム」

 第1話に比べれば、ガンダムが動く、というただ一点をとっても見易くなってるんだけど…
「ファースト『ガンダム』に魂を引かれた人々」であるオレにとっては、やはりマイナス部分が目に付いてしまう。

 とにかく戦っているのが、敵も味方も少年ばかり、ってのが。
一応、三石声のお姉ちゃんとかホワイトベースもどきの責任者女性、シャアっぽいお兄ちゃんに加え それと戦うパイロットも年長者ではあるんだろうけど、せいぜい20代にしか見えない。
 子供同士での戦いは、どうしても…「ゲーム」みたいに思え、戦争であり殺し合い、という実感が湧かなくて。

 侵入者側に少年兵が多い事には色々と設定があるみたいだけど、それにしても…
 子供が正面に立っている理由付けが見えれば。
自軍の大人の兵士を「役立たず」と切って捨てるエリート少年兵が、彼らに生きては帰れぬ任務を命じ、大人兵は怒りと悔しさに歯噛みをしながらも「上官」である少年に従う、というようなシーンがあれば、そういう下地の上に少年達が居る、という事が分からせられるんだけど。

 三石声姉ちゃん。
銃で脅して言う事を聞かせるのもイイけど、それなら最後までそれで通すべき。
次のシーンで力が抜けている様子を見せるのは良くない。
 ベンチで横に座る女の子に銃を突きつけ、トレーラーを取りに行く男の子達に
「逃げたければ逃げてもいいわ。でも、その時はこの子が死ぬ。自分たちのせいで友達が死んだ、という事実を背負ってこの先生きていく覚悟があるなら、逃げなさい」
と言うとか。
 それで通せないなら、最初から「非常時なの、お願い、協力して!」と下手(したで)に出れば良いのに。
 まあ、お姉ちゃんはケガを負っていて、心理的に限界を超えた状態でもあり、冷静ではあり得なかったろうが。

 他にも…
 ガンダムコックピットに入った時点で三石声姉ちゃんの意識を失わせておけば、主人公が操縦桿を握るのに段階を踏まないで済んだとか。
 主人公以外のパイロットが戦闘機(モビルアーマー?)でモビルスーツ相手に奮闘するのは、現時点ではちと早すぎで拙い(オリジナルの第二話から、リュウ・ホセイがコアファイターで大活躍するようなモノ)とか、色々と。

 次回への引き。
ホワイトベースもどきがコロニー内に突入してきて終わり、ってのはイマイチ。
ここからの援護があれば、主人公のシャアもどきとの戦いは楽になりそうだ、という「安心感」で引いてしまっている。
 コロニーの外壁が裂け、仲間の少年達が吸い出されそうになる、しかも2機ほどの強奪されたガンダムが助勢すべくコロニー内に再侵入、主人公、絶体絶命の危機…で続くとか。
 『電童』では、もっと引きが巧かったと思うな。

 面白かった所。
 戦いのさなか、ひたすらキーボードを叩いてOSの補完(設定調整?)を行う主人公の姿。
それにより見違える戦いぶりを見せるガンダム(自動戦闘かね?)、というのは、これまでのロボット物にはなかった見せ方。
 ゲーム『カルネージ・ハート』のように、どれだけ「戦況に合わせたプログラム」を組めるかで勝敗が決まる、というのも…アリ…か?
やっぱり自分で操縦しないと、爽快感に欠けそうだけど。

 『ボトムズ』では、キリコが事前に打ち込んであったミッション・ディスク(上記のプログラムのようなモノ)が、自身の操縦・反応速度に付いてこられずに焼き付いてしまう、って凄いアイディアが使われていたなあ。

 うーん、まだ、「ココが圧倒的に面白いから、来週も見逃せない」という程の要素は見あたらない
主人公のキャラが弱く、脇のキャラも魅力を発揮するに至らず、戦いはイマイチ盛り上がらなくて、ドラマの行方に興味を抱かせる仕掛けが巧く機能していないから。
 でも、1話より良くなったのは確かなので、乗ってくればドカンと面白くなる可能性もある。
 まだまだ、期待をかけて見続けよう。


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 文句を言いながらも、つい気になって『これマジ』のスペシャル、例の「アポロは月に行ってない」を見てしまったけど…
 いやあ、酷いね相変わらず。
検証についてはバカバカしいんで どーでもイイけど。

 「王があんなにホームランを打てたはずがない。一本足打法は非科学的だし。多くのホームランは、スタジオで撮影された物を、中継フィルムに混ぜているのだ」
 …と主張する、アメリカ人ジャーナリストが王を追い回していたら、日本人はどう思うのか?
 王は、「どう見てもバランスを崩した姿勢からホームランを打っている」「打ったボールの上に、吊っている線のような物が見える」という疑問を彼らにぶつけられた時、どう答えればいいの?
 合理的な説明を付ければ「まるで予め答えが用意されていたかのようだ」と言われ。
答えられなければ「疑惑は深まった」と言われる。

 最終的には、「その理論を発表すれば、君は有名人になれるよ(皮肉)」「発表したら、君を訴えるぞ(余りの失礼さに対する怒り)」という答えを返し、弁護士立ち会いの下でなければ何も答えない、になるんじゃないの?
 デビ婦人も、「スカルノの婦人だったというのは、全部アンタの妄想で捏造だ」と、しつこくシツコク言い重ねて来る相手と、冷静に話し合いが出来るのか?

 自分たちが人生と、命までを賭けて挑んだアポロ計画にアホなケチを付けられているのに、ギリギリまで笑顔で穏やかに応対してくれた宇宙飛行士のお爺ちゃん達は、立派だなあ、と感心。
 それだけがこの番組の救い。


2002年10月11日 金曜日

 ようやく映画『バイオハザード』を見に行く。

 言わずと知れた、カプコンの大ヒット・ホラー・アクションゲームの映画化作品。
 監督は、ジャカジャカいう音楽のノリだけで見せたバカ格闘映画『モータル・コンバット』、面白い所もあったけど最終的にはやっぱりバカな宇宙ホラー映画『イベント・ホライズン』、何が面白いのかサッパリな『ソルジャー』の、ポール・アンダーソン。
 主演は『フィフス・エレメント』『ジャンヌ・ダルク』のミラ・ジョヴォヴィッチ。

 感想。
おお、『バイオハザード』だ!
 ゲームのシリーズ全てをプレイしてきたオレでも満足できる内容。
なおかつ、ゲームについては基本的な事しか知らない宇佐木 恵にも、面白かったと言わせるのだから大したモノ。

