2003年4月15日 火曜日 |
悲惨な締め切りに突入中。
あうー、色々書きたい事もあるのに、そんな時間などある訳が無く。
更新は、もうちょっとお待ち下さい。
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2003年4月12日 土曜日 |
『宇宙のステルヴィア』02.「とまどい」
個人的には好みな「のほほん」加減でストーリーが進んでいくため、楽しく見られているけども…
とにかく、電話で話す友人・知人から出てくる このアニメの評価が、大変に低い事には驚く。
まあ、確かに、特に1話目は「事件」を軸に展開していく形態ではなかったため、ダルい、退屈、と思われても仕方ないかも知れない。
しかし、話していた際に、「第1話のラストで、ようやく辿り着いた主人公達の目の前でステルヴィアが爆発する」…という改革案を出されたけど、これはどうかと思うなあ( ^_^ )。
そうすると、目を引けるのは確かだし、特にオリジナル企画の場合 第2話への橋渡しが重要なのも分かるが、それによって、得るモノと失うモノが出来てしまう訳で。
失う最たるモノは、「監督が醸し出したかった作品内の空気」かな。
故意に今回を厳しい目で見ると…
前回、インパクトのある母親との別れで主人公・志麻のキャラ的引き起こしを行い、アリサと親友の約束を交わした事から生じていく関係の変化へと、志麻のキャラクター性を彫り込んでいく視点がシフトしていく訳だけど…
それにしては、アリサが いい加減な性格をしているのがちょっと。
「大親友」だとか「ボーナスポイント」という言葉を乱用し、一気に彼女と「友達」である意味が安っぽくなってしまった。
志麻のキャラはまだ確立していないのだから、「志麻との別れの辛さに感情的大嵐を起こす」事で彼女の「価値」を外的に証明してくれた母親の跡を継ぐには、「志麻は友達の一人」というアリサでは、余りにも不足。
そうなると、「志麻自身の才能の発現」を見せる事で、彼女が持つ「価値」を示させる必要がある。
驚異的なスピードでのプログラムの書き換え、という『機動戦士ガンダムSEED』キラのような能力は見せてくれたが…見たところそれはマイナスの役にしか立っていないようで、ちょっと分かり辛い。
先生方からも不評だったし。
・プログラム書き換えにより、他の生徒達が事故に巻き込まれる恐れのあったバグを発見、修正する。
・書き換えにより、小型宇宙船がこれまでよりも高い機動性を発揮するようになる。
といったような、マイナスの行動がプラスの結果に転じる所があると、「価値」が誰にでも分かり易くなったかなあ。
どのみち いずれは、彼女のこの才能がストーリーを引っ張る事になるんだろうけど。
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2003年4月10日 木曜日 |
しつこくてゴメン『プリンプリン物語』。
これ、1979年からの放送だったんだね。
同じ年に、『機動戦士ガンダム』『ゼンダマン』『ベルサイユのばら』『宇宙空母ブルーノア』の放送が始まった。
で、どれも(バンダイが何かの魂胆で出してくれない『ガンダム』を除き)DVDで発売されるほど、きっちり映像の保存が成されている。
『ブルーノア』さえ。
『ブルーノア』さえ、だ!
初の連続テレビアニメ『鉄腕アトム』にしても、大多数が(これはさすがに現存しないモノもあるが)保管されているし、『プリンプリン』より10年以上前の『巨人の星』『サスケ』『リボンの騎士』だってフィルムは無事。
民放と比しても潤沢な資金を持っていたはずの、天下のNHKが、「テープの節約のため重ね録りをして百話以上を消す」などというアホな事をするとは、ちょっと考えられない。
アニメーションのような「作品」だと思わず、流す端から忘れていく場末のバラエティー番組と同じように考えていた?
でも、放送が長期に渡っている事からも、当時それなり以上に視聴率を取って人気があったのだろうし。
うーん。
NHKは全般的に作り物の保存が悪い、って話はあるが…
いや、グダグダ言ってるけども、要は「荒れたビデオ映像でもいいし話が飛び飛びでもいいから、アクタ共和国編を放送しろ!」というそれだけなんだけどね。
『出撃!マシンロボレスキュー』14.「太陽は元気です!」
太陽の両親は飛行機事故で亡くなっていた。
そう…だっけ?サラッと語ってたけど初出設定?
覚えてなかった。いい加減に見てるなあ。
親たちと久しぶりに対面し、テンションが上がる他のメンバーから離れ、一人昼食を取る太陽。
仕事で忙しい両親が会場まで来られなかった、と落ち込む大地に、自らの悲しい思い出を語る。
しかし、大地の父親が駆けつけて来たと知るや、当の大地が喜びを表すのに
ためらいを感じているのにも関わらず(だからこそ)、一瞬の躊躇も羨望もなく、太陽はそれを喜んで上げられる。
なんて イイ奴なんだ!
