ときどき日記 04/12

2004年12月31日 金曜日

 東京は、大雪の大晦日。
 もしも昨日、朝からこの状態だったなら、コミケは無事開催できていたかどうか…
本当、恐ろしい悪運が付いてるなあコミケ。
 疲れから、寝たり起きたりを繰り返した一日でした。

 それでは皆様、良いお年を。



『怪奇大家族』最終話.「怪奇!‥な大家族」

 凄まじく無責任な終わり方に、ポカーンと。
 確かに、怪奇な存在である者達に悩まされたり仲良くしたりしてきた家族にとって、この急転直下は事態解決…というかまあ、酷い目に遭ってるのはウチだけじゃなく、世界は一家、地球は まるごと怪奇「大家族」になった訳で、救いとも言えるのだろうか。

 一途に清四を想うアサミだけは、生者と死者の境目が無くなり、彼と普通に触れ合い、付き合う事が出来るようになったおかげで、何だか幸せそう。
その表情を見ていると、凄く良い終わり方だったんじゃないかとか思えてくるから不思議。
 実際、互いの大きな立場の違いから結ばれない定めだった、一組の男女が結ばれるまでの話、としては まとまりが良かったのかも。
結ばれないのが「世界の約束」なら、その世界ごと変えちゃえ、って勢いで。

 全体に。
 低予算で、特撮なんて ほとんど使えず、出演者も絞り込んで作られた、最初からB級路線以外の何者でもない番組だったけれど、種々雑多なネタが展開されるバラエティー性とスタッフの熱意が相まって、傑作…というより「怪作」が出来上がった。
 意外な拾いモノ。
実に面白い作品だった。



 『ウルトラマンネクサス』打ち切りの噂を聞く。
視聴率が酷く悪く、オモチャがまるで売れない事を原因として。

 リコの正体が明らかになる辺りから、ようやく面白くなって来たんだけど…
まあ それも、子供がウルトラマンに期待する「面白さ」だったかどうかは疑問か。
 同じくハードなドラマを展開しながらも、『謎の円盤UFO』ではメカニックの格好良さ・面白さが存分に描かれ、年少の視聴者をも(もちろん自分も)引き付けたモノだが、『ネクサス』では そこいらのアピールが足りなく思えてしまう。

 どうなるのか…



『W〜ウィッシュ〜』最終話.「三つの思い」

 兄の元を去っていく二人の妹、という所から、もっと違うエンディングを予想していたのだが、こちらの終わり方か。
色々と無理だった お話の終わらせ方として、無理の少ない、ハッピーなモノ。
 春陽が実妹でなくなってしまったのは、兄との結婚を望んでいた彼女にとっては幸せな世界の改変だと言えるが、妹属性で業の深い野郎にとっては「そんなの普通でつまらねーじゃん」では?
 泉奈は、産まれたばかりの時からきっと、恐るべきブラコンさを発揮するのだろう。
将来に渡っては、いずれ春陽にとっての強力な「障害」になっていくものと。
 それはそれで良し、か。

『Φなる・あぷろーち』最終話.「大争奪!愛と祝福のウェディング」

 クライマックスでの幾分かシリアスな展開から 打って変わって、馬鹿馬鹿しい終わり方。
邪魔者だった父親を南極送りにする極端さ、悪質さには笑ってしまう。
 大金持ちの常識知らずお嬢様が迷惑押しかけ婚約者となって現れる、という基本設定から期待したのは、こういう話。
全編コレで見たかったなあ。
 妹を含む登場ヒロイン達全員が、主人公と並ぶ事になる結婚式場のイメージキャラクターの座を巡って、勝手に勝負を繰り広げてしまう悪ノリなど、実に楽しい。
 もうちょっと腹黒気味に、勝負の内容が西守歌の都合の良いモノばかりになっているとかでも全然構わなかったと思うけど、どうしても正々堂々としたヒロインで居させたいようだなあ。
ヒネくれ悪辣ガールも、時折見せる素直な内面を含めれば、十分 魅力的に描けるだろうに…いやそれは単に自分の好みを言ってるだけか?(笑)


2004年12月30日 木曜日

 2004年、冬コミケ、終了。
 コピー誌を会場で製本する、という状態になってしまったのは、まだしも即売会ではアリガチな風景だからと自分に言い訳るとしても、開場後までに製本が終わらず販売開始時間を30分も延長させて頂き、優先してスペースを訪れて下さった皆様に無駄足を踏ませてしまうという最低の対応になってしまった事は、もう いくら謝っても許されるモノでなく。
でも、謝るしか無いので…

 申し訳ありませんでした!
 今後はこのような事の無いようにしたいと思いますので、平にご容赦を。

 通常3日間の日程が2日に圧縮されたからなのかどうなのか、いつになく混み合ったコミケでした。
特にウチの前通路は凄まじい混雑ぶりで、迂闊にスペースを出ると自分の意志に関係なく人波に流されていくばかり。
 そういう立地の良さ(?)に寄ったのでしょうが、コピー誌は あっという間に売り切れてしまいました。
…もっと作っていけば良かったですね、すみません、でも、体力的には この辺が限界でして。やっぱりオフセット印刷じゃないとダメだなあ。

 会場内では、朝からずーっと呆けておりました。
年取ると完徹がこんなに堪えるものかと。
脳が上手く働かず…スペースを訪れて下さいました皆様から色々と話しかけて頂いたりしたのですが、マトモな受け答えを出来ていなかった可能性が高いです。
 それにもお詫びを……ただ、体調万全の時でも自分は あんなモノですけどね。

 3時近く、撤収。
 帰り着くやいなや、一日中 留守番をさせられた不満さの余り置いてあったトイレットペーパーを部屋中に噛み散らしていた駄犬が異常な興奮具合で出迎えてくれるのを交わし、倒れ込んで爆睡。
 風邪のウィルスなど余計なモノを貰っていないよう、祈るのみ。
 皆様も、体調の回復に十分なご留意を。



 なんとか…コピー誌が出来上がりそうです。
うう…結局 徹夜でのコミケに。眠い。

 かなり寒いようですから、参加される方は出来るだけ暖かくして、無理をしないようにしましょう。
 かくいう こちらも、今の体調だとイチコロで風邪のウィルスにやられそうなもので、余りウロウロ出歩かず、イスで寝てるかなあ、とか思っております。
いつにも増して頭が ぼーっとしております、話しかけて、対応が変でも ご勘弁を。

 では、行ってきます。


2004年12月28日 火曜日

 すいません〜、冬コミケ、新刊はコピー誌のみという情けない事になってしまいました。
なので…まあ、お暇な方だけお立ち寄り頂ければ、という事で。

 あと、毎度書いておりますが、自分にご挨拶を頂ける奇特な方で、以前に僅かでも交流が存在した方は、くれぐれも まず「○○です」と自己紹介して下さい。
 「飛龍とは去年も会ったし、いくら何でもオレの顔ぐらい覚えてるだろう」は厳禁!
保証しますが、忘れています。
最近、特に人の顔に対する記憶力は、驚くぐらい落ちておりますので。
 ご迷惑お掛け致します。
病人を哀れむ気持ちで、自己紹介を お願いします。


2004年12月27日 月曜日

『蒼穹のファフナー』最終話.「蒼穹〜そら〜」

 1時間のスペシャルだった…が、中身としては怒濤の展開と怒濤の説明ゼリフの連続で、実質3時間分ぐらいの内容を、枝葉を切り落とし、場合によっては幹の部分まで斬り倒して、かなり無理矢理 終わらせたような。
 だから、一度見ただけではアチコチ分からない所がある。
ミールって結局の所 何?とか、フェストゥムって何?奴等は宇宙にまだ たくさん居たの?
 思考を読まれてしまうから、作戦無し、各個の判断で勝手に戦う…って。
そんな事したって、「今からミサイルを撃つぞ」というような思考でも読まれてしまうんじゃないの?
コンピューターに数十通りの攻略法をプログラムしておき、状況の進行に伴いランダムに作戦を変え、通信で全体に指示しつつ戦うとか、もう少しマシな方法があったような。

 見終わった印象。
 ミールって、「神」や「悪魔」と考えると分かり易いのかな。
 竜宮島を包み込んでいるのが「神」。
神とは言っても、ただ慈愛に満ちた存在ではなく、庇護の代わりに生け贄を求めるような、人とは異質の物。
 乙姫は、それに仕える巫女であり、捧げられる贄であり、神の花嫁でもある(彼女に繋がるコードを、友達がウエディング・ベールを持ち上げるように持って歩いていたのが象徴的)。
そうして彼女は神と一つになり、人と神を繋ぐ役割を担うのであろう「救世主」を生み落とす。

 北極の方のは「悪魔」…
この悪魔というのも、イメージする分かり易い悪魔とは違う。
 「好き」の反対は、「嫌い」ではなく「無関心」。
彼らが人類に抱いていたのは、「憎しみ」ですらなく、存在を認めず自分たちと共に消し去ろうとする、事務的処理の対象に持つような冷たい視線。
 それが人を同化し、憎しみを知る事で、ゼロだった物が少なくとも「マイナス」には なった訳だ。
 無関心無感動のゼロよりは、マイナスに であっても動いてくれた方が良く、マイナスに出来た物は いつかプラスに出来る可能性を持つ、それが僅かな希望だろうか。

 全然まとまらないなあ。
何度か見返すと また印象が変わってくるだろうけど。

 残念なのは、バトルの演出や作画が…80年代OVAのようで、鋭さや緊張感に欠けていた事。
人類史上最大最後の決戦なのだから、もっと必死で、ギリギリで、手に汗握らせてくれる物でなければ。
 一騎達の戦いぶりには、アチコチ余裕さえ感じてしまって。

