ときどき日記 2010/10


2010年10月30日 土曜日

 首藤剛志さん、野沢那智さんが亡くなったことを知る。
 脚本家として、声優として、もの凄く巨大な人達で、何というか、言葉もない。
ドタバタの極みにあるというのに、仕事しようにも手が動かなくなってしまった。

 ありがとうございました。
 ご冥福をお祈りいたします。


2010年10月28日 木曜日

 娘の世話、世話、世話。
そして仕事、仕事。
 一家順繰りに風邪を罹患し、娘を病院に連れて行ったりと、もう息つく暇なくドタバタの連続。
 アニメもレコーダーに録ったまま、なかなか消化できない騒ぎ。
 来週まで、何をする時間も無いです。


2010年10月25日 月曜日

『えむえむっ!』03.「君のためのドッグファイト」

 Mで、女の子から精神的・肉体的な暴力を受けることにより快感を得てしまう主人公…って、際立ったキャラクター性だけれども恐ろしく使い辛そうな設定だなあ、と思っていた。
 が、この三話目で納得。

 なるほど、救いようがないほどのM性質は、女の子に対し決して自分から暴力を振るわない事へと繋がり、過去に男から受けた暴行から生じた心理的外傷に苦しむ女の子にとっては、唯一安心して過ごせる相手になり得る。
 男から(それがどう見ても美少女であってさえ)暴力を受けることでは全く快楽を得られない、という設定は、今回登場した非道な男から加えられる打撃に正しくダメージとフラストレーションを感じさせてくれ、逆転への期待に変わる。
 あれだけ強烈なパンチを食らってもまだ立ち上がれたのは、精神的な強さもあろうが、常時受け続けている肉体的暴力により知らず知らず耐性が付いて・体が強化されていたから…?

 主人公がM属性に染まってしまったのは、家庭環境が原因か。
 親から暴力を受け続けて育った子供は やがて自分の子供に対し同じ事をしてしまう…場合もある、というのと同様、イジメて(まあ、構って)欲しがる母親と妹が居る環境で育った主人公は、やがて自身もイジメて欲しがるように……いやそんなアホな。
 そういえばこの家庭、父親はどうなってるんだっけ。


2010年10月24日 日曜日

『Panty & Stocking with Garterbelt』03.「キャットファイト・クラブ」「パルプ・アディクション」

 一話目から変わらず、勢いだけで突っ走る、内容のないアニメ。
 と言っても貶している訳ではなく、そう受け取ってもらう事を狙って作られている作品だと思うので、正しい感想じゃなかろうか。
 日本人は、基本的に真面目であるせいか、馬鹿馬鹿しい・下らない・意味がないだけの お話を作るのは苦手で、その方向で徹底しようとしても ついテーマっぽい事を語ったり感動で落としたりしてしまう。
 客にしたって、後に全く何も残らないモノのために お金や時間を費やすのは余り嬉しくない…と感じる人が多いだろう。
 そういった生理や商売を犠牲にして、姿勢を貫き続けるのは凄いエネルギーだと思う。
 ただ……だから面白いかと言われると、一般的日本オヤジ視聴者としては難しい所なんだけど。

 今回後半、シモネタに聞こえる言葉と見える画面ばかりで一話構成してしまう、このパワーに感心。
樋口真嗣のコンテが軽快で、つい何度も「くだらねー」と声に出してしまうアホな仕上がり(誉め言葉)だった。