この辺がもうツボで、いきなり涙腺に来る。
肉親の応援がない自分よりも、父親が来ている事で「負けたくない」大地に勝たせてやるべきではないかと、八百長で負けを目論む太陽。
「相手の事を思い、ワザと負けて上げる」という描写を織り込んだアニメを、何だか久しぶりに見たような気がする。
が、皆の声援と、一日 代理両親たる寮のオヤジさん・オバさんの心のこもった応援。
そして、ワザと負けてもらう事を良しとせず、イーブンな友達であるために故意に怒らせるような言葉を投げかけて来た大地の気持ちの前に、太陽の「本気」が蘇る。
結果としては太陽が勝った訳だけど、これはどっちでも構わない。
大地を勝たせてやれなかったと本気で悔しがるドリルロボ。
小さくガッツポーズを見せる大地の父で、十分に負けた大地は報われる。
マシンロボと仲間達、皆が自分の家族だ、という事に思い至る太陽も、また、相手を倒しただけの「勝利」以上のものを得たのだ。
ああもう、トシのせいか、ポロポロ泣きっぱなし。
自分の事など誰も思ってくれてないと考えるのは間違い、ワザと負けるのも、負けてもらう事で勝利を拾うのも格好悪い、一生懸命やった事なら勝ち負け関係なく
そこには確かに価値がある。
「大人」が子供に最初に語るべきなのは、こういう事だ。
人は最期まで孤独、負けてもらおうが何だろうが勝ちは勝ち、なんて乾いた現実を教える(知る)のは、その後でいい。
正しい、「子供向け」アニメ。
『エアマスター』02.「吠えろ!崎山香織 !!」
作画そのものはさほど良くなかったと思うが、物語自体の面白さと、動かすべき所を心得た演出のお陰で、大変に楽しく見られた。
摩樹がスピニング・バード・キック(笑)を喰らわすシーン。
逆立ちの状態で腕だけを使って回転し、広げた足に遠心力を乗せて破壊力を増す。
このキックがヒットするのに、初弾空振り(まだ攻撃範囲に入っていない)、二発目でガードする手を弾き飛ばし、三発目を頬にキメ、四発目でシンを捉え体ごと跳ね飛ばす。
ここの力の入りようが圧巻で、キリキリ回転しながら吹き飛ばされていく崎山香織のリアクションも相まって、大変なカタルシスがあった。
うーん、面白い。
1話目の面白さは、決して「たまたま」じゃなかったんだなあ。
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2003年4月9日 水曜日 |
『スクラップド・プリンセス』01.「捨て猫王女の前奏曲」
「いずれ世界を救う」使命を帯びた救世主を守って戦う、という話はよくあるが、全く逆のベクトルを持つ、「時が来たなら世界を滅ぼす」と言われている女の子を、義兄姉妹の縁により庇いつつ旅をする、という話は珍しい。
映画『オーメン』ダミアンのイメージなのかなあ。特に、『2』まで、彼自身に悪意が存在する以前の。
そうなると、「悪」側が味方になる?
正義を守る立場の王家や、平和を愛する市井の人々にとっては彼女は憎むべき「敵」。
しかし、邪教集団とか強烈な破壊衝動を持つ者達には「女神」でもあろう。
主人公側がそういう人達と仲良くしたいかどうかはともかく。
えらく短い詠唱で魔法を使うお姉さん、いつも眠たげだが恐ろしく強いお兄さん、そして、逆境に時々メゲかけるけど明るく頑張る主人公。
キャラの布陣も面白い。
大量に新番組が始まった中では少々地味な滑り出しに思えるが、中身は悪くないと思う。
ヒネった設定により先が読めないため、この後どうなっていくのか興味津々。
『キノの旅』01.「人の痛みがわかる国」
喋るバイク・エルメスに乗り、不思議な世界を旅するキノの物語。
どうにも、乗り物が喋る、というとすぐ『ナイトライダー』を連想してしまうのはオールドファンの業。
『サイバーフォーミュラー』とか。
アニメ『ボーグマン』のバイクも、確か会話が出来たっけ。
最初に訪れたのは、互いの心の中が分かるようになって、喜び以上に痛みが激しくなり、皆一人で住み他者と交流する事を避けるようになってしまった国。
何というか なかなか哲学的なお話。
サラッと見させるエンターテイメントにはせず、見終わって色々考えて欲しい、という意図で作られているのだろうか。
こういうのも目新しくて、面白い事は面白いんだけど、余りに淡々としているため…
このままの雰囲気でずっと続いていくんだとすると、どこかで見なくなってしまう恐れが。
今後、もっとドラマ的な仕掛けは出てくるのかなあ。
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2003年4月8日 火曜日 |
『コロッケ!』01.「オレはバンカー・コロッケ!」
コロコロコミック連載のマンガが原作。
キャラの絵を見れば一目で分かるけど、原作者・樫本学ヴ先生は『学級王ヤマザキ』も描いてらした。
主人公がアクの強いイヤな感じのキャラだったら すぐに見るのを止めようかと思ったが、意外にも素直な奴。
『ドラゴンボール』の悟空…というより、全体的な雰囲気も含めて ずいぶんと優しくした『HUNTER×HUNTER』・ゴンな印象。
子供向けアニメとして必要な事は大体怠りなくやっており、それなりに楽しく見られる。
が…どうしても「どこかで見た話」に思えてしまい、新味は感じられない。
『フィギュア17』の高橋 ナオヒト監督作品なので、今後面白くなっていく事を信じたいとは思うんだけど…
作品内容として全くの子供向けなため、いい歳した人間にはどこまで付いていけるか…
『プリンプリン物語』01.