 ヒロインを記憶喪失にし、突入してきた特殊部隊員に引きずられるように謎の地下施設へ連れ込ませる事で、客を、確かな事が何一つ分からない不安定で無防備な状態に置く やり方は見事。
 …そうしてヒロインと客を同一化させたのに、途中から…ヒロインがゾンビ犬に見事なハイキックを かます辺りからは、客の気持ちを置き去りにする程の大活躍を見せ始めるため、「恐怖」よりも「スゲー、あっはっは」という、客観視した気持ちでの笑いが勝ってしまった(^ ^)。
 ゾンビを素手で足でドカドカと行動不能に追い込むからなあ。
 彼女があと3人居れば、銃器無しでも地下施設は制圧できていたのでは?ってほど、強すぎ。
 まあ、それはそれで、また良し。

 この映画は、特に新しい事は何もやっていない。
 最初の方に出てくるレーザーの仕掛けは まるっきり『CUBE』だし、コンピューターと対面する辺りも見慣れた風景。
ゾンビ集団との戦いだって、ロメロ作シリーズから生理的嫌悪感の部分を稀釈した感じで、最後には割とアリガチなモンスター・ムービーと化してしまう。
 でも、それはまあ、原作ゲームからしてそうと言えばそうなんだよね。
 映画は、次から次へと色々な事が起きるため、とにかく深く考えさせない。
まさしくジェット・コースター・ムービー。
 よくある要素で構成されているのも、そう考えると「理解に時間がかからない」事で「スピード感を殺さない」役に立っているかも、ってのはヒイキしすぎ(^_^;)?

 ゲームをやった者には懐かしい風景が、色々と出てくる。
暗闇に沈む地下列車、縦に長い食堂の食卓、そして…ラストには大笑い。
 「知ってる、ココ知ってる」という気持ちにさせられ、ゲームキューブ版で『1』をやり直した時と同じように、故郷に帰ってきたような懐かしさを感じてしまった。

 やっぱり、ゾンビはイイねえ(^ ^)。
 他のどんなモンスターでも、全然 敵わないや。
 ゾンビは、人間の姿をしながら人間ではない。
どんな悪いヤツでもまだ「人間」である限り、「もしかしたら、話し合いで分かり合えるかも」という希望があるものだが、ゾンビには そんな可能性は、無い。
完全な断絶。
殺すか、喰われるか だけ。
 CLAMPが『ちょびっツ』で描いた、「人の姿をした 人でないモノと分かり合える喜び」とは、ちょうど真反対の感覚。
 癒されるなあ(笑)。

 映画の途中には、ホラー物の例に漏れず「?」と思う所もあるし、やたら音楽のボリュームを上げて不安感を煽る方法を繰り返すのにも疑問がある。
 でも、とにかく「ホラー」「アクション」が好きな人には、お勧め。
直接的な残酷描写を抑えめにしてあるので、そういう方面が苦手な人でも楽しめるかも。


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 NHKの新番組、米ドラマの『ホワイトハウス』
 レギュラー出演者が多過ぎて、第1話を見ただけでは何がなにやら…だったけども。

 中にあった、「キリスト教の精神と家族を重んじる団体」と、大統領の会話。

 団体員「子供達がポルノをたった5ドルで手に入れられるのは問題ですよ。規制を設けるべきだとは思いませんか?」
 大統領「それより問題なのはポルノの値段だ。5ドルはちょっと高すぎる

 別にコメディー番組じゃないのに、このセリフ。
もちろん、アメリカン・ジョークで、無理な要求ばかりを突きつけてくる相手を翻弄した、って事なんだけど。
 あの国を、ロクでもないと思う事も多いけど、イイ国だなあ、と思うのはこんな時。


2002年10月10日 木曜日

『灰羽連盟』01.「繭・空を落ちる夢・オールドホーム」

 不思議な話。
 現実とも異世界ともつかぬ場所、古びた巨大な建物の中に、頭上の輪と背中に羽を持つ数人の女性や、子供達が暮らしている。
 その建物の中に、大きな繭が発生。
それはしかし驚くような事件ではなく、ごく日常的な事らしい。

 繭の中に、少女の姿。
羊水の中で早すぎる目覚めを迎えた胎児のように、自分の周囲に満ちた液体に驚き戸惑うが、そのままで呼吸が出来る事に気が付く。
 繭を破って生まれ落ちた少女を暖かく迎える他の少女達。
彼女達も皆、同じプロセスを辿って生まれてきたのだ。

 自分が誰だったのか思い出せない少女達。
 赤ん坊として生まれる現実と同じように、この物語世界にいる彼女達も、自分が生まれる前にはどこに居たのか、本当は何者なのか、何を成すために今ここに在るのか、知らないらしい。

 「灰羽」は、「死んだ人間」なのか、「天使になりかけている存在」、もしくは「天使と悪魔の中間にいる(どちらかの属性を示す、白い羽でも黒い羽でもない)」という事か。
羽も輪っかも、そういう既存の概念とは全く関係ないモノなのかも。

 捕らえ所のない第1話だったけど、ほかほかに焼き上がる(^ ^)天使の輪、羽が生えようとする背中の痛み、それに耐えかねて舌を噛まないように自らの指をくわえさせる付き添い少女の行動、皮膚を突き破って顕れた灰色の羽から滴る鮮血、「放っておくと染みになるから」と その血と油を優しく拭き取ってくれる動作、等々、制作者が実にリアルに世界を感じている(細かく作り上げている)フシがある。
 誰か…それは、今回、原作・シリーズ構成と脚本まで書いている、『lain』『NieA_7』でキャラクターを描いた、安倍 吉俊 氏なんだろうな。
このイマジネーションは、凄い。

 しかし…良く通ったねこの企画(^ ^)。
『lain』も『NieA_7』も確かに、「萌え」とか「ロボット・アクション」とかいう分かり易い「売り」が無い作品だったが、これはまた輪をかけて、どこをどういう風に面白くしていくつもりなのか読めない第1話。
 あ、いや、決して「つまらない」と言ってるんじゃなくて(実際、1話目は息を詰めて見てしまったし)、どこへ向かっていくのか分からない、という事ね。
 新作アニメ乱立の現状があって、初めて作り出せたモノかも。

 興味津々で見続けよう。


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『陸上防衛隊まおちゃん』15.「菊一文字参号登場です」

 シルヴィアが、愛嬌を振りまく菊一文字参号を評したセリフ、
「本官は、そない仕草をして自分は可愛いでございましょーとアピールする輩が、鼻持ちならんねん…………けど、可愛いモンは可愛いなあ
 …という視点で、制作者は視聴者にこのアニメを見て欲しいのかなあ。
 …ってな具合に制作者は思ってるんだろー分かってるぞ ふふふ、とアニオタに浅い解釈をさせたいのかなあ、などと裏読みすると果てがない(笑)。