2010年10月21日 木曜日

 娘の世話と仕事と娘の世話と娘の世話で、一日があっという間に終わる。

 抱っこ紐で娘を抱えて歩いていると、商店の店員さんや通りすがりの人から非常に良く話しかけられる。
何しろ人付き合いなんて まるでしてこなかった人間であるため、戸惑ってしまう…だいぶ慣れたけど。
 先日も、オジサンというより爺ちゃんと道で擦れ違った際、後ろから その人に「ああ、ちょっと!」と大きな声で呼び止められる。
爺ちゃん「男の子女の子?」
自分「あ……えーと、女の子です」
爺ちゃん「何歳?」
自分「十ヶ月目で…」
爺ちゃん「元気?」
自分「はあ、おかげ様で何とか…」
爺ちゃん「良かった、良かったねえ、じゃ!」あとは振り返りもせず颯爽と歩き去る。
 うーんと、確かご近所の方じゃなかったと思うんだけど、エラくフレンドリーだなあ。
 いや、これが人らしいコミュニケーションというモノか。

 ただ、あの、また違う日、ベビーカーで店の前に立ち止まり、ヨメの買い物待ちをしている時、四十歳ぐらいか…の痩せた女性が、コチラに声も掛けずイキナリしゃがみ込んで、娘の手をグッと握りブラブラと揺すりながら「ちっちゃい手ね〜(小さい声)ちっちゃい手ね(少し大きな声)」と言った事があり……失礼ながら少々の不安を感じてしまう。
知らない女性に子供の足を折られたとか、そういう事件もあったことだし。
 過剰反応だとは思うんだけど、せめて「触ってもいいですか?」とでも言っておいてくれれば、少しは警戒が緩められるのに。


2010年10月18日 月曜日

『FORTUNE ARTERIAL 赤い約束』01.「渡り鳥」02.「始業式」

 原作ゲーム未プレイ。
 転校から物語を初め、要領よくヒロインキャラクターを紹介していく、ごく普通の萌え作品かと思えば、一話ラストで吸血鬼物?だという実体が明らかに。
 …と思ったけど、二話目では衝撃の光景を目撃したことについて「それはそれとして」ぐらいの扱いになっており、拍子抜け。

 女の子達を印象づけ、魅力を彫り込んでいくのがまず第一、だけれども、「よくあるハーレムアニメ」では「ない」事を早く示したい気持ちもあり、こういう構成になったのかな。
 吸血行為の実体へと迫っていく物語の周りにヒロインを配置し、捜査への協力・妨害・無関心といった態度を付加することで個性をより明らかにする方法もあったかと思うけど、基本的にコミカルな内容みたいだし、ここばかり追求するのも宜しくはないか。

 一通りのヒロイン・バリエーションは揃っているし、別にドコも悪くないが、個人的に大きく引かれる部分は無く、視聴継続の意欲は弱め。
 もう一話見てから。


2010年10月17日 日曜日

『百花繚乱 サムライガールズ』01.「はじめての忠」02.「裸体転生」

 一話冒頭のイメージから、戦術美少女兵器により敗戦の歴史が変わった現在を舞台にした物語になるのかと思えば、その辺を詰めて考えてある訳でもない…のかな。
 劇中で見る限り、少女達の戦力は「超兵器」というレベルには達していないし。

 日本を襲う外敵と戦う少女チームを描く『ストライクウィッチーズ』チックな『ストライクサムライガールズ』を予想したけど、違う。
架空の世界を設定した美少女オンリー版『戦国BASARA』(これも架空世界の話だけど)、少女達が男の子と契約(関係)を結んで力を得ていくのだろう形式からは『セキレイ』らしくもある。
 強烈なオリジナリティーには乏しいが、それは、安心して見られる作品構造だとも言えるか。
 そうなると、登場少女達のキャラクターが全て。
チビでツンデレで釘宮理恵な真田幸村は、お約束の集合体として可愛い。

 真面目にバトル物をやる気…ではなく、二話目からは早くもグズグズの馴れ合いに。
脱力っぷりが凄くて、ちょっと笑ってしまう。
 悪くはないけれど、前述した通り既にどこかで見たような内容のため、構えず気楽に視聴しつつ、他アニメとの兼ね合いで負担になってきたらそこまでとしたい。