NHKで再放送が始まった、伝説の人形劇シリーズ。
フィルム、残ってたんだ。
再び見られる事はあるまいと思っていたので、単純に嬉しい。
第1話、こんなにもメチャメチャな事をしていたとは!
15分しかないから、という開き直りでもあろうが、キャラが全員、自己紹介をするだけで終わってしまった。
プリンプリンは自分を「主役」、仲間達を「脇役」、その他の人々を「端役」と、厳しいカースト制度をもって評価している。
自分たちの姿が、NHKを通して放送されている、という事も自覚している。
人形達を写すカメラや、演出をする本物の人間(…という役の役者だけど)とさえ絡む。
凄い楽屋オチだなあ。
作劇のルールもヘッタクレもあったもんじゃない(笑)。
何と言っても古いシリーズなので、最初から最後まで全部面白い!と保証は出来ないが…
しばらく経つと「アクタ共和国編」に入り、伝説的キャラクター・ルチ将軍(好き)が出て来る。
初見の方はそれまでガマン(?)して見るか、いっそ そこから…そこだけでも見ておくと良いかも。
追記。
2回目の放送(特別に新しく製作されたモノ)で語られた所に寄ると、やはり当時のフィルムの大部分が残っていないため、一気に443話まで飛ぶ事になっているそうで、「アクタ共和国編」ルチ将軍の活躍は全く見られないという事。
ダメージ、でかいっ(;´д⊂)。楽しみにしていたのに。
美術の方が持っていらしたビデオテープの画質で十分なので、何とか放送してもらえないモノか。
お金さえかければ、デジタルでかなりキレイに補正も出来るのでは?…再放送作品にそこまでしないか(泣)。
『DEAR BOYS』01.「気になる転校生」
月刊少年マガジンで、八神ひろき先生が描かれている漫画を原作とするアニメ。
内容は…バスケットボールもので、無理に例えると、美形キャラが一杯出てくる『スラムダンク』という所だろうか。
第1話、ボールをキープしたまま主人公が女子部員達を次々抜いていくシーンで、アニメならではの動く面白さ、みたいなモノが余り感じられなかったのは残念。
アニメ『頭文字D』で使ったのと同じ手法を使ってた。
avexお得意のチャカチャカしたノリの良い音楽をキメのシーンで流し、深夜の放送でだいぶ朦朧としている視聴者の頭の中で脳内麻薬でも生成してもらおうかという目論見(笑)のアレ。
うーん…どこも悪くはないけど、アニメーション作品として、続きを追っていきたい!とまで思わせるモノがないなあ。
様子見。
『LAST EXILE(ラスト・エグザイル)』01.「First Move」
村田 蓮爾先生がキャラクター原案、アニメーション制作はGONZO、という『青の6号』布陣(監督、千明孝一氏も『青6』では演出をなされていた)。
大きな飛行艇が、ワイヤーを伸ばして偵察用の小型飛行艇を雲間に出している所は『天空の城ラピュタ』か?と思わされ、煤けた街から飛び立つ小型飛行艇は『紅の豚』、空戦の様子には『風の谷のナウシカ』を連想。
登場する飛行艇を「ガンシップ」と呼んでいるのかと思ったが、設定を見ると「ヴァンシップ」と言ってたんだなあ。
さすがにそこまで『ナウシカ』に準拠していられないか( ^_^ )。
第1話の時点でチラチラと見せられる独自の世界観は、なかなか面白くて興味をそそられる。
武装飛行艇 同士が砲撃戦を開始する前に、脇腹を開いて大きな銃を抱えた兵士を出し、互いに撃ち合わせる。
実際の勝敗はその後の砲撃戦で決まるため、余り意味が無いと思えるが、これが作品中で言われる「騎士道精神」なのだろう。
まあ、確かに、この戦い方なら民間人に犠牲が出る事はないかな。兵士は無駄に死ぬけども。
「戦争とは人が死ぬもの」という認識から、「目に見えて人が死なない戦いは戦争ではない」へと、トップの人間の考えが変わってきた事から起きた事態?