 色々なモノを描いてきた作品だと思うけど、最後の締めが一騎と総士の、「友情」というには余りにも「ホモ」っぽい無条件の愛情関係であった、というのも不満。
剣司やカノンの帰還描写なんか放りっぱなしか、と思えて。
 漫画『ゴウバイン』のエピソードだけ取っても、どうせなら きちんと完結させて欲しかった所。
オヤジがようやく最終回を描き終えるとか、描く気力を無くしたオヤジが、新たなファフナーパイロットに選ばれた少年から「『ゴウバイン』には勇気を貰った」というような話を聞くとか。
遊べたし、感動にも結びつけられたと思うのだが。

 とにかく、時間不足。
シリーズ前半で無為に費やした時間が惜しまれてならない。
 ただ、ミールやフェストゥムなど、SF作家ならではの「異質なモノを異質に描く」感性が出てきており、時間さえあれば必ず分かり易くなったのか、は、不明。

 シリーズ前半は大きく破綻、中盤から脚本家の交代により劇的な変化を遂げ、後半は かなり面白くなったが、最後は大きく物足りず。
 全体をまとめての評価が し辛い作品だったなあ。
 「面白かった!」とスッパリ言える内容にも出来たはずだ、とは思うけど、「終わって良かったダメ作品」になるのが当然の前半部からすれば奇蹟の復帰を果たしている訳で、ううーーーーん。



『魔法少女リリカルなのは』最終話.「なまえをよんで」

 フェイト母との決着は前回で付いているので、今回は何をするんだろう?
30分まるまる残っているという事は、当然 母ちゃんの逆襲があり、無傷で戦い終えたキャラクター達による本当に必死の戦いが見られるのでは?と思ったが…
 実に静かなエピローグ。

 色々な物が描けていないと思う。
 「魔法バトル」は、見逃してしまった なのは・フェイトが相争う決戦の後、お母ちゃんの根城への突入 及び打倒お母ちゃん戦、が、さほど盛り上がらず、少々不満。
 「なのはと家族の絆」これは弱い。家族に掛けられたウェイトはとにかく少なくて。
 「恋」…せっかく美少年に変身した(戻った)ユーノだけでなく、クロノを登場させたのだから、なのはを巡っての恋愛戦を展開しそうなものだけど、実際にはほとんど無し。
 「ドラマの決着」としても、ユーノは家に残り、なのはの魔法も二度と使えない訳ではないので、弱い部分が。

 などなど。
 でも、13話しか無いシリーズで、欲張った作品は逆に何も描けずに終わりがちであるのが実情。
テーマの徹底した絞り込みは、間違ってない、的確な判断。
 この作品でそれは、「友情」だった。
 なのはと、クラスメートとの友情、ユーノ・クロノとの「恋」まで発展しない友情(フェイトとアルフの仲は、友情とはちょっと違うかな)。
何より、フェイトが ひたすら母に寄せる満たされない思いを重く描いているので、そういう彼女の心を開かせていく なのはの無私の友情が、圧巻の感動を生み出していく。
 「教えて欲しいんだ、どうしたら友達になれるのか」というフェイトの言葉に、はらはらと落涙。
 初めて なのはの名前を呼び、髪留めを交換し、再会がいつになるか分からない その前に、精一杯の友情を結んでいく二人の姿には、もう。・゚・(ノД`)・゚・。

 『カードキャプターさくら』の後追い番組、と侮って見始めた この作品。
見終わってみれば とても良いシーンがアチコチにあり、特に女の子同士の友情、という点では こちらの方が遙かに良く描けている訳で、十分に見る価値のある、見応えある内容になっていた。
 面白かった!
 「悪いというのも何だけど、良かったといえる程の内容ではなく…」みたいな評価をする事が多い近作の中で、素直に誉められる作品が見られる事のシアワセ。

 すぐ続編が作れそうな終わり方。
次回があるなら、今度こそ「恋」がメインになっていくのかな?


2004年12月26日 日曜日

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』11.「選びし道」12.「血に染まる海」

 オーブの選択…うーん、結局は連合と結んでしまった。
 自分の家と家族を守ろうとする時に、「戦車に乗って、マシンガンなど持ち、防弾チョッキも着込んでいる兵士」と「半裸で改造拳銃を振り回している馬鹿」とでは、どちらがより恐ろしいのか。
 所有する破壊力としては兵士の方が遙かに強力だけど、馬鹿は以前にも家に来て「非友好的だ」などと叫びながら家族に銃弾を浴びせかけている。
 どっちも恐ろしい。
でも、兵士はいくらか話が通じそうなのに比べ、馬鹿には理性のカケラもない。
思いつきだけで行動する切れたヤツなので、とにかく怒らせては危険。
 この場合、馬鹿のゴキゲンを取っておく、という決断も、やむを得ない物としては理解できなくもない。

 オーブは、ギリギリまで中立を保ち、苛立った連合が戦力を差し向けてきた際にはザフトに「中立国として」救援を求め、その後の動向いかんによって最終決断を下す、という風見鶏ぶりでも良かったのでは。
 …ただ、連合は何しろ後先考えずにバカバカ核ミサイルを撃ち込むド阿呆なんで、オーブにも核を撃ってこないという保証はなく(損得勘定すらしない、気に入らねえヤツは殺す、という程度の考えしか持ってないから)、迷っている余裕は、無いと言えば無い。

 ちょっとあり得ない無茶な状況下に、この世界はあるようなので、選択が無茶な物になっても仕方ないのかな。
 その…かなり「子供っぽい、あり得ない」世界観が、リアリティーを大きく損なっている訳だが。
 連合と どういう条約を結んだのか知らないがオーブ、今後は不利な役割を担わされそうな気がする…まあそれは これからの話か。

 カガリ、議員達の言葉にただ「違う!」とか言うばかりで説得力のある代案も出せない野党並みの姿勢では、人は付いて来ないよ。
ほとんど「駄々っ子をなだめる」ような対応をされていたのが おかしい。
 最初から、とにかく彼女の未熟さを強調しているけど、それは 緩やかに、あるいは何かを切っ掛けに突然、彼女が成長を見せていくための助走期間だと思って(期待して)良いのだろうか?
アスランがザフトから離れられなくなり、替え玉ラクスと仲良くなっていく事を「裏切り」と感じ傷付いたカガリが、彼女に結婚を迫る お兄ちゃんと発作的にくっつき、苛烈なコーディネーター弾圧を開始するとか。
失脚したジブリールの代わりに、彼女がブルーコスモスの指導者に収まったり(笑)。

 連合 影の支配者でアホのジブリールが、他のブルーコスモスの面々から きちんと「アホ」扱いされていたのには、納得。
ブルーコスモス上層部連盟から除名されても おかしくない大失敗だったと思うけど…アズラエルと同じく、強力な後ろ盾でも持っているのだろうか?

 八艘飛びでのガンダム大活躍は、なかなか格好良かった。
戦況やガンダムの強さの設定とかデタラメだと思うんだけど、まあ一応 乗っているのが「主人公だから」。
 しかし主人公としてはアクションだけでなく…ザフトにいながらオーブ出身、という所が特異性なのだから、今回の、懐かしい故郷・オーブが自分を追い出し、後ろから追い立てさえする状況は絶好の見せ場で、彼の心理を深い所まで描くチャンスだったと思うんだけど。
扱い悪いなあ。
 そういえば、インパルスが合体するのは、ガンダムを見ると過去を思い出して逆上したり凹んだりして マトモに戦えない主人公のため、という話が。
「ほーら、君が乗ってるのはガンダムじゃないよー」と騙くらかしてコアスプレンダーに乗せてしまえば、合体後は自機の姿が見えないから平気、って訳で(笑)。


2004年12月25日 土曜日

 去年は、クリスマスの夕方ぐらいになると店屋で売れ残りのケーキを叩き売ってたりした物だから、今年もそうだろうと期待して駅前まで出てみたけど それどころかアチコチでケーキは売り切れ状態。
景気が(シャレでなく)回復してきたからなのか、単に去年のデータからケーキの製造・仕入れ数を抑制した結果なのか。

 という訳で、もう今日は何時間も残ってないのに、めりーくりすます。
靴下つるしといたら、サンタさん「来月分の完成原稿」とか入れてくれないかなあ。
 「わーい新しい噛みオモチャはっけん!」って訳で、ウチの駄犬にガミガミと食いつかれて破られるのがオチか。


2004年12月24日 金曜日

『SDガンダムフォース』51.「大決戦!ジェネラルVSみんな」

 掲示板で、とにかく皆様からの賞賛意見が多かったため、最初の数話を見て以来になるが、視聴。
 おー、凄く盛り上がっている。
3DCGの技術水準も、(最初から低くないが)より一層 高くなったのでは。
 ただ……
当然ながら、数十話見ていない人間にストーリーの流れが掴める訳もなく。
強大な最後の敵に向かい、敵も味方も全員が協力して戦いを挑んでいく…シチュエイションなのだろう、ぐらい分かったけど、あのお姫様 誰?とかチビのガンダムは何者?とか、全然分からず。

 そんなに面白くなるんなら、見続けておけば良かった。
この辺の判断は実に難しく、『ボンバーマンジェッターズ』でも しくじっている。
 でも、最後まで見て「そこまで付き合うほどのアニメではなかった」と感じる作品もまた多いし、本当、難しいなあ。

 CSでの放送が始まったら、最初から追いかけていきたい。



 メール。

> Subject: 駄目ですか?
>
> 貴方の書き込み見ました。
> 私は純粋に割り切ったSF希望です。
> 人妻ですが夫婦の生活が殆んどないです。
> 今からとか駄目ですか?今日が無理なら会える時教えてください。
> 秘密厳守と私の事知らないでいてくれるなら
> 会う時に5万円お渡しします。
> それで連絡の交換はここでお願いします。
> http://www.purelo〜
> 無料で登録できるから真奈美で掲示板に書き込みして待ってます。


 良くある迷惑メールだけど、「SF希望」ってのにビクッと反応してしまったので。
 いや、現実の科学技術とか最近の小説に詳しくないし、SFったってもう『キャプテン・フューチャー』から『ガンダム』はSFかどうか論争あたりで止まっている程度のSFだから、「純粋に割り切ったSF」なんて希望されても ご期待に応えられるほどSFになれるかどうか、自信がないなあ。

 ……なんて事を考えてしまう人間は、その時点で「モテ系」じゃない!