2010年10月14日 木曜日

『そらのおとしものf(フォルテ)』01.「キミも脱げ! 帰ってきた全裸王」02.「驚愕! 天使は(キョニュウ)だった」

 原作未読。
 第二期の開幕。
一期はどうなって終わったのか、細かいところは憶えていなかったんだけど、レギュラーキャラの個性や立ち位置を軽くおさらいし、極端に言えば「ここから見始めてもオッケー」ぐらいライトな導入部にする事で、視聴者に負担を感じさせない。

 「夢」を用いて、キャラの基本的(根源的?)願望を見せていくのが上手い。
 ツッコミ役であるマトモな そはらが、少々異常な主人公に惹かれているのは不思議だったけど、心の奥底を見れば、ああ、割れ鍋に綴じ蓋というか似たもの同士って感じなのね。
願望を知られまいと狂乱し、主人公に大暴行を加え続ける そはらに、大笑い。

 第二話。
 さすがに第一話のOPは、その回限りの特別仕様か。
アレを毎週見せられたらかなわない、というか、スキップボタンで躊躇わず飛ばすだろうな(^ ^)。
 実にこう何となく、新たなエンジェロイドが登場。
もうちょっと波乱の予感でもあってからなら、実は…というオチがもっと活きたかと思うけど、ゆるい雰囲気がこの作品の魅力でもあり、また良し。
 そういえば、イカロスは「ボーッとしていて常識に欠ける所がある女の子」ではあっても、ドジっ子って訳じゃないのね。
そのポジションを埋めるのが、アストレアか。
 エロ本復活祭りのシュールな画面作りがもの凄く、他のことが全部飛んでしまいそうなインパクトだった。

 バカ乗り健在、作画も良好で、楽しく見続けられそう。
 しかし、ちょっとパンツが見えているだけとかそのぐらいの露出でも、白い光を入れ徹底的に隠そうとしているのは、ちょっとウザったい。
前からそうだっけ?
放送局規制が厳しくなったのか、「これが全部取れます」としてDVD・ブルーレイ販売を促進したいのか。



 娘のハイハイが、著しくスピードアップ&パワーアップ。
力強いストロークで猛進し、親が部屋のドコにいても、気が付くとコチラの足に頭突きを繰り返している。
 それは、寝ながらでもそうみたいで、本能的に?人が居る方向を察知して這い進み、近づいてくる。
 この前、疲れて娘横で仮眠していたら、眠りながら寄ってきたらしい娘がコチラの頭に向けて何の躊躇いもない渾身の頭突きを繰り出してきた。
ええとコレは分かり易い表現だろうか、ガチ〜ンと響く音と共に「鼻の奥の方に変な匂いがする」ほど痛く、さすがに眠れなくなり起きてしまった事が。
 でも、娘は ぐぅぐぅ寝続けているのが不思議。
頑丈な頭蓋骨だなー。

 そのハイハイの途中でぶつけでもしたのだろう、ふと気が付くと、娘の眼窩下側に沿って赤い筋のような腫れが出来ていた。
本人は触られても痛くないみたいだけど…これが何となく「グーで目の辺りを殴った痕」に見えてしまい、幼児虐待に思われるのではないかとかヨメと大騒ぎ。
 いやいや、いくら何でも娘の、しかも幼児の、それも目の辺りを、事もあろうにグーで殴れるのは、ロクデナシとかそういう次元を越えた、ゴッソリ何かが欠けてる親だけだと思う。
 逆に、娘の薄い小さな爪で引っ掻かれ、顔にスッパリ切り傷を作られたり、机の上のボールペンやミリペンを握り込んで蓋を取る技術を娘は身に付けたようで、抱っこしていて手にぐりぐり何か当たると思い見れば、ぐねぐねとナスカの地上絵みたいな刺青を彫り込まれたりしてるというのに。


2010年10月13日 水曜日

『ヨスガノソラ』01.「ハルカナキオク」「ダメモトカイナ」

 原作ゲーム未プレイ。
 田舎、それも久しぶりに帰ってきた郷里の、懐かしさと違和感、多くの新しい出会いと幼馴染み少女、作画・背景を含め丁寧に描くことで醸し出す雰囲気の良さと、僅かに混じる不安が心地良い。
説明ゼリフに寄らず、主人公達の家が診療所だったと理解させる手際なんて、上手いもので。