古いルールを守るため兵士達に死を強要する戦いを、そこで直面する「死」に震え上がっている一兵士の目を借りて見せる事で、迫力と説得力と、馬鹿馬鹿しさをもって描いて見せた。
巧いなあ。
主人公達二人は気の良い性格をしているみたいだし、開放感のある飛行シーンも楽しい。
3Dを駆使して描き出される空戦シーンには、『青の6号』等での経験が確かに生かされており、これまでにない程の、存在感もスケールも空気感も感じ取る事が出来て、見応えがある。
これは、次回を楽しみに思える出来。
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2003年4月7日 月曜日 |
『金色のガッシュベル !!』01.「魔界から来た電撃少年」
大きな鳥の足につかまって飛んできた裸の少年が、背中にでっかい魚を背負ったままで、登校拒否少年の部屋の窓を破って飛び込んできた!
実に少年誌らしいオープニングシーンのハッタリ。
コイツ何者なんだよ?何しに来たんだよ?人間の少年はどう対応するつもりなんだよ?
噴き出して来るであろう疑問で、客を物語に巻き込む作り。
巧いなあ。
内容についても、さすがに「サンデー」の柱だけの事はあって きっちり出来ており、面白く見られる。
不勉強な事に この原作を読んでいなかったのが幸か不幸か、白紙の状態で見られるため、アニメ化された際の差異は気にならない(分からない)。
継続して見る事にするかな。
『ASTRO BOY 鉄腕アトム』01.「パワーアップ!」
内容は、CSで先行放送されたモノと同じ。
確かその時も何事か書いたから、特にもう言う事はない。
ああ、アトムもその他のキャラも、声のイメージに違和感を感じなかったのは嬉しい。とか、そのぐらいかな。
今日、2003年4月7日がアトムの誕生日。
おめでとう。
そういえば、『キャプテン・フューチャー』も、既に1990年12月には月のチコ・クレーターで生まれてるんだよね。
今、彼は12歳か。
フィクションで設定された「未来」に、ゆっくりと現実の時が追いついて行きつつある。
だが、作者達が夢見た未来に、この世界は今、在ると言えるのだろうか(お、どことなく「天声人語」みたいな押しつけがましい締めだ)。
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2003年4月6日 日曜日 |
『ファイアーストーム』01.「SF 9」
原案として、『サンダーバード』のジェリー・アンダーソンがクレジットされているが、実際はどこまで参加しているのだろうか?
脚本は、4までの『ファイナルファンタジー』やアニメ『きまぐれオレンジロード』『マーメノイド』の寺田
憲史氏…なのはともかくとして、ええ?この人が監督も兼任?
冒頭から出ている、ずっとヘルメットで顔を隠したままの凄腕戦闘機パイロットが「女」だったり、彼女が命令違反を犯す事になっても仲間を殺した相手を許せないというクライマックスなど、堅実な、もうちょっと言うと少々古いタイプのお話作り。
監督・構成が大ベテランなだけあって悪くはないけど…
それだけに、この後のシリーズもだいたい第1話と同じテンションで進めるんだろう、というのが読めてしまう。
時間があるなら見ても損ではないだろうが、無理して見るほどでもないかな。
『デ・ジ・キャラットにょ』01.「でじこだにょ」02.「ぷちこと一緒かにょ?」(
でじこ・ぷちこが地球にやってくる所から始まった。
ああ、これまでのシリーズは、全部無かったモノとして一回リセットをかます訳ね。
秋葉原でゲーマーズの店員をやっていた彼女達とは違う、パラレルワールドのお話か。
今度は商店街に住む、という話を聞いていて、もしかして下町人情モノ方向にスライドしていくんじゃないか、ギャグはやめて「コミカルなお話」ぐらいな所に止めるんじゃないか、と思っていたが、商店街には訳の分からない店やら通行人が並び、巨大ロボットまで出る騒ぎ。
路線は変わらないみたい。
今回は結構アチコチ笑ってしまったけど、それは…非常に巧い桜井 弘明監督によるコンテがあったからで、次回以降も面白く見せられるかどうかは不明。
スペシャルで、監督以外の実力派な人達が演出を手掛けていたものでも、オレは余り面白く感じなかったからなあ。
正直、前番組である『ギャラクシーエンジェル』と同じく、『デ・ジ・キャラット』固有の「笑い」も限界に来ているんじゃないかと思う。
だから、世界設定を全とっかえ、というのは方向性を変える良い手かも、と思ったのだが…ギャグそのものの作り方は同じ。
大丈夫だろうか?
個人的には、これでどうやったら単なるルーティンワークに陥らずに面白くできるのか、想像も付かないや。
次回以降も、第1話ほどのテンションを維持出来たら凄い。
制作陣にかかる負担は、新しいシリーズを立ち上げるよりもずっと厳しいと思うけど…頑張って欲しいな、と思うばかり。
『ワンダバスタイル』01.「プロジェクト始動」
登場キャラクター全員がボケで、ツッコミ役が居ないままに延々ボケ続けている有様を、異様なテンションで描いた第1話。
「狂ってる」というのは誉め言葉になるだろうか?