 ところで、防衛結界を完成させた後、その中心にいる可愛いエイリアンはどうなっているのか?と思っていたが、ただ、少々のダメージを受けてヘタるだけなのね。
 そんなら、まお達が手に持ってる鈍器で直接エイリアンの後頭部を殴打しても、同じ結果が得られるのでは(^ ^)?
国家予算も使わずに済むし。


2002年10月09日 水曜日

『シスター・プリンセス Re Pure』02.「秘密の花園…なの!」「衛」

 花穂の話。
何も無い所でやたら転ぶのはともかく、大事なはずのパンジーの種を何度も落とすのは、「ドジっ子」の限界を超えてるような…
 雛子が種の袋を拾って届けてくれた、というのに、「ありがとう」とは言わないで、まず「落としちゃったどうしよう!」と慌てるのが不思議だったけども。
 これはアレかな、

1.拾って届けられた袋を見た時点では、「あらー、自分が持っているのと同じ袋が目の前にあるわー」という事実しか脳に届いていない。

2.自分の袋を確認してみて、あるべき所に無い事に気が付き、ここでようやく「落としてしまった」事実に衝撃を受ける。

3.「だから、コレ」と、更に袋を差し出され、再度視認する事でやっと「目の前の袋」=「自分が落としてしまった袋」という認識が生まれる

4.「ありがとう」とお礼を言う。

 こういうプロセスを辿っていた訳かな。
恐竜より情報伝達が遅いよ、この娘!
 また、その不思議な行動を雛子が特に何とも思っていない様子を見ると、いつもこんな異常行動を見せている、という事なんだろう。
怖〜。
 夢で見た「町中に咲き乱れるパンジー」と、現実の区別が余り明確には付いていないらしい事も怖い(しかも、これまた、目が覚めてから相当の時間がたった頃、ようやく混乱を示す遅さ)。

 電波具合は面白かったけど、「可愛い」とか「頼りないから守って上げたい」と思える限度を超えているような気がする。
何というか、つきあっていたら、いつか悪気も無く殺されそう

 後半。
 女の子として可愛くある事よりも、兄と並んで走れるだけの身体能力を持てるよう、努力を続けて行く事で、「いつも一緒に遊ぶ、パートナーにして欲しい」と望む衛。
兄妹の限界を心得ているような衛の気持ちが切ない。
 4エピソード目にして、ようやく普通(∩.∩)に見られる話だった。


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『十二国記』20.「風の海 迷宮の岸 終章」

 第二期に入った当初、物語が複雑に入り乱れ、新しく、難しい固有名詞や概念を立て続けに打ち出されたため、非常に困惑しながら見ていた。
 が、それらに馴染んだ頃から物語が俄然面白くなる。

 特にここ数回の…
 蓬山の麒麟・泰麒が王を選ぶ儀式を行い、個人的感情によって天啓を受けていないにも関わらず王を指名してしまう。
その苦しみと悲しみ、不安。
 それらが思いもよらぬ「救い」へと繋がっていく物語構成、そして、恐らくは作者にとって「手に触れる」ほどに作り込まれたのであろう世界設定の説得力には、打ちのめされる。
 スゲエ
スゲエや、これ。

 山のように設定を作ったのはいいが、使いこなせないどころか設定に物語が振り回されて終わってしまう作品が多い中、これは「特殊で独自な設定」の上に、それら無しではあり得ない面白い「お話」を乗せている。
「お話」が持つ力強さ、そこから生み出されるカタルシスの深さと心地良さには、泣けてしまうほど。
 これだよコレ、こーゆーのが見たかったんだ(^ ^)。


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『Kiddy Grade』01.「デプス・スペース」

 WWWA所属のトラブルコンサルタント、ダーティーペアを、現代調にリニューアルしたアニメ。
いや、別段そうは謳ってないんだけど、どう見たって、ね(^ ^)。

 『ダーティーペア』は、高千穂 遙が『クラッシャー・ジョウ』に続いて発表した和製スペース・オペラのパイオニア的小説。
美女二人が宇宙を舞台に縦横無尽・傍若無人な大活躍を見せる内容と、それをビジュアル化した安彦 良和による美麗な挿絵の力もあり、大変な人気シリーズとなって、数回に渡りアニメ化されている。

 で、『Kiddy Grade』。
 銀河通商関税機構・GOTTの最強部隊(?)ESメンバーに所属する2人の美少女・エクレールとリュミエールが、毎回様々な事件に立ち向かっていく、という内容になるのだろう。

 こういうバディ(相棒)・ムービー・パターンでは、両者のキャラクター対比の面白さを出すのが重要。
 リュミエールは、外見からてっきり『ナデシコ』のルリ調に、「無口・無表情・たまに喋れば毒舌」な女の子に描かれると予想したが、まあ「電子の妖精」な能力を発揮する所は似ているモノの、「エレガントさ」にこだわる、女の子らしい性格付けがなされている。
ルリ ライクなキャラは、最近でも『ナジカ』のリラがおり、「またか!」な印象を残す危険性があるため、有効な判断だと思う。
 穏やかで常識的で なだめ役の彼女に対し、エクレールは体術に優れ、まず手が出るタイプ。
 暴走するエクレールと、それを引き留めるリュミエール、という関係で見せていくのかな。
第1話時点では、両者ともまだ「いい子」の範疇に収まっているため突き抜けた魅力が足りないけど、今後その枠を超えさせられるなら、面白く出来るかも。

 お話。
 うーーん、持ち込まれた紛争の内容とかトランクの中身とか、かなり考えて作られているのは分かるが…
一ヒネりしたために若干分かり辛くなっており、かえって主人公二人の大活躍に爽快感が欠ける結果になってしまった。
 「宇宙海賊を退治して欲しい」ぐらいに分かり易い依頼にしても良かったと思う…
ただ、安易な内容にしすぎると それはそれで批判の対象にされる恐れもあり、難しい所。

 リュミエールを気遣うロボットやコンピューター、エクレールが使う ルージュで宙に描いた文字を伸ばして鞭のように振るう不思議な武器、ちょっと可愛いピザ宅配人にコスチューム・チェンジしてみせる洒落っ気、出口のないワープ空間に艦隊を閉じこめる機転(ちょっと分かり辛いけど)など、細かな所にアイディアがかかった脚本。
 書かれたのは、『ジェネレイターガウル』『宇宙海賊ミトの大冒険』『ダイガード』でSF的なアイディアを出し、脚本も手掛けられた きむらひでふみ 氏。
巧いなあ。
 各話バラエティーな内容になると、とにかくライターへの負担が重くなってしまうが…頑張って欲しい。
 『魔法の剣士ソーサル・ファイ』とか、氏の描かれる漫画も好きだったんで、またそういうお仕事もしてくれないかなあと思う一方、面白いアニメの脚本を書ける方は凄く貴重なので複雑( ^_^; )。