 妹との近親愛的な関係とか、少女同士の性を匂わせる仲の良さ…
他アニメでも何となく感じさせることはあるが、こんなにハッキリ描くのは珍しい。
 特に主人公と妹の間は、まだギリギリ踏みとどまっているのか既に一線を越えているのか。
 18禁ゲームのアニメ化作品は多いけど、ここまで明確に「そういうこと」を感じさせるものは、ごく少ないだろう。

 エンディングの後の、ディフォルメキャラによるコミカルな寸劇に、???
 オマケなので放送時間は短く、必要あるかなあ?と思ってしまう それ用に作られたものとで、エンディングが二つ連続して流れるような妙な構成に。
 まあ、CDを売るには良い…のか。

 次回への引きが強烈で、見ないではいられない。
 視聴継続。



『えむえむっ!』01.「直滑降ファーストラブっ!」

 原作未読。
 「MM」というタイトルから、「Magic & Monster」とかそういうタイトルでファンタジー物なのかと思えば、「SM」マゾの意だった。
 イジメられても苦にしない、とか、イジメて来る相手(大抵は女の子)を人の善さで包み込んで無害化してしまう主人公は、そんなに珍しくないが、「酷い目に遭わされるのが心底大好き」ってのは異色。

 こういうキャラを中心にしては、周りを負けず暴走気味な個性の持ち主にしないと、浮いてしまう。
普通なら、主人公が浮き上がるのは悪いことばかりじゃないけど、人によって「気持ち悪い」と感じかねない方向の個性(嗜好)なので、慎重な扱いが必要。
 サドでロリな人助け少女と、正体不明の美少女は、主人公に負けない強烈さがあって、楽しい。
 主人公が好きになる謎の美少女の正体は、意外だった。
こう来るとは…
 主人公の性癖は、潜在意識で相手の正体(性別)を見抜く特殊能力、でもあるのか。
あれだけ可愛かったら、実際の性別がどうであろうと、暴行を加えられて十分陶酔できそうに思うけど。

 作画は良好で、勢いのある演出も楽しい。
 面白くなるかどうかは、特殊性癖の活かし方次第、かな。
 視聴継続。


2010年10月12日 火曜日

『探偵オペラ ミルキィホームズ』01.「屋根裏の入居者」

 やたらコマーシャルを打っているメディアミックス作品の、アニメ。
 曲のプロモーションが耳に残ってしまい、主題歌が「短いわ〜乙女時間〜」じゃないんだ、アレはゲーム版の主題歌?とかいう事を不思議に思ったり。

 内容は、ぬるい探偵物というかアクション物というか学園物。
 大活躍から一転、超能力を失って凋落する主人公達を見せるのは良いけど、復活の兆しを、チームワークや機転、呆れるような運の良さででも示して欲しかったな(超能力復活か新能力の開花は予感させたが)。
第一話時点ではヒロイン達にまだ魅力が弱く、設定にも独自性が薄いため、何を楽しみに第二話を見れば良いのか・見せるつもりなのか、ちょっと分かり辛い。

 深夜枠で放送する意味、あるのかなあ。
普通に女児向け作品フォーマットだと思うのに。
 三話目ぐらいまでは見てみようが、いい歳のオッサンが喜べる部分は少なく、そこまでになりそう。


2010年10月10日 日曜日

『もっとTo LOVEる -とらぶる-』01.「もう一度ここから」「お風呂場戦争」「チクタク チクタク 恋の音」

 原作既読。
 OVA展開があったり、人気のあるシリーズだとは思っていたけど、本誌での連載が とうに終わった今になって第二期があるとは思わなかった。
「スクエア」で再度連載が始まったようだし、根強いなあ。
 原作がまだ完結していないため、今期でも「まだまだ続くけど一段落」ぐらいの終わり方になるんだろう。
リトが誰かを選んで、他の女の子達が僅かでも不幸になる形のエンディングを「見せなければならない」と作者が考えているかどうか、分からないけど。
夢の終わりを突きつけるのは、この作品の本意ではないと思うから。