ナンセンスギャグとしてもストーリーがメタメタで、真面目に全体の流れを追おうとすると頭痛がしてくるかも。
とにかく、これでもかと投げつけてくる一瞬のギャグを、どれだけ受け取って笑えるかで評価が決まる感じ。
キャラクターデザインは ごとP先生なのだが、アニメになると…仕方ない事だけどあの繊細なラインは再現されないため、全然違う印象の絵になってしまっている。
登場キャラの一人が姿も行動も非常にワタナベシンイチ監督に似ているので、何か関わりがあるのかと思ったが、見たところ無い…らしい。
このアニメの監督は高本 宣弘氏だし。
うーん、でも似てるなあ。
そこそこ笑ったし、作画レベルも非常に高く、狂気を感じさせる少女ロボットも楽しげだったから、次回以降も取りあえず見続けようとは思うけど…
このまま進むんだとすると、どこまで付いていけるか、自信ないなあ。
第1話時点で振り落とされた視聴者も多いだろう。
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2003年4月5日 土曜日 |
『無限戦記ポトリス』01.「ダークシティ 最期の戦い!」
第1話なのに「最期の戦い」かよ!(ツッコミ)
内容は、思ったよりはマトモ、でも、思わぬ拾いモノという程ではない。
こんな題材なのに、スタッフは真面目に取り組んでいる様子。
人間の男の子キャラの目が死んでるのは、何か意図があるのかなあ?気持ち悪いんだけど。
うーん、もしかしてこれから面白くなる可能性が無いでも無いだろうが…
興味を持てる要素は見あたらないんだよなあ。
『マーメイドメロデイぴちぴちピッチ』01.「真珠の涙」
主演声優の演技がシロウト以下、というのは、昨今さほど珍しくないケースなので もう騒ぐまい。
『満月』だって第1話の声は酷いモノだったが、すぐに聞き慣れてしまったし。
物語としては、現代版『人魚姫』という、それだけ。
1970年の作品『魔法のマコちゃん』辺りとはモロに被ると思うんだけど、客層はとうの昔に入れ替わっているから、問題ないか。
第1話の出来は、普通。
良くも悪くもなく、女児向けアニメとして実に穏当な内容。
『満月』にあった「死」へのタイムリミットというような強烈な仕掛けもないし。
『人魚姫』になぞらえて、人間と恋に落ちると何らかのデメリットが生じる設定になってはいるようだが。
もうちょっと…
男の子が記憶喪失になっているとか、強烈なお金持ちで雲の上の存在だったとか、壮絶にイヤな奴になっているとか、双子でどっちが思い出の子なのか分からないとか、上手く行くまでの高いハードルを設定しておくと良かったかなあ。
見たところ、すぐにくっついてしまいそうで、余り興味をそそられない。
もうちょっとだけ、見続けるかな…もういいかな…
『魔探偵ロキ RAGNAROK』01.「魔探偵登場!」
劇場版『スレイヤーズ』シリーズや『魔術師オーフェン』などを手掛けた、わたなべひろし氏が監督。
すったもんだでエニックスから独立したマッグガーデン『コミック ブレイド』誌からの、初のテレビアニメ化作品。
ああ、まあ割と面白い。
作画も演出も丁寧だし。
ちょっとだけパターンからはみ出した少女キャラがイイ感じ。
ただ…「名声を得るためなら恐怖心など無視できる」強烈なキャラかと思えば、クライマックスで突然に「普通の女の子」然としたリアクションを示し始めていたけど…
どっちなんだ?
「超然とした態度で笑いも取れるけど、悲鳴を上げて危機感を募らせてもくれる便利なキャラで居て欲しい」制作側の都合はよく分かるが、両方やらせると
かえって魅力が無くなってしまう部分もあるかと。
人形が意識を持つに至る背景とか、ほとんど説明されていないような…
元の持ち主との邂逅と昇天は、音楽の盛り上げで強引に誤魔化されてしまった印象。
少年に仕えるドジそうなお兄ちゃんをコメディーリリーフにして行くのかな。
ホモ要員(笑)?
とりあえず継続視聴。
あっ!今朝のNHKBS新番組『時空冒険記ゼントリックス』見逃した!