 後藤 圭二 氏によるコンテは、少々ハッタリと説得力に欠けた気もするけど…第一話として決して悪い出来ではない。

 来週も見よう、という気持ちには、十分させてくれる開幕。
 リニューアル成功により、原典よりも現代的であり見やすい作品になっているし。
 期待して見守りたい。


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 「ホームページビルダー」を買ったので、なるべく見易いように形式を変えようかと、色々実験中。
見辛くなっていたら、その旨、ご指摘下さい。



02/10/08(火)

『アソボット戦記五九』02.「恐るべし!破滅ウィルス」

 もう見ないでおこうかと思ったが、今回の絵コンテを なかむらたかしが手掛けているという事で、淡い期待を抱いて鑑賞。
 氏は、『黄金戦士ゴールドライタン』で非常に印象に残る作画を見せ、『未来警察ウラシマン』『風の谷のナウシカ』『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』などでも一目でそのお仕事と分かる大変にレベルの高いシーンを作り出し、『AKIRA』では作画監督、『パルムの樹』等では監督も務められている。

 で、この第2話は…
 うーん、特に語る事は無い内容。
 演出的にも、取り立てて優れたシーンが見受けられなかったのは残念。
もっとも、岩をブチ抜いて五九が飛んでいく所などは、氏が自ら作画していれば、「芸」のある岩の砕け散り方を堪能させてくれただろうに、とは思う。

 この作画レベルでは、例えコンテを宮崎 駿が切っていても見所のある内容に出来たかどうかは疑問だから、仕方ないか。
作画もやってくれればなあ…


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『りぜるまいん』13.「はふーん? アダルトグッズで大変身!?」

 新シーズン開幕に気が付かなくて見逃してしまったため、諦めていたが…
なんと、インターネット無料放送をしている、という話を情報系サイトで読み、そのアドレスに飛ぶと…おおお、無事に見る事が出来た。
 てくのろじー、バンザーイ(^_^)

 確か、『ガンダムSEED』も同様の放送が企画されているのでは。
 もっと徹底して、全てのアニメ作品をWeb上で、もうちょっと高品質な画面で見られるようになれば、放送の地域間格差が無くなるし、スポーツ中継で時間がズレたとか何とかの悲劇も回避出来るんだけど。

 あ、作品内容は…まあこれまで通りの『りぜるまいん』が帰って来た、という所。


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『ヒートガイ ジェイ』02.「炎(ほのお)-WAR-」

 …という、スポーツ中継で深夜枠の放送がズレた悲劇の例がココに。
サッカーかあ……!
そんなモノが延長になるとは、思わなかったからなあ…
 後半10分がプッツリ切れていて、話が分からない(;´д⊂)。

 ファミリー跡継ぎガキの、凶暴・凶悪な性格付けは なかなか面白かった。
これが「タダの短気な馬鹿」に見せかけて、「早めに障害になりそうな相手をいぶり出す計画的な行動」だったら更にイカス。


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『花田少年史』02.

 第1話では、主人公・一路のクソガキぶりにイライラしてしまい、付いて行けないかと思ったが…
幽霊が見える能力が生かされ、事件の流れの中に その身が置かれると、一路の強烈な個性を ようやく受け入れられるようになってきた。

 体が弱かった少女の、一晩だけの恋。
とても切ない物語で、染みる。
 恋心を受けるヤクザなお兄ちゃんに、今では(祭りの時にも?)釣り合う風体の同棲する女性が付いているのがリアル。
 (生まれ変わったら)また、あなたに逢える?」というユキの言葉にジーン。
 彼女は、今度はヤクザな二人の「娘」として生まれ、いつか「父親」である彼に連れられて、元気な姿で祭に行くのかも知れないなあ、と思うとまたホロリ。

 意外、意外、意外、面白い。
1話で見るのを止めなくて良かった。



02/10/07(月)

『ぷちぷりユーシィ』02.「ライバル登場? ユーシィ、学校に行く」

 もう1人のプラチナプリンセス候補、グレンダ登場。
魔族のお姫様であり、夢は世界征服を成し遂げ、世界中にマジックショップを展開してお金持ちになる事……世界の覇者になった暁には金なんか要らなくなるのでは?というツッコミなら劇中で既出(^_^)。

 新たに通う事になったプリンセス・アカデミーは、どういう基準で入学を許しているのだろうか?
 前回の、女王を見つけだす、という課題を成し遂げた者だけが通える?
いや…こんなに沢山の女の子達が達成出来たとは思えない。
 普通に、現実世界にもある学校として?
それにしちゃ、ユーシィの実体は17歳。
グレンダも…見た目よりは上の年齢らしい。
でも、ユーシィのお友達は、格別 呪われている訳でもないみたいだから見たままの年齢だろうし。
義務教育的なモノではなさそう。
 望むモノが望む時に入学できる、専門学校のようなモノなのかな。

 ワガママでマイペースなグレンダ。
対してユーシィは、あくまでのほほんと構え…とするかと思ったが、負けず劣らず激しい気性を見せ、張り合う。

 クリスタルフラワーは、真の優しさを見せる者の手に、という事だったけど…
花の妖精は、グレンダとユーシィの「優しさの押し売り」のために迷惑を被っていた訳で、それを取り止めてくれたからって「真の優しさ」なのかなあ?
「先に子供の手を放した方が真の母」という大岡裁き調、判断(^_^)?

 クリスタルフラワーを見つけた手柄。
ユーシィは「グレンダが居てくれたから」とか優等生的な発言をするかと思ったが、そんな事もなく。
 「もうケンカしないから学校に残して」って発言は別段、グレンダから成されても良かったモノだけども…自発言を恩に「感じなくてイイよ」とわざわざ言うユーシィの、優等生で「ない」性格が、好きだなあ(^_^)。


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『超重神グラヴィオン』01.「巨神の棲む城」

 うーん、まあ、『餓狼伝説』『VIRUS』『銀装騎攻オーディアン』の大張 正己 監督作品という事でイメージする内容そのまま。
 えっちな格好をしたキレーなネーちゃんが沢山出てきて、メカがガチャガチャ、爆発がドッカンドッカン、そんでストーリーは強引すぎて付いていけないという(^_^)。

 一応、あらすじ。
 乳揺れお姉ちゃんが大勢仕えるお屋敷に、美しく女装して侵入した少年が、変装を取ったら突然 筋肉隆々になり、イキナリ地球に侵略者が現れ、変なバイクに少年が乗り込んだかと思えばそれは戦闘機のコックピットで、操縦は遠隔操作で他の人間がやってると言いながら何だか墜落しかかったり、そして今時ドリル付きメカ他と合体して巨大ロボットに変わり、宇宙人(?)との激闘の幕が開くのであった!
 ああ。
 ああ。
 大張 監督作品ですな。

 年寄りアニオタの好きそうな要素とかシチュエイションをつなげてあるんだけど、『スター・ウォーズ EPISODE.1』みたいなモンで、全体として見ると、イマイチ面白くない。
 同じような傾向を持つ平野俊貴 監督の作品『Gダンガイオー』と、最終的にどちらが良い出来になるだろうか?