2004年12月23日 木曜日

『魔法少女リリカルなのは』12.「宿命が閉じるときなの」

 痛恨、前回を見逃してしまった…公式ページで あらすじだけは補完できた物の、vsフェイトの魔法戦が見られず、フェイトとプレシアの過去の真実が分からない。
苦っ!仕方ない、CSででも放送されるか、ソフト化を待つしか。

 それでも見た今回は、実にまっとうな総力戦。
もっとボロボロにされたり、犠牲者を出した方が盛り上がったとは思うけど、こういうのもまあ、悪くない。
 母親を前に必死の訴えをするが、結局フェイトの想いは届かない。
もう可哀想で可哀想で。
少しぐらい報われても良かったんじゃないかと思うよ…まだ最終回で何かあるかも知れないけど。



 クリスマス・イブ前日、駅前スーパーの店内にクリスマスツリーが飾ってあり、そこに「願い事」を書いた買い物客のカードが短冊状に沢山吊り下げられていた。
 ……七夕じゃないのになあ。
 と思ったが、こことか読んでみると、多々あるツリー起源説の一つには、
「昔デンマークのある村で、1本の不思議な力を持つ木があり、願い事があるとリンゴなどをその木につるして祈りを捧げていたそう。そのうちに神様への 捧げ物でいっぱいになり、クリスマスツリーの始まりとなったといわれています」
と いうのがあるようで、そう考えると願い事カードを吊すのも まんざら間違った行動じゃない訳だ。



 レンタルで映画『ゼブラーマン』を見る。
 監督・三池崇史、脚本・宮藤官九郎、主演・哀川翔という、ある意味 豪華な取り合わせ。
 小学校教師である冴えない主人公は、学校でも家庭内でも邪険に扱われている。
彼の心の拠り所は、昔見た不人気打ち切り特撮番組『ゼブラーマン』。
ゼブラーマンに憧れる余り、手縫いで全身スーツを作り上げ…

 以下は容赦なく内容に触れてしまうので、未見の方は御注意。



 もっと「普通の映画」寄りで、どちらかといえば特撮ファンなどを馬鹿にする視点で作られているかと思っていた。
 映画中盤ぐらいまでは、格好良い(つもりの)ゼブラーマン姿で街のチンピラと戦い、引き分けたり負けたりのショッパイ勝率で、市民からは「尊敬・感謝」よりも「奇矯・嘲笑」の対象にされる物と。
 かなりイキナリ街を奇怪な事件が襲い、ゼブラーマンはヒーローらしく それらと戦い、しかも人間離れした敵に人間離れした体術で立ち向かう。
だから、馬鹿馬鹿しいスーツが浮いていない。事態と噛み合っている。
ずいぶん泥臭いバージョンになったバットマン程度には。

 しかし、「ゆるい」映画。
シナリオもカット割りも、役者の演技も ゆるい。
 伏線を全部回収しようとか、謎をきちんと明かそうとか(矛盾無く考えてあったのかどうかさえ疑問)、見事な構成でクライマックスを盛り上げようとかいう気持ちは、最初から無いんじゃなかろうか。
 もし、映画化前のシナリオ段階で読んでいたなら、例えば「ゼブラーマン・スーツを見せようと車イスの子供の家まで出掛けるが、名簿の住所を読み違えていた」というシーン。
これなんか、このままでは全然弱い訳で(その切っ掛けでハサミ男に出会うとしても)。
せめて、「間違えて辿り着いた家の子供に姿を見られ、騒がれ警察に通報などされてしまう」リアクションでも入れないと、「間違えた」行動の意味がない。
…などと文句を言っていたと思う。
 でも、実際の映画で見ると、こういう ゆるい、間の抜けたシーンが多く、それが「味」になってさえいるため、あんまり気にならない。

 ゆるさ故の、変に気に入ったり印象に残ったりする場面が多々。
 下を向いて小声で呟くように「ゼブラーマン」と名乗りを上げ、敵から「はぁー?」と聞き返される所。
 アパートの二階廊下の手すりから階下に「放火男」を発見・追跡するが、その際、飛び降りず わざわざ回り込んで階段で下りていく所。
 ゼブラーマンに詳しい教え子を、「さん」付け、敬語口調で扱う所。
 胸の谷間が凄い、意味不明のゼブラナース。
 負けずに意味不明な国家組織。
 暴徒と化した子供達に店を破壊されながらも、「ナス焼けてるよ」「スイカ食べるなら塩とか かけないと」などと妙な事を言い続ける駄菓子屋(?)主人・古田新太。
 ボソボソと喋る役者ばかりの中で、一人 声を張っていた内村。
熱血教師かと思えば女生徒の残したご飯を食べちゃうし、パトロールの時間が過ぎた途端にビールを飲み始めて見せ、掴めないキャラクター。
 等、など。

 オールド特撮ファンとしては、渡洋史の勇姿が見られ、水木一郎の熱唱が聴けた事だけでも、かなり満足。
 渡洋史は いくつになっても「ヒーロー」然としていて、いいなあ。
来年の『仮面ライダー』は割にいい歳の主人公のようだし、彼にももう一度、ヒーローを正面から演じる機会を与えて上げてはどうか。

 ゼブラーマンは、街の危機を救い、車イスの少年母子をも救ったが…
浮気している奥さん、援助交際している娘、イジメに遭っている息子らの、自分の家族だけは救えてない訳ね(あるいは息子は、これから勇気を持てるようになるかも知れないが)。
 ヒーローには犠牲が付き物、か?

 普通のドラマ好きが見るには設定が飛びすぎているし、特撮ファンが見ると「ツボ」を外している事の多い演出・構成に疑問が生じるかも知れない。
 三池監督か宮藤脚本か役者・哀川翔のファン、あるいは「ゆるい」物を楽しめる物好き、そういう人達には大いにお勧め。

 劇中劇『ゼブラーマン』主題歌のサビが、「今日がお前の命日だ!」ではなく、「今日がお前の…ららら命日だ!」と、中に意味不明の「ららら」が入り、気合いが入らない間の抜けた物になっている。
でも何度か聞いていると、その「ららら」も含めて、面白く格好良く感じられるのが不思議。
 この歌が、映画自体を象徴しているような。


2004年12月22日 水曜日

 『トップをねらえ2!』第一話「お姉さまと呼ばせて下さい!」を見る。
 旧シリーズ大好き!で思い入れも強い人間だから、どんなもんかと思ったが…

 『フリクリ2』としては、悪くない。
いや、『フリクリ』も かなり好きな作品なので、何の含む所もなく。
 細かい理屈よりか画面パワーとイキオイ重視、って所など、そのまま。
 旧作のをアレンジしたBGMを用いたり、ホンの僅かに繋がりを感じる所もあるが……
しかし、「全く別の作品」として見られる方が、製作者にも観客にも幸せな事なのかも。

 メカニック、というよりは『ジョジョ』スタンドのようなバスターマシン。
デタラメなパワーを発揮するヒロイン(彼女自身がバスターマシン?)。
面白いけど、この後どのように活かしていくのか。
 旧作でも、一話目は「何だコリャ?」と感じた物だから、尻上がりに良くなっていく事を期待。


2004年12月21日 火曜日

『月詠-MOON PHASE-』12.「ゆるせないの、あいつだけは…!」

 特に戦いのシーンのチグハグさ、カットの繋がらなさ、セリフと画面の無関係さは…
意図した斬新な演出?間に合わなかった作画を誤魔化す苦肉の策?それとも、ハードな描写にテレビ局からストップが掛かった?(流れから見て、残酷であったり問題があるシーンだとは思えないが)
 面白いレイアウトや画面効果が見られた話ではあったけど、一番盛り上がるべき所で???なカットが連続し、全体の印象を大きく落としてしまった。
きちんとしている部分の作画クオリティーは かなり高かったので、余計に残念。

 このアニメは、なかなか良くできていると思う。
 新人作家(時折は、ベテランであっても)が、編集者に まず注意される事は、「何を、最も描きたいと思って作り上げた作品なのかが不明瞭」という事。
主人公の格好良さなのか、ヒロインの可憐さなのか、敵役の不気味さなのか、アクションのアイディアなのか。
 「全部やりたい。やれるはず」と考えがちだけど、一本の作品の中で描ける事なんて、実は本当に少なくて。
絞り込んだ たった一つの事だけでも、描ききれないまま終わるのが普通。

 『月詠』で描こうとしているのは、「葉月を魅力的に見せたい」という事、ただそれだけ。
他の物は全て、その目的を達成するための小道具。
 「葉月」という存在を受けていなければ、主人公でさえ(主人公は特に?)まるで存在感の無いキャラになってしまう。
「彼女の好意を受けていながらも、それに無頓着」という背景を持って、ようやくそこに居る事を認めてもらえる。
 周辺のキャラ達も、敵も、ヴァンパイアであるという設定さえも、彼女を輝かせるためだけにある舞台装置。

 この絞り込みの思い切りが素晴らしく「プロ」の仕事で、感心して見ているんだけど…
 アクションなんかが絡むと、焦点がぼやけてしまいがち。
派手に行きたい、敵や仲間達も それぞれ独立させて描きたい、という風に欲が出てきてしまうから、だろう。
 そうなると、途端に面白さが減少してしまう。
前回の、着ぐるみを着込んでドタバタと走り回る葉月の話、こちらの方が今回より、作品にとっての存在価値を高く感じられるほど。
 敵なんか出さなくても1クールぐらい もたせられると思うのだが、どうも2クール作品のようで、ただダラダラ進めるって事は出来ないんだろうな。