千葉 繁氏がキャラのセリフを大幅に直してアフレコしているようで、『ビーストウォーズ』のノリが期待出来るかも…と思って、見ようと思ってたのに。
ちゅーか、新番組多すぎ、なのはまだしも、時間帯が重なりすぎ。
見るモノがない日は本当に何も無いというのに、ある時には2、3本重なって放送されるんだもんなあ。
テレビ局も、相互に話し合って、日程を調整してくれないもんか。
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2003年4月4日 金曜日 |
『カレイドスター』01.「初めての!すごい!ステージ」
『とんがり帽子のメモル』『美少女戦士セーラームーン』『おジャ魔女どれみ』『魔法使いTai!』などなど、代表作を挙げるとキリがない天才・佐藤 順一監督が手掛ける新作。
「製作」にテレビ東京などと並んで、マネージメント会社「ホリプロ」がクレジットされている辺り、異色。
出演声優をアニメと同時に売り出そう、という意図がある…のかと思ったけど、主演の広橋 涼は青二プロダクション所属だし(既に多数お仕事してる方なんだー。『灰羽』のラッカもそうか。声優さんに詳しくないもので…)、そういう訳ではなさそう。
第1話は、様々なメディアをミックスした舞台・カレイドステージへの入団試験を受けるためアメリカへやってきた主人公が、取りあえずその許可を取り付ける所までを描いた。
そのカレイドステージ。
「サーカスでも、ミュージカルでも、マジックでもない、世界的に大人気のエンターテイメントショウ」だそうな。
このぐらい あやふやな設定にしておいた方が、『ガラスの仮面』的「お芝居のみでトップを目指す」方向に展開が限定されなくて、良いのかな。
内容は、うん、悪くない。
話がポンポンとリズム良く展開していくし、コロコロと表情を変え派手なリアクションを見せる佐藤
順一芝居のヒロインも楽しい。
ひったくり犯を追いかけるヒロインが、一歩間違ったら死んでいるほどの やりすぎ超人アクションを見せるのには笑ってしまったが、年少者にも彼女の実力を分かり易く紹介するには良い手だったかも。
ただ…
ストーリーとしては割に良くあるサクセスもので、大体先が読めてしまうため、高度な演出法を駆使する佐藤監督自身による今回はともかく、手が及ばない話になった際、それでも面白く見られるかどうかは…微妙。
他に、どれだけ力のあるスタッフを集められているか、に、かかってくるかな。
『冒険遊記プラスターワールド』01.「オレ+おまえ=プラストオン」
また、『ポケモン』『デジモン』の後追いモノか。
「人間がモンスターと合体・変身」というのが今作の売りなのだろうけど、それは本家『デジモン』で既にやられており、新味は無い。
「ゲーム・オモチャと連動させる企画なので、上記2作のような作品を作れ」と上から要請されたスタッフが、気乗りしないまま作った…ような雰囲気が漂う。
特に大きな不可はないのだが、『ポケモン』『デジモン』さえ既に見ていない身として、特にこの先も見続けなければならない理由は無いだろう。
『D・N・ANGEL』01.「復活のダーク」
冒頭部には、今期2作目のCLAMP『X』路線か?と思わされたが、内容に入ると一転、コミカル学園モノに。
内向的で、好きな女の子に気持ちを伝えられない主人公。
だが、同時に彼は、幼い頃から異常に厳しい訓練生活を強制されており、常人離れした体術を身につけていた。
この辺はなかなか巧くて、先はどうなるのかと期待させられたが…
ああ、怪盗モノになるのか?
前期、『マウス』があったばかりなので、個人的に少々食傷気味(現場に張り込んでいた刑事も、『マウス』で出てきたのと姿が似ててさ)。
しかも…自在に空を飛べ魔法のようなモノも駆使出来るのでは、盗みのプロセスで見せる事は不可能。
んー、それは主題って訳じゃないのかな?
敵対する存在が出てきて、バトルで見せる?
少女誌での連載という事で、「ホモくせぇ〜」匂いが漂っているのは、男性視聴者であるオレには善し悪し。
アニメ背景をテクスチャーにして3Dに貼り付けた街を作り上げており、自在にアングルが取れるので、面白い画面に出来ている。
第1話は、話がテンポ良く展開し、飽きる事なく見られたし…
でも、これも「早く来週が見たい!」という程ではないなあ。
原作が『女神候補生』『りぜるまいん』の杉崎ゆきる先生であり、シリーズ構成がアニメ『りぜるまいん』と『仮面ライダークウガ』そして『爆竜戦隊アバレンジャー』の荒川
稔久氏だという事で、制作陣への期待は出来そうなんだけど。
とりあえず、様子見。
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2003年4月3日 木曜日 |
『出撃!マシンロボレスキュー』13.「完成!トリプルトルネード」
ジャイロロボ、なし崩しに「仲間」ポジションへ。