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『キングゲイナー』05.「シベリアに光る目」

 捉えたヤッサバに一人で食事を与えに行き、余りにも予想通りに、アッサリ逃げられてしまうゲイナー。
もうちょっと「警戒心」ってモノを持った方が…(笑)。

 今回は、とにかくヤッサバのキャラとしての彫り込みに感心した。
辻占をする少女と僅かに交流を持ち、シベリア鉄道の部下に殺されかけて帰る場所を失い、親方に虐待されていた少女と再会、助けて連れ出そうとし、キングゲイナーに決戦を挑んだが破れ、少女と二人、どこか新しい生活を始めようと(?)雪原をバイクでひた走る。
 なんかこう、まだ大した苦労も見えないゲイナー達よりか よっぽど感情移入に値する描き方で、もうヤッサバ主人公でもいいんじゃないかと思うぐらい(^_^)。

 今回新登場のオーバーマンは、透明化能力を所有。
流行りの「光学迷彩」的に風景に溶けていく描き方でなく、フッと透明になる消え方が、かえって目新しい。
 消えた瞬間に、居た場所をミサイルが通過していったりで…もしかすると「姿が消える」能力ではなく、「存在しなくなる」のかな?
…と思ったけど、姿を消したまま相手を殴ったりしてるし、違うか。

 集中砲火を浴びた時、ゲイナーは何故、弾丸が飛んでくる方向に向かって行ったのかなあ?
上下左右、どちらに逃げても、真正面から向かっていくよりはマシな気がするけど。
 まあ、イキオイかね(^_^)。


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『カスミン』27.「ヘナモン、走る」

 地味〜に、シリーズ再開。
 かけっこが遅い幼児ヘナモンに、自分も遅いのだとウソをついてしまった事を悩むカスミン。
 だが、意外にも幼児ヘナモンは頑張って走り、特に問題にならずに済んだので良かった…うーん、それで良いのかどうか……


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『真・女神転生 デビルチルドレン ライト&ダーク』01.「ヴァルハラ」

 一応見たけども、個人的に何も引っかかるモノが無いなあ。


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 ああ、まんが王倶楽部 様で新刊「べびー・ふぇいすっ!」が、売り上げ一位に!
ありがたやありがたや。
 これもひとえに皆様の御陰で御座います(;´д⊂)。
引き続き、まだお買い求めでない方は、よろしくお願いします。

 ご愛顧に報いられるよう、今後とも、精進して参りたいと。



02/10/06(日)

『ギャラクシーエンジェル(第三シーズン)01.「捜索おやじ風創作おじや」「元祖エンジェルパフェ全部入り」

 お馴染み、エンジェル対が活躍するバラエティーアニメが再開。
 とにかく制作者に対する負担が厳しいギャグ物であり、「どんな話でも出来る」自由なフォーマットになっている事で逆に、そこに面白いネタを乗せるためにはライターが思いついた・資産として持っていた「面白い話」を使わなければならないという、なかなかに過酷な作品。

 で、第1話は。
 下らない理由で解散していたエンジェル隊を再結集させるという、新シリーズ冒頭の顔見せ・各キャラの特性紹介を兼ねる、正しい取っ掛かり話。
 にこやかに微笑みながら中佐にチェーンソーを向けるミントとか、前シリーズで一度だけ見せた「頭の花飾りプロペラ」で当然のように空を飛ぶミルフィーユ、無視されたのを寂しがって少女の姿になり 一生懸命呼びかける液状ロスト・テクノロジーなど、面白い所も多々あり、十分だとも言えるが…

 全体としてみると滑っている所が多く、若干 息切れ気味だった第二シーズン後半の話のように感じられ、最初からコレで大丈夫なのかどうか、ちょっと不安。
 監督変更も、良い方向に出るなら問題ないけど…

 とりあえず、愉快だったキャラクター達と再会できたのは嬉しい。
ここから、テンションが上がっていく事を期待。


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『サイボーグ009』50.「女神の陰謀」

 冒頭、原作者である石ノ森章太郎先生が登場するのには驚いた。
 最初、故人となられた先生が、「2002年の現在、生きている」として、その未来からギルモアがやって来たのかと思ったが…
 秋田書店版 装幀の単行本が並んでいる所を見ると、009執筆当時の先生であり、ギルモアの言う未来とは、我々にとっての「今」って事なんだろう。

 これからの物語は、ギルモアの回想を先生が聞く、という形でなされていくのだろうか。
そうすると…戦いが終わった時点で、少なくともギルモアと、彼に時間を超えさせた001は生き残る、ってのが読めてしまうなあ。
 いや、ギルモアを送り込んだ「現在」時点でまだ戦いは継続中。
敗戦の色濃い戦況を変えるべく、『009』読者の意識を 未来の戦いが有利になる方向に向けてもらうため、やって来た、とも考えられるか。

 流れ星になった009と002について、特にフォロー無し
 次回以降、「意識を失って『物』になった彼らの体を、001がテレポートして助けた」とか理由が説明されるのか、それとも説明は無しのまま「二人が死ななかった世界での物語」になるのか。
 原作者自身すら姿を見せるんだから、何でもありと言えばアリ(^_^)。
 石ノ森先生って、劇中に余り出なかったように記憶してるんだけど。
手塚先生は、『バンパイア』『サンダーマスク』なんかに、かなり重要な役割で出てたりしたが(特に後者は、ほとんど主役扱い)。

 今回のお話。
 モアイの存在、イースター島などの要素は、「神々との戦い」編にあったモノを、かなり変えて使っていたのだと思う。
 娘の能力を利用しながら、恐れて距離を取り、愛情を与えない学者・出世バカの父親。
父親のために能力の全てを捧げ、その力の暴走(?)により自分を失い、「翡巫女(ヒミコ)」と化してしまう娘。
 ああ、うん、石森タッチ(^_^)。
悪くない。