 第二期は、一話目から全裸(リトも)を晒してみたり お風呂シーンがあったり、サービスが満載…と言っても、殊更構えて、ではなく、普段からこんな調子ではある。
 作画が良くて、女の子達が可愛く、色っぽく、柔らかそうに描けている。
何がこの作品の命なのか、よく考えて頑張っており、言い方が良いか分からないが「商品」としての価値は高い。
 イヤな所が無く、気持ち良く見ていられる、理想的ハーレム物。
作品のテーマに沿った期待を持って見る限り、不満を感じることはないかと。


2010年10月9日 土曜日

『Panty&Stocking with Garterbelt』01.「仁義なき排泄」02.「デスレース2010」

 誰でも見て言うことだろうが、『パワーパフガールズ』の影響下にあると思わせるアニメ。
 制作GAINAXで、監督が今石 洋之という所から、作画の暴走ぶりが凄い作品になっており、『BIRTH』を思い出してしまったりも。
 『パワーパフ』ではそんなに見かけなかった…様な気がするシモネタ全開。
一話からトイレネタだしヒロインは排泄物まみれになるし匂いのキツさに嘔吐するし、エロもグロも満載。
 等身を上げて日本アニメ調になったヒロイン達の色っぽさは、さすが。
突然、世界観を根底から変えてしまう変身には戸惑うけど、まあ細かいことを言う作品じゃないのか。

 テンポアップして見せよう、というのだろうが、視聴者の生理を無視して突っ走る物語やギャグは、滑り気味。
そこいら辺りも『BIRTH』を連想した所以。
 三十分二話構成で、丁度良い。
短く区切りを入れてくれないと、ハイテンションな画面と裏腹に、見ている方はダレてしまいかねず。

 作画や演出のパワフルさが命だと思うけど、どこまで維持できるんだろう。
 色々な意味で興味を持って、視聴継続。



『おとめ妖怪ざくろ』01.「いざ、妖々と」

 原作未読。
 長々としたナレーションとか説明ゼリフに頼らず、人間と妖怪の掛け合いや基本的考え方の提示により、「ここはこういう世界なんだ」が きちんと描けていて凄い。
 人間と妖怪(半妖)により作られた三組のパートナーが、それぞれ早くも上手く行きそうな雰囲気を醸し出しているのは、ハラハラドキドキじゃないけれどイライラせず見られそうで、また良し。
妖怪が苦手な恐がり少尉と、ツンデレ風味・正統派ヒロインの性格を持つ ざくろは、面白くなりそうな取り合わせだなあ。

 少女妖怪達による対妖怪のアクションが、華やかと言うか艶やかと言うか、歌に乗せて美しく展開されるのに見とれる。
こんな見せ方もあったのか、と思う華麗さで、気持ちが良い。
 毎回、こんな感じで行ってくれるのだろうか…恐ろしい強敵相手だと歌ってられない?
 パートナーである人間も、いずれは参戦するのかな。


2010年10月7日 木曜日

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』01.「俺が妹と恋をするわけがない」

 原作未読。
 タイトルの気持ちは、毎日「俺の娘がこんなに可愛いわけがない!」と言っているので良く分かる(バカ親)。

 こういう作品だと、ヒロインの「価値」を示すのがまず大切。
「彼女は大財閥の一人娘で、成績優秀、スポーツ万能、容姿端麗にして性格も良く、全校生徒の憧れだ。お前なんか絶対相手にされないぜ」というような お約束の不自然なセリフは、攻略対象に関する前提条件を要領よく説明するためにある。
 これが無いため、主人公の妹が どういう価値・設定を持つキャラクターなのか、分かり辛い。
 妹は雑誌でモデルをやっているらしいから、その本を持ってきた主人公クラスメートのセリフなどを通せば、この辺は消化できたと思う。