もうちょっとぐらい、暴走ヒネくれ者で居続けて欲しかったなあ。
真面目実直質実剛健、人々の命と財産を守るためなら自らの命の危機も省みない歌田兄弟と、とにかく強引で事態を収拾するためには(他者が払う)多少の犠牲は厭わないジャイロロボ。
この対比は凄く面白くなったんじゃないかと思うので。
オヤジのプロレス団体と話を絡めるなら…
団体に新しく入った「自分を格好良く見せるためならどんな手段でも取る」男(あー、オヤジをそういう性格にしてもイイかな)と、ジャイロロボを重ねて、反省と成長も被らせてみるとか。
いや、でも30分じゃあゴチャゴチャしてしまうかも。
『ボンバーマンジェッターズ』27.「機能便利ガング!」
『ガンダム』のタイトルロゴそのままのサブタイトル画面からして悪ノリ。
続いてきたシリアス展開から一転、ギャグ話に突入…
かと見せてシリアス?と見せてやっぱり馬鹿話、でも実は…
という虚実硬軟 取り混ぜたトリッキーな内容で、大変に面白かった。
敵対し合う定めとして作られたガングと巨大ロボ・ラブラドールX。
だが、二人(二体?)の間には、好意が生まれていた。
破損したガングから、指令された目的である傷薬を取り上げるラブラドールX。
当然、そのまま持ち帰るかと思えば、薬をガングにペタペタと塗り始める(機械には、傷薬は効かないのだが)。
うわ、いかん、ちょっと泣かされそうだ(;´д⊂)。
ほろ苦く切ないラストまで、全編面白い、リズムに乗ってテンションが上がっている時期のアニメならではの完成度を楽しめた一本。
『宇宙のステルヴィア』01.「ようこそ」
『飛べ!イサミ』『機動戦艦ナデシコ』『学園戦記ムリョウ(4月10日より、地上波放送)』の佐藤 竜雄氏が監督を務める、期待のシリーズ。
かなりハードなSF的背景を持っているようだが、第1話は宇宙方向に移行した学園モノの雰囲気で、『ムリョウ』を思い出させる
のほほんとしたスタート。
前半、15分の内容は、実は5分程度にまとめる事も可能。
いわゆる「説明ゼリフ」というモノを多用すれば。
説明といっても、博士が、「ワープ機関の原理は次元の歪みを作り出して…」などと言い始めるアレほど極端なモノではなく、このアニメなら、そうだなあ…
父親「千秋…いや、お母さん、結局間に合わなかったのかな?かなりグズっていたから、真人でも連れて来られなかったか」
志麻「もういいよ、私がステルヴィアに行くのがそんなに気に入らないなら、見送ってもらわなくて結構だもん」
父親「寂しいんだよ、お母さん。お前とは、母子、というより、姉妹みたいに仲が良かったからな」
これで、かなりな部分を端折れる。
でも、その代わりにどうしても「嘘」っぽく、「作られたセリフを喋らされてる」っぽくなってしまう。
日常生活で、こんなにも第三者に分かりやすい話し方、しないもんね。
この第1話では、こうした「説明ゼリフ」をキャラに言わせないように、相当な労力を割いている。
具体的で「楽」な方法をあえて使わず、娘と母親の仲を、流れで自然に理解させていくのが巧い巧い。
母「いいか甘えん坊娘、モノになるまで帰ってくるな!べーーっ、だ!」
志麻「帰ってくるよ!モノになって帰ってくるよ!その時は…べーーっ、だ!」
裏腹な気持ちを乗せて突き放す二人のセリフで、心の底から辛いと思っている心情を理解させる手腕が見事。
厳しく言い放ったその後、ボロボロのグズグズに泣き崩れる母親の姿のギャップには、まだよく知らないキャラだというのに危うくもらい泣きさせられそうになってしまう。
この辺、表で描いているだけではない、家族の内側の事情まで楽に推察出来るような描写を積み重ねてある。
推察を視聴者にさせて行く事で、「作り物」であり「他者」であるキャラを一気に身近に感じさせる仕掛け。
ただ、この手法を使うと、とにかく作品容量の消費が激しく、しかも演出力が低い場合には「退屈」「つまらん」「お前らの事情なんか
どーでもイイから先に進め」と言われてしまう危険性が。
佐藤監督ほどのパワーがあって、初めて面白く見せる事が可能。
明るくて気のいい友達(この子が男だったら、「そして側には、ウェンディ」は口説き文句だよなあ)、派手派手なステルヴィアの新入生歓迎フライト、主任教授との多少気まずい( ^_^ )出会い、乗艦に積載してきた謎の機体…
「始まる」予感と期待に満ちた、とても気持ちの良い第1話だった。
佐藤監督はキャラを大事に描いていくので、そういう方面では絶対に面白くなるはず。
前作『ムリョウ』は、最後、惜しい事にキャラ(凄く良かったんだけど)が物語にちょっと負けてしまった印象もあるので、今作はSF設定に負けず、キャラのバイタリティーで乗り切ってくれると嬉しい。
来週が楽しみな作品。
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2003年4月2日 水曜日 |
えーっ!Macのアップルが事実上の倒産?
マイクロソフトに合併吸収への動きアリ?