 でも…「神」とか「天使」とかを扱うと、「それは自称であり、実体はサイボーグやエスパーに過ぎなかった」とでもしない限り、石森作品では、内容を扱いきれなくなり、自壊してしまう事が多かったように思う。
 超越存在との戦いを、観念論に陥らず面白く描けるのかどうかも難しい所。

 先生は、どのぐらいの構想を残されていたのだろうか。
 脚本にも参加なされている息子さんは、その遺産を生かす事が出来るのだろうか。
 不安半分、期待半分で見守りたい。



02/10/05(土)

『機動戦士ガンダムSEED』01.「偽りの平和」

 長い歴史を持つアニメーション作品『ガンダム』の、アナザーワールド最新作。
 ちょっとバテた所もあったが…基本的にはとても面白いロボット物だった『GEAR戦士電童』の福田己津央が監督をするという事で、期待していた作品。

 見て。
うーーーん、なんだかこう、一生懸命にファースト『ガンダム』をなぞっている印象。
 コロニーに進入してくる敵兵士達、その中で行われている極秘兵器の研究、メカに強い主人公が戦火に巻き込まれ、少女を逃がして一人向かった先に待つのは横たわったガンダム。
ああ、ああ、知ってる知ってる、この話。

 戦略的に凄くまずいのは、「同じような物を作っては、絶対にファーストは越えられない」という事。
 既に、あれは「神話」であり、ある意味「信仰」の対象ですらあるのだ。
 後進が同じような物を作ると、似ている部分はファーストのファンから「これならオリジナルの方が良かった」と言われ、違えた部分については それがどんな所であっても「良かった所を削り落としている」と言われてしまう。
 唯一、有効なアプローチは、安彦氏が漫画で行っているように「キャラ・メカ・設定など ほとんどの要素をファーストと共通させながら、新たな個人的解釈の元に、もう一度 同じ物語をやり直す」という方法。
 「違う物」として始めながら、内容はファーストに近い、というのは…余りにも危険で、努力の割りには評価されない事が多くなると思う。

 『SEED』第1話。
 とにかく、登場キャラクターが多い!
しかも…申し訳ないけれども、平井久司によるデザインが、恐らくは意識的に誰も彼も綺麗な顔立ちをさせているせいで、見分けがつき辛い。
 潜入して来たのが美少年ばかり、というのも、また混乱に拍車をかける。
途中、誰が敵で誰が味方なのかも分からなくなるぐらい。
 …もっと言うと、「男の子のような女の子」が出てたけど、出たキャラ全員中性的な顔しているもんで、男女の別すら曖昧。

 ファーストでは、潜入・戦闘行動を行ったのが「大人」だった。
それが特に美形でもない事で、視聴者は「コレは、すぐに死ぬ、覚えなくても良いキャラだ」という価値判断基準(笑)を得られた。
また、軍人である「大人」達による戦いに、無防備な「子供」であるアムロが巻き込まれていく事で、戦争の状況が体感的に分かり易くなっていたと思う。

 説明事が多すぎる第1話だったためもあるけど、主人公の魅力が伝わってこない。
30分見て、主人公は端的にどんなヤツか、を分からせる事に成功しているとは言えないのだ。

 とにかくこのアニメ単体としてはストーリー・設定が把握し辛く、「ファーストに置き換えると…つまり今、こういう状況なのかな」と、いちいち照らし合わせる事により理解し易くなるような、不幸な形になっている。

 冒頭の、地球へ突入していくモビルスーツの戦いをある程度見せ、その後は、コロニーで暮らす主人公達の生活と、次第に近づいてくる不穏な空気を感じさせるだけで終わっても良かったのでは。
 とにかくガンダムを出したいなら、物語が進んだ状態での主人公のモビルスーツ戦を前半15分ゆっくり見せ、「ぼくは何故戦っているのだろう?あの日から…」という形で後半、回想に入っても良いか。

 今回放送されたままのフォーマットにどうしてもしたいなら、キャラを減らす事。
 後々重要な役割を果たすキャラクターは、第1話の段階で既に全員、顔を見せている…という事にしたかったんだと思うけど、構成力の妙を見せようとする余り構成が崩れてしまう、皮肉な結果になってしまった。

 …でも、『電童』だって第1話から圧倒的に面白かった訳じゃない。
積み重ねで面白さを演出する監督なので、物語が進めば進むほど、良くなってくる…だろう、きっと(^_^)。
 期待したい。


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『GetBackers』01.「イニシャルはG(ギンジ)&B(バン)」

 むー、「奪還屋」にしては、今回メインだったマスコットを取り返せたのは、駐車違反で引っ張られた車の手続きを警察でしていた時、たまたま遺失物係に置いてあったのを見つけた、という形で…
ちょいと無能気味な二人。

 まあ、話によると「奪還」はお題目であり、中身としては強力な敵とのバトルものになって行くそうなので、小技を効かす必要を感じなかった、という事かな。


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『満月をさがして』27.「絶対に負けない」

 OPが変更されていた。
以前の、リズミカルなダンスシーンのような強烈な印象を残す部分が無く、普通になってしまって、ちょっと残念。

 今回は、高須の
「この世界、何をやったって、どんな汚い事をしたって、最後に残ったものが勝ちさ。お前のやり方が汚いなんて綺麗事は言わない」
という、熾烈な競争世界である芸能界で生き抜いてきた事を伺わせるセリフが染みた。
 そうそう、そういう事なんだよね。
実力競争社会は、ね。

 世を拗ね、ヒネくれてしまった円が、ようやく自分のために精一杯努力をしてくれる、信頼できる大人・高須と巡り会ったが、彼女がこれまで普通にやって来た自分なりの「生き残り方」のために、関係が壊れてしまう。
 叫ぶでも殴るでもない、静かな高須の怒りの表現が、かえって「取り返しが付かない」事を感じさせてくれる。
巧い。
 フルムーンとの関係が彼女の心の傷を癒していくのかと思ったが、意外と高須との信頼関係を取り戻すために、彼女は変わっていく事になるのかな?