2004年12月20日 月曜日

『怪奇大家族』12.「怪奇!…な旧・大家族」

 三途の川で溺れたかと思えば、数百年前の忌野家で復活する清四。
ココまで来てまだ風呂敷広げるのか収集付かなくなるだろ?と思えば……
なるほど、遙か昔から家にまつわっていた因縁を描いて まとめに入るのか。
 馬鹿馬鹿しいし強引だけど、それなりに筋が通っていたりして、この作品の謎解きとしては すっきりと納得。

 で、どうやって現代に戻るのか、というと…
うわあ、そんな無茶な手(笑)。
時間の超え方としては、『キャプテン・スーパーマーケット』のラストと同じ方式?
 パロディー、好きだよね。
この前は『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』メガネの長ゼリフを真似ていたし。
清四の、腕を背中側にねじり上げた変な寝相は、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』マイケル・J・フォックスのが元ネタかな。

 アレの裏側が あんな事になっていたとは!
感心するやら呆れるやら、という所で、『スター・ウォーズ』の今更過ぎるパロディーで笑わせ、最終回に続く。



『蒼穹のファフナー』24.「対話〜ミール〜」

 ああ、本当だ。
真矢は何気なく…ギリギリのタイミングでコクピットの射出が間に合った、などという回想すら必要としないほど何気なく、生きていた。

 一騎母の姿をしたフェストゥムの来訪。
自ら進んで同化された母の意識は、「個」を持たないはずのフェストゥム内部に さざ波のように広がり、大きな変化を引き起こしていた。
 『スター・トレック・DS9』の可変種にとってのオドー、『ボイジャー』ボーグ集合体にとってのセブン・オブ・ナイン、という所か。
 ただ、フェストゥムという存在の合理的説明やら具体的目的表明が足りていないため、この変化も実感に欠けてしまう。
全然分からない訳ではないが…
 『スター・トレック』シリーズのように、どんな異質な生命体でも根本には人類と同じ価値観があり、ちょっと時間を掛ければ円満な意思疎通が可能になる、というのも脳天気に過ぎて、SFとしては食い足りなく思うけれども。

 甲洋の巨大フェストゥム化には、驚く。
「悪魔の力手に入れた」デビルマン、かな。
重いネタだと思うが、ずいぶんと駆け足の扱い。
 非人道的に言うと、咲良も こうなってくれれば島の防備により完璧を期する事が出来たろう…でもフェストゥムに乗っ取られてしまっては余計に厄介か。

 キャラクターの、名前と背負わせるドラマに共通点を持たせたり(『蒼穹』というタイトルに繋げるドラマ作りも)、毎回「あなたはそこにいますか?」という問いかけへのバリエーション豊かな答えを示したり、フェストゥムの実体を「土」として、一騎父の(ヨメから引き継いだ)陶器作り趣味に深い意味を与えたり、と、基本設定を考えた人間によるシナリオならではの、「遊び」であり「膨らみ」であり「責任の取り方」が見られ、楽しい。
使える手段は全て使って「見応え」を設定しようという、作劇の努力には、ただ感心。

 どういう終わり方を迎えるのだろうか?



 うっかりとNHKの言い訳番組を見てしまう。
といっても最初と途中と最後、全部合わせたって15分程度だが。
 海老沢会長は どのタイミングで辞任を発表するのか、と思ってたのに、結局 辞める気は無いと。
 確かに、会長が辞めたからってNHKが劇的に変わる訳じゃないのは誰だって分かるだろうけど、ここに至っては責任者として事態収拾のために辞職してみせるのが妥当であり、視聴者の怒りを僅かでも収める唯一の手段。
責任者の首は、問題が起き、スパッと切られた際に出来るだけ見事な、あるいは「面白い」最後を晒して見せ、お客様の溜飲を下げて貰うために付いている。

 もうイイ歳なのに、そんなに権力のイスが大事かね。
NHK自体の存続よりも自己保身。

「貴公、知っておるか?雪印を」
「雪印?牛乳を中心とする乳製品の会社ですな」
「ああ。世界を読みきれなかった会社であり社長だ。貴公はその雪印の尻尾だな」
「ま、勝ってみせます。雪印の尻尾の戦いぶり、御覧ください。わたくしはNHKに残り改革の陣頭指揮をとります」
「…雪印は敗北したのだぞ」


2004年12月19日 日曜日

『うた∽かた』最終話.「欠片の詩歌」

 うーーん、こんな謎解きかぁ……
この終結に至らしめるために、心を病んだ患者が病室で暴れる、なんて描写は必要だったのだろうか?
いや「無意味」とまでは言わないけど…どうしても必要だったかどうか、については疑問。

 何故 試しの対象を一夏にしたのか、結局その黒幕は誰だったのか、何度も行われているらしい身勝手な「究極の選択」の模範解答は何?等々、納得のいかない部分が多々。
 寓意的なお話であり、細かな整合性よりは少女の成長を描いていく物語だったのか、とも思いつつ…シンドイ物語に比しては、納得のいく成長と感じられなかったのも事実。
カタルシスを目的とした作品ではないのだろうが。

 ところで、黒幕って もしかして『ウルトラマン』のメフィラス星人?( ^_^ )
自分定義の「ルール」に こだわる(こだわらせる?)所や、子供を一人選んで人類の命運を決定させようとする所など、そのまま。
そういえば声まで一緒。
 いや、せめて その元ネタである『ファウスト』の悪魔メフィストをイメージした物、と捉えるべきか。

 少女達のキャラクターは面白かったし、実に嫌な部分をも含む「友情」がリアルでもあった。
最後まで崩れなかった作画も、素晴らしい。
 しかし、個人的にそれ以上の物ではなく。残念。


2004年12月18日 土曜日

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』10.「父の呪縛」

 連合…ブルー・コスモスは「大馬鹿」で、ザフト…デュランダル議長は「穏健・知性派」という事で進めていくのかな。
 ブルー・コスモス側がロード・ジブリールをはじめとして、いきなり核をバカバカ撃ちまくり嫌いな相手の皆殺しだけを目論んで、「万が一」の後始末も考えないアホばっかりだから、議長側の知性ったって それに見合う物にしかなり得ない訳だが。

 取りあえず、議長が発作的な報復行動に訴えなくて幸い。
馬鹿しか出ない物語は、見ていてシンドイから。
 プラント市民へのアナウンスは偽ラクスに任せ、この非常時にアスランと長々話し、機密のガンダムを見返りも求めずに渡す、など、何事か凄い事を考え、隠しているっぽい議長。
賢い策略家の「フリ」をしているだけ、で、なければ良いんだけど……
 うかうかとアスランがガンダムに乗り込んだ所で、操縦系を乗っ取って連合に対して さんざんな敵対行動を示させた挙げ句、プラント落としから何から全ての責任を背負ってもらい、亡き者にしてやれ、って計画とか?
うーん、これだけ物語のスケールが拡大した今更、それじゃセコ過ぎるな(笑)。

 ザフト・ラクスは、この作品では お馴染みのクローンかと思ったが、全く別人が扮した替え玉だった。
 ええと、ラクスってプラントでは、今でも歌姫でアイドル?
前大戦でのザフトへの反逆行動は、どういう風に捉えられて居るんだろう?
戦争の終結に尽力した(火に油を注いでいたような気も)事で、英雄扱いなのかな。
 よくは分からないけど、「彼女の言葉はプラント市民に対して大きな影響を与える」という設定のようだから、納得するしかあるまい。
 しかしそれなら、本物に帰って来てもらえば良いような。
本人が嫌がってる?
議長の事情として、ラクスには都合の良い「お飾り」で あってもらわねばならず、強烈な(迷惑な)意志を持つオリジナル・ラクスでは扱いづらかったとか。

 ぼちぼち、「この作品の主人公はアスラン」という認識を持つべきかも。
今回も、シンは、そういえば出ていたような…ぐらいの影の薄さで。


2004年12月17日 金曜日

『KURAU Phantom Memory』最終話.「さよならの前に」

 うーん、そうするとこのアニメのテーマは「命」あるいは「命の連続性」というような事になるのだろうか?
アヤカとクラウに出来ている子供。
リナクス・クラウは元の世界に戻り、そのままその体にオリジナル・クラウが帰って、存在としての「クラウ」が継続されるのも。
 「全力で愛情を注ぎ、全力での愛情を返してきてくれる相手が居る事の、幸せ」っていうのもあるのかな?
子供を目の前にした時に見せた、アヤカの驚くほど無防備な表情。
リナクス・クラウを失ったクリスマスの埋めがたい虚無。その彼女が帰ってきた時の喜び。

 キャラクターには良く描けている面があり、アクションの見せ方も頑張っていた。
逃げて追われて、の逃亡劇も、そこそこ緊張感がアリ。
 雰囲気を含めて嫌いな作品じゃないけど……逆に言うと、「雰囲気だけで終わってしまった」とも思える。

 リナクス、という存在について、事前によく設定していなかったのか、設定はあるが語る必要を感じなかったのか。
とにかく実感を持っては伝わって来ず、その あやふやさが作品全体のカラーをも曖昧にしてしまった。
 大きなイベントとなるはずだったろうリナクス・クラウとオリジナル・クラウの交代劇が、拍子抜けするほどアッサリ、感情の動きも薄いままで終わってしまったのは残念。
 長年、体の奥に閉じこめられていた(閉じこもっていた?)オリジナルは、自分の代わりに行動するリナクス・クラウを どう捉えていたのか。
想像も付かない心境だろうと思うので、シミュレートは難しいだろうが、「取りあえず感動で締めてしまう」のでは余りに物足りない。