 なのに、「妹は『意外にも』エロゲーなどを大量にプレイしていた」と言われても、それが普段からしてどれぐらい意外で、どれぐらい落差のある事だったのか、よく分からない。
 実の兄が居る未成年女子が、兄妹物のエロゲーをプレイしているのは、現実には確かに驚くべき事なんだろうけど、こういう「萌え」な作品において、妹が兄に淡い恋心を抱いているのは当然というか ごく普通なことなので、特に何とも思えず。
 例えば、こういうタイプのゲーム・アニメで主人公と幼馴染みの少女が出て来た場合、彼女が主人公を何とも思っていない、というケースの方が少ないんじゃなかろうか。
 「この妹は、兄に対して本当に全く好意を持っていない」という「奇異な」設定だったら、少し時間を掛け、ちゃんと伝わるよう(何となくそうらしい、程度では弱い)描く必要があったのでは。

 主人公が今まで妹を どう見ていたかも分からないので、彼女の正体を知って、笑ったり異常に見たりしなかった所でも、彼の気持ちが伝わり辛い。
 兄妹の関係は、これから、回想を交え時間を掛けて細かく描いていくことになるのだろうが、せめて「何かありそう」ぐらいには興味を引く部分を設けないと。
一話目で「どこを大きな魅力として視聴者の気持ちを掴もうとしているのか」ハッキリしないのは拙い。

 作画は良いし、妹相手に「デレ」まで持っていくのかどうか、もう少し見ていたくあり、視聴継続。
 面白くなると良いなあ。



『侵略!イカ娘』01.「侵略しなイカ?」「同胞じゃなイカ?」「最強じゃなイカ?」

 原作未読。
 『ケロロ軍曹』と似て、基本的に人が好く情けない性格をしているが、時折 恐ろしい所を見せないでもない可愛らしげな侵略者が織りなすドタバタ。
 ケロロと比べ科学力やチームワークが無い分、イカ娘による侵略成功の可能性は低そうだなあ。
同種族の総数すら僅か?

 「イカ娘が一人で、どうやって侵略をする気なのか」という当然の疑問が作中でも述べられており、特に計画性はなく、極まった世間(人間世界)知らずのため「何とかなるだろう」ぐらいの気持ちで来ていた事が明らかに。
 イカ人間帝國が侵略のため差し向けた尖兵、とかにしておいた方が後々展開させやすいような…
読みきりで終わるのが丁度良いぐらいのネタ加減に思えてしまう。
 まあ、彼女が知らなかっただけで帝国は存在していても良いし、タコ娘・サメ娘・クジラ娘など同族ライバルキャラを登場させるとか、研究材料として彼女を狙う日本や各国の機関を出してみるとか、食材として狙うイカ焼き屋も加えてみるとか、広げようは無くもない。
 元々「苦しい基本設定」からスタートしていることを逆手にとって、苦しい展開や新設定を笑いに繋げることも出来るか。

 『ハレのちグゥ』『ケメコデラックス!』『ドクロちゃん』の水島 努監督なのが嬉しい。
誰でも料理可能な原作ではないだろうから。
 構えず、気楽に見ていきたい。


2010年10月6日 水曜日

『STAR DRIVER 輝きのタクト』01.「銀河美少年」

 強引で、セリフのみに頼る冒頭部だったため、早くも挫けそうになったけど、脚本を見て納得、榎戸洋司なのね。
なら、説明不足も無理矢理な疾走感も、実力不足や考え無しではなく「計算済み」で行っているんだろう。
 後半の変な巨大ロボ一騎打ちは、ちょっと『ウテナ』を思い出してしまった。