そういえば昨日はエイプリル・フールだったというのにすっかりウソを付き忘れていた。
ここに、でっかい文字で、上記のように書いたらどうかと思ったけど、誰も驚かず、「あーそうなんだ」「でも頑張った方じゃないの?」というような、冷静な反応を返されそうな気がしますな(笑)。
『E'S OTHERWISE』01.「虚飾の平穏」
超常能力者を育成・運営する機関に属する側と、それに反する側とでCLAMP先生『X』的なバトルが繰り広げられる物語になるのかな?というのが第1話を見ての予想。
女の子がかぶってる変な帽子とか服装に、ちょっと『カードキャプターさくら』を連想したりも。
第1話としては、不親切すぎる所も無く普通に見られるが、「次回を早く見たい!」と思わせられる程ではなく、及第点な出来。
とりあえず3話目ぐらいまでは見てみよう。
『エアマスター』01.「飛べ!エアマスター」
先週まで同枠で放送していた『花田少年史』とは、相当に違った方向の作品。
枠内で比べると、『はじめの一歩』に近い…?それとも『ベルセルク』?
キャラ絵的に「大好き」というラインではないため、ちょっとでも面白くない、と感じてしまったらそこで視聴意欲を失ってしまったかも知れないが、開幕からわずかに間をおいて展開される、ピョンピョンと空を飛び壁を駆け抜け蹴りを入れる、常人離れした体術を駆使してのアクションの組み立てがとにかく面白く、その迫力に圧倒されてしまった。
香港ワイヤーアクション、というか『小林サッカー』『火山高(本編未見)』辺りの炸裂非科学的バトル(笑)をアニメにした感じ。
いや、それらと比べると「絶対にあり得ねぇ〜、って訳でもない…かも」ぐらいにはリアリティーを付加しており、「何でもアリ」にして緊張感を失わせない演出の巧さが光る。
多くのアニメーターさんが、パンツに入れる一本のシワの描線に命を賭けている昨今、これほど力強くパンと張っただけのパンツを見せるアニメも珍しい。
見えても、全然えっちに感じないもんね(笑)。
アクションをメインで見せるのに、邪魔になってない、とも言えるけど。
このままストリート・ファイト版『タイガーマスク』(今回の相手が余りにも仮面レスラー調だったから)になって行くのだろうか?
原作未読のため、予想が付かない。
とにかく、アクションの面白さがキープ出来てる限りは、見逃せないなー。
『ストラトス・フォー』13.「FINAL APROACH」
あー。
この最終話を見ると、「宇宙からの侵略」要素を加えたのは、割にカッチリ設定した作品世界の中で、パイロットとしては超一流まで行かなくともバイタリティーだけは抜群の主人公達が、特Aクラスの実力の持ち主しかなる事が出来ないコメット・ブラスターの代理として宇宙で活躍し、地球を救うクライマックスから逆算して必要と判断したからじゃないか、とも思えるな。
ただ…やっぱりこの1話だけで何もかも解決するのは無理で、侵略者(じゃなかった可能性も)に絡む事はほとんど謎のままとなり、主人公達の行動にやたらな制約を設けてくる組織上層部の行動原理も解明されない。
とにかく時間が足りなかったようで、最後、危機一髪の状態から彼女らがどうやって生還したかも説明されず。
消化不良な印象を残してしまった。
が、キャラとして愛着の出てきた美風達が危機一髪の状況を乗り越えていくのは単純に気持ち良かったし、超巨大隕石を撃墜するシークェンスも緊張感に満ちていた。
そういう中でもコミカルなシーンで息を抜かせる事を忘れない姿勢は嬉しく、ついでにパンツも見せてやれ、という
したたかさも愉快。
全体に、正しくエンターテイメントを目指した、面白いシリーズだった。
ステーション開放から最終隕石撃墜までを、せめて2話ぐらいかけてじっくり見せてくれれば、見終わった充実感は更に増したと思うが。
拾い残した様々な仕掛けについては、第2シーズンが制作された時に活かすつもりなのかな?
雑多な事。
今週のスーパーチャンネル『ダラス』
浮気者のダンナを持って苦労続きの本妻・スーエレンが、ダンナの新しい恋人に向かって言う言葉、
「何故、愛人は妻より自分の方が賢いと思うのかしら?」
というのが非常に深くて巧いなあ、と思った。
『アバレンジャー』
怪人の攻撃を受けて宇宙にまで飛ばされた3人が世界のアチコチに落ちてきた際、「ロシア」を表すのに裏路地で小汚いアル中がウォッカの瓶をあけながら「ペレストロイカばんざーい」とか言う馬鹿馬鹿しい描写をしてるのに、爆笑。
それが、3人目の「アメリカかと思ったら名古屋」のオチの前フリになっており、しかも単なるギャグではなくて、最終決戦の際に、大気圏再突入で体に貼られた磁石に熱が加えられた事でその磁力が失われている、という展開(よく調べたなあ、コレ。子供達は勉強になっただろう)への伏線ともなっている凄すぎる構成。
なんか、毎度この番組には感心させられっぱなし。
千葉 毅郎先生のご冥福をお祈り致します。
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