 やっつけの仕事ではなく、スタッフには作品内容への思い入れがあったと感じられる。
しかし、昨日の『Mr.インクレディブル』の感想で書いた「優秀な編集者」の視点が欠けている。
 やりたい事、見せたい物を優先させすぎ、全体の構成として「面白いけどココは不必要」「つまらないけどコレは入れておかなければ」という判断が、上手くできなかったのではないだろうか。
 何だかとても、惜しい。
次回作に期待。


2004年12月16日 木曜日

 映画『Mr.インクレディブル』を見る。
 最近はディズニー興行収入の大きな部分を担っているものと思われる、毎度お馴染み大ヒット3D映画制作会社・ピクサーの作品。
 あと一本で製作の契約切れだそうだけど、大丈夫かディズニー。
ピクサー抜きで、しかも『トイ・ストーリー』の新作を作る、なんて暴挙は止めた方が良いと……
 監督は、傑作『アイアン・ジャイアント』で日本人ロボットオタ野郎共(だけでなく、普通の観客も)のハートをガッチリ掴んだ、ブラッド・バード。

 かつてスーパーヒーロー・ヒロインとして大活躍した男女。
規制する法律によって活躍の場を奪われた彼らは、今は結婚して家族を作り、一般人として身を隠して、普通で失意の生活を送っていた。
 そんなある時、父となった かつてのヒーローに接触を持ってきたのは…

 うん、面白い。
 ピクサー社の作品でいつも感心するのは、全ての事物に対し、徹底的に考えた痕跡が見える事。
例えば お母ちゃんの特殊能力、ゴムのように自由に伸ばせる体、について、単体で どういう使い方が考えられるか、また それを他の家族の能力と組み合わせた場合のバリエーション、それらを最大限に活かせるシチュエイションは どんなものか、対立させて面白い敵のキャラクターや能力は、といった無数のポイントに、考えられる限りの選択肢を用意し、最高のものだけをチョイスして実際に使用していく。
 適当な所で考えるのを止めていない。
 お母ちゃん独自の能力をチョイと脇にどけて、「『マトリックス』面白かったから、あんな感じのガンアクションを派手に やらせてみようよ」なんていう、作品を殺しかねない無駄な「お遊び」など、決して採用される事はなく。

 漫画で言うと、「優秀な編集者が付いている」状態。
 『モンスターズ・インク』の冒頭、モンスターが人間の子供を脅かす練習をしているシーン。
音声解説を聞いていると、ここは最初、脅かすのに成功する内容だったという。
しかし、観客は、「驚かされた子供」の方に感情移入してしまう。
大事なファースト・シーン。主役はモンスターなのだから、こちらに親しみを感じてもらわなければ困る。
だから、既に出来ていたモノを わざわざ作り直して、「モンスターがビックリしてしまう」シーンに したのだとか。
 これが、冷静な視点。
 「別にどっちでもイイじゃん」と言えば言えるし、「せっかく出来たモノを作り直すなんて時間と予算の無駄」も正論。
実際、変更前の内容だったとしても、特に観客は疑問無く映画を見続けただろう。
 それでもなお、作り直す事が出来る情熱と執念と体力と知性。観客に対しての誠意。
それらがピクサー社作品を、信用に足るブランドにしていく。

 ええと、内容に戻って。
 悪役の秘密基地にあるギミック、飛行機を受け入れるプロセスや溶岩を かき分けて入る部屋、レールカーなどなど、意味無く大仰な所が一昔前の『007』なんかを思わせ、実に楽しい。
 キャラクターも良くて、主役家族や悪役は勿論だけど、ファッションデザイナーやオヤジの会社の上司まで、強烈な印象を残す造形。
 家族それぞれが抱えていた葛藤や鬱屈が、ドラマの進行と共に解消されていく構成も お見事。
 ロボット好きの監督だけあって、悪役ロボットの見せ方が巧い。
アングルの取り方など、「ああ、コレだ、コレが見たかったんだ!」なシーンが続出。
 娯楽作品としての完成度は非常に高く、どんな観客にとっても入場料以上の価値がある映画だと思う。

 が…何だろうな。
上手く説明は出来ないんだけど、100点満点で90点、という気がしてしまう。
 ヒーロー物、という分類なら、『スパイダーマン2』には100点をつけられたのだが。
 ファミリーの映画としては これで全然問題ないけれども、ヒーロー・ヒロインの集合映画としては、余りに家族で完結して「閉じて」しまっている所が不満なのだろうか。
 映画ラストで息子が見せた行動も、家族への思い入れが深ければ「偉いぞ、成長したなボウズ」だろうが、そういう気持ちが足りないと「過剰なまでに『持つ』者の傲慢」とさえ感じてしまう。
 コミカルなキャラクターの外見に反し、結構 人(特に悪役側)が死んでいる、と思えるのも違和感。

 いや、これだけ頑張っている映画に対し、身勝手で贅沢な難癖を付けているのは承知。
 まあ、自分に取り何が物足りなかったのかは、DVDが出たら見直しつつ、ゆっくり考える事にしよう。



 メール。

> Subject: 来週どうする?
>
> 最近おもったんだけどさぁ。。。もしかしてイケメンだけのヒ
> トよりかオヤジの方がカッコよくない!?
> だって知性っていうの?アタマいいし、それにお金持ってるし
> 。テクもあるしさぁw
> 今度のコンパはソレ系でいこうよ♪


 オヤジ世代にとっては、ちょっとイイ話……?(笑)
 大抵のオヤジの実体は、そこいら辺の若い衆と変わらないぐらいアホだし、お金もないしテクもないのだが。


2004年12月15日 水曜日

『W〜ウィッシュ〜』11.「泉奈の真実」

 明かされる泉奈、衝撃の正体。
……ああ、こういう設定か。
 仕事上、妹物はあれこれと考えて、そのバリエーションには この通りのモノもあった。
が、とにかく強引になってしまう上、設定を上手く説明するのが難しく、ページ数も喰ってしまうため、未使用。
 この作品では、「無理アリアリだけど、とにかく目をつぶって駆け抜ける」方法で、そこを通過。
 驚いたのは、「大人しく穏やかな泉奈」と「活発で積極的な春陽」、この二タイプの妹から一人を選ぶ選択が、そのまま世界の運命を決定づけてしまう、というドラマ運び。
凄い!凄い思い切りだ!
 妹ラブな人達にとって、どういう妹に存在して欲しいかと考える事は、そのまま「世界」を選ぶ事に直結する!
「えー?可愛いきゃ どっちでもイイんじゃないの?」などという いい加減な思考しかできない者は、死ね!二つの次元の狭間に吸い込まれて消え去れ!とでも言うような(言ってません)「漢」の製作姿勢。
 世界を歪める妹パワー。
いや、冗談抜きで、ここまで見てきて良かったなあ、と思える凄さだった。


『Φなる・あぷろーち』11.「大終焉 !? 愛と別れの雛人形!」

 西守歌、食べ物の嗜好が余りにも一般庶民過ぎ…
「コレまでの生活で一度も食べた事のない下賤な食べ物(失礼)・たこ焼きに大感動」ぐらいギャップがあると、逆に説得力が出てくるんだけど、中途半端だなあ。
 で、語られる彼女が主人公宅を訪れた本当の理由。
そういう話だったのかあ……
しかしこれも、西守歌が普通に良い子なので「イイ話」と溶け込んでしまい、かえって面白く感じられない。
 もっと無茶苦茶な子に しておいた方が、作品は面白くなったと思うのに。
ただ、その場合 彼女への「萌え」方面 価値観の付加は、弱くなってしまったろうが。
 こういう流れで、主人公は どういう最終決定を下すのかな。



 メール。

> Subject: 御当選通知 三協精機(株)よりお知らせ
>
> この度は、テブラコール推進キャンペーンご応募有難う御座いました。
> 約42万通の多数のご応募の中から厳正なる抽選の結果、
> ホンダ・ステップワゴン(ハッピーエディションG−2.0 FF)
> 御当選されましたのでご連絡させていただきます。
> 後程、当社担当よりご連絡を差し上げますので
>
> 下記URLよりお手続き下さい。
>
> http://www.formzu.com〜
>
> この度は誠におめでとうございました。


 株式会社三協精機製作所は確かに実在しており、「テブラコール」ってのが何だか分からないけど、もしかして本当に間違いメールか?と思いかけたが……
 素早い対応、三協精機製作所のHPでは、このメールと自社とは何の関係もない事をアナウンスしている。
壮絶に迷惑だろうな、こういうの。

 女性で釣るメールは飽和状態なので、目先を変えるべく、物で釣る迷惑メールが今後は増えるかもね。
 ステップワゴンは そんなに欲しくないので考えたが、例えば
「SONYですが、あなたは新型VAIOのモニターに選ばれました」
「Adobeですが、Photoshopの最新バージョンを試用して感想を聞かせてくれませんか?」
なんてのだと、凄く欲しいだけに うっかり引っかかってしまう危険性も。
 ご用心ご用心。



 訂正・昨日の『ファフナー』感想について、掲示板でMATS さんからご指摘を頂きました。ありがとうございます。

 乗っ取られたザルヴァートルモデルには甲洋機体のコアを移植してあり、新たなコアを入手しない限り全くの新機体は作れない、という事。
 そして、ああ大きな勘違い、真矢はまだ生きているそうで。
死んだ演出だとばかり……
 仕事しながら見る、という いい加減な鑑賞姿勢から来る印象に基づいて感想を書いてはイケナイですね。
反省。


2004年12月14日 火曜日

『蒼穹のファフナー』23.「劫掠〜おとり〜」

 狩谷先生は、どーして命を賭けてまで真矢パパ・ミツヒロが好きだったのかなあ?
顔はまあ普通としても、人間味が薄いし、年齢差あるし、恋に落ちる要因は酷く薄いような気がするけど。
 『エヴァンゲリオン』碇司令がモテたのと同じ理由か。

 パパ開発の新型ファフナーを同化して行ったのは、どっかの島の中枢部にいて、少年→青年へと変態を遂げたフェストゥム?
 大事な機体が同化されたからといって絶望の大笑いをカマし、逃げるタイミングを逸さなくてもイイのに、パパ。アホだなあ。
また作れば良いのでは?もう素材がない?