 「銀河美少年」なんて単語、普通は思い付いても使わないし、使おうとしても他のスタッフに止められそうなもの。
笑われるんじゃなくて、客を笑わせる、自分達の世界に引き込んで遊ばせるのが狙いで、わざわざ変な言葉や動作・画面が作られている。
 奇天烈すぎ、視聴者にとって身近であったり感情移入できたりはしないけど、何が始まるんだろう、これからどうなるんだろう、という興味は湧く。

 作画は良好、演出的ハッタリも強く効いている。
 今期の目玉になる…のかな?期待を込めて視聴継続。



『バクマン。』01.「夢と現実」

 原作既読。
 NHKでアニメ化なのか…夢に向かい頑張る若者達の物語であり、実にNHK好みと言えばその通り。
あんまりダークな所も無いし。

 イキナリ始まる、まんま『ラッキーマン』OPな劇中アニメが、懐かしくて凄い。
 これは、原作漫画での絵に準拠しているのは当然として、『バクマン』原作者の大場つぐみが実は『ラッキーマン』のガモウひろしである、とする説に乗っ取ってもいるのだろう。
真実はどうなのか…大場つぐみ自身が そう疑われることを楽しんでいる様子なので、なかなか判然としない。

 『バクマン』劇中、現実の若い漫画家志望者が多く関わっている(と思う)「コミックマーケット」及び「同人誌活動」について、ほとんど触れられていないのは不思議。
ここで能力を磨いたり、編集者からスカウトを受けたり、という事、珍しくなかろうに。
 この作品は、今風な所もありつつ、割合と一昔前の漫画の構成形態を取っており、そこにコミケは上手く馴染まないのか。
原作者二人に同人経験が薄いからか。
コミケ・同人誌のシステムは一般人にとってまだマイナーであり、ここを舞台にしても「壁際が取れた」「一日で数千部を売り上げた」という事が「勝利」だというのは、「ジャンプのアンケートで上位獲得」「アニメ化」と比べると分かり辛く(説明が面倒で)、成果が見込めないと判断したのかな。

 第一話の内容は、かなり記憶がオボロだけど原作に沿っていると思え、頑張った作画のお陰もあって、悪くない。
 基本的に、主人公達が頑張れば頑張っただけ認められていく、元気が出る物語なので、漫画家志望者も そうでない人も見て楽しいんじゃなかろうか。
 …ちょっと上手く行きすぎていて、リアリティー面では(漫画構成的にも)疑問な箇所があるけど…「平凡な少年がスポーツ界でグイグイ成長して『凄いヤツ』に」とか「冴えない男の子がある日突然モテモテに」というのと同じように捉えるべきか。
まあ、漫画界では、才能さえズバ抜けてあれば、どんな無理無茶でも通ってしまう所が無くはないからなあ。


2010年10月4日 月曜日

『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-』01.「赤い衝撃」

 メカ作画がエラく頑張っていると思えば、大張 正己監督作品。
乳揺れサービス含み、女の子も見目麗しく描いており、バランスが取れているというか。
 ゲーム未プレイであり、前シリーズも最初ぐらいしか見ていないため、話に付いていけない。
ここからでも真面目に見れば、そんなに入り組んだ難しい内容ではなく、理解可能なのだろう、と思いつつ、最近そういう気力に欠けているため、まあコレはファン向けのアニメなのだ、と一人納得することにして、視聴はここまで。


2010年10月3日 日曜日

『けいおん!!』番外編(26話).「訪問!」

 物語の流れとしての最終回を終えて、その後に番外編が付く、京都アニメーションお馴染みの…他の会社でもあったっけ?…シリーズ形式。
 卒業エピソードを見た後では、今更 普通に学園生活を描かれても違和感があるはず、と思ったけど、意外にも全く無い。
前回も今回も、「これが最終回」だとしたって不足のない、結構胸に染みるものであったろう。