02/10/04(金)

 色々な事に色々と思う事もあるんだけど、書けないのが辛い。
 とりあえず、挫けず頑張りましょう。
自分達にはこれしか無いのだし。


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『陸上防衛隊まおちゃん』14.「防衛隊本部危機一髪」

 これまでのレベルを超えた、可愛すぎるエイリアンが防衛隊本部に侵入。
その可愛さの前には、あらゆる人間が防衛意識を喪失させられてしまう。

 『モンティ・パイソン』にあった、聞いた者は誰であっても 笑い死にしてしまうという、文章で書かれたネタの「最終兵器」を元にしているのだろうか。
 それがどういうネタなのか最後まで明らかにしない(エイリアンの姿を最後まで見せない)、構成まで同じ。
 まあ、こういうのは「ご想像にお任せ致します」が一番効果的なんだけど。

 その可愛さに対抗するため、まお達 3人に目隠しをし、姿を見させない事で対抗しようとした作戦は良かったが…
通信で位置を指示するとか何とか、かごめが その後のフォローを考えていなかったため、その辺をフラフラしているだけで役立たずな まお達。

 オタクな「くすぐり」に寄らず、ゆるゆるさで笑わせられた話だった。
 エイリアンは何故だか突っ込んできた戦車が片付けてくれ、しかし最終的に防衛隊本部は全滅状態、という片付け方も、実にゆるくて結構(^_^)。


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 スカパーで放送されていたので、今頃になってようやく映画『人狼 JIN-ROH』を見る。

 アニメーションだから、という事もあろうが、『紅い眼鏡』『ケルベロス』につながる世界観のモノとして初めて、装着するプロテクトギアに、強さ、恐ろしさ、不自由さ、迫力、装着者が そこにかける…なんだろうなあ、誇り?を感じられ、それだけでも かなり満足できた(^_^)。

 アニメーター氏が監督をしているせいか、表現に、確かに押井 監督とは違うモノがある。
 弾丸を喰らった人間が示す、激しい弾着のリアクションが実に良い。
このタイミングは、これまでのアニメではなかなか見られなかったモノ。
 余り人体に影を落とさず、キャラクターのフォルムと動きでリアルな「演技」を感じさせてくれるのも凄い。
公園の滑り台で少女が示す動作なんて…偶然を含む実写的な「演技」を全て計算した上で演出してあり、驚く。

 不穏で、暗い管制下にある、あり得たかも知れない昭和の風景が心地よい。
高い美術レベルと共に、世界観がしっかり作り込まれている事が感じ取れる。

 「人と関わりを持った獣の物語には、必ず不幸な結末が訪れる」
 「我々は犬の皮を被った人間じゃない、人の皮を被った狼なのさ」
 押井脚本らしい名ゼリフが一杯で、楽しい(^_^)。

 「本当はザンコクな○○」のように、劇中で腹に堪える形に書き換えられた「赤ずきんちゃん」のお話が染みる。
 「人」の話としてみれば、これは悪いオオカミに酷い事をされた少女の物語。
 でも「狼」の話としてみると。
少女の祖母を喰らい、少女を騙し、少女自身をも喰らう。
その行為を楽しんでいた訳でも、悪意に満ち溢れて行っていた訳でもなく、ただ自らの血が導くままに「不幸な結末」へと突き進んでしまった、進まざるを得なかった狼の、哀しい、寂しい話だったのかなあ、という気分になってくる。

 押井 監督の流れに連なる作品としては…監督は沖浦啓之だったのだけれど…素直な、非常に分かりやすい話。
 ハリウッド的にもっと素直なら、武装テロリストグループ対ケルベロス・プロテクトギアのカタルシスに満ちたアクション作品にしただろうが(笑)。

 ワクワクする楽しい話、ではないし、個人的な好みからは外れている所も沢山ある。
それでもこれは、見て良かった、見ておくべき、見て欲しい映画だ。



02/10/02(水)

『ヒートガイ ジェイ』01.「街 -GUY-」

 『宝島』のジョン・シルバーによく似たアンドロイド・オヤジが活躍する、新番組。
 無駄、と思える所にまで3Dを使い、高いクオリティーの作画が目に心地よい第1話だった。

 …が。
 これだけの画面が作れるのなら、もっと凄い事が出来そうな気がするんだけど。
割に「ドコかで見た」内容に留まってしまったのは残念。

 ジェイ、超絶の大活躍をドーンと見たかった所なのに、ちょっと不満が残る見せ方。
今回の最後で、相棒の人間・ダイスケが、助けられていたクセにいきなりジェイに銃口を突きつけ、父親がアンドロイドに殺された、だからジェイも信用してない、などと口走るのが…??
 ジェイと組んだのは昨日今日なの?
 これまでは不信を口にしてなかった訳?
 信用できないのなら、そもそも一緒に行動する事をもっと嫌がったら?
 こうされると、見ている側はジェイをどう捉えればいいのか混乱してしまうんだけど?
 なんだかこう、しっくり来ない。
…と思えば監督は、個人的に全然 面白く感じられなかった『ジーンシャフト』の赤根和樹 氏なのか。
何となく、納得(^_^)。

 まあ、まだ第1話だし、ここからガーンと面白くなる可能性も十分ある。
期待して見続けよう。


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『花田少年史』01.

 うーん。
うううううーーーーん。
 どうよ?

 正直な所、さほど面白いとは思わなかった。
 それは、自覚しているよりもずっと自分が「今風な絵」や「萌え」に毒されており、その流れから外れた絵・物語性を持つ作品を受け付けない体になってしまったから、なのか?
 でもなあ、『じゃりん子チエ』は面白いと思えるんだけど。

 とにかく、主人公が果てしなく可愛げもヘッタクレもない「クソガキ」
物語は…第1話時点ではさほど凝ったモノではないため、この子に代表される作品世界を、スイッと受け入れられるかどうかに評価は掛かっている。
 オレはちょっと、厳しかった。

 自分の霊能力を実証するため、年老いた祖父に対して「早く死んでくれればいい(それで化けて出れば、実証できる)」と無神経に口にする辺りが、もうダメ。
そのリアクションとして、ただシクシク泣くだけのジイサンの姿を見せられるため、更にその「酷さ」が浮き上がってしまう。
ジイサンが怒ってクソガキの頭をバッシンバッシン叩いてくれれば、その「罪」はずっと軽く出来たのだが。

 と、いうのは、『チエ』で例えると、「父親を呼び捨てにする娘・チエが嫌いだから、もう見ない」とか「父としての義務をまるで果たさないテツの姿には、嫌悪感が募るばかりで耐えられない」とか言うようなモノで、内容の評価とはまた違う、その作品が自分に「合う」か「合わない」か、という問題だと思う。

 現時点では、「合わない」気味。
もうちょっと見てみるけど。


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『シスター・プリンセス Re Pure』01.「ハートデイズ」「可憐」

 冒頭で可憐が見ている結婚式の夢。
投げられるブーケを待つ女性列に他の妹たちの姿が見えなかった(シルエットだからよく分からないが)のは、「他の者達を押しのけて自分が兄と結ばれ、しかもそれを皆が祝福してくれる、と思えるほど傲慢ではなかった」のか。
いや、「出来る事なら、世界から、うざってえ他の妹たちを抹殺したい気持ちの表れ」なのかも(笑)。