 今回は、キャラクターをまとめて殺す殺す。
まさか!と思うキャラまで一気に始末してしまった。
 死亡フラグが立ち過ぎだった道生はともかく、一騎に代わり、彼の事を覚えて い続ける、と言った真矢の方が やられたのは意外。
カノン、というヒロイン交代候補が出ているとはいえ…彼女は最後まで生き残るものと。
 いや、まだ死んだとは限らない…か?予告に後ろ姿が出ていたような気がするし。
 敵の放つ黒い力場が、「範囲内の物を消滅させる攻撃」ではなく、「離れた場所にいるフェストゥム母体に対象を転送、同化するためのもの」だとすれば、今後の人類 対フェストゥムの折衝によっては「死」と違う扱いになってくるかも知れない。

 あんまり守るべき価値ある対象を殺しすぎると、作品ラストが冷たい感触の物になってしまうような。
敵が人間でない事から、戦いは このように虚しい、とするテーマを描くための物語ではないのだろうし。

 とにかく、今週もテンション高い内容。
 始まったばかりの時には「ダメアニメ筆頭」みたいに思っていた この作品に、30分間、こんなにも見入ってしまうようになるとは、予想も出来なかった事。



『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』09.「驕れる牙」

 連合の若き野心家ロード・ジブリールは、膝に猫を抱くという『007』スペクター首領のような伝統的悪役スタイルを取っているので、どれほど恐ろしい相手かと思えば、ポカーンとしてしまうほど短絡思考のアホ。
 まあ、大馬鹿アズラエルの後継者な訳だから、あんまり賢いのも変だけど。

 プラント落下による地球上大被害から何日が経過したんだろ?
市井の人々がまず望むのは救護と復旧の活動なはずで、戦争 起こすのは後回しだと思うが。
 情報の管制により、今にも次のプラント落としをザフトが起こしかねないように不安感を煽れば、あるいは…
でも、それならそれで、そういう状況を理解させる描写が必要。
 地球上をオーブに向けて航行するミネルバに対し、以前は中立的であったはずの人々からさえ怒りの声がぶつけられ、補給を拒否され、シン達は肌で不穏な空気を感じ取っていく……というような所から徐々に開戦に持って行ければ良かったが。
 「理不尽に死を迎えさせられた者達に寄せる、生き残った者の思い」という事で、ナチュラルの怒りを ただ非難できないシン、とすれば、彼に主人公らしい葛藤を設定できたろうし。

 ガンダム強奪→追撃戦、ここいらまでは問題ない。
しかし、続けて突然のプラント落とし→連合による発作的核攻撃、まで行くと、「イベント山盛りで楽しい」よりも「そんな無茶な」という感想の方が強くなってしまう。
 実際、アニメなんだし、自然な展開とか納得できるキャラクターのリアクションとか、そういった「ドラマ」に必要なモノを放り出してしまえば いくらでもイベントの設定は出来る。
 次回、核攻撃に怒ったザフトがプラント数機を落下させての地上攻撃を敢行、対して連合は ようやく完成した巨大光線兵器(特に伏線はない)により完全迎撃、勢いに乗ってプラントへの照射・破壊を開始するが、ミネルバ決死の攻撃により兵器は破壊される。更に怒ったザフトはオゾン層の破壊によるナチュラル抹殺を目論見、連合は無数の小惑星にロケットを取り付け超高速弾頭とした攻撃方法でプラント破壊を……
以下、延々続ける事も可能。
 ただ、視聴者に呆れられる危険性は濃厚。

 かといって、今後、連合 対ザフトの戦いを普通に地味に展開していったら、「またプラント落とせばいいのに」「一斉じゃなく、波状攻撃でプラントを核攻撃すれば決着が付くのでは?」と、視聴者に思われてしまうだろう。
 最初から派手なイベント、起こしすぎ。
「モビルスーツ制作中のサイド7を偵察するため、移動要塞・ア・バオア・クーが出向いて来、ジオングが出撃した」ぐらい飛ばしすぎ。
 イベントがインフレを起こしてしまった。
この後、整合性をもって続けるのはシンドそうだなあ…

 相変わらず馬鹿の連合・ブルーコスモスに対し、トップが理性派に交代したザフト・デュランダル議長、という図式で見せていくつもり?
ザフトが本当に理性的かどうかは、次回の対応に寄るか。
 前作前半を思わせる、ネジが一本抜けたようなラクス(その時点までの人格コピーしか持たないクローン?)が、絶対的優勢を誇るザフト側の問題点になっていく?



 倒れるように寝て、ようやく少し回復。
うー疲れた。

 というような酷い状況のうちに、気が付けば四百万回の ご来訪を頂いておりました。
ありがとうございます!
 何度も書きましたが、飽きっぽくて普通の日記でも三日以上は書いた事のない自分が、こんなにも長い間HPとウダウダした日記を維持してこられたのは全て、叱咤激励・ご指導ご鞭撻を頂けます皆様のお陰。
 感謝しつつ、これからもウダウダとグダグダと御託を並べて参りたいと思っております。
 宜しければ皆様が飽きるまでの間、お付き合いを、お願い致します。


2004年12月10日 金曜日

 えー、そういう訳で恒例の年末進行がやって参りました。
月曜日ぐらいまで更新は不定期に、更にその後も安定せず、クリスマスぐらいまで行く予定です。
…もっと早く仕事が終わってくれれば、それに越した事はないのですが。
 『Mr.インクレディブル』ぐらいは見たいですけど、どうなる事か。

 ああ、実写版『鉄人28号』の予告編が公開されてますね。
今時、ゲームのOPムービーどころか、ヘタすると本編ゲーム内容よりも劣るCGは無いんじゃないかと。
 デザインが単純な鉄人を、迫力を持って見せるには、色彩やレイアウト、動作の重量感や周辺のギミックなんかに細心の注意を払う事が必要。
ただポンと置いただけでは、どうしたって安っぽくなります。
 あとは、ストーリーで いかに盛り上げてくれるか、に掛かってくるかな。


2004年12月8日 水曜日

 レンタルで映画『CASSHERN』を見る。
 監督、紀里谷和明。

 公開時、聞いていた評価そのまま。
画面は綺麗だけどストーリーはペケ。
アクションシーンは予告で見られたアレだけ。

 前半、アンドロ軍団(?)部隊 対キャシャーンの肉弾バトル、辺りまでは何とか見ていられたが、その後は……
 4回ぐらい、気を失うように寝てしまった。
目が覚めた時も、眠る前と大して画面が変わってなかったから、意識を無くしていた時間は数十秒から数分、という所だと思う。
だと思うけど、それでも寝ていた事には変わりなく、その間に重要な事項の描写や説明が成されていた可能性もある訳で、確かな感想には成り得ない。
 ……かといって、巻き戻して もう一回同じ所を見たいかというと、すいませんもう勘弁して下さい熟睡しそうです状態だったので、的はずれな感想になってても、まあいいや。

 と、思ってしまうぐらい、ダルい映画。
とにかくもう、後半に到って くどいぐらい何度も何度もテーマを口にし、ウダウダウダウダしているのが耐えられなくて。
 この程度のアプローチで、この程度の深さのテーマを伝えたいんだったら、映画館の廊下に(あるいはDVDの映像特典として)監督の直筆で相田みつをのごとく「にんげんだもの」とか「せんそうはいけないもの」とか文字にして書いて伝えれば、それで良かったんじゃなかろうか(ああ、コレなんかテーマに近くない?)。
 大丈夫、それはきちんと読んで10秒ぐらいは書かれた事に対して思いを巡らすと、優しい観客は約束してくれるだろうから、要らない考えは全部抜いて「面白い映画」を撮って欲しかったなあ。

 映画の疑問点への考察は、こちらのサイト(映画「キャシャーン」良くある質問と答え)で非常に詳細にしてある。
 残念ながら、疑問が解明されたとしても、映画の評価が上がる訳ではないけど…

 ブライ達がヨロヨロ歩いて、たまたま辿り着いた、巨大で無人で、しかも嬉しい事に地下には手つかずの戦闘ロボット軍団とその製造工場が残されていた、城。
 要するにココは、「監督が」映画世界にポンと置いた城、な訳だよね。
整合性もヘッタクレもあったモンじゃない。
「神が『ロボット製造工場付きの無人城あれ』と言われると、その通りの城がそこに現れた」
であって、観客の理解や生理など知った事じゃねえ、という作り方。
 だから、もうここで、この映画にまともな内容を期待しても無駄だなあ、と思い至る。
 上記考察サイトでもココの解釈には苦労している様子。
ノベライズ版では、城に置き手紙があって そこには、
「この城にある力をもって世界を守るもよし、滅ぼすもよし、全ては~とその御使いのおぼしめしである」
と書かれていたらしい。
 ……そのままだなあ。
 どことなく『マジンガーZ』で、兜十蔵博士がマジンガーを渡す時のセリフ、「神にも悪魔にもなれる」風。
ああ、そうすると あの城のロボット群は、Dr.ヘルが辿り着いたバードス島の機械獣軍団がモチーフ?(笑)

 もうちょっと…
ブライ達は驚異的な戦闘能力を有していたのだから、まずは亜細亜連邦国内の兵器製造工場の一つを制圧し、自らが設計するロボット軍団を製造、そこを拠点に人類弾圧を進めていく、という進め方で良かったのでは。