 この作品で描かれる学園生活は、穏やかで、驚くぐらい心地良く、イヤな所が見当たらない。
しかし、部としての楽器練習シーンを意図してほとんど「見せない」のと同じく、人間関係のマイナス部分は、飛ばしているのか、と感じられる事も。
 ずーーっと後になって思い出す、ある時の記憶は、こんな感じかなあ。
五年、十年、いや、もっと後?
 イヤな所が飛んで、楽しかった所だけを抽出できるようになる。
 それを、説得力のないウソと感じさせないのは、欠損を理解しつつ飛ばす丁寧な脚本と、恐ろしく高品質な演出・作画があるから。
これで完全な形なのだと、錯覚させられてしまう。

 卒業後、4人が同じ学校への進路を選んだのは、個人的に残念。
厳然とした終わりが来るから、輝きもあるのだと思うため。
 女子大生になっても彼女達の空気・世界は維持され、合コンしたりカレシが出来たり別れたのくっ付いたのいうような「汚い」人間関係は、生まれ得ないんだろうな。
来年には、梓も、もしかして憂も、後を追って同じ大学へ進学してきそう。
 それを、まだ夢の時間が続くと感じて嬉しく思うか、そろそろ自由にさせて上げても…と思うかは、見る側の勝手な判断であり、作品内容とは関係のない話。

 二期は、ちょっと影が薄かった紬に多くスポットが当てられ、魅力的に感じる事が出来た。
その分、澪が少々弱くなっており、どうして劇中、彼女だけ他生徒から人気が高いのか不思議に思う事も。
いや、メンバー全員可愛いと思うので。
 チラッとしか出ていないオカルト研の二人をヒロインにしてさえ、『おかるとけん!』とかいう企画を立ち上げられそうに感じるほど、みんな可愛い。
 連載も終了したようだし、第三期…とはなりそうにないのが残念。
と思えば、劇場版制作なのか!
 女子大生としての日常とか、学園祭でのライブを描く?
いや、卒業エピソードの後で、時間を戻した話をやってもさして違和感がなかったのだから、描かれなかった高校生活を改めて見せても。
 誰かが記憶喪失になったり、世界征服を狙う悪の存在と音楽で戦ってみたり、唯が消失してみたりといった現実離れしたイベントは、映画とはいえ期待されていないと思え、構成は考えどころ。
 まあ、このスタッフであれば、何を語ろうとクオリティーに不足を感じさせられるハズもないか。


2010年10月2日 土曜日

『大魔神カノン』最終26話.「果音」

 かなり初期に挫けてしまい、その後は余り真面目に見ていなかったり、丸ごと一話見ずに飛ばしたり、といった鑑賞態度であるため、ストーリーについて深くは語れず。
 しかし…どうだろうこれ、面白かったんだろうか?
 最終話、ようやく復活したブジンサマだが、歌が契機になるのは最初から示されていた事だからともかく、ついでのように聴かされただけだし、期待された巨大バトルも僅かな時間で終わり、悪霊を取り込んで再び眠りにつく、とする事でスッキリした終わりにもしない。
これまでのエピソードが集約する最終話、では無かったと思う。
 今更だけど、物語のキーになる歌が、「神秘的な心に染みる歌」ではなく、「現代調でノリの良い歌」でもない中途半端なモノであったのが惜しまれる。
いっそ『マクロス』ぐらい弾けてくれれば、それだけで強引に感動を演出できたかも知れないのに。

 CGなど、画面効果は(地味ながら)頑張った作品。
 最終話、何気なく顔を出すオダギリジョーに驚く。
プロデューサーと『クウガ』からの縁か…豪華だなあ。
 恐ろしく間延びした部分を切り落とし、せめて半分の時間でまとめてくれれば、もっと見易い作品になったろう。
誰に・何を・どのような形にして届けたいのか、作り始めるに当たっての絞り込みが酷く弱く、漫然と「イイ話」っぽいものを語っていれば受け入れられるはず、と考えているような甘えさえ感じられた。
 せっかくの予算や技術を無駄にしてしまったよう思え、とても残念。


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