 という訳で、こんなモノが出来るとは!な、ゲーム『シスター・プリンセス』のアニメ化作品、パート2。
前シリーズは、お話も演出も作画もヘナヘナだったのに結構DVDソフトなどが売れたそうだから、勢いに乗っての企画なんだろうなあ。

 ずっとコレで行く気なのかどうなのか、30分を2パートに分けた編成。
オープニングは一回切りだが、エンディングは前半・後半の最後に入る。
 うーーん、もしかすると、毎回 妹の一人にスポットを当て、前半は12人の妹たちの一人である「私」、で、後半は一対一の関係として兄に憧れる「私」のモノローグ、を見せていくつもりなのか。

 格好良くって優しくて、とても素敵な、世界で ただ一人のお兄ちゃん。
妹ドリーム全開だ!
 もちろん、ここで言うのは、「兄に憧れる妹のドリーム」ではなく、「兄に憧れる妹、に憧れる野郎共にとって心地良いドリーム」
 この世界は妹たちのためだけに存在しており、街中で何をするのも自由(基本的に彼女たち以外の人間は存在しないから)、そして可憐の祖母もまた「兄」に憧れる者であったという、世界の「閉じ」ぶり。
兄ラブ、を中心に、この地球は回っている。

 前シリーズ前半は兄である男の子の視点で描かれており、それがまた、「可愛い妹が12人も出来て幸せ」でもなければ「意外に苦労が多くて大変なんだよー(半笑い)」でもなかったため、彼女達をどう捉えれば良いのか、見ている側が混乱してしまう構成になっていた(作画も演出も混乱しまくっており、逆にマイナスの魅力を放ってはいたんだけど)。
 それに比べ、すっきりと分かり易い第1話。
 そうそうそう、コレで良いのだ。
 暴論すれば、この作品は「物語」である必要すらない
兄ラブな妹を30分見ていられる幸せを視聴者に享受させられれば、それでオッケー。

 恐らくは妹属性の無い人間にとっては、見る価値が無い、と言うより、見ているのが苦痛であろう作品。
でも、ゲームのファンなど、ターゲット層 ど真ん中ならソフトを買うだけの価値がある第1話だった。
 作画を含み、このレベルがキープできるなら、大したモノだ。



02/10/01(火)

『スパイラル〜推理の絆〜』01.

 左と下に台風情報が入ったため画面が小さくなってしまうという、不幸な状況で放送された第1話。

 推理モノは、もう「推理」のネタを考えるだけで死ぬほど大変。
オレが知人から求められてトリックを考えた時も、ロクなモノが出せなかった。
 短時間で描ける、しかも絵として栄えるトリックというと、かなり限定されてきてしまう。
本格推理など出来ず、「推理ゲーム」方向に焦点を絞るしかないだろう。

 で、この第1話。
 どうやって地上にいた先生が、校舎の上の方から女の子を落とす事が出来たのか、というトリックを考えさせる、まさしく「推理ゲーム」な話になっている。
 ええと、まあ その謎解きに無理があるのは仕方ないとしても、それ以前の問題…
何故先生がこんなトリックを使わなければならなかったか、に疑問が残る。
 たまたま主人公が現場から顔を出したため、嫌疑をそちらに向ける事が出来たが、それが無ければ第一発見者の自分が疑われる可能性だって高かったはず。

 生徒が少なくなる放課後に少女を呼び出し、力ずくで突き落としておいて、人に見られないようこっそり階下に降りればソレで済んだような。
 何故そんなに無理してトリック殺人をしなければならないのか?という所に大きな疑問が残ってしまうのだ。
何故?といえば勿論、そうじゃないと主人公に推理をさせられないから、だけども(^ ^)。

 少女に何らかの設定が隠されているようだったり(あ、少女は「トリックを用いて殺さないと死なない」特異体質だったとか?)、先を見させる工夫も一応はあるんだけど…
 作画・演出のテンションは低いし、『名探偵コナン』が継続放送中の今、それよりランクの落ちる推理モノを好んで見る理由は無いなあ。


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『アソボット戦記五九』01.

 「西遊記もの」は、漫画家が惹かれやすい題材であるらしい。
まあ、メインキャラクターが個性豊かで、しかも人数が絞られており、「目的を持って旅をする」というスタイルなので舞台設定を次々変えて目新しく見せる事が容易、それに、元ネタがメジャーなので その翻案である事が分かってもらいやすい利点もあるからか。

 で、『マシュランボー』という西遊記モノの失敗作が数年前に放送されたが、このアニメも似たような出来。
 火曜日のテレビ東京1時間枠は、2本とも これからは見ない事になりそう。


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『G-onらいだーす』13.「ふぞろいのイチゴたち」

 作画作業がまにあっておらず、不自然なバンクや止め絵に無理にセリフを被せるというやり方で、何とか画面をもたせていた。
 『009』の悲惨な回ほど崩壊した印象がないのは、演出が頑張ったからか、そもそもこのアニメに掛ける期待の度合いが低いせいか。

 お話は盛り上がらず。
クライマックスとして大事な、ラスボス・リロが改心する辺りは余りにも唐突だし、破壊される寸前の地球を守った全人類規模の「メガネっ子エネルギー」には伏線もヘッタクレもない。
 「ビバ!メガネっ子!」という馬鹿なノリで強引に見せきってしまうには…作画のスケジュールによる制約もあったろうが…演出のテンションが低く、見ている側を「何だそりゃあ!あっはっはっは!」って笑いには連れて行けず、「はあ?」と思わせただけ。

 作画陣もだけど、脚本方面でも、「メガネ」という主題があったというのに それにこだわったキャラの行動やセリフはほとんど見られず、問題が。
全国のメガネ好きに捧ぐ…をセールスポイントにすべきだったのでは。
それ以外に劇中には大きな「売り」は見当たらず、結果、何を見せたい作品だったのか よく分からなくなる事態に。
 残念な出来。


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 右手、人差し指のツメを割ってしまい、痛い痛い。
染みるから水にも浸けられないし、日常生活に大きな支障が。
 特に筆記用具が持ち辛いのに困った。
 キーボードはバシバシ叩いておいて、ナニだけど(笑)。


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 ありゃ、Amazon.com 様こちら、新刊「べびー・ふぇいすっ!」が「現在お取り扱いできません」になってる。
???何故(;´д⊂)?

 …と問うても答えがあるはずもなし、それは諦めて。
 インターネット書店、蒼天の本 様こちらでも取り扱って頂けているようですので、利用案内など よくお読みになった上で、
まんが王倶楽部 様とらのあな 様と並びまして、御考慮の対象に入れて頂けますと幸いです。



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