 ブライ達は、哀れではあったのだろうが感情移入の対象にはならず、かといって憎しみの対象にもならない。
それは鉄也も同じ事で、良い方にも悪い方にも魅力が感じられないまま終わってしまった。
 映像は美しく、時々ハッとさせられるカメラワークがあり、中盤のロボットバトルは(予告でほとんど見ていたとはいえ)迫力あるもの。
 それだけ。

 この映画が『キャシャーン』と名乗る必要は、どこら辺りにあったのだろう?
『新造人間ブライ』でも『TETUYA』でも、何でも良かったような。
そしたらタツノコに版権料払わなくて済んだのに…でも集客に悪影響が出たかも知れないか。
 いや、『新造映画監督&宇多田ヒカルの旦那・KIRIYA』というタイトルなら、結構 訴求力があったかも知れないぞ!
…そんなイジワル言う事もないか。

 人生で、二度 見る必要は感じないな。


2004年12月7日 火曜日

『蒼穹のファフナー』22.「守護〜ちから〜」

 色々な事態が一斉に進行し、キャラクターの感情も激動しているため、一度見ただけでは細部まで掴めているのかどうか、自信がない。
決戦に向かうドラマ運びや、咲良を失った衝撃など、大まかな所は問題なく分かるんだけど。

 乙姫は、血縁的に総士の「妹」…に近い?けども、肉体組成や内面的には とてもじゃないが「妹」なんていうモノじゃない訳ね。
それでも、人とフェストゥムの間を繋ぐ存在になろうとする乙姫の心が…ええと、正直 全部は理解しきれないんだけど、健気なような気はする。
 いや、もしかして割に非・人間的か?
 んー、やっぱりシリーズ全部見終わってから、またこの辺りを見返してみたい気分。

 フラグが過剰な程 立ちまくっていた衛、やっぱり死亡(多分)。
 お父ちゃんが描いていた漫画『ゴウバイン』を、死に至る盛り上げに もっと使ってくるかと思ったけど、意外にあっさり。
 まだ、最高の読者を失った お父ちゃんのリアクションで、ひと盛り上がり演出は出来るか。
泣きながら連載の最終回を描くとか。
……「作者の都合により、『ゴウバイン』は終了させて頂きます。長い間応援して下さいまして、ありがとうございました」で、プッツリ終わりって可能性も。

 言ってはイケナイ事だろうが、危機一髪でのエントリー・プラグ強制排出、親友が乗っていたはずの破損したエントリー・プラグを見て驚愕の目の表情で次回に続く終わり方。
どう見ても……「アレ」。
 ギリギリで飛び出したコックピット部分で一瞬ほっとさせておいて、それが捻れて地面に転がるシーンでゾワッとさせる、ここいらの持って行きようが実に巧かっただけに、「似てるなあ」という感想で終わってしまうのが残念。


2004年12月6日 月曜日

『げんしけん』09.「特殊閉鎖状況下における説明義務の有無について」

 咲と部室で二人きりになり、無駄に意識をして馬鹿行動を乱発してしまう斑目。
 しかし、毎度思うけど、斑目って小心者で、穏健な性格の、付き合いやすそうな奴だなあ。
顔からすると、もっと自己中心的で、相手の感情など意に介さない人間であって不思議無いと思うが(偏見)。
 高校時代、クラスメート女子に投げかけた不用意な一言が原因で、頬を張られ、以降 無視を決め込まれたトラウマが尾を引いてるのが、可哀想で可哀想で。
あのぐらいの時代は、大抵の男は女子に対して、無神経だったり、「無神経でなければならない」と思い込んでしまう程 変に神経質であったりするモノで、泣けてくるぐらいリアリティーを感じる。

 部室でウダウダやらず、「そんじゃ今日は俺、帰るわ」と言い残して さっさと出ていけば良かったのに。
あるいは、他の野郎共が来るまで学食で時間を潰すとか。
 一人で部室にいる女性に対し、そういう応対も出来ないまでにトラウマが深く、神経質であったのか。
 可哀想で可哀想で。
笑うより泣けてくる(;´д⊂)。

 予告のトーク。
 新宿の談話室・滝沢は、時々使うけども、「聖地」だったのか。
むう、確かに、そこココでアニメ関係者、漫画関係者、ゲーム関係者らしいのが打ち合わせを繰り広げたりしており、客層に占めるオタク業界者率は結構高いのかも知れないが。
 でも、紅茶は余り美味しくない。
 「一応はお茶らしきモノも飲める、打ち合わせのためのスペースを一人1000円で貸している店」という感じ。



『仮面ライダー剣』43.

 今回は、かなり無茶な…
今更 ニセ物の話?
しかも全員、ロクな話し合いもしないまま仲間割れバトルに突入しちゃうし。
 取りあえず様々な試練を乗り越えて、ライダー達は居る、と思うのに、こんなアホな策略にアッサリ引っかかってしまうとは。
なんかこう、フリーザまで倒した悟空が、その後 ピラフの配下に苦戦する、みたいな居心地の悪さ。
 策士然として構えているモロボシ・ダン(笑)が考えてる事って、この程度?
いや、確かに有効な作戦だったようだけど。
 やってる事はコメディー並だと思うが、シリアスな事態にしたいようで、どうも どう受け取って良いのか分からない。

 ダンこと天王路って、ええと、ボードのエライ人だったんだよね?
 彼の計画に、仮面ライダーになったままの剣崎達の力、あるいは命が必要なのでなければ、「ボードを再建しますので、君らが無断持ち出ししてるベルト、返してくれない?返さないと警察沙汰よん」と言えば、「計略を使って倒す」作業は不要なような。
 まあ、それじゃ盛り上がらないんだけど。



『うた∽かた』10.「死生の再会」

 ようやく事態の真相を語ってくれる人が現れた、と思う間もなく、ルール違反だとかいう事で石化・退場。
凄い拍子抜け加減。
 僅かに明らかになったのは、一夏の両親が子供を授かるに至った経緯と、舞夏に対して取っている妙に物分かりの良い態度の理由だけ。

 う〜〜〜ん、とにかく視聴者にストレスを強いる作品。
全てはシリーズ・クライマックスに待っているはずの、「謎の解明」に向けられている。
 だから、面白いも つまらないも、どれだけガツーンと来るような真相が用意されているか、に大きく掛かってしまう。
 その辺が明かされるまで、この作品への感想は お休みに。



『ToHeart Remember my memories』09.「すれ違う心」

 リーフ関係に かなり薄い自分でも分かる程に、楽屋ネタがポチポチ入った お話。
お遊びの回だったら構わないんだけど、今回はシリアスな展開だったはずで……

 温泉町で繰り広げられる、凄まじく「偶然」な幾度もの再会。
…「運命で惹かれ合う二人」を表現したかった?
 別に舞台を変えなくても良かったような。
いつもの街でも同じような話が、今回よりは無理なく展開できそうで。
 実現が難しいのは、大浴場の垣根越しに裸で会話するシーンぐらいか。
しかし、ここは強引に実現する意味合いに疑問が。
お湯で あかりの体を隠しきっているため、サービスとしても機能してないし。

 黒あかり、発動。
いや、くどいけど こんなの現実の女性の恐ろしさ(失礼)に比べたら、全然問題なく可愛い事を言ってるだけなんだけど。
 「男が夢見る理想的幼なじみ」として設定され行動している あかりがやると、結構インパクト。
 男女の関係を綺麗事だけで済まさない、それは構わないが、そういう嫌なモノを見せられた末にしか辿り着けない、価値のあるクライマックスとエンディングを用意してくれてるんだろうか?

 あと、その回のドラマ最後に被せて主題歌を流す演出。
たまに、なら良いけど、かなり毎回なので、有難味(曲により醸し出される感動)が薄くなって来ている。
 ここぞ!という時に使って欲しいな。


2004年12月5日 日曜日

 ニンテンドーDSを購入。
ヨメが、HTML版、アドバンス版とゲーム『ZOO KEEPER』にハマっており、進化しているらしいDSのバージョンもやりたい、と言うので、本来は もうちょっとソフトが出揃ってからにしたい所なんだけど、それだけのために。

 ハードは、意外にずっしりとした手応え。
 二画面あるのは面白いと思うけど、各画面が小さいのはマイナス。
 ゲームに新しいアイディアが入れられそうではあるが、逆に、アイディアが薄いゲームだと「このハードでは買わない方がいい」扱いになりそう。
当然ながら、ソフト次第、だな。
 タッチセンサーが、付属のペンだけじゃなくて、パソコンのタブレットペンや自分の指先でも普通に反応するのは、やりやすくて良いかも。
 もっと、『ワリオ』とか『君のためなら』とか買ってみようか。

 ハード組み込み、標準でワイヤレスチャット機能が付いており、そこそこ遠くの人とも話が出来るらしい。
…とは言っても、近所に持ってる人が居ないのか、ウチでは誰とも繋がらないが。
 コミケに持って行こうかなあ。
あの場で、誰かとチャットなんかしているヒマがあるのかどうかはともかく。



『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』08.「ジャンクション」

 オーブへと帰国したカガリが、「皆の尊敬を集める存在」ではなく、政治的実権を握る人間からは「お飾り」の如く扱われているのに、納得。
そりゃまあ、こんな外見・内面共に「ガキ」な女の子に政治的采配を振るわれて、嬉しい大人など居ようはずもなく。
本心では、「帰って来なくても良かったのに」ぐらいかも。

 しかし再建オーブには中心核が必要であり、前代表の娘、というのは お誂(あつら)え向き。
アクシズにとってのミネバみたいなモノか。
 もっと幼い、あるいは政治に関心が無く万事「良きに計らえ」であってくれれば、政治家達に取り理想的「お飾り」だったろうが。
 それでも彼女をモノにすれば権力のイスは約束される訳で、狙う禿鷹もいる。
素早く(遅い?)指輪を渡して対抗するアスランは、ラクスに逃げられた失敗で懲りていた?
 ヤサ男に肩を抱かれ連れて行かれるカガリ、それを見送るアスランを、好奇、あるいは同情で見つめる艦長と副艦長の視線が何とも。
デュランダル議長と身分差の関係がある艦長には、ヒトゴトじゃなかったという事かな?もしかして彼女に好意を抱いている副艦長も(マリューに見とれてたし、こちらは ただの女好き?)。

 酷い目にあった地球が、やり場のない哀しみに、方向性を与えられる事でザフトへの怒りを爆発させるのは、分からないでもない。
マスコミなどを通じ、民衆の意識を煽動するのがブルー・コスモスの手のモノであれば、なお。
 ただ……多少なりとも冷静に事態に対面できる政治家や軍人、民間人の描写も欲しかった所ではある。
余り簡単に戦争に向かわせすぎると、世界観が薄くなってしまうので。
 「グダグダやってないで早く戦争してロボットバトル見せろ!」って意見も そりゃそうだから、バランスが難しいけど。

 新旧艦長と、新旧パイロットの対面。
ただ、マリューは(前作も最初はそうだったけど)整備員にしか見えず、キラもパイロットである自己主張はなかったが。
 カガリに対してさえ アレ程なんだから、キラが自分の家族を殺した戦闘に参加していた(犯人候補筆頭?)と知ったら、シンは どーなるんだか。
相変わらず影が薄いシンをキャラとして立たせられるかどうかは、そこでの反応に掛かっている。

 不満・不安な所も増えてきたが、まだ後フォロー次第では挽回可能だと思う。
かなりスケジュールが遅れてる、とか耳にするけども……



 頭痛が酷かったので、薬飲んで早めに就寝。
自分にとって「早めに」とは、何しろ生活時間が不規則なので、「前回 目が覚めてから余り時間をおかない内に」という意味になる。

 金曜日、毛羽毛ダンナ不在の隙を狙って(顔合わすと子供の自慢が長そうで悔しいから)、ヨメと 毛羽毛家第一子を見に外出した、その時 人混みに身を晒した事で、どうも風邪のウィルスを貰ってしまったらしい。
 いや、しかし首の据わっていない子供を抱き上げるのは緊張。
側で騒ごうがベビーベッド揺らそうがヘタな抱き上げ方しようが、全く気にせず すうすうと眠り続ける強い子良い子で結構でした。

 頭痛は、よく寝たのが良かったのか、起きたら全快していた。
この忙しい年末に風邪なんかで数日潰れたら色々なモノがアウト!になる。
 早い回復は有り難い。


2004年12月4日 土曜日

『舞-HiME』10.『ケーキ大作戦 !!!』

 実に強引かつ馬鹿馬鹿しいノリで、レギュラーキャラクター総登場によるケーキ作り対決が行われた。
ほとんどメインのストーリーには影響しないエピソードで、こういう話を入れられるとは、随分と余裕を取ってシリーズ構成してあるんだなあ。

 「カタブツでコワモテな普段の姿とのギャップで笑いを取る担当」になってしまった なつきが、料理 全然ダメなのは、まあ予想通りとしても、奈緒までダメダメとは…
いや、現代の女の子であれば、料理なんか親に任せっきりで当然か。
それに、食べるだけならプロ級の命を加えて、このチームはすっかり再起不能。
 口ばかりでリーダーシップを取りたがる珠洲城 遥と、面倒だからか彼女に任せっきりの生徒会長チームもまた、上手く行くはず無し。
 料理上手の舞衣、機械的に正確なレシピを正確に再現する深優……邪魔な詩帆はともかく…更に絶対無敵メイドを加えた このチームが、最も美味しいケーキを作れる可能性が高かったのだろう。
 結局は、オーファンの乱入で全員分 台無しにされてしまう訳だけど。

 とにかく全員のキャラクターが立っているため、こんなアホみたいなストーリー(誉め言葉)でも、全然問題なく やたら楽しく見ていられる。
やっぱり、キャラクターこそが作品の命。
 アホみたいな、とか書いたけども、対決と並行して巧海がケーキを作る様子を描いてハッピーなラストに繋げる伏線とし、ついでにルームメイト・晶の正体を明かす(実は女の子だった、でもいいんだけど、美少年同士の妖しい友情の方が女性視聴者は大喜びだったろうに。健全・男性向けだなあ)手際の良さ。
黒幕(?)に潜むアリッサまでチラリと見せ、一話見た充実感を演出する工夫には感心。

 最高の番外編だった。
もう本筋は忘れちゃって、ずっとこのまま馬鹿話やってくれてもイイなあ。
 でも、消えたままの あかねの処遇など、放りっぱなしにする訳にもいくまいが。


2004年12月3日 金曜日

『ToHeart Remember my memories』08.「ロボットの夢」

 マルチの前身、HMX-11が登場。
開発の歴史が見えてくるのは面白い、けど…
 まるで違う仕様で作られていたタイプとはいえ、余りにも人間人間してい過ぎ。
こういうロボットの魅力は、決して人間ではあり得ない「限界」が見える所にあって、無制限に人間化させてしまうと、ならでは、の良さが無くなってしまう。
「流暢な標準語を喋り、カルチャー・ギャップを持たない留学生キャラ」みたいなモノで。
 ゲーム版の製作者は、マルチを決して「ただの人間」にせず、しかし「単なる機械」には留めないよう描く、この辺のサジ加減が天才的に巧かったのだが。

 フィール変調の理由を、開発者が機体に込めた強すぎる想いや、消されたはずなのにプログラムに残っていた「母親」への気持ち、など、まだしも理解しやすい部分に求めるならともかく、「霊」にまでなってしまうと、やっぱりロボット、という科学的な存在の面白さと相殺されがち。
 強くメンタルな方向に傾かせるのなら いっそ、開発者女性は実は主任の事が好きで、言えなかった それを心残りとして化けて出た、ぐらいまで すっ飛んだ方が。
 ロボット達のために出来る限りの事をしてやりたい、と考え始める浩之の気持ちに繋げるにも、ちょっと強引さを感じてしまう。
 「母」を失った哀しさ、期待に応えられない辛さ、など、「負」の、目覚めて幸せかどうか分からないベクトルの感情を生じさせる要因は設定してあった訳で、もっとそこに絞り込んだドラマを見せて欲しかった所。

 あかりの暗黒面がチラチラと。
暗黒、ったって、リアル女性の恐ろしさ(失礼)に比べれば、まだ全然 可愛いモノだけど。
 ここいらは彫り込み始めると、シンドイ話になりそう。
ドラマを盛り上げるのに必要な事だとは思うんだけど。


2004年12月2日 木曜日

『KURAU Phantom Memory』22.「闇に瞬く」

 ダークだし、鬱気味でありながら、割に淡々としており、嫌にならずに見続ける事が出来るのは不思議。
キャラクターへの、そして視聴者への「追い込み」が まだ甘い、とも言えるのかな。
 クラウ…は まあ主人公としてプレーンな性格だから ともかく( ^_^ )、クリスマスが可愛く、アヤカが美味しい所を持って行くポジションに移り、ダグはなかなかイイ男、などなど、キャラクターが生き生きとしており、作品への求心力は高い。

 スティーブン・キングの小説『ファイアスターター』のように、あるいはディーン・R. クーンツの いくつもの小説のように、特殊な力を持った者が恐ろしい組織に追い回されるパターン。
 クライマックスに向けて決着をどう付けるのか、だけど、アヤカも味方側に来た事だし、もしかしたらエライ立場の爺さんを一人片付けたら、割とあっさり収束してしまう話なのかな?


2004年12月1日 水曜日

 プロバイダー側で自分のメール設定がいじれるようになったので、うざったい広告やら迷惑メールの類を受信拒否にする。
一ヶ月前ぐらいからかな。
 そうした所、友人や編集さんから電話をもらい、メールで送った連絡事項については どうなったのか?と何度か聞かれるようになった。
そんなの受け取ってないのに。

 確かに要らないメールは無くなったのだが、何故だか、受け取りたい普通のメールも弾いてしまってたらしい。
おかしい……そういう設定にはなってないはずなんだけど……

 …という訳で、ここ一ヶ月程の間にメールを下さった方、すみません受け取れていない可能性があります。
拒否設定をオフにしましたので、宜しければ再送して頂けますと助かります。
 ご迷惑おかけします…ううう。



『蒼穹のファフナー』21.「咲良〜みらい〜」

 パイロットが充実し、有効な戦闘が展開できるようになった一騎達。
皆で銭湯に入ってゴウバインお面で遊んだり、お目出度い妊娠が発覚したりと、ほのぼのとした日常模様。
 …で、油断させておいて、クライマックスへ向けての準備は着々と進む。

 自分の読む漫画『ゴウバイン』を描いていたのが父親だと知る(やっぱり、ほとんどの漫画はアーカイブからか)衛。
出撃前にゴウバイン面を預けた時点で、死亡フラグが立った…と思ったが、具体的には描きもせず直後の戦闘は終了。意外。

 告白する剣司、それを嬉しく受け入れる咲良。
この二人も危なかったけど、別離は意外にも戦いにはよらず、咲良の内面に起きた変容、フェストゥム要素侵攻で心が消えていく事によって起こる。
 真矢母の研究が行われている、という事で、もしかして無しになるのか?と予想したけれども、ずーっと引いてきた伏線を活かし、「パイロットであり続ける事の、死 以外の巨大なデメリット」を見せていく事にしたらしい。

 ここしばらく人間関係を細かく積み上げられていたので、そのピラミッドの一角が崩れた時の、負の連鎖反応を予想できてしまう。
 最終的に どの辺りに着地するつもりなのか、期待と不安でドキドキ。
 必ずしも「フェストゥムは敵」と言い切れなくなってきたので、フェストゥムが融合する事で人類が新しい段階に入る(「あなたは、私と一つになって、ここに居ます」)とか、そういうSF的な感じかな?
いや、そういうのはもう古いか(笑)。


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